--------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月28日(木) NO.670 金銭授受問題     明大野球部エ-スだった一場投手が受け取った金銭問題に、ちょっと考えさせられました。   1度足らずも2度、3度までです。しかも巨人の他に、横浜、阪神の他球団にまで及んでいたから   です。   別に、これからの野球生命を絶たれるかもしれない同投手を、これ以上鞭打つつもりはありませ   んが、常識的に考えてどうでしょう。本人が望んでしたことではなく、断っても執拗にそのようなこと   が繰り返されたものと思われます。またこの一場投手だけに今回スポットが当てられていますが、   球界では氷山の一角で、今までに何度となく繰り返されてきたことでしょう。今なぜ、自分だけがと   思っているかもしれません。   でも複数の球団から金銭をもらっていたのでは、少し言い訳ができないのではないでしょうか。   ある程度の意中球団はあったものと思われます。通常の感覚ではいくら執拗な攻撃があっても、   その授受は特定の球団に留まるのではないでしょうか。あまりにも本人にその自覚がなく、金銭に   もル-ズで節操がないように思えます。   こうした問題も含め、プロ野球は今、まさに改革しなければならない時です。ある特定の球団だけ   に利益が独占されるような体質は改め、全ての球団が共存共栄できるものにしていかなければ   なりません。ドラフトもこのような金銭体質なものに左右されるものではなく、公平に戦力均等を   図っていくべきです。また足並み揃えて、その方向を向いていかなければ、魅力的な明日のプロ野   球はないのではないでしょうか。   明日は頭の体操で知られる、千葉大の多湖輝教授の持つ、軽井沢の別荘工事の引き合いを頂き   モノレ-ル制御で、1日出張に出掛けます。また30日から来月7日までは、小田原の国立印刷局   切替工事で出張します。しばらくの間、このカキコミも休ませて頂きますので、よろしくお願い致しま   す。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月27日(水) NO.669 新潟県中越地震その3     地震で脱線した上越新幹線は乗客にも被害がなく、本当によかったと思います。でもとてもラッ   キ-だったみたいですね。本来なら転覆してもおかしくありませんが、良い条件が重なったみたい   です。   1つは現場がカ-ブではなく直線だったこと。それから東海道新幹線と違って、線路の下に敷き詰   めているのが砕石ではなくコンクリ-トであること。また雪落とし用の溝にちょうど車体がはまった   ことも幸いしたようです。このどれを欠いても転覆を免れなかったと言われています。   また当時、時速200kmぐらいだったと言われますから、カ-ブだったら転覆どころか、高架橋から   下に車体が落ちたことも考えられたそうです。   思わずぎょっとしますね。不幸中の幸いだったと言えます。同様の地震がもし東海道新幹線だった   ら、まず転覆は間違いないそうです。新幹線の安全神話などと言われていますが、そうしてみると   ずいぶん怖い話です。まずは大惨事を免れたことに感謝しなければなりません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月26日(火) NO.668 新潟県中越地震その2     地震の被害は想像していたよりひどいですね。本当にお気の毒だと思っています。   テレビのニュ-スを見ていたら、小さなス-パ-に食べるものを求めて、人々が並んでいるのが映   りました。ス-パ-はこの時ですから、人々の足下を見ることなく、商売などそっちのけで、原価で   品物を分けていました。   このお店をやっているらしきおばさんが、こう言っていました。「皆さんの喜ぶ顔を見ていたら、商売   などと言っていられません。」「それに皆さんから言って頂くありがとう、という言葉をこんなに嬉しく   感じたことが ありません」と。とても素敵な言葉ですね。思わず、こみ上げてくるものがありました。   困っているときはお互い様。ささやかでも私達にできる支援をしてあげたいと思っています。   --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月25日(月) NO.667 新潟県中越地震     新潟が大きな地震に直撃されてしまいました。あちこちの道路は寸断され、家屋は土砂の崩落   により潰され、不落と言われた新幹線までが脱線するという、大変な被害に見舞われてしまいまし   た。今なお、小千谷市などは停電で不安な時を過ごしているそうです。心よりお見舞い申し上げま   す。   土曜日の晩、中小企業家同友会創立30周年記念集会が静岡で開かれ、集会終了後帰りの電車   の中でこのことを知りました。ちょうど1週間前の金・土曜日と、この新潟を訪れてきたばかりです   ので、ニュ-スは自分にとっても衝撃的でした。昨夜、新潟市に住む友人の安否が気になり、電話   を入れてみたところ、新潟市内はそれほどでもなく、小千谷・長岡方面がひどいとのことです。   この小千谷にも高校時代の同級生が住んでいます。メ-ル等で本人より大被害とのことを伝え聞   きますので、ほっとしたとも言っておられず、その被害が心配されるところです   先の水害といい、新潟は踏んだり蹴ったりで、本当にお気の毒な話です。確か先日訪れた時、翌   日県知事選で最後の選挙戦を展開していましたので、ここで新潟は新しい知事に替わったはずで   す。就任早々で予想もしない大問題が降りかかり、パニックになっているかもしれませんが、その   手腕の見せ所です。被災者にいち早い救援と、温かい支援を是非お願いしたいものです。   それから1日も早く普通の生活に戻ることのできる、早期の復興を祈念します。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月22日(金) NO.666 困ったときはお互い様     6が3つ並び、数えて666回を迎えました。開始してからほぼ3年近く、我ながらよく続いている   ものだと思っています。拙文でもこのように「継続することに意義あり」と一生懸命、自分自身を鞭   打ちながら励ましております。   さて、またもや台風23号が日本列島を縦断し、各地で大変な被害をもたらしました。もう上陸新記   録とか、季節外れなどと言っていられないほど、日本列島がこの時期その通り道になっているよう   です。そんな中、多くの犠牲者を出してしまった今度の台風ですが、救出された嬉しい出来事も   あります。   舞鶴で濁水につかった観光バスの屋根の上で一夜を明かし、朝になってから自衛隊のヘリコプタ   -で全員救助された話題です。濁水で立ち往生した後、みるみるうちにバスの座席まで水浸しに   なり、ハンマ-で窓ガラスを割って屋根に避難したそうです。そして電話連絡を受け、救助隊が駆   けつけたが、押し寄せる濁流で手間取っているうち、この乗客の人達は腰まで水につかったと言わ   れています。この乗客は60歳過ぎから87歳ぐらいまでとのことで、その団体名からすると年金受   給者友の会のようなものでしょう。さぞ不安で心細かったと思います。でもそうした時、皆で「上を向   いて歩こう」の歌を口ずさむなどして励まし合ったと言われています。   さすが、この年代の方は逞しいですね。また困ったときはお互い様の意識で生きて来られた方々   です。きっと冷静沈着に皆で力を合わせ、対処していたものと思われます。本当に無事救出されて   良かったと思っています。それにしても、また台風24号がこちらに向かう素振りを見せているよう   です。私達が得た快適な生活との引き替えに生じた、この地球温暖化現象にもっと一人ひとりが   真剣に向き合っていかなければいけない必要を強く感じています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月21日(木) NO.665 ユニ-クな取り組みその1     オレオレ詐欺が続発し、夜間のタクシ-やコンビニ強盗の被害があちこちで聞かれます。   本当に物騒な世の中になったものです。   テレビでちょっと観たのですが、このコンビニ強盗対策としてユニ-クな取り組みを始めた地域が   あります。それは夜間から深夜にかけて、客待ちのタクシ-がコンビニの駐車場をその場所として   いるのです。こうすれば、待機している運転手は常に店内を見張っていられます。そして何か店内   で不審な動きがあった時には、積んでいるタクシ-の無線ですぐ連絡することができます。   また一方、タクシ-側も誰に遠慮することなく、堂々と客待ちの待機場所にできるのです。   ちょっと視点をずらして考えてみれば、このように面白いアイディアがいっぱいあるはずです。   それには当たり前のことをただ当たり前に捉えるのではなく、右脳をもう少し駆使し、元々持ち合わ   せている素晴らしい感性を引き出すことが大切と考えます。   折角、親から授かったこの頭ですから、何も使わないで腐らせてしまうのではなく、もう少し活用し   なければなりません。何しろ、人間の頭が持っている能力の、ほんの数パ-セントしか使っていな   いと言われていますから。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月20日(水) NO.664 プロ野球のこれから     楽天かライブドアか、来月初めの結論が待ち遠しい、プロ野球の新規参入問題です。   そんな中、ダイエ-の産業再生機構支援に伴い、今度はソフトバンクの孫社長がその買収に名乗   りをあげました。パリ-グとしてはとても面白い展開になってきたのではないでしょうか。   堤さんの率いる西武だって、この先予断は許しません。従って新合併球団だけを対象とするので    はなく、既存球団の運命すら危ういのですから、楽天かライブドアの1つに絞ることはありません。   折角、手を挙げてくれた両者ですから、むざむざ、そのどちらかを潰すことはないと思います。   また札幌に移った日本ハムなどの、今シ-ズンに賭ける取り組みを眺めていると、選手ぐるみで    かなり意欲的なものが見られます。新たな大きいファン層獲得に真剣に歩み始めたのではないで   しょうか。こうした新しいチャレンジが見られる中、その機構の中枢にいる人達だけが旧態依然と   したものでは済まされません。極端に言えば、IT球団リ-グになってもよいくらいの心構えでなけ   れば、前に進み出すことができません。   また、視点が違うのですが、選手の年俸についてもかなり見直してもよいのではないでしょうか。   今シ-ズン、セリ-グの首位打者になった広島の赤ゴジラこと、嶋選手は年俸700万円と聞きま   す。本人のたゆまない努力がもたらしたものでしょうが、そこには生き残りできるかどうかの危機感   やハングリ-な気持ちが存在していたものと思われます。そうしてみると、決して高年俸ばかりが   面白いプロ野球に繋がるとも限りません。今まさに、原点に帰っていろいろと見直さなければなら   ない時ではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月19日(火) NO.663 社長の仕事     社長の仕事は下記の3つであると、あるコラムに載っていました。   ●葬儀に出ること   ●社員に給料を支払うこと   ●担保を提供すること   他に誰もできないことが社長の仕事だと、指摘しています。この中で葬儀に出ることという指摘が   面白いところです。それもただ出るのではなく、悲しみの当事者にとって、一番こちらの気持ちを伝   えることができる方法を教えてくれていました。お通夜でも告別式でも、会葬者がまだ来るはずの   ない時間に駆けつけることです。それにより、こちらの弔意はしっかり伝えることができる上、相手   方にとってもしっかりと胸に刻まれるものと指摘していました。   このところ、どういうわけか私の周辺でも不幸が相次ぎ、その機会が増えています。指摘されるよ   うに会葬するからには、相手方の気持ちも考えた、しっかりとした弔意を伝えなければと考えさせら   れました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月18日(月) NO.662 迷惑電話     会社に掛かってくる迷惑電話が本当に多いですね。   幸いに弊社では、窓口を一切引き受けている安中嬢のお陰で、私がほとんどこの種の電話に直   接出なくて済んでいます。しかしそのやりとりを端で聞いていると、ずいぶんと失礼なものがあるみ   たいです。   まず私に掛かってくるこの種のパタ-ンとしては、ほとんど会社名を名乗らず、さも個人的な友人   を感じさせるものが多いみたいです。応対するこちら側としては、まず相手に失礼のないように努   めています。ですからその種の電話だと判っても、決して失礼のないよう丁重に取り次ぎを辞退し   ているはずです。そんなことにお構いなしに、自分達が勝手に掛けてきているにもかかわらず、   不在だと知ると急に言葉遣いが悪くなったり、ひどいのになるといきなり電話を切ってしまうものも   あります。うちの受付嬢、こんな時でも決して口に出したりはしませんが、さぞかし口惜しい思いを   しているはずです。何しろ横で聞いていても、直接でない私まで腹が立つくらいですから。   このように現代はあまりにも身勝手な振る舞いが多く見られます。新潟で仕込んできた話ですが、   この”振る舞い”とは他人のお手本となる行為を真似ることだと言っていました。そして今の時代、   私達親を含めて、あまりにもこの振りをする見本が少ないように思えます。   昔から人に迷惑を掛けない、そして困った人がいたらお互い助け合うというのが、日本人の美徳   として、皆が心がけていたことではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月14日(木) NO.661 原因と結果     毎週1回送って頂いているメルマガに、下記の興味ある内容が記されていましたので紹介します   筆者が富山県の利賀村を訪れた時の話です。この村で毎年、植林が行われているそうですが、   最近では面白いことに、漁業協同組合の人達も一緒に植林をするそうです。この理由に興味をひ   かれました。下記の通りです。   「漁業と林業は密接な関係がありましてね。昔はそれが分からなかったんですね。」   どんな関係があるのですかと問うと   「山に木が減ってくると海で魚が獲れなくなることが分かったんですよ。海に流れ入る水も元は川   の源流から流れていますよね。それは岩からしみ出たり、地下から湧き出した水が源になっていま   すね。それらの湧き水が、やがて流れながら合体して細い川になります。その周辺に茂っている木   の葉が落ちて、それが水に運ばれながら腐り、小さな小さな目にも見えないくらいの虫のえさにな   ります。その虫が小魚の餌になるミジンコのような生き物の餌になるんですね。」   「物事には全て川上があって川下があります。原因があって結果がありますよね。原因の無い結   果はありませんね。やがてミジンコのような小さな生き物が、小魚の餌になるんですね。その小魚   が中くらいの魚の餌になります。川は幅を広げて大きくなり、いろいろな生き物が生息することにな   ります。それらの魚の餌は、運ばれる内に成長してくる小魚なのですね。川下の川幅の広いところ   で生息する我々が食べる魚の餌も、じつはこんな長い長い川の旅をしてきた自然の環境の循環に   よって成立っているんですね。ところが山に木がなくなってくると、餌が無くなって小さな小さな虫が   育ちません。だから、木を植えて落ち葉がしっかりと落ちて腐って虫の餌が豊富になるようにと、   漁業協同組合の人達も一緒になって植樹祭をするんです。世の中の循環て凄いですよね」   とても面白い話です。ただ目先の利益を追いかけるのではなく、これからの自然界において、私達   人間の目指すべき方向のようにも思えます。近年、この自然の循環を無視しているようにも見えま   す。また永年、この自然の摂理を無視し続けたツケが、台風の乱発など自然の不順や異常気象に   繋がっているのではないでしょうか。   明日から2日間、新潟に出張のため休ませて頂きます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月13日(水) NO.660 人の話を聞くこと     「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」と言われているくらい、聞くことはとても大切なことです。   標記と意味合いは少し異なりますが、相手に語り掛けるより、相手の話を聞くことの大切さを実感   しました。   先日、ある代表の方が会社を訪れました。とても素晴らしい取り組みで、毎年子ども達を無料で   一流のコンサ-トに招待されているとのことで、その協力要請があったのです。   趣旨は大賛成で、私も直ちにその協力に異議を唱えることはなく、二つ返事で自分にできることな   らと引き受けました。   ただ、1つ気になったのが、この方熱心に説明する余り、ほとんど相手方の言葉を入れないのです   頃合いを見ながら、やっと間に言葉を挟んでも、すぐまた自分の方に取ってしまうのです。   決して悪気があるわけではないことはこちらにも解ります。たぶん、自分の主張を十分相手方に   伝えたい熱意が強いのだと思います。   ここで、自分の胸にも手を当てて考えてみました。果たして自分はどうだろうかと。自分が相手に伝   えたいがために同じことをしているのではないかと。答はYESです。まさに自分を鏡に写している   のではないかと思いました。   このように反対の立場に直面しないと、なかなか気がつかないものです。一方的に語り掛けられて   いると、相手方には話したくても話せないストレスが生じてきます。私のようにお喋りの人間には   尚更のことです。営業成績の良い優秀なセ-ルスマンには、比較的無口の人が多いと聞きます。   それは相手の望んでいることを引きだそうとしているからではないかと考えました。   気がついたら直ちに実践です。このように聞くことは話す以上に学ぶことが多くあるのではないで   しょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月12日(火) NO.659 台風の余波?     一昨日から、このインタ-ネットとメ-ルが全く繋がらなくなってしまいました。台風の影響かなと   思ったのですが、どうやらそうでもないようです。今朝、プロバイダ-の会社が営業開始するのを待   って、その旨伝え調べてもらったら、ホストサ-バ-には一切問題ないとのことでした。   その際、アドバイスを頂いたのですが、(弊社の場合フレッツADSL)ADSLのモデムの電源と、   ネットワ-クを司っているル-タ-の電源を一度OFFしてから5分ほど経ち、再接続してみて下さ   いとのことでした。その通り、やってみたら見事復旧したのです。何度か、同様なことをそれ以前に   も試みたのですが、結果はうまくいきませんでした。やはり、電源を落としてから再接続までに少し   時間を置かなければいけないのですね。   さて、皆様のところでは台風はいかがだったでしょうか。私どもはちょうど工事で、秦野のお客様の   会社で仕事中でした。ひさしぶりの関東・東海地方直撃の台風ということでしたが、やはり工場が   大きいせいか、仕事中は一切それを感じさせませんでした。しかし、夕方仕事が終わってから外に   出ると、木の葉っぱや残がいはあちこちに散らばっているし、道路にも倒れている木や枝を見掛け   ました。そして会社に車で戻るにも、あちこちの道路が通行止めで寸断されています。東名はダメ   箱根はダメと帰りのル-トが心細くなる中、唯一残されていた国道246号で無事何とか戻ることが   できました。地元、沼津では狩野川が警戒水位を超えたり、一部床上浸水の地域があったりで   あちこちその被害があったと聞きます。   社に戻っても風が強かった為か、一部窓硝子の網戸が飛んだり、どこからか飛んできたトレ-など   が当たったのでしょう、窓硝子が破損したりしている所もありました。思いのほか、このように身近   なところまで影響があった台風でした。そんな中、胸を撫で下ろしたのは、会社の北側のALCに   上下に取り付けられている雨どいです。築13年以上になるためか、壁面のALCに固定されてい   る金具が緩み浮いているのを見つけ、ほんの2,3日前に直したばかりです。あの勢いの台風に   直撃されたら、あのままでしたら北側の3,4本ある雨どいは全てなくなってしまい、きっと手痛い目   に遭っていたはずです。やはり「備えあれば憂いなし」ですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月 8日(金) NO.658 落合監督     台風がまた向かって来るようで、週末の明日からはまたお天気が崩れるようです。困った事です   私達も明日から3日間、お客様の電源切替工事があり、出張を予定しているのですが、ひどいお   天気にならないことを祈っています。   さて今日はセリ-グで優勝した、中日の落合監督について触れたいと思います。   オレ流とか、いろいろ言われているこの落合さんですが、以前にも触れました通り、かなり気配りに   富んだ方のようです。ピッチャ-交代の時も必ず自分がマウンドに行って、その旨告げてから交代   しています。こうすれば、代えられる投手にしてもそこに意志疎通があるというものです。   インタビュ-でも言っていましたが、投手交代の時って一番スタンドからヤジを飛ばされる時でもあ   るそうです。そんなときに自分でなく、コ-チをむざむざ曝(さら)すような真似は忍びないとも言わ   れていました。   またいろいろな面で、選手の立場になって考えている人です。今シ-ズン、1軍の試合で50人以   上の選手を使いました。もちろん、その中には1軍の試合はプロに入って初めてという選手も何人   かいました。この一生懸命やっている選手に少しでもチャンスをという想いは、その結果に表れて   いるような気がします。こうしてみると、その考えなどに表れている通り、今までにない監督像を描   き出しているように思えます。気楽に選手に話し掛けられる兄貴分的なところと、結果が全てという   プロ意識を育むところの使い分けがうまいような気がします。   でも自分の言動にはあまり起こってしまった結果にはこだわらず、特に選手の悪口や愚痴をこぼ   すことがありません。現役時代、悪太郎とか呼ばれていた、どこかの監督に聞かせたくなる話です   やはりなるべくしてなったような、中日の優勝とも言えるかもしれません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月 7日(木) NO.657 魅惑のピアノデュオ     火曜日の晩、妻と一緒にコンサ-トに出掛けました。これは友人の弁護士が主催する音楽会で   ウィ-ンから来たクトロヴァッツ兄弟による、ピアノデュオコンサ-トです。   市内文化センタ-で開催され、正直言ってピアノデュオもよく解らなかった私ですから、最初のクラ   シック2曲は少し眠気に誘われるほどでした。でも3曲目のガ-シュインのラプソディ-インブル-   はお馴染みの曲でもあったことから、どんどんその演奏の素晴らしさに吸い込まれていきました。   さすが兄弟ですね。息もぴったり、デュオの見せ場でもある、二人の演奏への入り方とかコンビネ   -ションはこれ以上のものがないくらい、素人の私でも賞賛できる、素晴らしいものでした。   あとから聞いたのですが、この兄弟は世界でも最高峰のピアノデュオと呼ばれているとのことです   そう言われてみれば、なるほどとうなづけるものでしたが、とにかく優しい曲など特にそうですが、   まさに演奏に引き寄せられるとか、吸い込まれるといった表現がぴったりのものです。   お金の話をしては変ですが、聞くと前日に演奏した東京のサントリ-ホ-ルはS席で5000円だっ   たそうです。それが沼津は全席自由席と言えども、一律3000円でした。   この格安さにもかかわらず、何回も何回もアンコ-ルに応えていた、二人はさすがでした。お陰で   十分すぎるほどの満足感と充実感を持って会場をあとにすることができました。やはりたまには   こうした”ホンモノ”に触れなければいけませんね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月 6日(水) NO.656 素敵な奥様     イチロ-選手の奥様である、弓子さんのコメントがとても素敵ですね。   ただただうれしく感激しています。メジャーでプレーできるという思いがかなった時、鏡の前でマリナ   ーズの帽子をかぶってみては子どものように喜んでいた笑顔が今でも心に残っています。   あれから4年。あの時かぶって見せてくれたマリナーズの帽子を、メジャーの偉大な記録を塗り替   えるという瞬間に、大勢のファンの方たちの喝采(かっさい)に応えて高々と掲げる日が来るなんて   その感激は言い尽くせません。この4年間、決して平坦な道のりではありませんでしたが、私自身   主人のひたむきな姿に支えられてきました。感謝の気持ちでいっぱいです。そして、なにより、応援   してくださったファンの皆様、支えてくださったすべての方々に心より感謝致します。   本当にありがとうございました。   さすがに姉さん女房でもあり、イチロ-選手が全面的に頼りにしている奥様だけのことはあります   また飼っている愛犬が二人の名前を一字ずつ取り、一弓と名付けられているだけあり、二人の仲   睦まじいところが偲ばれます。やはり大記録の陰には、こうした私達の気付かない内助の功が大   きいことを知らされた、素敵なコメントでした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月 5日(火) NO.655 オリンピックの教訓     日本選手の大活躍で、多くの感動を与えてくれたオリンピックが閉幕してから1ヶ月余りが過ぎ   ました。過日、そのオリンピックの教訓として以下のような論説が載っていました。   アテネオリンピックで日本選手が、これまで最も多い数のメダルをとるという活躍を見せ、日本中が   燃えたが、思い出としてしまうことなく、日本の元気を奮い立たせる歴史の1コマとして、生き生きと   した体験として覚えておきたいものである。   活躍したどの選手からも共通に感じ取れるのは、鍛える人たち-監督、コ-チ等が”厳しさ”と   ”優しさ”の両方を持っている点だ。この厳しさと優しさは、まさに教育の中でも欠いてはならない   2つの要件である。個性尊重は優しさの行き過ぎたもの、受験地獄は厳しさの生んだもの、この教   育のねじれは子どもの非行を生んだ。厳しくと優しくのそれぞれが難しいのではなく、2つをどう組   み合わせて教えるかが難しく、それに先生は悩んでいる。他人を傷つけるなと言うときにも、人権   尊重の気持ちの滲み出た先生が言った方が、ただ厳しく言う先生より迫力を持つのだ。ある教科   目についての知識が豊富であること以上に重要な先生の資質だ。そうであるだけに、先生の性格   からくる個人差もでるのが難しいところだ。   これを読んで感じたのが、現代の傾向として知識ばかりを詰め込むのが先行し、そこに心を忘れ   てきているのではないかということです。いわゆる、頭でっかちなタイプです。人が物事に感動する   のは優れたテクニックではなく、そこに強烈な主張や願いを持つ心があるからではないでしょうか。   それゆえ、ただテクニックに走るのではなく、人間として共鳴できる温かい心をベ-スに、共に育も   うとした姿勢に、お互いの信頼や尊敬が生まれるのではないかと考えます。まさにこれは中小企   業家同友会の言わんとしている”共育”の精神ではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月 4日(月) NO.654 ちっちゃな大選手     今日の話題は何と言っても、日本中いやアメリカ中の視線を集めたイチロ-選手でしょう。   見事な年間最多安打記録です。今朝の最終戦でも2本打ちましたから、ト-タルで262本です。   信じられないような、とてつもない記録です。   この最多安打にあと1本と、王手が掛かった土曜日の試合は、ラッキ-なことにテレビで観ること   ができました。タイ記録に並んだ時、そして新記録達成の瞬間、私は感動して熱いものがこみ上げ   てきました。自分でも恐らく今までになかった経験です。球場中の観客、またベンチにいる全ての   選手が、そして守備位置についている相手方の選手まで、その偉業達成に惜しみない拍手を送っ   ていたからです。そこにはアメリカ人でない日本人だとかといった差別は一切なく、84年もの長い   間破られなかった偉大な記録をものの見事に更新した、1人の素晴らしい野球選手に対し、ただた   だ野球を愛する人達からの絶大な賞賛だったと思います。素晴らしい光景でした。   なぜか、この日の1打席目に成し遂げるような気がしていました。従って1打席目から絶対見逃し   たくない思いでした。案の定、あっさりと2打席で更新してしまいました。でも本人に掛かっていた、   プレッシャ-は並大抵なものでなかったはずです。それを外見的には少しも見せないところが、こ   の人の凄いところです。「プロとして勝つだけが目的でない。それが自分自身のやってきたことを通   して確証した」こう言い放ったイチロ-選手の足跡の偉大さを改めて知らされました。   この偉業を通して、全ての子ども達にまた大きな夢を与えてくれたのではないでしょうか。ちっぽけ   な選手でも努力すればこんなに凄いことを成し遂げられると。小さな大選手にいろいろな意味で   感謝しています。そしてこうした大記録達成の場面に遭遇できたこと、またそこから頂いた大きな   感動に幸せを感じています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年10月 1日(金) NO.653 沼津市PTA一斉ゴミ収集奉仕作業     いよいよ今日から10月に入りました。10月は神無月と言って、地方にいる神様が出雲に一斉   に集まるから、神のいなくなる月とも呼ばれています。余談ですが、従ってこの時期、出雲でお参り   すれば普段より御利益が少しはあるのではないでしょうか。   なぜか、今週は1日の休みもなく、夜の会合が入っています。PTA関係が3件、そして同友会が2   件です。そんな中、水曜日に市の小中PTA会長会議があり、その席で市のPTA一斉ゴミ拾い作業   が正式に決定しました。この呼び掛けをしたのは、まとめ役である私ですが、各単位PTA事業との   兼ね合いで、正直、なかなか実施が困難だと思っていました。   しかし、41校の半数以上もの学校が、今年度から何とか前向きに取り組みたいというアンケ-ト   結果や、ほとんどの学校がその趣旨には賛成して頂いたことから、この実施に踏み切ることができ   ました。本当にその気持ちが有り難く感じられました。少しでも親の規範的な後ろ姿を見せよう、   また子どもと一緒に作業することで、ゴミを拾う人には捨てる人なしと言われていることから、ゴミを   平気で捨てない人間に育ってもらいたい、そしてそのことが私達が住む、この地域が少しでも綺麗   になることに繋がることができたらという、趣旨や願いです。   事前に行政とも相談し、特別回収も可能としています。ただ、初年度ゆえに各単位PTAの都合で   同じ日に一斉にというわけにはなかなかいきません。それでもいいと思っています。いつかは誰か   が始めなければ、いつまで経っても実施できません。行動に移していくということが大切だと考えて   います。それに無理なところからこうした事業を立ち上げると、なかなか継続が難しいものだと思い   ます。1回や2回実施することより、何よりも継続していくことに意味があるものです。   そして何年か先、市内で一斉に親子がこうした奉仕作業を通して、その役割をしっかり考えていく   PTA事業として定着していくことを願っています。 --------------------------------------------------------------------------------