--------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月30日(火) NO.416 原監督の辞任     残念ながら巨人軍、原監督が今シ-ズン限りでユニフォ-ムを脱いでしまいました。   若大将監督と呼ばれ、まだ45歳、たった2年での辞任です。しかも昨年は就任1年目にして日本   一に輝き、その手腕を高く評価されていただけに、予想外の辞任は惜しい気がします。   表向き辞任ということになっていますが、以前からフロントとの問題を抱えていたことから、やる気   が失せたと聞きます。ですから結果的には恐らく解任に近いものではないかと思います。いくら今   シ-ズンの成績がBクラス濃厚となり、不本意な結果に終わることになったとしても、これは衆目の   一致する通り、監督一人の責任ではありません。今回の出来事の裏には、やはりあの人の存在   が見え隠れします。ご存知、ワンマンオ-ナ-のT・W氏です。   優勝した阪神・星野監督がこれについて「若い芽をつんで、どうするんや。2年でどうやって結果を   出せと言うんや。今年これで山田、伊原、石毛に続き4人が2年で辞めている。そんな甘い世界じ   ゃないことを、背広組もよく勉強して欲しい」と言っている通りです。   後任監督にはかつて悪太郎の異名をとった堀内監督です。辞任後にとったアンケ-トでも原監督   に辞めないでもらいたいという人が60%を超えるほどの結果です。どうやってこの難局を切り開く   のでしょうか。私は個人的には新監督に明るいイメ-ジを全く感じないだけに、球団にとってはマイ   ナスのような気がするのですが...でも人気にあぐらをかいているナベツネさんを、一度ギャフン   とさせることも面白いですね。ファンあってのプロ野球をよく知ってもらわなければなりません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月29日(月) NO.415 「高杉晋作と奇兵隊」公演を観て     先週末、劇団はぐるま座による「高杉晋作と奇兵隊」のお芝居を観に行ってまいりました。   さすがナマの演劇ですね。役者の額に流れる汗やしずく、凄まじいほどの熱気、また歯切れよく、   通る大きな声、どれもやはりホンモノに触れたから味わえるものです。特には役者の輝いている目   がとても印象的でした。   当日の文化センタ-小ホ-ルの入りは今一つでしたが、協力をお願いしたPTA関係者の方々も   あちこちに見かけ、嬉しく思いました。ただ、ほとんどの市内中学は当日文化祭、翌日体育祭の予   定があり、生徒達にとっては都合のよくない日程となってしまったのが残念です。   内容はその熱演のお陰でとても素晴らしく、もっと多くの方々に見せたかったと思ったほどです。   今回の演劇のように江戸末期と言えども、歴史ものとなると時代背景を知らせるのは、なかなか難   しいものと思われますが、比較的解りやすく劇中で教えていたような気がします。   「軽挙妄動は慎まなければならぬ。必ずやってくる立つべき時に立たなければならない」   奇兵隊を指揮統率し、わずか80人足らずで功山寺で決起し、数千もの敵に戦いを挑んだ歴史的   事実を知らされ、高杉晋作という人物にも改めて考えさせられました。   折しも閉塞状態という点では同じ今の時代、訪れるであろう新しい時代の予知やそれに敢然と立   ち向かう勇気、そしてこういった人物の出現の可能性等々です。   7月に始まった相談会から4回ほどこの上演実行委員会に参加したことから、終演後高杉晋作を   演じた入江さんという役者と語る機会がありました。   「自分達、はぐるま座は日本民族の生き方という芝居に、これからも拘っていきたい。昨今の日本   の有様、髪の毛を染めた若者達の気概のなさ、これでよいのかニッポンは」と話されていたとき、   不思議と今回、この劇団に惹かれた訳がよく解りました。道は違っても私と想いは少しも変わらな   かったからです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月26日(金) NO.414 新幹線品川駅開業     東海道新幹線品川駅が来月10月1日に開業します。当局としてのJR東海は永年、抱えていた   輸送上のネックが解消し、大幅な輸送力UPが図れるとして喜んでいます。   何しろ全収入の85%を占めるドル箱路線だけに、品川駅の開業で渋谷方面から新幹線へのアク   セスが便利になるため、新たな玄関口としての乗降客の大幅な増加を見込んでいるようです。   空に対抗したのぞみの大増発と、1時間に片道15本と安全上の限界とも言える運行を、今回の   ダイヤ改正で予定しているそうです。確かに近年、航空会社の割引攻勢により、そのシェアは拡大   されていて、それに対抗しなければいけません。でも果たしてそんなに大幅なダイヤ改正が必要な   のでしょうか。これは大不思議の一つでもある、新幹線の無事故神話という、自信に裏付けされた   ものと思われます。しかし所詮は人間のなせる業です。以前の居眠り運転のような、ウッカリがな   いとも言えません。自分達、静岡県に住むものが通過してしまう”のぞみ”に乗れないひがみから   だけではありません。もし新幹線が事故ったら、その被害は目を覆うものに違いないからです。   くれぐれも安全第一をお願いしたいところです。   「狭い日本、そんなに急いでどこへ行く」たまにはのんびりと鈍行で、気持ちにゆとりを持った旅を   してみたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月25日(木) NO.413 子どもの遊び王国in沼津     10月19日に沼津市少年自然の家広場・愛鷹多目的競技場などで”子どもの遊び王国in沼津”   が開催されます。様々な遊びを発見・創造し、親と子がともに体験しながら遊びの楽しさや大切さ   を見つめ直すというのが目的です。そして子どもの健全育成を願う、いろいろな団体の連携を図る   きっかけとしています。   今回で第5回目を迎えるとのことですが、とても有意義なイベントです。市青少年育成団体連絡協   議会が主催するもので、主には沼子連と呼ばれる、市子ども会育成連絡協議会が中心となり、様   々な他団体がこれに協力し設営しているものです。昨夜も事前では最後の詰めとなる、4回目の    実行委員会が開かれました。席上、もし当日の開催が危ぶまれるような天気になったとき、一般の   方々への伝達をどうしようかとの議題が出ました。参加者から沼津市で放送している、広報ぬまづ   を使ったらとの話が出たら、即「それはできません」との回答が行政側を代表している方からありま   した。できないとして挙げていたのが、捜索願が出ている人のお尋ねや選挙関連等しか今までに   使われていないからとのことです。   ちょっと変だなと思いましたから、私は即座にこう切り返しました。「このイベントを盛り上げていく為   にはどうしたらよいかというのがこの会議でしょう。今まで使ってないからではなく、だからこそ使っ   ていくという方向にすべきではないでしょうか。折角のイベントを行政がおざなりの支援でいては、   周囲の意図に反し盛り上がっていかないものです」   こう言ったら失礼かもしれませんが、役人の一番役人らしきところが垣間見えてしまいました。   過去の習慣に拘り、少しも改革しようとの想いがないことです。以前見てきた浜松のたこ祭のよう   に、市民と行政が一体となって力を合わせていかなければなかなか年々盛り上がっていくもので   はありません。このイベントの閉会メッセ-ジにこのような一節がありました。   子ども達の明るい声や目の輝きは、私達大人にとって大きな喜びであり、大きな励みとなります。   それを求めるのには私達大人が手を抜くことなく、精一杯努めることではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月24日(水) NO.412 コメ泥棒     昨日は秋分の日、お彼岸でした。暑さ寒さも彼岸までと、昔の人はよく言ったものです。   2,3日前から暑さも和らぐというよりは、めっきり涼しくなり、深まる秋の気配を感じ取れます。   この季節、米作りの農家にとっては収穫もそろそろ終わり、やれやれといったところだと思いますが   とんでもない話を耳にしました。この丹精込めて作り上げたお米を盗まれるという被害が各地で続   出しているそうです。私達製造業と違って、この農家の方々は1年間手塩にかけて作り上げていま   す。その間、害虫やいろいろな被害から守ろうとする対策は、想像がつかないほど大変なものと思   われます。それを一夜にして無くしてしまったら、どんなにか悲しみやショックが大きいことでしょう。   まだ台風とか自然の被害だったら、仕方がないとあきらめがつくでしょうが、この盗難なんてことは   全然考えてもみないことだと思います。   昔ならこうした被害は全くありませんでした。盗難はあっても、こうしたえげつないものはなかったと   思います。人間が変わってきたのでしょうか。まして今年は米作りにとって大変な天候でもありまし   た。いわゆる不作の年だから、お米も高くなっているそうです。そうした目先のことばかり追って、   作っている人の立場になって全く考えていない、この種の犯罪は言語道断です。   全てに共通することですが、相手の立場になって考えることができない人は生きている資格がない   とも言えます。とにかく腹立たしい話です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月22日(月) NO.411 うわべより中身を     総裁選も小泉首相の予想通りの圧勝で幕を閉じました。党三役の人事においては、安倍晋三   官房副長官がその要である、幹事長に就任しました。49歳、当選3回目の起用は極めて異例とも   言えます。小泉さんだからやれた人事だとも言われていますが、盟友山崎元幹事長では森元総   理、青木参議院幹事長らの強い反対があり、さすがの小泉さんでもやはりと思わせられる結果で   もあります。   しかし、この安倍さんは北朝鮮拉致問題で一躍国民の人気を高めた人であります。何を考えてい   るだか判らない福田官房長官に比べ、歯に衣を着せず、はっきりものを言う姿勢が共感を呼んで   いるものと思われます。また小泉内閣メルマガでも編集長として編集後記を寄せている同氏です    が、その若さのせいか何となく親しみも覚えます。   でも小泉・安倍と並べた、この人事は誰が見ても解る選挙用の顔です。たぶん自分の予想では解   散した後の選挙もこれで自民党の勝利でしょう。この小泉さんという人、不思議と憎めない人なの   ですが、実質よりどうしてもパフォ-マンスというか、こうしたスタンドプレ-的なところが先行してい   ます。目先を誤魔化して選挙に勝つことではなく、国民が今何を一番望んでいるのか、しっかり目   を向けてもらいたいところです。人気ばかりが先行し実質が伴わないのは、ある意味では偽善です   しびれを切らせている国民にそろそろ結果を出さなければいけません。さんざん期待させておいて   何もできなかったのでは、国民も堪忍袋の緒が切れることでしょう。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月19日(金) NO.410 優勝による波及効果     またまた阪神の明るい話題です。阪神デパ-ト他周辺デパ-トの優勝セ-ルが翌日より一斉に   始まり、当初の予測を大幅に上回る売上げを記録しているようです。阪神デパ-トの初日の売上   げは7億5000万円、同時期、平日の売上げの2.5倍と言われています。   また周辺のデパ-トである大丸や阪急百貨店も、阪神の長い行列を敬遠して流れるお客のお陰   で、思わない波及効果を呼んでいるとのことです。   またこのチ-ムは実に不思議な存在です。優勝して元気になるのが関西だけかというとそうでは   ないようです。勝てば世の中が明るくなり、どこの球場も甲子園と見間違えるほど黄色のメガホン   で埋まります。日本総研がはじいたところによると、優勝による経済効果は1200億円以上とのこ   とです。またヘルメットにPRしていた地元信用金庫も、優勝すれば金利が7.7倍とうたった定期預   金を売り出したことから、その金利負担が7億円にもなるそうです。通常の金利でしたら額は9千万   円ですから、大変な負担のようにも見えますが、この効果は計り知れないと言い、ソロバンの帳尻   はしっかり合うとのことです。   そして便乗商品がよく売れているそうです。他チ-ムの場合なら優勝騒ぎの前後だけにその効果   が留まるところが、タイガ-スの場合は1年中ずっと続いている現象が見られます。   一番の違いは阪神ファンの気質は極めて参加型だと指摘されています。さも自分が監督になりす   まして、ゲ-ムに入り込み指揮を振るうという傾向があるようです。   とにかく元気になり景気が良くなることは何よりです。この3連戦、3連敗なら進退伺を出さざるを   えないと言われている、どこかの大球団の監督が余計、哀れに感じます。   やはり”人を活かす”ことに違いがあるのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月18日(木) NO.409 心の中の高いハ-ドル     昨夜は中小企業家同友会沼津支部例会に参加してまいりました。   報告者からは営業についてのエキスをいっぱい頂きました。1日100枚の名刺をもらうよう務め、   個人デ-タをしっかりまとめたこと。また3回、4回門前払いを食っているところでも5回目には会っ   て頂けること等々、自分には考えつかない違った角度からの捉え方はとても新鮮でした。   自分のところに定期的に送っていただけるレポ-トに、人間の脳は心で思っていることを実現しよ   うと働くと載っていたことを思い出しました。   営業成績の奮わない営業マンが口では「やるしかない」と言っていながら、心の中では「営業は大   変だ」「出来っこない」と思いがちで、そんな自分に嫌気がさす人が多いと聞きます。私もそんな一   人ですが、人間にはそうした傾向があり、そういうもんだと思ってただ入口を潜ればよいと、扉の開   け方を紹介していました。   1つには自分に良い刺激を与えることです。良い刺激は心のイメ-ジを変えてくれます。   2つ目にはとにかく始めることをあげています。面倒に思えることでも、始めることが面倒なだけで   始めてしまえばそれほでもないと言われています。   また人に働きかけることも効力があります。そしていろいろな工夫をしない限り、「努力」や「やる気    」が続かないのは極めて自然なことと指摘します。   最後に継続とはずっと続けることではなく、今やることと結んでいました。   言われる通りだと思います。いくら良い話を聞いても自分が実践しなければ何も始まりません。   まず自分の心の中にある、高いハ-ドルを飛び越さなければなりません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月17日(水) NO.408 美しく年をとる     9月15日は敬老の日でした。新聞に以前放映された、NHK朝の連続ドラマ「あぐり」のモデル   となった、吉行あぐりさんを扱った記事を見つけました。96歳、しかも現役の美容師です。   背筋をピンと伸ばし、老いてますますお元気な様子です。   4年前、ネパ-ルに旅行で出掛けたとき、有名な占い師から「あなたは97歳までは大丈夫。その   先はわかりません」と言われたことから、「あと1年でいきますから」と半分は信じながら、明るく笑   い飛ばしている素敵な性格の持ち主です。   今の仕事も常連の8人の方だけとのことで、お客様の最高齢は99歳、昭和6年からのお付き合い   だと言われています。どんな風にしてあげたら、この方がきれいに見えるのかなと思うことが、とて   も楽しいと、現役を維持できる秘訣を述べられています。   今の時代をどうご覧になっていますかとの問いに、「世界中、どこもかしこも変になってるんじゃな   いですか。人間の質が低下してるのではないかしら。トップの方はみんな、おやめになった方がい   いですね。また戦争に引っ張られそうな気配がございますし」とバッサリ切り捨てています。   美しく年をとるって素晴らしいですね。なかなか、いろいろな条件が揃わないと、こうはいきません   が、たった1回しかない人生、できればそうありたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月16日(火) NO.407 18年ぶりの悲願達成!     今日は何と言っても、阪神の優勝以外ないでしょう。   昨夜、日本列島をフィ-バ-した、このタイガ-スの優勝は本当に、ファンが待ち望んでいたことを   つくづく感じさせてくれました。待たされた18年の歳月の長さでしょうか、弾ける盛り上がりをいくら   止めようとしても無理なことを知らされました。道頓堀へのダイブ等、今さらとやかく言うのも野暮な   話です。   それにしても星野監督の強運は生来の持って生まれたもので凄いと思います。もちろん運ばかり   ではなく、この選手達の掌握は並々ならぬものですが、ロ-ドでの連敗が続いたとは言え、熱狂的   な甲子園に戻ってきた途端の胴上げです。これは図らずも、待ち続けたファンにとっては最高の演   出となりました。   鬼の仙ちゃんと言われるこの監督ですが、私達の知らないところでの選手へのフォロ-は、想像   以上のものでしょう。昨日も9回裏サヨナラヒットを打った赤星選手を、まるで愛しい自分の子ども   のように抱きかかえる姿からも、その一端を垣間見るものがありました。また選手への労いは優勝   インタビュ-の随所にも表れています。これが何と言っても駄目虎を蘇らせた所以でしょう。   でも勝負の世界は厳しく、因果なものだと感じさせられました。後のニュ-スで知ったのですが、星   野監督自身の母親が去る13日に他界していたそうです。14日の名古屋での中日戦終了後、お   通夜には駆けつけたとのことですが、昨日15日の午前11時からは葬儀が営まれていたと聞きま   した。優勝が決まった途端、こうした様々な想いが去来したのでしょう。テレビで映し出される、その   顔には万感胸に迫る、感無量の涙を浮かべていたような気がします。   とにかく待ちに待った優勝に何もケチをつけたくありません。大阪を中心とした関西が元気になり、   この閉塞感を打ち破ってくれるのは、何よりも望ましいことです。ちょうど優勝の瞬間、野球部の友   人達と甲子園に駆けつけていた長女からの電話は、周囲の興奮で何も聞き取れず、追っかけこち   らから電話した、阪神電車の中でも同様でした。またこの渦中にいる娘をちょっぴり羨ましくも思っ   たのが正直なところです。阪神タイガ-ス 優勝おめでとう!そして今度は日本一に! --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月12日(金) NO.406 頑張る姿をみせること     市P連の新米会長もやり始めてから、早5ヶ月が過ぎました。今年は県のPTA大会が我が地、   沼津で開催されるだけに、その準備やらいろいろと忙しい事業に追われています。   単位PTAとしての各学校での取り組みも順調に進まれていることと思いますが、いち早く来年度の   新体制に向けての人選に着手している所もあることでしょう。   近年、私達を取り巻く経済環境が厳しいものに伴い、なかなかこの役員の担い手がなく、特に父親   の就任はどこでも頭を痛めている問題です。仮にこの担い手が出てきても、誰でもやれるような事   業の軽減化を引き受ける条件として、あげることが多くなってきています。   でもどうなんでしょう。私はこれにはちょっと警鐘を鳴らしたいと思います。   あるコラムに書かれていました。   親達の都合で「まあ、いいか」と、今まで精一杯取り組んでいた事業を外したり、見直すような動き   があると、子供達は見ていないようでしっかりとこれを観察しています。従って親がそれなら、自分   達もこれくらいでいいだろうと、同調し不思議と妥協するような動きが見られるそうです。   逆に一生懸命、額に汗して頑張っている姿を見せつけられると、やらざるを得ない気持ちで自分達   もしっかり頑張れるそうです。これが子供達への生き方についての、無言のヒントではないでしょう   か。こう書きながら気がつきました。このことはそっくりそのまま、私達の会社にも当てはまります。   今を精一杯頑張って生きなければいけませんね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月11日(木) NO.405 サイモンとガ-ファンクル     森山直太朗クンの「夏の終わり」ではないのですが、比較的忙しかった8月が終わった途端、閑   古鳥が鳴いている状況で、営業責任を一層問われているこの時期です。心して掛からなければな   りません。   さて昨日のニュ-スで、サイモンとガ-ファンクルが20年ぶりにコンサ-トツア-を復活したと聞き   ました。私達の青春時代を彷彿させる、魅惑のデュオです。映画「卒業」の主題歌でも知られてい   る、サウンドオブサイレンスを始め、ミセスロビンソン、スカボロ-フェア、ボクサ-、明日に架ける   橋等、素敵な曲をいっぱい生み出してくれています。高校生時代、観た映画 「卒業」はそのバック   に流れる音楽の美しさで、今でも強く印象に残っている映画の一つです。   また20年ぶりと聞いたので思い出したのですが、ちょうど私が結婚する直前の年、当時付き合っ   ていた妻と後楽園(今の東京ド-ムの前身)で開かれた、この復活コンサ-トに出掛け、感動した   思い出が鮮やかに蘇りました。それからもう20年になると思うと、何か複雑な想いに駆られます。   今回の映像から流れてきた二人は、当時と比べ、だいぶくたびれているようですが、隆盛時を知る   者としては復活は懐かしく嬉しいものです。でも古きものへの郷愁や愛着はやはり年老いた表れ   なのでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月10日(水) NO.404 18年ぶりにマジック4!     昨日の時点でマジック4!いよいよ阪神タイガ-スの優勝が秒読み体制に入りました。   前回が1985年ですか、実に18年ぶりの優勝となります。永年、裏切り続けられてきたファンに   とっては本当に待ち遠しい一瞬ですが、ここまできたらもう優勝は間違いないものですし、じっくりと   その味を噛みしめたいところがあるかもしれません。   このXデ-に向け、地元大阪ではいろいろと忙しく準備を進めていることと思いますが、ミナミの   道頓堀ダイブは防げるでしょうか。先日、テレビでもそれを扱っていましたが、戎(エビス)橋からの   場合ですと、水面まで橋から5mぐらいの高さがある関係で、水中に1~2m潜ることになると言わ   れています。この為どうしても水に入るとき、一瞬水を飲み込んでしまうそうです。   ご存知の通り、この川の底に堆積しているのはヘドロ状のものです。しかもその臭いが半端では   ありません。従って飛び込むのは一見、格好良さそうですが後始末が大変と聞きます。   泥水を少しでも飲み込むことで、気持ちが悪くなっての嘔吐、また這い上がってきてからの全身に   漂う臭いが、人が寄りつけないほど凄いとのことです。   これを考えたらくれぐれもバカな真似はしない方が賢明です。その気持ちは十分解りますが...   折しも今週末は娘のいる大阪へ所用で出掛けます。ちょうどこの時期に悲願達成となれば、感動   のお裾分けに預かることができるのですが...   大阪が元気になって、その勢いを日本中に広めてもらいたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月 9日(火) NO.403 個性派力士・高見盛     近頃の人気力士、高見盛がイジメにあっているという記事が目に触れました。   場所前に行われる、恒例の横綱審議委員会によるけいこ総見で、号泣寸前のイジメにあったと伝   えられています。相手はご存知、泣く子も黙る北の湖理事長です。「おい、オマエ! もっと、しっか   り力を入れんかい!」と、現役理事長が一力士に対して一喝するのは極めて異例とのことです。   また別の親方からも「その顔に力が入っているんだ。顔に入れてどうする!」とヤジられ、涙をこら   えるのに必死だったそうです。   この高見盛、確かにけいこ場では弱いと言われています。でも貴乃花が去った現在、衰退する相   撲人気をこの力士が支えていると言ってよいほどでしょう。ロボコップのような独特な表情とそのし   ぐさは、間違いなくこの高見盛自身が生み出したものですし、ビ-ルのCMで見られる何とも言え   ない表情は今までの力士のイメ-ジを変えるものです。   でもこの世界はやはり封建的なのでしょうか。出る杭は打たれるとのことで、1人が目立ちすぎる   のは嫌われるようです。全力士が高見盛包囲網をかけていると載っていました。   人気者は辛いものです。でもそれに支えられていることも、少しは自覚しないと益々相撲人気を考   えなければいけない事態に追い込まれることでしょう。私はこういう力士がもっと現れた方がよいと   思うのですが... --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月 8日(月) NO.402 ギブ アンド テイク     昨日は市内各所で校区祭と読んでいる、地区の運動会が繰り広げられました。   その開催はだいたい9月第1週の日曜日に定着したようで、我が地元でも小学校グランドで開催さ   れました。薄曇りのお天気で、お日様が顔をあまり出さなかったことから、比較的涼しくて凌ぎやす   い一日ではなかったかと思います。   私はお定まりのメデシングボ-ルと、今でも少しはそれにはプライドというか拘りを持っている百足   競争に出場しました。結果はさすが大きい口を叩くだけのことはあって、できればお見せしたかっ   たほどです。また競技の合間には、小学校PTA役員がバザ-と売店の設営に奮闘していることか   ら、少しそのお手伝いもさせて頂きました。それというのも、先日出掛けた鳥取での全国大会に、こ   の小学校PTA会長が他に行き手のいない中、2つ返事で一緒に参加していただいたからです。   この嬉しかった気持ちを少しでもお返ししようとの思いからです。   このように人生はギブ アンド テイク、持ちつ持たれつです。嬉しかった気持ちは感謝に繋がり、   何かしらお役に立てたらと思うようになるものです。一緒に手伝っていた小学校の女性校長先生の   お陰もあって、唐揚げとポテト、そしておにぎりと焼きそばを並べたコ-ナ-はたちまちの内に完売   となりました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月 5日(金) NO.401 美への追究     意外なのですが眼鏡ふきが売れているそうです。それも本来の眼鏡用ではなく、若い女性の間   で洗顔用としてもてはやされているとのことです。   本来、この眼鏡ふきに用いられている布は、髪の毛の40分の1という非常に細かい繊維でできて   いるため、洗顔料をつけて細かい泡を立たせると、毛穴の汚れを取るのに効果的とされています。   これがテレビ番組で取り上げられてから、人気に火がつき一部の眼鏡店では品切れになるほどの   話題をよんでいるとのことです。   眼鏡ふきはメガネだけに使うものと考えていてはいけませんね。私のような凡人はこの発想の転   換というか、フレキシブルな頭脳を持ち合わせていません。しかし、これからはこうした少しでもそ   の応用とか、展開を考えていかなければ、熾烈な生き残りを図っていく上で、なかなか厳しいもの   があります。お定まりの枠にはまった概念を捨てなければ、新たな創造は生まれてこないものでし   ょう。それにしても女性の美への追究は凄まじいものがあるものですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月 4日(木) NO.400 近頃の大学生について     九州で大学生が集団で大麻を栽培しているという事件がありました。   いったい何を考えているのでしょう。自分で使用するため栽培していたとのことですが、大麻が人   に与える危害の意味が解らないわけでもないでしょう。言語道断な話です。   聞くと、人が普段寄りつかない山中の雑木林で、交代で草取りや肥料やりなど手入れをしながら、   手間暇ををかけて栽培していたそうです。でもその育て方は害虫対策や肥料の与え方など、難しく   て素人ではなかなかうまく育てられないと言われています。そんな難しいことなら、持て余している   エネルギ-をもっと他に向けて欲しいものです。   今日、インタ-ネットなどの普及で、こうした情報や売買が比較的容易になっている関係で、このよ   うな不心得者の出現に繋がりやすくなってきています。   インタ-ネットのメリットは多々あることですが、こうした弊害もまた考えていかなければなりません   それにしても、最高学府まで進んだ人間の行うことでしょうか。過日の東京の大学生による、女子   への集団暴行事件等と併せ、やることが地に落ちてきています。   最高学府などと時代認識の遅れたことを言っている、こちらの方がむしろずれているのでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月 3日(水) NO.399 省エネルギ-への提案     今日は弊社ホ-ムペ-ジの宣伝です。   長い間、工事中でしたHPの”省エネルギ-への提案”欄をやっと整備いたしました。   主には長く、広い範囲で電灯を使われるお客様を対象としているのですが、少しでもその電気料   金が安くなればとの目的から、提案をさせて頂いております。   一度この欄を覗いて頂き、もしご興味を持たれたり、使われている照明環境が該当する場合、もし   くは該当する所を紹介いただける場合は、お手数ですがご連絡下さい。   費用は何も掛かることなく、電源環境のデ-タ測定をして、どのくらいの節電ができるか診断をした   分析資料を作成いたします。   限りのある資源ゆえ、お互い少しでもその環境を見直し、節約を図っていきましょう。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月 2日(火) NO.398 PTA全国研究大会から     先週の29,30日の2日間、鳥取県で開かれた日本PTA全国研究大会に参加してまいりました   米子市を中心とした4市2町における初日の分科会終了後、2日目は7000名収容可能とした、   米子産業体育館に集結し全体会が開かれました。   多少目減りしたものと思われますが、およそ4000から5000名の参加者が一堂に会しました。   中小企業家同友会など異業種の会で全国大会に出たことがあるとは言え、ここまでの人数は経   験がなく、見るからに壮観なものです。   記念講演の前に行われたセレモニ-の開会行事において、遠山文部科学大臣の祝辞は特筆す   べきものがありました。素晴らしいの一語に尽きるものです。   なかなかナマの大臣のスピ-チを聞く機会にも恵まれませんが、その優しい語り口といい、原稿を   一切目にすることなく、整然と頭の中にまとめられ、流暢に引き出される話の内容は賞賛に値する   ものでした。加えて笑顔を携えた語りから出る、声の響きの良さにも、引きずり込まれたところがあ   ったものと思われます。さすが政治家ではない、役人生活を経た民間出身の大臣です。   代議士大臣と違い、今までの仕事の積み重ねからの報告や政策は借り物の原稿とは違い、全て   自分の内から溢れ出るものばかりです。時間は計っていたわけではありませんが、かなり長く要し   たものと思われます。しかしそんな長さも感じさせることなく、いわゆるホンモノに触れた良さを堪能   させて頂きました。今回のこの出会いにより、出席した多くのPTA関係者のファンをきっと増やした   ものと思います。   またこの後、引き続いて行われる来賓の挨拶は気の毒だなと思ったのも束の間、鳥取県のご存知   片山知事が所用のため、代理で挨拶した、たしか平井さんと言った副知事がなかなかの方です。   普通では知事から預かってきたと、そのメッセ-ジを代読するものですが、そんなことはさらさらなく   全て自分の言葉で、これもユ-モアを交えた、流暢な挨拶で素晴らしいものでした。   さすが片山知事が自分の片腕として、中央より呼び寄せた逸材だけのことはあります。ホ-ムペ   -ジで少し経歴を調べたら、自治省出身、就任時39歳の全国最年少の副知事として紹介されて   いました。   この方の挨拶の中で印象に残ったのが、子どもの学校の奉仕活動でペンキ塗りをされた話をして   いたことです。副知事とは言え、その肩書きを捨てての奉仕活動だったものと思われます。   やはり改革派急先鋒の知事が選んだことだけのことはあります。また教職員を含む地方公務員の   給与を一律5%カットして、その財源を30人学級実現へと目指しているのがこの鳥取県です。   日本一の貧乏県と聞いていたものの、副知事の存在といい、この豊かな明日をめざしての取り組   みは決してそれを感じさせない、爽やかなものでした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年 9月 1日(月) NO.397 池田小事件の死刑判決     いよいよ今日から9月です。長かった夏休みを終え、子供達がひさしぶりに学校に通う姿が目に   とまりました。中学生の我が息子にしても、昨晩遅くまで珍しく机に向かうのをよく眺めたら、どうや   ら溜まった夏休みの宿題との葛藤している様子です。   2学期が無事スタ-トしてくれるのを祈ります。   というのも、世間を震撼とさせた大阪の池田小学校事件の犯人、宅間被告に数日前、死刑の求刑   がされ、改めてこの悲惨な事件を思い出したからです。   「たとえ死刑判決でも、娘が帰ってくるわけではないし、すべてが終わるわけではない。むなしさは   消えない」と遺族の方々が話されている通り、この期に及んでも犯人からの謝罪や反省の言葉は   一切なく、死刑判決時も暴言で退場させられた関係で、本人不在のままの通達となったようです。   作家の佐木隆三さんが、こう述べています。   「仮に法廷で謝罪の言葉を述べても、死刑の判決は変わらなかっただろう。むしろ開き直って悪役   を演じきり、苦しみながら「人間らしさ」を取り戻すことより、安易な道を選んでしまったようだ」   それから「こういう男が命を捨てても、天使のような学童たちの命とは、釣り合いが取れない。なん   とも虚しく苛(いら)立たしい思いである」と。   まさにその通りの思いです。本人の自暴自棄の道連れに、こうした幼き尊い命が絶たれたことは   許し難き、断じて二度と会ってはならぬ行為です。それを反省なき死刑だけで済まされるものでしょ   うか。人間らしさとは何か、遺族の思いを考えると、本当に虚しい、後味の悪さだけが残ります。 --------------------------------------------------------------------------------