◆2003年11月28日(金) NO.455 電車内の光景から     東海道線車中のレポ-トです。久しぶりに夕方静岡へ出掛けるのに乗った東海道線ですが、   何か異様な感じがしました。   まず奥の座席前の吊革部分はガラガラなのですが、入口に女子学生が人の迷惑も省みず、我が   物顔にたむろして通路を邪魔しています。それを掻き分け中に入っていくと、今度はだらしなくシャ   ツをズボンから出した男子学生が、1人で二人分ぐらいの座席スペ-スにどっかと腰を掛け、携帯   を何やらいじっています。耳にピアスなどをつけ高校生らしくない彼等は、まるで自分達だけが乗   っているようなはしゃぎぶりです。私は連れがいたものですから、吊革につかまりながら彼等に背   を向けてしばし話し込んでいました。その会話も「学生と言っても何かすごく怖そう、あんなのに関   わらない方がいいかも」といった内容混じりのものです。   そのうち、連れが富士駅で降り前の座席が空いたため、自分は座りました。今度は前の様子がこ   とごとく、見たくなくても見えてきます。男子学生が座席から立ち上がって、入口の仲間の方へ歩い   ていってはまた座り込むといったことを繰り返しています。眺めているこちらまで落ち着かないもの   です。   何処からか乗った女の子が、多分メ-ルでしょう、私の横へ座った時から携帯を何やら操作し始め   ました。ものの何分もしないうち、その横に座っている男性(降りるときその風体を眺めたら、髪も着   ているものも薄汚れた感じ)がいきなり女の子を肘でつつきながら「携帯なんて、やめろよな」と言   ったものですから、彼女は慌ててバッグの中に収まいました。   私はメ-ルだからいいのにと感じていたのですが、言われた当人がとてもどぎまぎしていたのを、   すぐ隣だけに感じ取れました。   彼女も私と同じように感じていたと思うのですが、ここで奇異に写ったのは、注意した本人のすぐ目   の前で先程の男子学生がメ-ルどころか、大声で携帯を掛けていたからです。なぜ彼女だけがそ   の標的になったのか。もちろん大声の学生には一言も声を掛けていません。   私はたまたま乗り合わせただけですが、たぶん毎日このようなことが繰り返されているのでしょう。   高校生が我が物顔で電車内を占領している。それを私を含め、眺めている大人達が注意もせず、   彼等のやりたい放題にさせている。従ってますます増長させる結果となっている。   これでいいのでしょうか。無力さと割り切れない複雑な思いに駆られた電車内の一コマでした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月27日(木) NO.454 パソコン盗難     パソコンの盗難が増えていると新聞に載っていました。静岡県内で今年1000台近くその被害   に遭っているそうです。「売り飛ばせばそこそこの金になる」というところが狙われている所以です。   主には小型軽量化された、持ち運びに便利なノ-トパソコンに被害が集中されています。   その手口としては車上狙い、事務所荒らし、空き巣狙い、万引き、学校荒らしと様々です。   また処分の仕方としては製造品番号を消し、外国に持ち出し大量にさばくケ-スが増えていると   言われています。従って本人のところへはなかなか戻ってきません。   くれぐれも気をつけなければなりません。重要なデ-タは必ず二重三重にバックアップして盗難だ   けでなく万が一の場合に備えるように努めましょう。お金には換えることのできない大切な記録や   資料があるはずです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月26日(水) NO.453 勤続記念表彰     先週の木曜日にブケ東海沼津で、商工会議所主催の会員事業所記念表彰と従業員勤続表彰   が行われ、対象となる社員の岩崎課長と二人で出席してまいりました。会社も創業してから32年   になることから、別に優良事業所という意味合いではなく、単なる30年を超える創業ということで   記念表彰を受けました。というか記念表彰に申し込んだという方が適切かもしれません。   しかし勤続表彰については、弊社の場合は優良従業員という言葉がそのまま当てはまります。   何よりも素晴らしいのは我が社に勤務してから12年というもの、1度も自分の都合では欠勤したこ   とがないことです。もちろん病欠もありません。一口に12年と言いますが、その間一度もこうした欠   勤がないということは、できそうでなかなかできるものではありません。   「継続は力なり」で改めてその人間としての素晴らしさに感謝しております。   この表彰は10年以上がその対象となっており、昨年一度申し込んだのですが、先方の手違いで   1年遅れの表彰となってしまいました。従って会社としては昨年ささやかなお祝いを済ませている   のですが、いくら作り上げたものとは言え、大勢の中で表彰されるというものは、また違った厳粛な   味わいがあるものではないかと思います。中小零細企業単独ではなかなかこうはいかないもので   す。昨日も触れましたが、「企業は人なり」で、会社はこうした力に支えられているものと、改めて   見つめ直すことができた記念表彰式でした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月25日(火) NO.452 勤労感謝!     世間一般には昨日まで3連休のところが多かったものと思われます。弊社でも一応年間予定で   は休日になっていますが、それはこの業種がら、やはり3連休とはいきませんでした。初日の22   日は何とか全員が休めたものの、それからの2日間は浜松・小田原と出張工事が続きました。   私は秦野のお客様が当日、現場説明があるからとのことで浜松には同行できなかったのですが、   昨日の小田原は一緒に作業してまいりました。この2日間、帰社時間も20時、21時と遅くまで掛   かったのですが愚痴1つこぼさず、社員の皆さんは本当に良くやってくれています。   改めて感謝!の気持ちでいっぱいです。これは全員が弊社経営理念にもある通り、会社や自分   達の使命がよく解っているからではないかと思います。      奇しくも一昨日は勤労感謝の日でした。ちょっとまた親バカになりますが、大阪に出ている娘から   メ-ルが入りました。「いつもお仕事ご苦労様です。これからも頑張ってねぇ、感謝感謝です」と   短い内容でしたが、何かとても嬉しくなりました。1年前には考えられなかったことです。   昔から言われるように「可愛い子には旅をさせよ」のことわざ通りです。離れると今まで見えなかっ   たものが見えてくるようになるものです。周囲に対して見直すことができた、私達の3日間でした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月21日(金) NO.451 防犯ブザ-     防犯ブザ-を5歳以上の園児から中学生までの全員に貸与するというニュ-スを知りました。   東京の杉並区で4万人を対象として、今年度の予算で早急に実施されるというものです。   これは小6の女児が今月ワゴン車に無理やり押し込まれそうになる事件があり、防犯ブザーを鳴   らして難を逃れたことがその発端となっています。そして同様の事件が増えていることから、安全   確保の緊急対策として決められたということです。   先のこの欄でも少し触れましたが、我が校区でも過日同種の事件があり、3人の女子高生がそれ   ぞれ別々に不審者に遭遇するということがありました。幸い何事もなく事故を未然に防ぐことがで   きたのですが、このことから小学生や中学生の間でも危機感が高まり、PTAなどでも協議し、全員   にこの防犯ブザ-を持たせることになりました。   一部の生徒はその恐怖感を身近で聞かされたりしていることから、肌身離さず携帯しているとのこ   とですが、持つようになってから暫くの時が過ぎ、だんだん形骸化しつつあります。でも池田小学校   のように何かあってからでは取り返しがつきません。昔と違って、自分の身は自分でしっかり守っ   ていかなければなりません。そして不審者に追いかけられた時は自宅まで逃げ帰るのではなく、   構わず近所の家に駆け込んだ方がよいと言われています。再犯を懸念してのことです。   それにしても物騒な世の中になったものです。日本はこんな国ではなかったのですが... --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月20日(木) NO.450 責任ある立場     よくある話ですが、研修で出掛けたはずが観光にすり替わってしまったという話題です。   千葉県の女性を含む3人の校長がこのやり玉にあがっています。10月に仙台市で開かれた全国   連合小学校長会研究協議会での話です。この研修は2日間の予定でしたが、3人は最初の日の   午前中だけ出席し、その日の午後から翌日にかけては青葉城などの名所めぐりや、仙台から盛岡   まで足を伸ばし、車で八幡平や十和田湖などの観光をしてサボったというものです。   それもレンタカーや新幹線指定席の手配を事前にしていたことから、計画的だったということが   バレてしまったというお粗末な話です。   いったい何を考えているのでしょうか。これが一般の人達が日頃の息抜きで、ついということなら   解らないわけでもないのですが、権威ある学校のトップたる人の話です。これでは部下である先生   方や子ども達にも何の言い訳ができないでしょう。お恥ずかしい話です。その処分として1ヶ月の   停職後、教諭に格下げだと言われています。こんなつまらないことで、今まで苦労して築き上げて   きたものを投げ捨ててしまっては、さぞかし無念でみじめな思いがしていることと思います。   でも薄情のようですが自業自得で致し方ないでしょう。   このように責任ある立場では絶対やってはいけないことがあります。マスコミを含め、周囲は絶え   ずそうした目で眺めていることから、私達も他山の石とはせず、十分自戒しなければいけません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月19日(水) NO.449 同友会4支部例会より     昨夜は三島で中小企業家同友会4支部例会が開催されました。三島・熱海・伊東・沼津の4支   部なのですが、初めての試みとしておよそ70人の参加で行われました。   同友会でよく行われる「我が経営を語る」形式で報告者から発表があった後、バズセッションと称し   て各グル-プに分かれ、その日のテ-マに基づいて討論し合いながら、自社経営について学びを   深めていきます。   昨夜の報告は沼津支部から、同級生でもある建築施工会社のS工務店・S社長です。   報告内容にもあった通り、住宅建設はバブル時に比べ価格も2/3から6割を切っているほど、確   実に先細りの状態です。こんな中、今まで進んできたこだわりの住宅か、それともロ-コストを追求   すべきなのか、その悩みが尽きないのが垣間見えます。   そしてバズセッションとしては「あなたの会社がお客様に選ばれるのはなぜでしょう」がそのテ-マ   に掲げられました。グル-プでは、小回りを活かせた即座の実行、扱う信頼されたメ-カ-の商品   老舗としての、のれんの重みや信用等があげられました。またその他にも技術・納期・人間関係・   顧客の立場になった対応やアフタ-フォロ-などの、様々な他社との差別化がその要素としてあ   げられています。これからは一層選別の時代を迎えていくと考えられるゆえ、更に新しい付加価値   の追求が私達に求められるものと考えます。   最後にグル-プ発表として、同級生ゆえに報告者に苦言・提言をさせて頂きました。それは彼の   報告の中に1つも社員との共生(同友会で言うところの共育)の話がなかったからです。21世紀は   こころの時代とも言われています。私とは違ったエリ-トにありがちな格好良さから、逆に不足しが   ちな人間としての”可愛げ”を養うため、もっともっと泥臭く同友会活動に励まなければなりません。   それが私はお客様に選ばれる「新しい付加価値」の1つのような気がしています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月18日(火) NO.448 人の話を聞く     中小企業家同友会でよく言われていることですが、人の話を聞くことが大きな学びの1つです。   でも自分のことを振り返ってみると、なかなかこれが当てはまらず反省しています。   昨夜も地元で「教育を語る会」というものが開催されました。PTAでの役目柄、顔を出させて頂いた   のですが、どうしても喋りすぎてしまうのです。皆さんの話が活発になるように火付け役として話を   切り出すのはいいとしても、それ以上は慎まなければなりません。事前に自分でも気をつけようと   思っているのですが、いざ始まってしまうとなかなか改まりません。やはり出たがりのB型の性格   が災いしているのでしょうか。それと俺もここにいるという、少なからず自分の立場を誇示しようとし   ているところが、自分でも気になる嫌なところです。   隣にいた小学校のPTA会長が、「そうでなくなったら秋山さんらしくなく、病気ではないかと懸念して   しまいます」と喜んでいいのか悲しんでいいのか、分からなくなる言葉を掛けてくれたからちょっと   複雑な思いです。昔から「出る杭は打たれる」という諺もあるくらいです。くれぐれも自重しなければ   と思っています。でもいつになったらこうした性格が直るのでしょうか。ちょっと今日は恥ずかしい話   をさせて頂きました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月17日(月) NO.447 交通マナ-     前から気になっていたことが1つ、有料道路の料金所での話です。   私は仕事柄、箱根新道や西湘バイパスをよく利用しているのですが、料金所でもらう代金の領収   書を投げ捨てていく人があまりにも多いことです。それももらった後すぐに窓から捨てるものですか   ら、その出口付近はこの紙が舞っているような状態です。何とかならないでしょうか。すぐ捨てるな   らもらわなければいいような気がするのですが...トラックのような職業運転手には少ないのです   が、マイカ-の乗用車にその傾向が多く見られます。   それからもう1つ、いよいよ運転中の携帯電話使用が罰則化されようとしています。私も含めて一   向に改善されないからだと思います。罰則を作らなければそうした傾向が改まらないというのも、   少し情けない気がしますが仕方ないでしょう。とにかくこうした不注意による事故が多いからです。   自分も経験ありますが、運転中携帯電話を掛けながら交差点を曲がるくらい、横着で見にくい姿   はありません。もちろん当の本人が一番運転しづらいことでしょう。   こうしたことは私達一人一人が気をつけて改めていかなければなりません。自分一人くらいいいや   といった人が増えてしまえば、また元の木阿弥でいつまで経っても改善されません。   よく通る箱根の山道で出会う、多くのトラック運転手のようにモラルのある、爽やかな運転に努めた   いものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月14日(金) NO.446 先生のFA制度     先生の世界にもFA(フリ-エ-ジェント)制が導入されるという記事を見つけました。   これは京都市教育委員会で来年度から導入されるというものです。全国初の試みということらしい   のですが、新規採用から10年以上経過し、在籍する学校で3年以上勤務した教諭がその対象と   なります。希望する先生は現所属の校長の許可を得て、申請書と自己アピ-ル文を市教委に提   出し、FA宣言することになります。これを受けてリストを閲覧し各学校長が1人だけ指名できると   いうものです。また1度このFA権を使うと6年間は再宣言できないと言われています。   面白い試みだと思います。昨日紹介した先生のように、ご本人達のやる気に繋がり、情熱的な先   生が増えることを期待します。ただ、やってみなければ判らないことですが、こうした制度になると   プロ野球と同じように行使しなければ勿体ないとなりがちなのが気になるところです。   そして学校間格差はどんどん広がり、良い所に比べて悪いところには誰も行きたくないという懸念   もあります。とにかく全ての子ども達には必ず良い所が1つはあるわけですから、どういう形にせよ   それを先生には精一杯引き出して頂きたいと願っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月13日(木) NO.445 涙と笑いのハッピ-クラス     選挙の開票結果一色だった先日の日曜日の夜、他に何かはないかと廻したチャンネルで唯一   やっていた教育テレビで、とても素晴らしい番組に出会いました。   東京都知事賞とかいう優良放送賞を頂いた番組です。金沢のある小学校の4年1組のクラスの様   子を、1年近くカメラで追い続けた、このドキュメントを眺めてとても感動しました。   「涙と笑いのハッピ-クラス」と題し金森学級と呼ばれた、子ども達のことを本当に真剣に考え、温   かく包んでくれている金森先生とその子ども達の様子です。   まずクラスの中にあった小さなイジメの問題です。そのままほっといたら大変だと考え、先生はある   日子ども達にそれについての意見を聞きます。ですが子ども達から返ってくる意見や答はみな、第   3者的な格好良いものばかりで、本質に何も迫っていません。これに真剣に怒り出す先生に少し   づつ応えるかのように、ポツリポツリと話し始め、終いには泣きながら本音が引き出されます。   また朝からおしゃべりばかり続けていた1人の児童に向かって、罰則としてその日の午後皆で楽し   みにしていたプ-ルでのいかだ遊びを禁じます。すると他の男の子から、その子をかばおうとして   おしゃべりをしていたのは悪いが、前から楽しみにしていた遊びを1人だけ取り上げるのは可哀想   と先生に必死に訴えかけます。対する先生は「今日のおまえはとても格好いいな」とかばった子の   頭を撫でながら許してやります。他にも転向していく子や、ある日突然お父さんが亡くなった子ども   に対しても、クラス全員が温かくフォロ-している姿などが描かれていました。   これらに全て共通しているのは「学校に来ているのはハッピ-になるから。心が繋がれば皆がハッ   ピ-になれる」という先生の教えです。カメラが追っていたのが1年間という長い期間だったからか   そこにはカメラなど意識していない子ども達の本質が表れていました。どの子も先生からの語り掛   けには真剣に耳を傾け、しっかり考え自分の意見で表現していました。   先生は結構年輩になるのでしょうか、でも年など感じさせない、子ども達の教育に掛ける情熱は凄   いものを感じました。こうした先生に出会えた子ども達は本当にハッピ-です。そしてこの時期、成   績より何よりも大切な、人間としての感性を大きく磨くことができるでしょう。思わず引きずり込まれ   た、爽やかな番組でした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月12日(水) NO.444 枠の中に収まらない     ”県P大会が終わって”という題で原稿依頼がありました。日々この欄にも書き込んでいるから、   拙文でも作成するのはあまり苦にしなかったのですが、字数制限というのは難しいものです。   この欄のように好き勝手に慣れてしまっているから、16字×28行と言われてもピンと来ないで、   書いてしまった後、いざ原稿用紙にまとめようとしたら長いのなんてものではありません。   440字ぐらいのところへ800字を超える文章になっています。さあそれからが大変です。ほぼ半   分に縮めるわけですから、校正しようがありません。これも入れたい、アレも抜きたくないと言って   いたらいつまで経ってもまとまりません。結局どうしたかと言いますと、最初から文章を書き直しま   した。やりくりしていた中で反省したのが、とても修飾語が多いことです。気をつけなければいけま   せん。   勝手気ままに過ごしていると、このようになかなか枠にはめることができません。こう言いながら面   白いことに気がつきました。私達が生きている人生そのものが、まさにその通りだからです。   一度気ままに過ごしてしまうと、なかなか元のさやに収まらないものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月11日(火) NO.443 沼商定期演奏会より     第43回沼商吹奏楽部定期演奏会に先週末行ってまいりました。2人の娘が在籍してから通う   ようになったのですが、毎年楽しみにしている1つです。   それというのも、高校生と言っても、とても馬鹿になどできない程レベルが高いからです。   今年の構成は第1部クラシック、第2部ハリ-ポッタ-と賢者の石と称して、今までになかった演奏   と光のファンタジ-、そして第3部はお馴染みのポピュラ-メドレ-と続きます。   今年春、卒業して大学に通う上の娘は、わざわざこの為に大阪から手伝いに帰ってきました。   金曜日の夜遅く家に戻ってきて、日曜の夕方にはもう新幹線に乗っていました。ほんのわずかの   期間でも、彼女たちにとってはやはり心ときめくものや、このクラブ活動で培われた大きな連帯感   があるのでしょう。   詰め掛けた方々も市民文化センタ-の大ホ-ルをいっぱいにしているほどの盛況でした。あんな   に大勢の人達の前で演奏できるのだから、子ども達にとってもやりがいがあります。とても幸せ者   だと親バカながら感じ入っていました。吹奏楽部と言っても、朝練の為に早くから家を出て、夜遅く   まで戻らないのだから、私が昔やっていた運動部と何も変わるところがありません。でもそうしたと   ころから技術の向上や一層のまとまりが生まれるのでしょう。もっともっと遊びたい時期、クラブに   明け暮れているようですが、私はこれで良いと思っています。若いときに何かに打ち込んでいる姿   は、端から見ていてもとても美しいものです。この定演で3年生が抜けるから、真ん中の娘もいよ   いよ最上級生です。今回の第3部で思わずグッときた、尾崎豊の「アイラブユ-」をまた来年聴い   てみたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月10日(月) NO.442 衆議院選挙より     昨日の衆議院選挙の結果が出ました。全く個人的な独断と偏見による見方ですが、当初の予   想通り自民党の敗北はありませんでした。ただ意外だったのは民主党の躍進です。報道機関によ   ると、これで日本も2大政党化の流れが加速されたと言われています。大政党かどうかは定かで   ありませんが、共産や社民という小さなかたまりではなく、ひとたび間違えると政権交代があり得る   といった政治制度の選択を国民がしたということではないかと思います。これはやはり今までと違   って生活にゆとりがなくなってきた表れではないでしょうか。   またこの情報過多の時代ですからイメ-ジ選挙という感も拭えません。落選した大物議員の中に   は女性スキャンダルや失言問題が災いを招いたのが、結果にしっかりと表れている人がいます。   また秘書疑惑に絡む問題で党の若手議員だけに責任を押しつけ、自分は知らないふりをしていた   党代表についても選挙民は見過ごしませんでした。しかし一方では相変わらずの知名度の高さで   党を抜けたにもかかわらず、見事復活を果たした人もいます。1人はまたどうせ復籍するものと思   われます。小泉さんのマスコミを意識したこの選挙上手は以前にも触れたとおりです。   前回の選挙に引き続き、今回もちょっと変だなと思ったのが比例代表復活制度です。選挙区で対   立候補に敗れ、一度はテレビの前で不徳の致すところと敗戦の弁を述べたにもかかわらず、翌朝   万歳三唱をしている姿に何も抵抗がないものでしょうか。こうしたややこしい重複制度は止めて、   潔く捲土重来を期してもらいたいものです。でないと当選してしまえば同じ穴のむじなで、きっと反   省などないものでしょう。全体的に若い年代の台頭が目立ちました。象徴的だったのが鳥取2区で   84歳にもなる相沢英之氏が元秘書に敗れました。やはり世代交代の波が急速に押し寄せている   のではないでしょうか。何はともあれ、これからの政局の流れに注目しなければなりません。   それというのも我が意を得たりと、はき違えて受け取り改憲の動きが進みかねないからです。   日本が世界に誇れる平和憲法であるところの、特に第9条はしっかりと守っていきたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月 7日(金) NO.441 中学生職業体験     沼津市内のある中学から職業体験の受け入れ企業先のとりまとめをお願いされました。   来月の11日、2年生125人全員の実施です。この学年主任の先生が高校の同級生で、比較的   簡単に依頼され気楽に引き受けたものの、よく考えればなかなか大変な話です。   でも早速、企業向けのお願い文書を作っていただき、所属する中小企業家同友会の役員会にも   掛けたところ、快い返事があり早速その場で数社の受け入れ承諾を頂きました。   有り難いことです。困ったときはこの同友会が一番頼りになれる存在です。   朝一旦学校に集まり、公共交通機関で自分達の足で受け入れ先まで通い、9時半ぐらいから午後   2時半までの体験です。その間には会社責任者からの職業講話もありますから、生徒達が仕事に   触れるのはほんのわずかな時間です。従ってこれだけでは世の中の仕組みや仕事の様子は解ら   ないものですが、折角の機会ですから彼等にとっても有意義な時間を作ってあげたいと思っていま   す。現在は家庭での手伝いや親の働く姿を見ることが少なくなっていると言われています。   彼達が知らない世界から、自分の夢や将来へ少しでも繋がることができたら幸いです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月 6日(木) NO.440 第51回静岡県PTA大会より     静岡県PTA大会が先日の1日、沼津市民文化センタ-で開催され、何も問題なくその幕を閉じ   ることができました。県下各地より1200人のPTA会長などが沼津市に集まる関係で、お迎えする   立場の沼津市は半年前から実行委員会を組織し、その準備をいろいろと進めてまいりました。   会長・母親代表を中心とした沼津市P連実行委員は、当日150人もの方々が駆けつけてくれまし   た。受付接待・駐車誘導・会場設営・広報展示に分かれ、東西南北の市内4つの学校ブロックが   それぞれ担当して頂き、市P連副会長である各ブロック長リ-ドのもと、当日は早朝から夕方まで   精力的にそれぞれの役割を果たして頂きました。   さすがは各単位PTAのリ-ダ-の方々です。日頃は慣れていない、縁の下の力的仕事でも手際   よく黙々と処理してくれていました。   こうした皆さんの努力に少しでも応えなければと、私に唯一課せられていた、式での歓迎のご挨拶   にも力が入りました。事前にこれも自分に与えられた試練の1つと前向きに受け取り、折角与えら   れたチャンスだからうまく生かさなければと、自分自身に課題を突きつけ、できれば原稿を見ない   で自分の言葉で語り掛けようと密かに誓いました。何とかそれなりに果たすことができたのではな   いかと思います。ですから少し自分で自分を褒めてやろうかなと思っています。   このように1つのイベントが滞りなく終了するまでには、多くの方の協力と熱い想いが必要です。   歓迎の言葉でも述べた通り、取り組む様々な事業の中で、私達親が子ども達と一緒に精一杯頑   張る姿を見せることが、彼等への何よりの投げかけ(教育)ではないかと考えます。   今、まさに親の姿勢が一番問われている時代です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月 5日(水) NO.439 小久保トレ-ドの複雑な事情     ダイエ-の小久保が電撃的に巨人に移籍しました。ちょっとビックリしましたね。   ダイエ-・中内オ-ナ-と巨人・渡辺オ-ナ-との密約で決まったとのことですが、背景にすこぶ   る複雑な事情が見え隠れしています。   まず言えるのが、ダイエ-の困窮している球団経営問題です。今年日本一になったばかりに、城   島、松中などの年俸が来季大幅アップされることが予想されます。一方、今まで球団一の高額年   俸であった小久保でも、いくら公傷と言えども丸一年間全く働いていないわけですから、これ以上   の給料どころか、ダウンの可能性すら残しています。そして果たして、ひざが完治して来年働ける   かどうかの保証もありません。また球団の有するダイエ-本社からの借り入れ額を、新たに発行   する株と相殺するという問題で、中内オ-ナ-自身の持ち株比率が激減し、権限が弱くなるとも言   われています。こうした事情ではいくら大学の後輩で目を掛けていた小久保でも、残すに残せなく   なったのではないでしょうか。   そんなところにきてついた、巨人という大きな買い手です。残したい選手ですが、本人の為を思え   ばダイエ-より条件面ではずっと良くなる可能性を秘めています。今までダイエ-を支えてきた功   績とその願いから、本人にとっては好条件が期待される、今までに例のない無償トレ-ドという形   になったのではないかと思います。この複雑な無念な思いが、会見でのあの涙ではないでしょうか   井口や村松にまでFAや大リ-グ入りの問題で飛び火し、踏んだり蹴ったりの王監督がこの無償ト   レ-ドについてはカンカンになって怒っています。とにかく代替選手や資金がないゆえにチ-ムと   しては来季に繋がる良いことが何もないからです。この先、契約更改を控えて球団存続問題にま   で発展しかねません。日本一が決まり、しばし最高の気分でいた人達だけに、ちょっと哀れに感じ   るところです。それに引き替え、ほくそ笑んでいるあのオ-ナ-の顔を想像しただけで、恨めしく思   えます。これを言い出すと長くなるから、また別の機会にさせて頂きますが、何となく江川問題の時   のように、すっきりせず割り切れない気持ちです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2003年11月 4日(火) NO.438 感謝の気持ち     いろいろと業務が立て込んでいた関係で、ちょっとこのところお休みしていたトイレ掃除を久しぶ   りにやりました。朝早く出社するのは何よりも気持ちがよいものです。   そしてとても不思議なのは、やらないときは何か忘れ物があるようで落ち着かない気持ちが、なぜ   か和らぐのです。   今までの勢力だけでは製造も限界があるとのことで、パ-トさんが1名、シルバ-さんが1名増え   たお陰で、大分社内も賑やかになりました。また社内にも新たな変化が生まれてくるものです。   1日から3日まで会社は休日のはずでしたが、少し仕事に追われている関係で、休日返上で皆さ   ん取り組んで頂いてくれました。工事での出張も重なり、やりくりが厳しいものですが、不平1つこ   ぼさず前向きに取り組んでくれています。本当に有り難いことです。   そのような社員に対して、せめてもの感謝の気持ちが私のトイレ掃除です。使用するときに汚いよ   り綺麗の方が良いに決まっています。社長の仕事はそんなことではないでしょうと言われる方が   あります。でもしてない時より、やった時の方が、不思議と通常の仕事の方も気分が乗ってくるの   です。このようなことを考えてみると、大切なのはトイレ掃除そのものより、いかに感謝の気持ちを   持って行動に移せるかではないでしょうか。トイレ掃除をやっていても、そこに感謝とか思いやりの   気持ちがなく、偽善的に振る舞っているようでは、むしろやらない方がましだと思います。 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