--------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月27日(金) NO.511 ちょっと良い話part3     昨日の夕刊にさわやかな記事を見つけました。イラクに派遣されているオランダ軍がイラク人に   対して敬意と気配りを持って接しているというものです。   このオランダ軍のキャンプ近くにある道路には、制限時速30kmの手作りの看板が掲げられてい   るそうです。このオランダ軍も、ここに仮住まいしている陸上自衛隊も、ここを通るときは必ず車の   スピ-ドを落とします。周囲を見渡すと、道路の脇に小学校とモスクがあるからです。   この道路には住民や児童が頻繁に、ヒツジも時々横断するとのことですが、過去の被害は犬2匹   と言われています。   それから、もう1つの配慮はキャンプ内のゲ-ト入口に立つ国旗掲揚のポ-ルです。   2本立つポ-ルの高さは、いつも赤・白・青のオランダ国旗より、赤・白・黒のイラク国旗の方が約   50センチ上にあるそうです。   「イラク人への敬意と気配りを忘れてはいけません。われわれ陸自も見習おうと思っています。   そうしなければただの占領軍になってしまいますから」こう話す、イラク復興業務支援の佐藤隊長   の言葉はとても爽やかで、信頼のおけるものではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月26日(木) NO.510 不審者対策     今日は若き青年将校がク-デタ-を起こした2.26事件が起こった日でもあります。当時の記   録を読むと、反乱軍に対する昭和天皇の毅然とした姿勢を窺うことができます。戦前のことでもあ   りますから、今のような象徴的存在ではなかったのですね。   さて近頃、沼津市周辺でも不審者による被害が相変わらず続発しています。陽気のせいもあって   露出狂のようなおかしな人間も出てきているとのことです。知人より依頼を受けた、沼津市青少年   センタ-の”たより”にも書いたのですが、この対策には何よりも地域の力を活かしていかなければ   ならないものと思っています。   現在、各校区のPTAは自治体にも協力を呼び掛け、その対策に真剣に取り組んでいます。地域    の放送やパトロ-ルによっても防犯に強く努めているものです。でもPTAとしても四六時中パトロ   -ルというわけにはいきません。一方各地に目を向けると、日中から散歩をされている中高年の   方々は少なくありません。この方々の力をお借りできないでしょうか。地域によってはお揃いのジャ   ンパ-でこれに備えているところもあります。こうした物や腕章等を身に付けて散歩に出掛けて頂   くとか、まだまだその対策として、多くの地域の力をお借りできることがあるのではないでしょうか。   学校・家庭・地域の三位一体の連携が、私達のめざすところでもあり、きっと大きな山を動かすこと   と確信しています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月25日(水) NO.509 学校駐車場有料化     沼津市の教職員の駐車場問題がクロ-ズアップされてきています。   これは現在先生方が学校にマイカ-で通勤しているのがほとんどだと聞きますが、学校敷地内に   駐車するのに有料の負担を課すというものです。   最初この話を聞いたとき耳を疑いました。自分が通う学校に車を置いて、駐車代を取られるという   ことは、私達からすれば会社に通勤する社員から、会社内に駐車するからと言って駐車代を徴収   するようなものです。こうしたことが出てきた背景は、駐車代を個人負担している市の職員との平   等化の問題があるそうです。   私はこんなつまらない施策は早く白紙に戻した方がよいと思います。先生方から聞いても、学校に   は1台の公用車もないと言います。現在研修他、先生方の外部的用事はこの個人車に頼り切って   いると聞きます。そのほとんどを手当もなく個人車におんぶにだっこしておいて、それはないだろう   とのことです。もし徴収するようになっても、沼津市全体でせいぜい3000万円ぐらいだと聞きます   この3000万円では先生方のやる気を買えないのではないでしょうか。それでなくても現在クラブ   活動の軽減化問題とか、先生のサラリ-マン化傾向をとやかく言われている時でもあります。   こんなことで、むざむざ頑張っている先生方のやる気をなくすのもつまらないものです。   それより私達の会社同様、社員(先生)の意識(モチベ-ション)をいかに高め、やる気を引き出し   ていくかが、今一番問われているのではないでしょうか。私は昔から言い伝えられてきているよう   に、先生は聖職だと思っていますし、それに大いに期待しているものでもあります。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月24日(火) NO.508 視点が変わる     自宅から西浦の民宿まで25kmぐらい歩き通したのは先日も触れた通りです。   歩きながら普段気がつかない部分や、感じた点がいくつかありました。   まず、車優先社会であることをつくづく感じました。狭い道など歩道のない所もあります。   道路の端、ぎりぎりを歩いていると、徐行もしない車がかなりのスピ-ドですり抜けていきます。   もしお年寄りなどがよろめいたらと考えるとぞっとします。   長いトンネルの入口に歩道らしき標示がなく、仕方なく白線の内側を歩いて暗いトンネルを抜けて   いったら、出口の所で歩道専用のトンネルがあることに気がつきました。後の祭りですが、歩道が   別にあることを知った途端急に怖くなりました。反対側の入口にも何か標示が欲しいものです。   ちょうどその時間トンネルに差し掛かっていた車の運転手には、いい迷惑だったかもしれません。   それから、車だと気がつかず、通り抜けるだけに思えるような所でも、歩いていると思わず見とれる   景色に立ち止まることもあります。海や山の自然に恵まれた故郷ならではの風景です。改めて自   分が生まれ育ったふるさとの素晴らしさを感じさせてくれます。また梅の花が咲いていたり、隣近所   の会話が聞こえてくるような、何気ないことでも、普段とは違うのどかな雰囲気や価値あるものの    ように感じられます。やはり歩く効果でしょうか。   人生はたった1回、たまには俗世を離れ、のんびりと歩いてみるのもいいものです。普段とは違う   何かが、きっとそこには見えてきます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月23日(月) NO.507 差別化その4     金・土の2日間はJT小田原工場、日曜日は1日平塚市民病院、そして本日は地元の機械業者   の依頼で富士の工作機械部品メ-カ-への出張工事でした。   このカキコミもそうですが、4日間出張で会社を留守にすることは結構大変です。そして週の初め   でもある月曜日の早朝から空けるのも、なかなかしんどいところがあるものです。   お陰様でどの工事も無事完了いたしました。大小は問わず、お客様の求めているものにお応えし   ようとのことで、声を掛けて頂ける、様々な分野やお客様に展開を図っている一環です。   こう言ってはお客様に大変失礼な話ですが、昨日出掛けた富士の工場は、その前出掛けたJTや   病院とは違い、作業環境もあまり良くありません。制御盤の周囲は油だらけで、作業着や工具から   扱っている電線に至るまで、油まみれになる始末です。でも作業を終了し、試運転の結果お客様   の望んでいた、ミクロン単位の切削制御を何とかクリヤ-できそうな返事を頂きました。   この結果、同様な制御を他の13台に関しても施したい旨、お話がありました。願ってもないことで   す。仕事を選ばず、いつも目をお客様の方向に向けている限り、このようなことが待っていることを   知らされました。いつ・誰が・どんなふうにやっても違いのないものは、これからは必ず淘汰されて   いきます。周囲が遊んでいる時でも、信頼にお応えできる人間が、お客様の望んでいる方向で仕   事に取り組む限り、このようにまだまだ、その潜在的ニ-ズは深いのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月20日(金) NO.506 市P連母親委員会講演より     今年度最後となる市P連母親代表会議が昨日、教育会館で行われました。   最後の委員会とのことで、元校長先生に「親の願い 子の叫び」と題して講演をして頂きました。   心温まる、素晴らしい内容で、講師の先生にも感性豊かな人間性を感じさせられました。   一点だけ、ちょっとその内容に触れさせて頂きます。   福沢諭吉の心訓にある、世の中で一番尊いことは人のために奉仕し、決して恩を着せないことに   触れ、母親の子どもに対する姿勢に、まず教師は近づけなければならないことを述べていました。   ”無償の愛”の大切さです。諭吉が5歳の時、夜遅くまで繕い物の仕事をしている母から「働くという   ことははた(周囲)を楽にすることだよ」と諭されました。世の母親は子どもから何も見返りを求める   ことなく、黙々と自分にできることをこなしている、この姿勢が全てに説得力を持つものだと説かれ   ていました。   俺がこうやっていれば、きっとそれに刺激されてあの人もこうやるだろう、というのではありません。   これって、このところちょっとサボっているトイレ掃除でも同じことを言われているように、全てに通じ   るものですね。要はホンモノの行動をいかに実践していくかではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月19日(木) NO.505 人生はまだまだ、これから     一昨日は自分の54回目の誕生日でありました。友人から思いがけず、メ-ルが入っており   「誕生日、おめでとう」の祝福を頂きました。よく歳をとると「誕生日なんか嬉しくないよ」という人が   いますが、こうした気遣いはやはり嬉しいものです。   友人へのお礼のメ-ルにも書きましたが、54歳にもなりながら、まだまだ反省することの多い毎日   です。先日も親しい友人に、つい声を荒げてしまう真似をしてしまいました。自分の悪い癖ですが、   親しくなり、ある程度心を許すと気遣いが足りなくなるところがあるのです。   でも気がついたら前向きに少しでも改めていこうと思っています。たぶん私の人生は一生その繰り   返しのことと思われます。しかしそれでもいいのではないでしょうか。自分のいたらなさに気づき、   少しでもその解消に努めていくということが、よく言われる「徳を積む」ということではないかと考え   ています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月18日(水) NO.504 おいしい水     私達の住む、この周辺の素晴らしい環境を改めて知る機会に恵まれました。   先週の土曜日の午後、静岡での全研終了後、全国から来られた仲間の一部が観光コ-スとして   柿田川を訪れたのです。私達はそのお出迎えとしての役でしたが、普段では入ることの出来ない、   沼津市取水処理場を一緒に見学させて頂いたのです。   1日に100万トンもの水が自噴する、円柱形状の井戸の蓋を開けて見せて頂きました。自噴する   圧力で吹き上げる水の様子は圧巻です。この水が周辺市町村の飲料水として、多くの人々の命を   支えてもらっているのです。飲料水としてのプ-ルにはとても貯めきれない豊富の量ですので、後   はまた柿田川に返しているとの説明がありました。そして他の市町村が飲料としての適正な基準を   充たすため塩素等を注入し使用しているのに対し、この処理場では本来そのままでも飲めるので   すが、塩素等をいくらまで入れなければいけないという、取り決めがある以上、仕方なく最低限の   注入をしていることを知りました。   小豆島にいる妻の両親が沼津を訪れる度に、「沼津の水はおいしい」と話される理由がよく解りま   す。取水場から眺める柿田川は本当に美しくきれいな川です。1200mもの短い川ですが下流に   はアユやハヤなども生息し、もう少し経って春がやってくると、水中のミシマバイカモが花を咲かせ   ます。豊かな自然に恵まれている、地の利を改めて感じるとともに、この恩恵を子々孫々まで残し   ていかなければいけない責任と使命を再認識させられました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月17日(火) NO.503 富士掃除の会に参加して     イエロ-ハットの鍵山秀三郎さんがやっている「日本を美しくする会」の一環で、富士掃除の会   というものに参加してきました。日曜日の午前中、富士の第1小学校を会場として、トイレ掃除を   行ったものです。   およそ2時間ぐらいでしょうか、19の班に分かれ各班10名ほどの構成です。リ-ダ-・サブリ-ダ   -から丁寧な説明を受けながらの実習です。「便器の1箇所でよいから15分ぐらい集中して磨い   てみると、他との違いが出てくるからそれに合わせて周囲もやって下さい」と言われてやり出したの   ですが、なかなか思うように違いが出てきません。そうしている内、知らない間に頭を便器の中に   突っ込み、素手で掃除していることなど何とも感じないようになるから不思議です。   こうして2時間が過ぎ、周囲が水切りされ拭き終わると、ピカピカのトイレが誕生です。特に配水管   などの金属の部分が見違えるように蘇っていました。リ-ダ-のお話にあったように、翌日のトイ   レを使う子ども達の喜ぶ顔が目に浮かびます。   掃除の終わった後、体育館で出して頂いたおにぎりと豚汁のおいしかったことは、言うまでもありま   せん。閉会式ではそれぞれのグル-プから体験発表が行われました。嬉しかったのは200人以   上の参加者の中で、私のような中高年は少なく、若い人が多かったことです。その若い人達が   「始めはなぜ掃除をするのに1000円も出して参加するのかと思っていたが、終わってそれ以上   の感動を持ち帰ることができます」と述べていた言葉が印象的です。最後に”ふるさと”を皆で合唱   するのですが、こみ上げるものを必死にこらえながらの合唱は、私も生まれて初めての体験です。   帰りがけ、富士第1小学校の校庭から望む雄大な富士山は、いつにも増して”凛として清々しい”   ものでした。そして忙しい仕事のやりくりで、休出して頑張っている社員の待つ会社に慌てて戻った   のは言うまでも及びません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月16日(月) NO.502 第34回全国研究集会より     先週の13、14日の2日間、ホテルセンチュリ-静岡他5会場で、第34回中小企業問題全国    研究集会が開催されました。北は北海道、南は沖縄まで全国から1000名近い参加者が静岡に   集まり、初日は13時から18時までの16に及ぶ分科会に別れてのスタ-トです。   私が参加した第9分科会は女性の報告者2名による、「社員とともに歩む企業作りを実践して」とい   う、各45分それぞれの報告を聞いてからグル-プに分かれ、自社と照らし合わせ討議していくも   のです。報告をお聞きして、仕事を楽しんでやることの大切さを知らされました。報告者のお一人   は女性ばかりの6名による不動産業を営まれています。この利点、考えなければいけない点等、   具体的な進め方や戦略にまで及んでいましたので、とても聞き易く差別化を感じさせるものでした   また翌日の全体会講演では地元、鈴木総業(株)顧問の中西さんが「21世紀は共創と競争」と題   して、話されました。無理のない、できるところから始めようよと問い掛けてくれました。できることも   何もやらないでいたのでは変わりません。尺取り虫でも壁は登れる、まさにその通りです。   やはり全国となると素敵な仲間がいっぱい集まります。学び方の違いを学ぶ、同友会の手法が一   番活かされる機会でもあります。とにかく実践しなければ何も始まらない、その大切さと自社に活   かすことのできるヒントがいっぱい詰まった2日間でした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月12日(木) NO.501 大人の責任     先日、大阪の踏切で小学校1年生が遮断機をくぐって走り抜けようとしたところ、渡りきる直前に   電車にはねられ、重体となる事故が起きてしまいました。   この事故もよく調べてみると大人の責任のような気がします。   この児童はいつもはもう1つ手前の踏切を渡っているそうです。この日もいつもと同じように学校が   始まる30分以上前には家を出ていたとのことです。それがどういうわけか、いつもは開くこの踏切   が20分以上も開きません。学校ではいつも始業と同時に、全員でなわとび体操を行っているそう   です。これに遅刻することを怖れた、この児童はもう1つ先の事故が起こった、開かずの踏切に廻   ったのです。   事故の起こった踏切はこの時間帯は開かずの踏切の状態で、大人が閉まっている遮断機をくぐっ   て渡っているのはしょっちゅうです。こうして大人につられて一緒に渡ろうとして、この悲しい事故が   起きてしまいました。また児童がいつも渡っていた踏切が開かなかったのも、事故踏切内にセンサ   が取り付けられていて、本来電車の通る時には感知していないはずが、潜って渡る人の影響で   異常感知したのがその原因とのことです。   子どもは大人と違って背も低く、視界も広がりません。今度の事故でも深く考えなければいけない   ことがあるような気がします。開かずの踏切、そのものにも問題があるのでしょうが、こうした事故   が二度と起こらないよう、大人の責任をしっかりと考え、その対策を取らなければいけません。   明日13日から14日の2日間、静岡で第34回中小企業問題全国研究集会が開催されます。   この大会に出席するため、同期間カキコミを休ませて頂きます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月10日(火) NO.500 牛丼最後の日     栄えある500回のカキコミにはちょっと相応しくないかもしれませんが、牛丼チェ-ン・吉野家が   BSE・米国産牛の輸入停止の影響で、ごく一部を除き明日から牛丼販売を休止することになりま   した。いよいよ在庫がなくなってしまったからです。   これを受けて、全国あちこちの吉野家で、行列ができるほどの人々がしばしの「食べ納め」を求め   て押し掛けたそうです。無くなると分かると、食べたくなるのが人間の心理です。面白いですね。   そう言えば、午前中小田原出張だったのですが、帰り道この吉野家の前を通りかかりましたら、車   が駐車場からはみ出しているほどの盛況でした。   やはり並盛280円は魅力なのですね。安い輸入牛だからこそ可能な価格ですが、味もオ-ストラ   リア産などでは今のように出せないと言われています。私も何回か一人の時、お世話になったこと   がありますが、待たないし手っ取り早く食べることができます。この牛丼が姿を消すのは淋しい話   です。早く庶民の味の代表とも言える、牛丼が復活されればいいですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月 9日(月) NO.499 歩くことの楽しさ     毎年、恒例となっている、高校時代からの友人が集まる新年会(2月になってもなぜか新年会)   に出掛けてきました。場所はやはりこの仲間の1人である友人が経営する、沼津市内の西浦・久   連の民宿です。時期的にも魚がとてもおいしい季節で、鯛・ヒラメ・牡蠣・伊勢エビ等次から次へと   出てくるご馳走に舌鼓を打つ暇もなく、箸を忙しく動かしていました。   出掛けた土曜日が幸いにも会社が休日だったお陰で、前日よりあるプランを練っていました。   それは自宅よりこの民宿まで歩いてみようかと思いついたのです。沼津近辺にお住まいの方なら   だいたいその距離が想像できることと思いますが、自宅のある大諏訪から西浦・久連までは、およ   そ25~28kmぐらいの距離だと思います。ちょうど沼津市の長い海岸線が47kmと言われていま   すから、その2/3弱ぐらいでしょうか。とにかく、ちょっとというわけにはいかない距離です。   でも無事、目的地までたどり着きました。ちょうど3時間40分ぐらいだったでしょうか。元来、早足   の方ですが、毛糸帽で頭をすっぽりと包み、中年のおじさんが一人黙々と歩く姿は、さぞかし異様   な光景に写ったことと思われます。元々歩くことは嫌いではありません。最近太り気味な体を何と   かしようということと、少しでもおいしく酒を飲み、料理にあやかりたいのがその目的です。   歩き始め、さすがに2時間過ぎた頃から脚が少し張ってきましたが、何とかマメもできず歩き切るこ   とができました。歩きながらいろいろと感じたことがありましたが、それはまた別の機会に触れたい   と思います。   とにかく歩き終わった後には、心地よい疲労感と爽やかな征服感が待っていました。これだから   また歩きたくなるものです。そうそう、申し遅れましたがこの素敵な民宿を紹介しておきます。   福田屋(TEL055-942-2028)さんと言い、活きの良い魚をふんだんに、とても綺麗な盛りつ   けで食べさせてくれます。そして美しい奥さんを筆頭に気持ちよいサ-ビスが待っています。   一度伊豆方面にお出掛けの時は是非お立ち寄り下さい。きっと満足するはずです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月 6日(金) NO.498 イルカのコンサ-ト     先々週になりますが、イルカのコンサ-トに妻と二人で行ってまいりました。お隣の町・長泉町   文化センタ-・ベルフォ-レで開かれたものです。   実に20年ぶりぐらいになるのでしょうか。妻と結婚する前、横浜の山下町にある神奈川県民ホ-   ルだったと思うのですが、このイルカのコンサ-トに二人して出掛けました。たぶん可愛い盛りだっ   たのでしょう、当時、息子の冬馬くんの話をしきりにしていたのをしっかり憶えています。   この冬馬クンが18歳になった途端、結婚をして今では孫を持つイルカさんであることを知りました   月日の流れるのは早いものです。   でも若いですね。最後にはオ-バ-オ-ルって言うんですか、胸当てのついたつなぎを着て登場   しましたが、20年前と少しも変わらないと思えるほどの若々しさでした。   お馴染みの曲をたっぷりと2時間堪能させて頂きましたが、その中でもいいなあと思ったのが、   大分県宇目の緑豊中学校の校歌である「竹の海」という曲です。依頼されて現地に何度も足を運   んで作ったという校歌です。豊かな地元の自然を彷彿させる素敵な曲です。   このような校歌だったら、子ども達にも、もっともっと自分の学校に愛着が増すのではないでしょう   か。やはりナマは素晴らしいですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月 5日(木) NO.497 学歴詐称     もうちょっと古い話題になってしまいましたが、このところ世間では学歴詐称うんぬんと騒がれて   いました。こうしたことが話題になることだけでも恥のような気がしますが、ましてその対象者はれ   っきとした国会議員です。あきれてものも言えないので、その名前すら口に出したくないほどです。   普通に考えたって、自分が大学を卒業したかどうかは自分が一番よく判るはずです。私みたいに   大学側がどうしてももう1年残ってくれと無理矢理言うものですから(本当のところは単位不足)   仕方なしに、人が4年掛かるところを5年もじっくり掛けたって、卒業したかどうかぐらいは判ります   そもそも大学に何しに行ったのでしょうか。学歴欲しさではないはずです。   今まではこうした学歴が大手を振ってまかり通っていましたが、これからは違います。どこを卒業し   たのかではなく、何がやれるかを一層問われる時代です。ですからこの人だって○○大学中退で   十分だったのではないでしょうか。でももう遅いですね。そうしてみると角栄さんって人は偉かった   ですね。胸を張って高等小学校しか出ていないと言っていた人です。その人の持つ人間としての   器量の大きさは学歴なんて何も関係ないはずです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月 4日(水) NO.496 キャンプイン     プロ野球は2月1日、一斉に各地でキャンプインしました。日ハムに新しく入った新庄選手を取り   囲む新庄フィ-バ-が沖縄では起こっているみたいですが、こうした球団に新たな人気が出ること   はとてもよいことだと思います。本人が言っている通り、プロ野球は目立たなければいけないかも   しれません。   プロ野球もキャンプインなら、我々おじさんチ-ムもとばかり、やはり1日の日曜日からキャンプイ   ンならずソフトボ-ルの初練習を行いました。仕事の都合や、昨年は日程的に早く終了した関係で   11月にはもう球を握っていませんでしたから、実に3ヶ月ぶりの練習です。   温かなお天気にも恵まれたことがあって、初練習はとても気持ちの良い汗を流すことができました   おじさん達が”いかにお酒をうまく飲むか”で取り組んでいるのがその大部分の目的ですが、この   ソフトボ-ルとは体の続く限り、大の仲良しで長いお付き合いをしたいと思っています。   「たかがソフトボ-ル、されどソフトボ-ル」やってみた人でなくては、その良さは解りません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月 3日(火) NO.495 日本のホテル・旅館100選    プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選という記事を新聞で見つけました。   全国の旅行会社がプロの目で選ぶというもので、静岡県では稲取銀水荘の総合第2位を筆頭に   11施設が選ばれていました。その内、伊豆は100選の中で10施設を占め、意地と底力を見せた   ようです。   「もてなし」「料理」「施設」「企画」の各部門から評価されると言われています。総合第1位は24年   連続で石川・和倉温泉の加賀屋だとのことですが、長く続けて選ばれるというのはなかなか至難   の技です。そこには慢心せず、顧客満足度を高める飽くなき探求が繰り返されているものと思わ   れます。   県内で選ばれた11施設の内、唯一伊豆以外であったホテル九重(舘山寺温泉・第24位)だけに   一度宿泊したことがありますが、良いホテルだった記憶が残っています。これは決して選ばれてい   るからではありません。やはりお客の心に留まる何かがあるのでしょう。   私達にも言えることですが、もう1度泊まってみたい、もう1度頼んでみたいというものを絶えず心   がける対応や創意工夫が求められています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 2月 2日(月) NO.494 伊東市長の勇断     先週、伊東市の鈴木藤一郎市長が過日の成人式で騒ぎを起こした若者を相手に、告訴の手続   きに踏み切りました。またその数日前に地元の新聞に投稿し、次のように訴えていました。(要約)   一罰百戒の気持ちで若者達を刑事告訴するという意志を固める一方、市民を挙げて今後の成人   式の在り方を問い直していく。若者達が引きずり降ろした市民憲章は、私達伊東市民が目指す   「住みたい 訪れたい 自然豊かな安らぎのまち 伊東」という願いや努力を表したものである。   それを踏みにじる行為は市民に対する冒とくで、強い憤りを覚える。実社会に出て厳しさに触れて   から成人式を迎えた昔とは異なり、20歳が来れば成人式を迎えると簡単に考えている人が多い   ようだが、成人になったからには自由には責任が伴う自覚を持って行動しなければならない。   世の中の価値尺度が「善か悪か」「正が邪か」から、「損か得か」「楽か辛いか」に移ったといわれ   る。「権利意識はあっても義務の意識がない社会」という人もいる。                              (中 略)   「市が開いたイベントに参加する」という認識では、自覚というものは生まれない。参加する新成人   一人ひとりが「自分達が作っている式典なんだ」という意識を持つことが欠かせない。   地域の中でも縦のつながりが減り、同年代の横のつながりだけになっている。少子化の一方で、   親が子どもにうるさく言うことがなくなってはいないか。他人の子どもをしかる人が地域にいなくな   ってはいないか。言うべきことをきちんと言う大人の在り方も問われている。   言われる通りだと思います。過日にもこの欄に書いた通り、自分のやった責任をしっかり取らなけ   ればいけません。そしてもっとそれ以前に、私達大人が親の責任で、彼らを人間として在るべき姿   にしっかりと育てていかなければなりません。 --------------------------------------------------------------------------------