--------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月31日(水) NO.534 死の海     新聞に死の海が世界中で拡大しているとの記事が載っていました。   死の海とは海水中の栄養分が増えてプランクトンが大量発生し、海水中の酸素が大量に消費され   ることなどで起こり、魚などがいなくなるものです。   日本では青潮と呼ばれ、瀬戸内海や大阪湾では漁業などに深刻な影響を及ぼしていると言われ   ています。またその数は世界中で150カ所にも上っているそうです。   原因としては1つには農地での窒素肥料の大量使用があげられています。以前、琵琶湖でもこの   富栄養化が大きな問題となりました。   海や湖に流れ込む肥料や生活排水の量を減らす努力をしなければなりません。先日、火星にも   かつて生物が生存していた可能性があると指摘されていました。私達地球でもこの環境保全に努   めないでいると、この火星の二の舞になってしまうかもしれません。 やはり一人ひとりの心がけ   次第ですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月30日(火) NO.533 慶友病院の開院     先週の土曜日の午後、瀬尾記念 慶友病院の開院式にご招待を頂き、行ってまいりました。   高校の同級生でもある井上慶三くんが院長を務めることから、4月1日のオ-プンに先駆け、施設   内覧を兼ねてご案内頂いたものです。   さすがに瀬尾記念病院院長として、先代より引き継ぎ、長く整形外科病院として地域医療に貢献し   ている井上慶三先生が、新しく作った病院だけのことはあります。   個室トイレ・シャワ-室を備えた病室はスペ-スもゆったりと広く、配慮されていることからも、この   病院の新たに掲げている、主にリハビリに取り組む患者に癒しと希望の空間を提供できるもので   はないかと思います。   また沼津御用邸公園にも隣接し、牛臥海岸の松林の他、豊富な木々の緑に囲まれた院内敷地や   周囲の環境には特筆すべき素晴らしいものを感じました。   そして3Fか4Fにある展望風呂からは、富士山を正面にした見事な眺望が開けています。   それにしても50代半ばになろうとしている私達年代で、このような半端ではないだろうと思われる   新たな設備投資を施すエネルギ-やバイタリティ-に、正直、畏敬の念を感じないわけにはいか   なかったほどです。先に老人医療施設のサン静浦等を開院した勝呂先生同様、この地元同級生   医師達の活躍に、改めて敬意を表し、素直にその繁栄を願いながら病院を後にすることができま   した。帰路前日の雨が嘘のような快晴の下、折しも、その美しき姿を見せていた富士山は凛として   これからの前途を祝福しているようでもありました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月29日(月) NO.532 ひさしぶりの甲子園     暖かな日曜日となりました。この陽気に誘われたわけではありませんが、昨日は早朝より球児   達の待つ甲子園へと足を運ぶことになりました。   と言うのも、高校進学を決めた長男が、いち早く野球部に入ることを表明してくれたからです。   もう既にクラブ活動の案内を受け、ユニフォ-ムの採寸等その準備が始まっていた関係で、最後   の日曜日になると思われたこの日、思い切って甲子園球場に彼とその友達の二人を連れて行きま   した。   高校野球をめざす者にとって、一度はその雰囲気を味わっておいた方がよいと考えたからです。   私にとっても20~30年ぶりの甲子園だったかもしれません。久しぶりに眺めた甲子園はやはり   一種独特の雰囲気があり、この年になってもワクワクするものがあります。   そしてプレ-が繰り広げられているグランドでは、とにかく攻守交代が早いから、テンポが速く、目   を逸らせているとあっという間に1つのプレ-が終わってしまいます。それから自分の座るすぐ側   から放たれる声援にも凄いものがあります。下手な評論家などが真っ青になってしまうほど、よく   選手を知り抜いているし、見慣れている熱いものがあるわけです。   春は選抜からと言われている通り、ベスト8が一部決まるこの日は、好カ-ドとお天気の良い休日   とあって、大勢の人達が詰め掛けていました。スタンドから声援を送る我々とは違い、こうした素晴   らしいグランドに立つことのできる選手の幸せを、つくづく感じさせられました。   自分の息子は少し無理かもしれませんが、いつの日か訪れればと願っている、こうした後輩達の   晴れがましい姿をそれとなく思い浮かべたものです。奇しくも母校野球部100周年、それに向けて   の大きなきっかけが欲しいと願っています。また何も口には出さない息子にも、きっと何かしら感じ   たところが少なからぬあったものと信じています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月26日(金) NO.531 Time is money     昨日がJT小田原工場、そして今日が富士の機械加工の客先へと、2日間連続で出張工事に   出掛けました。こうした出張作業の時、予め読めないのが、その終了時間です。   どちらもその後に他の用事を19時より入れてあり、結局は2日間とも遅刻する結果となってしまい   ました。   何よりも社業優先はもちろんですが、比較的そのボリウム等でおおよそ出席できるかどうか、前も   って判断し予定に入れるものです。しかし作業だけならまだしも、私達の工事は大概、試運転調整   を伴うものが多くあります。この時間の読み方が大変難しいですね。   中には思わぬところでつまづいたり、機械屋さん等の仕事が完了するまでの待ち時間もあります。   こうした兼ね合いから、仕事とそれ以外の役目を両立させることはなかなか難しいことでもあります   でも約束の時間に遅刻することは十分気をつけなければなりません。相手のやりくりした時間を奪   うことになるからです。   「Time is money」 時は待ってくれないし、大変貴重です。くれぐれも気をつけたいものです。   そしてやむを得ず遅れるときは、必ずその旨一報を入れるようにお互い心がけていきましょう。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月25日(木) NO.530 明るい社会     沼津市青少年教育センタ-より送っていただいた会報に、明るい社会を築くためにとの題で、   保護観察官の方が以下のように述べられています。   ① あいてと共感し理解するように接する・・・子どもと同じ高さに目線を合わせ、話の腰を折らない   ② か族の力を強める・・・お帰りなさいの言葉を掛けたり、家族の写真を飾って一体感を強める   ③ る-ル感覚を養う・・・スポ-ツ等、父子で過ごす時間を作る   ④ いいところを見つけて褒める・・・些細なことでも長所や努力を見つけて褒めるよう心がける   ⑤ 社会活動に参加する・・・環境美化活動に親子で参加することが非行防止に大きな影響を                      与えている   特に最後に触れられている環境美化運動については、来年度市PTA連絡協議会でも具体的に   取り組もうとしている課題です。「ゴミを拾う人には、捨てる人はいない」親子揃ってこうした機会を   少しでも作っていけたらと考えています。現在の状況がこの先ずっと続いていったら、日本はどうな   るのでしょう。まだまだ日本も捨てたものではありません。その行き先を真剣に考え、子ども達に   少しでも良い環境をと、願ってやまない良識ある方々がきっと多いことと信じています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月24日(水) NO.529 いかりや長介さんの死     ザ・ドリフターズのリーダーで俳優のいかりや長介さんが亡くなりました。日本中がショックだった   と思います。享年72歳、頚部リンパ節がんによる死です。かつての「8時だよ全員集合」を知らな   い人は少ないと思います。加藤チャンが「歯を磨いたか、風邪ひくなよ」と子ども達に呼び掛けて   毎回終わるものだったのですが、温かい番組でした。やはりリ-ダ-いかりやさんの人柄が表れ   ていたのではないでしょうか。   その他では映画「踊る大捜査線」での織田裕二との演技が良かったですね。刑事として師弟コンビ   を組んでいましたが、言外の温かいものが底辺を流れていました。   また最近ではテレビドラマ「グッドラック」のキムタクの親父役が、何とも言えない渋い役を演じてい   てしっかり記憶に残っています。   お笑いを退いても、役者として良い味を引き出していたものと思います。こうした役者がひとりづつ   居なくなっていくのは寂しいものです。タレントになる前は旧大昭和製紙でバンドを組んでいたと言   われていますから、満更遠いところにいたわけではありません。また息を引き取る前、関係者に最   後に話したのは「仕事、頼むよ」の言葉だったそうです。まだまだ頑張るつもりではなかったかと思   います。昨晩が通夜、今日13時から葬儀・告別式と聞きます。ご冥福をお祈り致します。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月23日(火) NO.528 ハルウララ     ハルウララ、この名のように穏やかな日が続いていたかと思えば、ここ数日の冬に逆戻りした寒   さです。昨日は箱根の山中でも雪が降り、道路はあちこちでチェ-ン規制だったと言われています   この名のもう一つは地方競馬の人気馬の名前です。ご存知、現在105連敗中で、昨日はこの馬   の地元である高知競馬に天才ジョッキ-・武豊騎手が駆けつけ、何とか1勝をと「夢の顔合わせ」   が実現しました。しかし残念ながら11頭中10着に敗れ、詰め掛けた1万3000人のファンをがっ   かりさせました。   でもその人気は凄いものがありますね。もちろん入場記録は新記録と言われていますし、全国的   にも場外馬券が発売され、一般の競馬ファンの関心を一心に集めました。   絶対当たらないところから、このハルウララの馬券は交通安全のお守りにもなっているそうです。   とにかく早く「夢の初勝利」を飾らせてあげたいものです。踏まれても踏まれても歩き続ける、いや   走り続けるハルウララの姿は、ある意味ではこの時代を象徴しているかもしれません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月22日(月) NO.527 アッパレ!サッカ-五輪出場     先週、注目のサッカ-・アジア地区最終予選の日本ラウンドで、日本が見事アテネ五輪出場を   決めました。18日の対UAE戦は、多くの人達がテレビに釘付けになったのではないでしょうか。   私もテレビ観戦の一人だったのですが、面目躍如たる大久保の2ゴ-ルは、胸のすく思いでした。   平山くんも惜しかったですね。後半の終盤、大久保からのアシストでキ-パ-と1対1まで行った   のですが、その好守に阻まれました。これが決まっていれば全く申し分なかったのですが...   この結果、一躍時の人になったのが、山本昌邦監督です。ご存知我が沼津市出身で、とても真面   目で好感が持たれる方です。UAEラウンドの最終戦のあと、感極まった涙でたちまち奥様族の人   気の中心となったことも伝えられています。4年前のシドニ-の黄金世代と比べ、今回のメンバ-   は谷間の世代とも言われていたことから、監督としての手腕が改めて注目されています。   UAEラウンドからの集団下痢騒動は本当に大変だったようです。それをメンバ-のやりくりをしな   がら、最終戦にはある目指していた形というか布陣が確立したようにも思えます。   ここで1つ名言を吐かれましたね。「国立にアテネの切符が落ちている。自分たちの力で取りに行   こう!」。とにかく、勝てて良かったものと思います。「勝てば官軍」でこのようにマスコミ他チヤホヤ   してくれますが、もし負けていたら、こんなに頑張っていた山本監督の首も危なかったことでしょう。   「努力に優る教師なし」意味合いは少し違いますが、派手ではない山本監督のひたむきな努力に   神が微笑んでくれたものと思います。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月19日(金) NO.526 卒業式     今日は市内小中の卒業式です。私も中学校の来賓として、これから出席してまいります。   昨年のように祝辞がないから、いたって気が楽です。   禍福はあざなえる縄の如し、人間万事塞翁が馬、この言葉を彼らに贈りたいと思います。   長い一生、良いことばかりは続きません。良いことや悲しいことが繰り返しやってくるのが人生です   従ってここで受験に失敗するようなことがあっても、そんなのは大して大きいことではありません。   良い高校や大学に入るのがその目的ではないと思います。そこで何を身につけて、人間として何   ができるかが大切で、社会からも求められています。   それから思いやりの気持ちを持ち続けること、他人の立場でいかに考えることができるかが問わ   れています。   心の中でこう彼らにメッセ-ジを贈りたいと思っています。君たちの人生は今からがスタ-トだと。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月18日(木) NO.525 出版禁止仮処分決定     週間文春の出版禁止問題がクロ-ズアップされています。   田中真紀子さんの長女の私的問題を扱った記事がその原因です。長女側から出版禁止の仮処分   申し立てが認められ、回収か販売かで騒ぎがにわかに大きくなったものです。   私も記事そのものについて、読んでいませんし、また読みたいとも思わないものですから、事の真   偽はともかくとして、かえってこの騒ぎがやぶ蛇になったように思えます。   またうがった見方をすれば、このところ衆目から外れていた田中元外相の復活的意図が見え隠れ   しているようにも感じます。   週間文春も、いつもなら売れ残ることが多いと聞きます。それがこうした騒ぎが大きくなったことに   よって、あちこちで売り切れているとのことです。皮肉なものですね。こうして考えてみると、当事者   ばかりがクロ-ズアップされ、他人のプライバシ-のどうでもいいようなことで、振り回されている   一般大衆がバカにされているようにも思える、つまらない出来事です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月17日(水) NO.524 睡眠     15分の昼寝が仕事の効率を高めると載っていました。だからと言ってなかなか私達にとって、   昼寝などしている時間はないものですが、昼休みなどイスに座ってでも心がけた方がよいと指摘し   ていました。   それから不十分な睡眠が高血圧、糖尿病などの生活習慣病の原因との指摘もあります。とにかく   毎朝決まった時刻に目覚め、就寝1時間前にぬるめの風呂にゆっくり入るなど、眠りの深い快眠   を心がける必要があるようです。   意外だったのが、早起きが必要な時、早くから床にはいるのはかえって逆効果だと言われているこ   とです。そう言えば小さな頃、翌日楽しい遠足などの前の晩、早く寝ようと思っていても興奮してな   かなか寝つけなかったことが思い出されます。普通のリズムを崩さないことが大事なのですね。   私達経営者にとっても良い仕事をするためには、この睡眠という問題は決して軽視できない、大き   な要素なのですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月16日(火) NO.523 Qちゃんの落選     今日の話題は何と言っても高橋尚子選手の落選でしょう。日本陸連の苦渋の決断だったと思い   ますが、結論から言えば良識ある、まともな選択ではないでしょうか。   それはもちろん、私も含めて国民の大多数が高橋尚子選手の、金メダルに向けての激走を見たく   なかったわけではありません。心情的には極めて残念な結果です。またその姿を見れないとする   と、とても淋しい思いに駆られます。   でも、もし高橋以外の選手が落選したらどうでしょう。ここまでの結果を残し、これで選ばれないとし   たら選考レ-スそのものが意味をなくし、やはり情に負けたのかということになってしまいます。   選考基準を貫くなら、やはり結果を残したこの3選手でしょう。そうした意味でも心情的なものはとも   かくとして、価値ある決断だったものと思います。   高橋選手側でも名古屋でこんな良い記録が出ないだろうという、読み違いがあったことが今回の   通りアテネへの筋書きを大きく狂わせてしまいました。悔やむところはただ1つ、このことであったと   思われます。でも会見でも爽やかでしたね。これに負けることなく、これからの生き方で世界一流   のマラソンランナ-であることを、しっかりと証明してもらいたいと願っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月15日(月) NO.522 ますます混沌、代表選手     名古屋国際女子マラソンで、土佐礼子選手が驚異的な粘りを見せ優勝を飾りました。   しかも2時間23分57秒という好タイムです。やはりアテネに行きたいという強い執念でしょうか。   これで今日発表される3人のアテネ日本代表選手の選考が難しくなりました。当初、名古屋はもと   もと風が強く、好タイムが出ないだろうと予想され、既に内定している野口みづき選手の他には   大阪国際の坂本直子選手、そして世界の高橋尚子選手で決まりだろうと言われていました。   それが今回の土佐選手の活躍で、本当に分からなくなってしまいました。   素人の私達が考えても難しいですね。いっそのこと4人出られれば文句ないのですがそうもいきま   せん。坂本の終盤のラストスパ-ト、一説にはアテネの起伏に富んだコ-スに合っていると言われ   ている土佐の粘り、そして前回の覇者でもあり、実績を誇る高橋、どれを取っても捨て難いものが   あります。その結果からは、高橋以外の2選手は落選する理由がないような気がします。   でも国民の大多数の期待するところは、やはり高橋選手にあるようにも思えます。誰も落とすこと   のできない状況の中、恨みっこなしで、いっそのこと公開抽選のくじ引きで決めたらどうでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月12日(金) NO.521 高校入試合格発表     県下公立高校の入学試験合格発表が昨日ありました。私も一番下の息子が中学3年生で受験   生だったことから、期せずして初めてこの異様な体験を味わうことになりました。   というのも、上2人の娘がどちらもラッキ-に、当時はまだ存在した推薦入学(現在の制度では一   切廃止)で高校に進んだ関係で、この合格発表というものに直面しなかったからです。   朝から何か落ち着かない嫌なものです。もし駄目だったらという考えを自分自身の中で無理に押し   込めても、しばらくするとまた顔を覗かせます。こうして発表の時間12時を複雑な想いで迎えたわ   けですが、12時を過ぎてすぐに携帯に電話がありました。すぐの電話だから悪い知らせではない   だろうと思って、安心して電話を取ったわけですが、結果はやはりその通りでした。   嬉しかったですね。ちょうど平塚に出張で向かう、箱根の山中でしたが、思いもよらずこみ上げて   くるものがありました。「ああよかった」という安堵感からでしょう。蘇ってきたのが40年近い前の自   分自身の合格発表時のことです。今は老いた母親が嬉しがってあちこちに連絡していた姿が思い   出されたのです。   やはり親という存在は弱いものなのですね。自分自身のことの方がどんなに気が楽か知れません   でも手放しで喜んではいられません。一緒に野球をやっていた彼の友人が志望校に入れなかった   からです。何と言って慰めたらよいのか、言葉も見つからず複雑な想いに駆られています。   しかし適当な時期が来たら、息子にも話しましたが、これがゴ-ルではなく、これからが本当の勝   負でスタ-トになることをよく伝え、励ましてあげたいと思っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月11日(木) NO.520 許し難い無差別テロ     スペインで大惨事が起きてしまいました。通勤列車同時爆発テロで170人以上もの方が亡くな   っている事件です。国内の一部地方の分離独立を要求する非合法組織の犯行とか、また一連の   イラク報復措置としてのアルカイダによるものだとか言われていますが、まだ定かではありません。   もしアルカイダによるものだとすると、いち早く米英指示を打ち出し、イラク戦争に賛成し派遣したの   がこのスペインです。あちこちで計画されているように聞く、この報復措置として真っ先にその対象   になったかもしれません。   とにかく、何の罪もない人達を一瞬にして悲劇の泥沼に巻き込む、この無差別テロは全く許し難い   卑怯千万な行為です。人間として最も恥ずべき最低の行為で腹立たしい限りです。   自衛隊をイラクに派遣した日本もその対象の1つになっていると聞きます。くれぐれも私達の身近   でこうした悲劇が起こらないことを祈り、スペインの犠牲になった方々に哀悼の意を表します。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月10日(水) NO.519 何にも替えられない貴重な恩恵     平成15年度に引き続き、もう1年沼津市PTA連絡協議会会長をお引き受けすることにいたしま   した。この混沌とした時代、友人からは「よくやるよ」と半分揶揄されていますが、やはり乗りかかっ   た船に途中から降りるわけにはいかない気持ちからです。   確かに出掛ける機会はすこぶる多いものと思われます。人前で挨拶する機会も増えました。以前   はどんな機会でもドキドキしたものですが、最近ではこうしたものが薄れていくから、かえって怖い   ところがあります。先日、ある会合でそれぞれが自己紹介になったとき、母親代表さんから   「1年前の就任時、秋山会長さんから、どうせやるなら楽しくやりましょうと言われたことを憶えてい   ます。1年経った今、その通りに楽しくやれたことに感謝しています」と述べて頂きました。   自分で言っておきながら、改めて気がついたものですが、やはりこれが原点ではないでしょうか。   楽しくやることがいろいろなものに前向きに繋がっていきます。また何気なく言った言葉でも、この   ようにしっかり憶えていて頂くと嬉しいものです。これがまた新たな原動力になっていきます。   役職に就くことは時間的にもかなりの拘束があり、なかなか大変なものですが、自分自身の内面   に何にも替えられない貴重なやる気とか、常に前向きな思考力が育まれていきます。これはお金   を出しても、到底得られるものではありません。多くの方々に支えられていることと、実感している、   それぞれの協力と情熱の大きさに本当に感謝しています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月 9日(火) NO.518 爽やかな笑顔     ゴルフ女子プロの宮里藍選手がプロ入り最短記録で見事優勝を飾りました。   私も久しぶりの休日の日曜日、午後からのんびりとこのテレビ観戦と決め込み、爽やかな、藍チャ   ンのアッパレな勝利を観ることができました。   何と言っても爽やかな笑顔がいいですね。お兄さん2人もプロゴルファ-で、家族揃ってゴルフ漬   けの環境です。そして、ゴルフの師匠でもあるお父さんから、厳しくしつけ等も仕込まれていること   もあって、謙虚でハキハキと応対するその態度にも好感が持てます。   このゴルフ一家が何よりも心がけていることは、ゴルフを楽しんでやるという、スポ-ツ本来の原点   です。上達を目指すために、よくサイボ-グ化される話を聞きますが、この楽しさをどこかに置いて   きてしまいがちです。   私達の仕事にも共通することなのですが、楽しくやるということがまず何よりも大事だと思います。   楽しくやっている人はその表情に生かされ、周囲までが温かくなります。爽やかな笑顔にはそんな   要因が隠されているのではないでしょうか。今期始まったばかりですが、この藍チャンのお陰で   女子プロの観客動員数が急激に増えていると言われています。とてもいい傾向です。これからも   その爽やかな笑顔を絶やさず、世界に通用する大きな選手に是非育ってもらいたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月 8日(月) NO.517 寝不足の1週間     アテネ五輪アジア地区最終予選のUAEラウンドが終わりました。日本が初日のバ-レ-ン戦   こそ固さから引き分けたものの、続くレバノン、UAE戦は見事に勝利を収め、首位で日本ラウンド   を迎えることができました。   3戦とも眠い目をこすりながら見続けましたが、日本サッカ-の成長を感じさせられました。素人の   私ですから、ある意味では客観的な評価になるかもしれません。イメ-ジ的に持っていた日本の   サッカ-は中盤からの細かなパスなど、かつては繋がらなかったように思えます。それが想像以   上のボ-ルキ-プ力で、比較的速い展開により攻撃に転じているように感じました。   それぞれの個人技も成長しているからでしょう。欲を言えばトラップの技術です。素人が何言うかと   お思いでしょうが、一流選手のそれはボ-ルが吸い込まれるようにピタッと止まります。   このちょっとした差でゴ-ル前など、一瞬の違いが出てくるのではないでしょうか。   とにかく、日本選手の活躍はアッパレです。特にレバノン戦の石川、そしてUAE戦の田中、両選手   のシュ-トなど、かつて日本選手がこんな鮮やかなシュ-トを放ったことがあるだろうかと、思うほ   どの気持ちの良いものでした。注目の平山選手もよくやりました。まだ高校生で世界経験もない彼   が、いわゆるプロ集団に混じっても少しも見劣りしなかったのは、並々ならぬ素材を持っている証   明でしょう。これで日本ラウンドがますます楽しみになりました。今度は日本時間ですから、寝不足   の1週間になることはないでしょう。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月 5日(金) NO.516 ガンバレ!チョ-さん     ミスタ-こと長嶋茂雄さんが脳梗塞で入院との大ニュ-スが日本中を駆けめぐりました。   やはり何と言っても日本が生んだス-パ-スタ-です。幸いにも命には別状なく、右半身に軽い   麻痺と言語に多少の異常が見られる、中程度のものとのことです。   アテネ五輪野球代表監督として、精力的に動きまわっていた長嶋監督も、私達が考えていた特別   な人ではなく、ある意味では普通の人間だったと言えるかもしれません。こうなってから知ったので   すが、長嶋さんは日頃、人一倍自分の健康に気を配っていたそうです。そうした長嶋さんでも蝕ま   れたのは、やはり日の丸の重みが知らず知らず、計り知れないプレッシャ-とストレスになってい   たのでしょうか。   とにかくいち早い回復を願いたいものです。私達世代はこの長嶋さんと王さんにあこがれて、野球   を始めたようなものです。その長嶋さんもいつの間にか68歳になっていました。歳を感じさせない   若さと情熱をいつまでも持ち続けている方です。今回のアテネも、あの長嶋さんだから1つにまとま   るようなもので、現役プロ野球選手にもその影響力は少なからぬものがあると思われます。   気の早いマスコミは後任監督の話題を持ち出していますが、ミスタ-のもう一度、アテネでのユニ   フォ-ム姿を見たいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月 4日(木) NO.515 「もう けっこう」発言     牛肉と鶏肉の問題をもじって、「もう けっこう」発言をした坂口厚生労働大臣が陳謝しました。   本人はさして気に留めることなく、単なるシャレのつもりで発言したのでしょうが、時期というかタイ   ミングがよくなかったですね。   国内は鳥インフルエンザ問題が拡大し、あちこちでその被害が叫ばれているときです。永年、どう   したらおいしい卵を生産できるか、必死になって取り組んできた生産者農家が、この波及問題で   出荷停止にまで追い込まれているニュ-スも耳にします。当事者にとっては、まさに死活問題です   こうした状況の時に、国政を預かる大臣としてはちょっと不用意だったかもしれません。一説には   そんなジョ-クも吐けないほどギスギスした世の中なのか、という声もありますが、やはり就いてい   る立場で発言に配慮しなければいけないのではないでしょうか。何しろ多くの国民の目が注がれ   ている、お大臣サマですから。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月 3日(水) NO.514 老婆は一日にして成らず     「老婆は一日にして成らず」という新聞の面白い見出しに目がとまりました。   一日一日の生活の積み重ねが老いの日々の基になるという話です。   私達、中高年の理想とすることは、年老いて寝たきりや痴呆にならず、「ピンピン元気に暮らし、   コロリ大往生」と言われています。それができるのも日頃の積み重ねなくして不可能との指摘です   この記事の中で、今まで長寿日本一を誇っていた沖縄に異変が起こっていると触れていました。   お年寄りは相変わらず長寿日本一を維持しているものの、若い人達を含む全体での平均寿命は   ずっと下降線をたどっているそうです。脳血管疾患、肝疾患、糖尿病などで死亡する率が高いから   です。その原因として運動不足・食生活の乱れ・アルコ-ルの多摂取があげられています。   忙しいとついついおろそかになるのがこれらです。ピンピン100歳の要因として運動習慣があり、   視力も保ち、自然な目覚め、同居の家族がいる、食欲があり家族と同じ食事が食べられるなどが   言われています。この100歳とまではいかなくても、たった1回の自分の人生を有意義に過ごすた   めにも、私達が今からでも意識して心がけていかなければいけないのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月 2日(火) NO.513 よみがえる教室     先週の土曜日、NHKスペシャルで「よみがえる教室」という、ある校長と教師たちの挑戦を描い   た番組を観ました。余命幾ばくもない校長の、教育に掛ける熱い想いに胸を打たれました。   人生は捨てたものではない、人生や生きる価値、学ぶ楽しさを教えるのが学校の役割だと説いて   いました。大瀬校長自身、末期ガンに侵され後数ヶ月の命だと知りながら、点滴をバッグに入れ   体に抱えながらの奮闘です。自ら”いのち”をテ-マとし、生きたくても生きられない現実を子ども達   に知ってもらおうと、授業に取り組み、命は途切れるが思い出や永遠の命は残ることを教えていま   す。また公開授業での教師たちの取り組みに、子ども達のどんな意見でもまずは認め、じっくり聞   いてやることと、知識を詰め込むのではなく子どもの考えを導入する大切さを、厳しく指摘し合って   います。   こうした先生方の真剣な取り組みは、まさに教育改革の柱である「子どもの生きる力を育む」教育   ではないでしょうか。教師の良いところは教育の積み重ねができることとも指摘していました。   このように子ども達に自信と安心を与える授業が今一番望まれているのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 3月 1日(月) NO.512 世界に羽ばたく選手     いよいよ今日から3月です。春はもうすぐそこですね。   サッカ-のU-23日本代表が今日からアテネ五輪アジア地区最終予選を戦います。その第1戦   は今夜10時半からバ-レ-ンとの対戦です。   注目は何と言っても平山相太クンですね。ご存知の通り、高校選手権で優勝した国見高から、すぐ   抜擢され、今ではこの代表選手の中でも中心的なストライカ-の存在になっています。   弱冠18歳、その潜在能力には目を見張る、素晴らしいものがあります。   「活躍して、皆におだてられても天狗になるんじゃなくて、そういうときこそ謙虚であることが大事だ   と学びました」とある時語っているように、見るからに素直で、厳しい国見高で培われた謙虚さを兼   ね備えています。とても好感を持てる青年です。また学業も素晴らしく、いち早く筑波大進学を決め   ています。国見の小嶺監督に言わせれば、大久保や高木琢也などの先輩に比べればまだまだ筋   力が弱いそうです。大学でこの体とともに頭も鍛えるよう、進学を勧めたそうです。   ともかく何年に1度出るかの逸材です。小さくまとまらず、世界に十分通用するよう大きく育ってもら   いたいものです。そして一部Jリ-ガ-などに見られるような、チヤホヤされるとすぐ有頂天になる   ことなく、いつまでもその謙虚さを貫いて欲しいものです。 --------------------------------------------------------------------------------