--------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月28日(水) NO.554 トップセ-ルスマン     トップセ-ルスマンってどんな人か想像できますか。ほとんどの人が雄弁で如才なくやり手の方   を連想することと思います。ところがこれが違うのです。   先日の公開例会で講師の丸山博先生が述べられていました。意外にも、どちらかと言えば言葉少   なげで、寡黙の人が多いようです。そして何よりも他人の話を真剣に聴くことのできる聞き上手の   人です。従って誠実でかわいげのある人とも言えるでしょう。   相手の話を最後までしっかり聞いて、メモまで取れるくらいなら文句なしと言われています。大切な   のは相手の相談に乗って、悩みまで聞き出すことのできるくらいの誠意が、こちら側に備わってい   ることです。ですから相手の話を半分ぐらい聞いただけで、一方的に語り掛ける人では駄目みたい   です。   余談ですが、公開例会の後、2次会に行き出席者全員が例会の感想を述べました。一人ひとり   どの方も、実に雄弁でその感想をまとまり良く語られていました。終わって誰からともなく、出たの   が、「これでは全員トップセ-ルスマンにはなれないね」の言葉です。なるほど、その通りです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月27日(火) NO.553 女子サッカ-の快挙     いや-、女子サッカ-がやりましたね。見事な快挙です。7連敗していた相手国、北朝鮮に13   年ぶりの勝利です。私も出掛けていたため、後半の一部しかテレビで眺めることができませんでし   たが、胸の熱くなる想いでした。   まさに執念と言ってよいでしょう。2大会ぶりの五輪出場はもちろんのことですが、比較的マイナ-   だった女子サッカ-をメジャ-に引き上げる絶好の機会だったと思います。選手達はそれを承知し   今までの苦労や努力をまさにこの一戦にぶつけたと言ってもよいでしょう。その通りの戦いぶりだ   ったと思います。   注目されている男子サッカ-と違い、草の根大会から出発しているのがこの女子サッカ-です。   それゆえ選手の喜びは一入(ひとしお)だったことと思われます。また陰の功労者は3万人を超え   るサポ-タ-の力です。青一色に染まった「ニッポン、ニッポン」の応援が、どんなにか選手達を勇   気づけたか知れません。やはりホ-ムの力、地の利を活かした勝利だったものと思います。   「一念岩をも通す」初めからあきらめることなく、このように強い執念があれば、最後には大きな花   を咲かせるものです。彼女たちが地味な存在だっただけに、心より祝福したいと思っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月26日(月) NO.552 公約     「あげパンを食べよう」を公約に、中学生徒会副会長に立候補し、見事当選し公約を果たした女   子生徒の話題が載っていました。   学校をもっと楽しくしたいと、友人と“政策”を話し合う中で、小学校低学年まで給食に出ていた、こ   のあげパン復活に着目したとのことです。しかし設備がないことから一度は断念しかけたのですが   母親がいちるの望みを託して町長に話した結果、この実現の運びとなりました。   そう言えば我が単Pでも、1,2年前野球のボ-ルが入るからとテニスコ-トとの境に足つきのネッ   ト設置を公約に呼び掛け、当選を果たしてからPTAが資金的に協力したことがあります。   現在の子ども達は大人のやっていることを見ていないようで、しっかりと観察しているものです。   やはりその底辺に流れるものは「学校は楽しいものでなければならない」という原点です。   親としても子ども達にとって、学校が少しでも楽しい存在になるよう協力していかねばなりません。   そしてあくまでも子どもが主、取り巻く親達は従の関係であることを忘れてはいけません。親にしか   できないことは何か、それをしっかり捉え、親にできることを無理なくやっていかなければと考えて   います。それにしてもあげパンって、そんなにおいしいものなのですか? --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月23日(金) NO.551 赤ゴジラ     広島カ-プの”赤ゴジラ”こと嶋重宣選手が、ここのところ俄然注目を集めています。   背番号55、開幕から全18試合に出場し、今日現在打率.444,本塁打7,打点16と大活躍して   いるところから、ヤンキ-スのホンモノをもじって、そう呼ばれているものです。   目を見張りたいのは、この選手プロ入り10年目でやっと今シ-ズン実力が開花したことです。   かつて入団当時は知る人ぞ知る存在で、「東北に嶋あり」と呼ばれた左腕投手でしたが、肩を痛め   打者に転向してからずっと今日まで鳴かず飛ばずの人でした。   年俸700万円、昨オフはトレ-ド要員にあげられたところから、これまでにない危機感が募りまし   た。最後のチャンスと賭けた今シ-ズンに備え、毎日5kmのランニングを欠かさず下半身の強化   と、コ-チとのマンツ-マンで打撃開眼に努めました。   その結果が冒頭の成績です。先日行われた同友会沼津支部4月例会でも、外部講師の丸山博先   生が述べられているように、今置かれている状況を自分自身で的確に判断できなければ”ゆでガ   エル”になってしまうということです。それは決して外部環境である”景気”のせいにすることなく、   経営者自らが危機感を募らせ自己改革を図っていくことと同じです。   「ピンチはチャンスなり」自らの仕事からいかにお客様に感動を与えられるか、その実践の積み重   ねがきっと大きな花を咲かせることに繋がると確信しています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月22日(木) NO.550 一筆啓上・日本一短い手紙     「一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ」 日本一短い手紙として知られている、この   書簡の由緒となっている、福井県丸岡城に社員旅行で立ち寄りました。   手紙の意味は時の城主、本多作左衛門重次が陣中から妻に送ったもので、お仙とは嫡子、仙千   代のことを指し、この跡取りをしっかりフォロ-し戦いに備えて馬にも食料を十分与えよとの意味で   す。   これに因んで現在では「一筆啓上賞」なる日本一短い手紙(物語)コンク-ルを開催しているとの   ことで、城内には優秀作品の展示がありました。大賞の一部を紹介したいと思います。   (子から母へ) お母さんへ 私はしばらく家出をします。さがさないで下さい。   (母から子へ) いってらっしゃい。晩ご飯までには帰ってくるのよ。今日はハンバ-グだからね。   (子から母へ) お母さん、いつもお仕事ごくろうさま。つかれていても、がんばってください。   (母から子へ) むぎゅ-ってだっこして、いい子いい子して、「えらかったね。」って言ってくれる?   ほのぼのとして、とても素敵なやりとりですね。こうしたやりとりは大好きです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月21日(水) NO.549 人生の縮図     大阪の友人より毎週必ず送って頂くメルマガにこんなことが書かれていました。   今シ-ズン監督となった人達の試合中の顔が暗すぎるのには辟易する。阪神の岡田監督しかり、   なぜもっと明るい陽の顔が出来ないのだろうか。私が優勝と予想しているジャイアンツの堀内監督   も暗い顔である。ひょっとしたら優勝が難しいかもしれない。   そんな中で褒めているのが中日、落合監督です。こう指摘されていました。   三回も三冠王を取るような天才バッターだし、現役時代から「オレ流」を貫いてきた人だから、もっと   人に対する扱いが粗略なのだろうと思っていたが、考え直さなければならない。それは選手に対す   る配慮である。珍しく投手交代のときには監督自らがマウンドに行く。それも実に穏やかな顔で何   やらゆっくりと投手に語り掛けてボールを受け取る。こうされると投手は納得してマウンドを下りる   ことが出来るだろう。この行為一つ取ってみても、私には想像できないことであった。あの「オレ流」   の落合監督がである。しかし、これをもって即優勝だといっているわけでないが、一転負けがこん    できたときにも、今の姿勢が貫けるとしたら、ひょっとしたら優勝争いに絡むかもしれない。   そして最後にこう結んでいます。   たかが野球。されど野球である。プロ野球は人生の縮図であり、企業経営の縮図である。長年に   わたりリーダーシップを研究してきた者にとって、プロ野球ほどリーダーシップの勉強になる教材は   ない。   なるほどと思わせる内容です。人をいかにその気にさせ、活かしていくかが問われています。   2人で10数億円ものお金を使い、1人はベンチを温めているような采配というか経営は果たして   まともと言えるものでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月20日(火) NO.548 企業として求められているもの、その1     弊社には飲料の自動販売機が1台設置されています。もちろん仕事でお世話になっているJT   関連のものです。この自販機の管理会社が4月より変更になりました。もちろん、こちらの都合で   はなく、ある事情で新たにジャパンビバレッジという会社が引き受けて頂きました。   以前は地元でもお馴染みのY社でした。3月の初め頃ですか、このY社から電話があり、「おたくの   会社での自販機の使用はあまり多くないことから、電気量の負担等会社経費を減らす意味でも   撤去されたらいかがですか」という提案です。「初めから承知で設置しているから、今のままで結構   です」と答えると、しばらくはいかにもこちらのことを配慮しているような発言が続いたのですが、   そのうち本音が出ました。自分達の会社の方針で、使用頻度の少ない所はメンテナンス費用の合   理化で撤去したいとのことです。   最初はさもこちらの事を考えているかの提案だっただけに、ちょっとカチンときました。かえって初   めからその旨、言ってもらった方がスンナリ撤去したかもしれません。   このY社に、お客様であるJT本社から設置依頼を受けた当初の経緯など、話しても仕方がないと   考え、元請けであるJTフ-ズの担当者を聞き出し、その事情を説明させて頂きました。   ここからの対応が素晴らしいものでした。名古屋からわざわざ来社され、すぐに代理店を変更する   とのことです。そして弊社の社員にも自販機に入れて欲しい銘柄を聞き出してくれ、新たにこの4   月1日からスタ-トしたのです。   使用頻度の少ないものを切り詰めるのは誰でも考えつくことです。しかし、こうした事情への対応に   まだまだ逆にチャンスとなるニッチ(隙間)なるものが残されているのではないでしょうか。   再度挨拶に見えられたJT飲料の管理者と代理店担当者の方ともお話したのですが、新たに開拓   するのが難しい、厳しく多様な時代でもあります。こうした糸口がそのヒントになるのではないでしょ   うか。そう言えばかなり以前を振り返ってみると、最大の顧客でもあるJTのお客様(当時は専売公   社)に直接入るきっかけとなったのも、競争相手先企業のチョットしたミスからだったことに気がつき   ました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月19日(月) NO.547 社員慰安旅行     17日の土曜日からの2日間、3年ぶりに社員旅行に行ってまいりました。行き先は花紀行と称   した北陸の旅です。お天気はこれ以上ないというくらい絶好で、社員一人ひとりの心がけの良さを   象徴するかのようでした。   しかし残念ながらサクラは時期的に少し遅かったようです。例年ではこのくらいの時期らしいので   すが、開花が少し遅れた私達の所に比べ、今年の北陸はだいぶ早まったみたいです。   このソメイヨシノはほとんど葉桜となっていましたが、 富山県高岡市の雨晴海岸の近くなど、一部   八重桜が見事な花をつけていたところもありました。   また良いこともあるわけで、その期待はずれのサクラに代わって、綺麗だったのが砺波のチュ-リ   ップです。畑に栽培されている赤・黄・桃・白のそれぞれの艶やかな色をつけ、見事に咲き誇って   いました。   その他越前竹人形の里、東尋坊、兼六園、高岡古城公園等お馴染みの所を廻って来たのですが   花はともかくとして、お天気に恵まれたお陰で、しばしの旅を満喫できました。   ちょっとその内容に触れたい、丸岡城と瑞龍寺については後日のためにとっておきたいと思います   時間的には2日間強行軍でしたが、やはり1年に1回ぐらい社員全員のスキンシップを深めなけれ   ばいけませんね。とても楽しくリフレッシュできた社員慰安旅行でした。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月16日(金) NO.546 人質無事解放     日本人3人の人質が無事解放されました。喜ばしいことです。解放されたとなると、巷では今度   は3人の自己責任という問題がにわかにクロ-ズアップされてきました。   元々渡航自粛を促されているイラクへなぜ無理して行ったのか。また危険な場所と知りながら出掛   けることを止めれなかった家族は、一度は万が一のことを覚悟して出していたのではないか。そし   てそれゆえあんなに命乞いの大騒ぎをするのはおかしい等々。   こうした様々な意見に現代の多様性とイラク問題の難しさを改めて感じています。でも生きて戻っ   てこれたからこそ、表れた問題でしょう。これがもし不幸にも悲しい結末に終わっていれば、政府の   責任追及など必至で、政権を揺るがす問題にまで発展していたことと思います。まずは無事帰還   できて、何よりも当局はホッとしていることでしょう。そしてこれから先もきっと表に出ることはないこ   とと思いますが、今回の交渉に使ったお金はハンパではないものと思われます。   私達日本人がこのように喜んでいる陰では、大金をせしめてほくそ笑んでいる事実があることを   忘れてはいけません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月15日(木) NO.545 バランス感覚     一昨日の続きになるのですが、なぜそんなバカな真似をするのだろうか、私なりに考えてみまし   た。出した結論はこうしたことに免疫ができていないのではないかということです。もう少し平たくお   話しすると、ガリ勉一筋のため好奇心旺盛で多感な青少年時代に、こういった経験が全くないので   はないかと思いました。   ちょっとエッチな本など、私達ならその時期、親の目から隠れてよく読んだり見たりしたものです。   またそれ以前でも、好奇心から自分と違う異性にはいろいろと興味を示したものです。小さな頃の   スカ-トまくりなどはその表れの1つです。   そうした経験が全くなく過ごしてくると、大人になってから、ある意味では大変ではないでしょうか。   変に目覚めて病みつきにならないとも限りません。若き時代に免疫がある人なら、自分の人生を   左右するほどの今回の出来事が、いかにつまらないものであるかに気がつくはずですし、その行   為にまでは及ばないものと思います。   大切なのはバランス感覚ではないでしょうか。いくら頭が良く、学習能力が高くても、ある意味では   優秀な社会人とは言えません。やはり遊びも含めた、いろいろな体験を経て人間として成長し、   磨かれていくのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月14日(水) NO.544 飛蚊症(ひぶんしょう)     自分の目の中で小さな虫が飛んでいるようなことはありませんか。私も1年ぐらい前から、自分   のこの症状に気がついています。ちょっと鬱陶しいのですが、これを飛蚊症と言うそうです。   目の内部は硝子体と呼ばれるゼリ-状の物で満たされていますが、それが加齢によって一部液   状化することで起こると言われています。液状化するとコラ-ゲン繊維が増え、それが糸くずや虫   のように見えるのです。   これ自体は加齢現象の1つで、あまり心配することはないようですが、小さな虫だけでなく光が飛   んでいるように見えたら危険信号とのことです。最悪の場合、失明する恐れもありますので、気を   つけたいものです。それにしても歳はとりたくないですね。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月13日(火) NO.543 やってはいけない事     一言で話すと「もったいない話」です。あまり話題にしたいような事ではないのですが、新聞に   植草一秀さん逮捕の記事が載っていました。品川駅のエスカレ-タ-で前にいた女子高生のスカ   -トの中を、持っていた手鏡でのぞき見したということです。   ご存知、東大卒の経済スペシャリストとして、お茶の間でも知られている人です。前野村総研主席   エコノミスト、現早稲田大学大学院教授として、今年の2月にも沼津に講演に来たばかりです。   私もこの案内を頂き、聴きに行ってきましたが、その外見同様スマ-トな語り口が印象に残ってい   ます。   こんなつまらない事で、今まで一生懸命積み上げてきたものを壊してしまうのでしょうか。ずいぶん   もったいない話です。ダ-ティなイメ-ジを怖れるテレビからはもう敬遠されることになるでしょう。   このように人気著名人とか各界のトップたるもの、絶対やってはいけないということがあります。   つまらないイメ-ジを引きずると、いかにホンモノを目指していたところで、視聴者である私達に   大きな説得力を持たなくなるからです。また私達の世界でも「壁に耳あり、障子に目あり」です。   他山の石とせず、くれぐれも人間性を否定するような真似は絶対引き起こさないよう、十分配慮し   心がけていきたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月12日(月) NO.542 迷惑電話     職場にもよく迷惑電話が掛かってくるものと思われます。本人達の勝手な都合で、こちら側の   事情など一方的に無視し、ただアナウンスされるものです。中にはまるで友人であるかのように   装うものもあります。またその応対に触れて、怖い経験をした方もいるのではないでしょうか。   弊社では会社の顔として、ほとんどの電話を取り次ぐ安中嬢のお陰で、丁重にお断りを入れてい   るため、私などその被害に遭わなくて済んでいます。でも多くの会社や自宅では結構困っている所   があるのではないでしょうか。   この迷惑電話撃退の対策を1つ聞き出しました。聞いた途端から何も喋らないと言うのです。多く   は断るにせよ、何らかのリアクションをしているはずです。このやりとりにしても鬱陶しさを感じてい   ることでしょう。こちらが何も喋らなければ、相手は5分も持たないと言われています。   姑息な手段かもしれませんが、下手な関わりを持つより効果的なことかもしれません。   とにかく自分さえ良ければいいのではなく、もっと相手の立場を考えて、この種の電話等お互いに   心がけていきたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月 9日(金) NO.541 人命優先     イラクでついに日本の民間人拘束という事件が起こってしまいました。全く卑劣なテロ行為です。   犯人側の要求する「人質と引き替えに自衛隊のイラク撤退」は今のところ、日本政府は呑むつもり   がないことを表明しています。   でもその期限である3日間のうちには打開策が見つかるのでしょうか。何の手も打たないまま期限   が来てしまえば、おそらくこの種のテロでは貴重な3人の命が絶たれるものと思われます。   新聞にも書いてありましたが、思い出されるのが1977年のダッカ事件です。連合赤軍が日航機   を乗っ取り、人質とした乗客の命と引き替えに、収容中の赤軍メンバ-の釈放を求めたものです。   時の福田首相は「人命は地球より重い」と言って、その条件を呑みました。後でいろいろと非難さ   れたとのことですが、人命優先、まずはこれで良かったものと思います。   ところで今回はどうでしょうか。当時の乗客と比べて、たった3人だからでしょうか。確かにこの種の   テロに屈し、自衛隊を撤兵すれば世界の非難も浴びることにもなるでしょう。でも3人の命に万が   一のことがあったらどうするのでしょうか。一時撤退ということもあります。私は人命は何にも替えら   れない貴重なものと考えます。世界の多くの国々でそうした措置を採らなくても、今までの日本なら   何よりも人命尊重の方法を選んでいたはずです。その結果、世界の笑いものになってもいいじゃな   いですか。ある意味では何よりも人命を大切にする国だと、世界にアピ-ルするチャンスです。   無事生還されることを祈念します。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月 8日(木) NO.540 ちょっと良い話part4     昨日、市内で打合わせを終え、平塚のお客様へ向かう途中、ちょうどお昼の時間帯でしたので   箱根山の頂上にあるエコパ-キングという休憩所で昼食にしました。   コンビニで買ったお弁当を一人きりで食べたのですが、爽やかな陽気のせいか、少しも侘びしくなく   おいしく頂くことができました。   もうちょっとで終わろうとしていた時、車の外から「食後のフル-ツはどうですか」とイチゴを差し出   されました。全く見ず知らずの人でしたし、心の準備がなく、いきなりだったものですから思わず   「いいです」と言ってしまいました。そしたら、「今、実家で摘んできたばかりのイチゴです。遠慮しな   いでどうぞ。」とさらに差し出して頂いたので「ありがとうございます。いただきます」と言って2つば   かりご馳走になりました。   近頃では、めずらしいことではないでしょうか。こうした風景は昔ならしょっちゅうあったことと思いま   すが、とんとお目に掛かることはありません。あまりにも慣れていなかったせいか、一瞬どぎまぎし   たほどです。でも何気ないことかもしれませんが、こうした人の好意は嬉しくなるものです。   「袖すり合うも他生の縁」とも言われています。たった1回しかない人生、このように人と仲良く接し   ていきたいものです。もちろん口の中に含んだイチゴはたった2粒でしたが、とても新鮮で甘い香り   がいつまでも残っていたような気がします。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月 7日(水) NO.539 火事の怖さ     当日行われる予定だった市内町別ソフトボ-ル大会が天候の関係で危ぶまれたため、日曜日   の早朝、雨の様子を眺めようと洗面所の窓ガラスを開けました。   雨よりか真っ先に飛び込んできたのはモウモウと立ち上がる黒煙でした。   自宅からおよそ150mのお宅が火事なのです。最初、空にはこの真っ黒な煙だけが異様に上が   っていただけですから、半信半疑で眺めていたのですが、しばらくしてから煙の中に真っ赤な炎が   混じり始めたのです。間違いなく火事だと確信しましたのですぐ119番に電話しました。もちろん初   めての体験です。場所はどこかと尋ねられたのでその旨話をすると、既に通報があったとのことで   す。こうしている間に真っ赤な炎はどんどん大きくなっていました。そして数分後やっと消防車が駆   けつけ、消火活動が始まったのです。   私はこの間、家を動かないでいたのですが、妻は火事だと確信してからすぐ家を飛び出し、隣接し   ているお宅が息子の野球仲間でしたので、一生懸命その荷物を運び出していたことを後から聞き   ました。お気の毒に火元である民家は全焼です。しかも両隣まで一部延焼してしまいました。   顔見知りのお宅でしたので、後でその原因が天ぷらの廃油を温めていて忘れたことを聞きました。   私も子どもの頃、その体験がありますが火事は本当に怖いものです。丸焼けになると1つも後に   残らないからです。案外知られていないのですが、暖かくなってきたこの時期、火事が一番多い時   でもあります。文字通り、対岸の火事とせぬよう、火の始末等注意して心がけたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月 6日(火) NO.538 指導者     楽しみにしていました選抜高校野球も終わってしまいました。初出場初優勝の快挙を成し遂げ   た愛媛・済美高の活躍は本当に見事だったと思います。しかもこのチ-ムは何と創部3年目と言い   ますから、現在の最上級生である3年生が入学したときに作られたチ-ムです。   これ以上早く全国で優勝することは事実上不可能です。ですから最初で最後の偉業とも言えるの   ではないでしょうか。それにしても監督という指導者の存在は高校野球にとって、かくも大きな要素   を占めるものでしょうか。済美高の監督はこのチ-ムが作られた2年前、やはり愛媛の名門・宇和   島東高から招かれた監督で、この宇和島東高もかつて初出場初優勝を成し遂げています。   甲子園ではいつもニコニコしていた監督です。高校野球経験のある方なら、だいたい想像がつくで   しょうが、あのニコニコ顔は本番用の特別な顔だと思います。普段は大分厳しい監督ではないでし   ょうか。優勝後のキャプテンが厳しい練習の成果だと、インタビュ-に答えていたことからも判りま   す。でもいくら厳しくハ-ドでも、しっかりした目標設定ができていればそれに耐えられるでしょうし、   モチベ-ションも高まるというものです。   母校沼津東高野球部も今年が栄えある創部100周年です。優秀な選手もいっぱいいるはずです   この子達をその気にさせ、もう少しうまく使えばシ-ドされた東部大会で初戦から敗退するような結   果にはならないのではないでしょうか。改めて後輩達の奮闘を期待するものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月 5日(月) NO.537 頑張れ大リ-ガ-松井その6     先週末よりプロ野球セリ-グも開幕し、俄然お茶の間は忙しくなってきました。去年に引き続き、   阪神が好調を維持し、良いスタ-トを切りました。やはりこのタイガ-スが強くなくては野球は面白   くなりません。ホ-ムランバッタ-揃いの巨人一辺倒にならないよう、王者阪神の意地を是非見せ   てもらいたいものです。   これに先駆け、ニュ-ヨ-クヤンキ-スの日本でのオ-プニングゲ-ムで、我らの松井選手が大   活躍し、溜飲が下がりました。本場のアメリカでは、いろいろとこの日本での大リ-グ開幕について   とやかく言われていますが、私達日本人にとっては最高の演出でした。まさに松井の為に全て仕   組まれた開幕戦だったと思います。   それにしても、これにしっかりと応えてくれた松井選手も凄いものです。打席に立つ前の大声援が   事後更に増幅され、ものすごい地割れのような、どよめきと化しました。   ヒ-ロ-インタビュ-でも「今年は期待していて下さい」とはっきり言い切ったように、大いに期待し   てもいいのではないでしょうか。体も更に一回り大きくなったような気がします。やはりその計り知   れないプレッシャ-の中、あのヤンキ-スで1年間やり通した、大きな自信からでしょうか。   とにかく今年の松井選手からは、昨年以上に目が離せなくなりそうです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月 2日(金) NO.536 消費税内税表示方式スタ-ト     4月1日より商品の価格に消費税を含んだ、総額表示(消費税内税表示)方式が一斉にスタ-ト   されました。日本全国のあちこちの中には、かなりの混乱が見られたようです。JR東日本では既   に改正されている価格に、レジでさらに上乗せするという消費税の二重取りという、予期せぬ結果   も起こっています。   まあ、元々は政府の今後予定している、消費税引き上げに向けての一環対策とも言えるものでし   ょう。商品価格の中に消費税分まで含んでしまえば、この先7%になろうが、10%になったところ   で、あまり私達庶民は値上がり感を持たなくなるものです。それを現小泉首相の時には消費税UP   は行わないと言っておきながら、着実にそれに向けて準備を進めているのが狡猾なところです。   どっちみちこの先、消費税は上げなければ国家財政の破綻が目に見えているところから、こうした   姑息な手段ではなく、正直にその旨訴えた方が国民の理解を得られるのではないでしょうか。   ところで今回の措置で、100円ショップや100円寿司は困るのではないでしょうか。まさか105円   ショップなどとは謳うわけにはいかないものと思われます。その他書店の本に記載された価格替   やレジのシステム変更等、余分なコストがずいぶん掛かるものと思います。   とにかく、自分達のご都合主義ではなく、国民の視点で眺めることのできる政治を志してもらいた   いものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 4月 1日(木) NO.535 メ-ルの便利さ     メ-ルって本当に便利ですね。万年幹事を務めていることから、一昨日、高校の同級生にゴル   フコンペの案内を出しました。年に2回ほど開催しているものですが、今回はメ-ルにて初めて、   その案内を発送いたしました。前回の郵送時、返信用のハガキにメ-ルでもよいか、問い合わせ、   可の人にはアドレスを聞き出したからです。   今までは郵送で50人ほど送るのに、郵便局に行って返信用のハガキや切手を買ってきたり、案   内文をコピ-し、折ってハガキと一緒に封筒に入れ、アドレスシ-ルを貼って投函するまで、結構   その手間暇がばかにしたものではありませんでした。   それがメ-ルでは、案内文を添付ファイルにして、グル-プ登録をすれば直ちに一斉送信できま   す。郵便での発送に比べると大幅な時間短縮です。しかもコストが掛からないときています。   もちろん、50人全員がメ-ルにてOKではないため、一部は郵送しなければいけませんが、数が   少ないから以前の比ではありません。   これをやっていて思ったのですが、郵便局はこれではどんどん儲からなくなっていくことでしょう。   1人当たり返信ハガキ50円、切手80円要していたのがタダになってしまうからです。そして郵便で   はまだ着かないと思われるうちに、早々の返事まで返ってきます。つくづくその便利さを実感しまし   た。そして改めてその機能を不思議に考えさせられました。今日はちょうどエイプリ-ル フ-ルで   すが、昔の人にこの話をしても、嘘だと言ってとても信じてもらえないでしょうね。 --------------------------------------------------------------------------------