--------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月31日(火) NO.631 運転中の携帯使用     この欄でも再三、取り上げている運転中の携帯使用の問題ですが、危うく事故を起こすところで   した。前からその使用を自分は止めると言っていたにもかかわらず、言ったその時ばかりで、相変   わらず使用していたからです。   危機一髪は一昨日の日曜日に起こりました。場所は出張から戻る途中の国道1号線、箱根山中   です。着信のあった携帯をいつもの通り、何気なく取り、通話しようとしたときです。   意識が半分以上、そちらの方に傾いていたため、場所がカ-ブの途中にいることをうっかりしてい   たか、自分は大丈夫と高を括(くく)っていたかもしれません。電話を使おうとふっと顔を戻したとき、   車はカ-ブのセンタ-ラインを越えようとしていたのです。しかも対向車線には数台の車が目に入   りました。慌ててハンドルを切り、何とか難を逃れたのですが、冷や汗ものでした。対向車もびっくり   したのではないかと思います。   このように”つい何気なく”が大きな事故を招くことになります。幸い何もなくて助かりましたが、もし   事故を起こしてしまったら、自分の身どころか、相手に多大な迷惑を掛けてしまうことになります。   これを良い教訓にしなければと思っています。なかなか”やめたくてもやめられない”運転中の携   帯使用ですが、身をもってこのような経験をすると、その是非が解ります。11月からいよいよ罰則   制度が開始されるとのことですが、それで止めるのでは少し癪(しゃく)ですから、いち早くこの機会   に使用を止めることを宣言します。ですから私の運転中はドライブモ-ドになっていることをご了承   下さい。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月30日(月) NO.630 全国研究大会より     アテネで頑張って帰国した日本選手ではないのですが、北海道から大きな感動を持ち帰ること   ができました。金・土と2日間、旭川で行われた日本PTA全国研究大会からです。   まずは1日目の家庭教育をテ-マとした第2分科会です。この分科会は、上野動物園を抜き今で   は日本一の来客数を誇る、旭川市内の旭山動物園・小菅園長さんの基調講演で始まりました。   やはり魅力ある動物園をめざし、差別化を図っている園長さんだけに、動物に学ぶ子育ての話は   とても引きつけられる、素晴らしいものでした。とても一言では語れませんので、後日改めて触れた   いと思います。ただ、第2部のパネルディスカッションの最後に、やはりこの園長が述べられた、   言葉がとても感動的でした。   命を大切にと言っていても、命は教えたり見せることはできない。感じることしかできない。その   大切さは自分で体感するもの。人間でも動物でも触れて抱きついた時に感じる温かさが、命として   感ずることができる。また、命が失われた瞬間を体験して、その大切さ、愛おしさを感ずることが   でき、それができるのも家庭や生きている時しかない。   また翌日の全体会では、東海大学教授でテレビやラジオでもお馴染みの、数学者・秋山仁教授に   よる講演でした。教育には予想以上の深い情熱を持たれている教授のお話は、予定時間を軽く   オ-バ-するほどの熱いものでした。その中で一番感動的なのは、最後に最近一番苦手なものに   挑戦しているとのことで、アコ-ディオンを取り出し、シャンソンをフランス語の弾き語りで唄ったこと   です。小学生時代、合唱の時、先生から「秋山くんは元気がとてもいいですが、もっと小さな声で」   と言われていたくらい、音楽にはからっきし駄目だったという教授です。それが、難しい指使いの   アコ-ディオンを巧みに演奏し、しかもフランス語で見事に唄っているのです。取り組んで、たった   3年間とのことです。聴いていて、思わず目頭が熱くなりました。教育について熱く語られた何より   も、それは生きたメッセ-ジとして、人々の胸に迫ったものと思われます。行動あるのみです。   やはり、全国に学ぶ造詣(ぞうけい)は深いというのが実感です。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月26日(木) NO.629 早食いの弊害     早食いの人ほど太っている傾向にあるという記事を読みました。とても速く食べる人は、とても   遅く食べる人より平均5キロ以上、体重が重いとのことで、早食いが肥満の元という言い伝えを実   証することになったようです。   調査は全国の大学の女子大生を対象としたもので、1日当たりの摂取カロリーは早食いの人ほど   多く、摂取カロリー当たりの食物繊維の量は遅食いの人ほど多いという事実が伝えられています。   このことから、早食いの人は食物繊維の少ない、速く食べやすい食事をとっていると言えるかもし   れません。逆に言うと、植物繊維の多いものを摂取していれば、適当に満腹感が得られ、必要以   上に食べ過ぎなくてすむということになります。   私も以前触れたように、朝食抜きのダイエットに取り組んでから、ほぼ1ヶ月以上経ちました。   成果は少し出てきたようで、2.5kgから3kgの体重減の現況です。体感的にはベルトの穴が1つ   縮まってきました。この私の場合は食べるものが何でもおいしくて、全体的に食べ過ぎる傾向にあ   りますから、このくらいでちょうど良いかもしれません。またそんなに食べるのが早いほうではあり   ませんが、これからは前述の通り、もっとよく噛んで早く満腹感が得られるように心がけたいと思っ   ています。   27日から2日間、旭川で開かれるPTA全国研究大会に参加のため、明日はお休みさせて頂きま   す。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月25日(水) NO.628 責任の重み     時節柄、どうしてもオリンピックの話題が続いて恐縮ですが、期待されていた野球が準決勝で   オ-ストラリアに負けてしまいました。金メダル確実と言われていましたが、柔道の井上康生選手   同様、その責任の重みでつぶされてしまったようです。   オ-ストラリア戦を少しテレビで眺めましたが、どうしても金メダルを取らなければいけないといった   プレッシャ-からか、奮投した松坂投手以外、打撃陣はいつもの力が引き出せず、固かったような   気がします。これが義務づけられた責任の重みでしょうか。   プロのドリ-ムチ-ムで構成している関係で、勝って当然、また長嶋ジャパンのためにも、といった   しがらみを引きずっていると、これが日本人なのでしょうか、このような結果になるべくしてなったよ   うにも思えます。またこれが今までの日本のパタ-ンだったような気がします。   そういった意味からも、他の期待されて、今回金メダルを取った日本人選手達は新人類と言えるか   もしれません。また言い換えれば、野球は相変わらず、旧態依然としたままの形になっているとも   言えます。でも選手達には胸を張って日本に帰ってきてもらいたいと思います。そして今後の野球   界に何が必要なのか、ただ漠然とプレ-するだけではなく、しっかり模索しながら行動に繋げてい   ってもらいたいと思っています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月24日(火) NO.627 夏の終わり?     昨日の23日は暦の上では処暑でした。処暑とは暑さが和らぎ、そろそろ秋型に変わる時期と   辞書に載っています。その暦どおりの、比較的凌ぎやすい、一日ではなかったかと思います。   そう言えば、夏の終わりを告げる、熱かった甲子園が駒大苫小牧高の初優勝で閉幕したからかも   しれません。深紅の大優勝旗は白河の関どころか、一気に津軽海峡を越え、見事、北海道の地に   渡りました。   その要因も、豊富な練習量と緻密な野球への意識改革と言われています。何よりも素晴らしいの   は18人の選手全員が、地元の北海道出身の「道産子」で占めていることです。この道産子が次々   と強豪を倒していく、バッティングを中心とした戦いぶりは本当に見事でした。また近年、東北の高   校あたりが、地元というよりは関西の強豪硬式野球クラブなどから、選手を引っ張ってチ-ム編成   している姿に比べれば、ずっと爽やかなものではないでしょうか。あくまでも私見ですが、やはり高   校野球は勝つためには手段を選ばないということではなく、ある程度、地元にしっかりと根差した   メンバ-構成であった方がと思います。そうであれば地元の応援にもっと力が入るというものです   毎年のことですが、球児達の夏が終わると淋しくなります。今年はアテネ五輪の影響で、いまいち   盛り上がらなかったような気がしますが、熱闘甲子園のドラマはまた来年までお預けです。   本当に酷暑だった今年の夏に別れを告げる、小さな秋はそろそろ見つかるでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月23日(月) NO.626 勝つべくして勝利を掴む     連日の日本人選手の大活躍に湧いているアテネオリンピックですが、またまたやりましたね!   女子マラソンの野口みずき選手!身長150cm体重40kgの小さな体で、あっぱれな、どでかい    勝利です。これで13個目の金メダルですか。凄いものです。私も眠たい目をこすりこすり、とうとう   最後まで観てしまいました。   優勝はとても嬉しかったのですが、終盤、ヌデレバ選手の激しい追い上げで、正直、ハラハラ・ドキ   ドキでした。しばらくトップ10人グル-プの併走が続いた後、上り坂の続く25キロ付近での野口さ   んのスパ-トで、一時、40秒以上あった2位との差が、35キロでは28秒、40キロでは14秒、   そしてスタジアム入りのときは10秒ちょっとに追い詰められていたからです。テレビでの映像では   遠近感がいまいち把握できないため、もう少し開いてくれという、こちらの願いとは反比例して、時   としてすぐ後ろに迫ってきたような感じがありました。   それでも野口選手の勝利はしっかりと計算されたものだったようです。元々、最近のマラソン選手   には珍しいストライド走法のため、下り坂を苦手としていました。このため、勝つのには下りが続く   終盤での競り合いではなく、それまでの上りで仕掛けて抜け出さなければいけないとの戦略を、   忠実に守った結果とこの思い切りの良さが勝利に繋がりました。   世界最速のランナ-をもってしても歯が立たず、次々とリタイヤする選手達、そしてゴ-ルしても   嘔吐する姿などを眺めていると、つくづくこのマラソンが想像以上に過酷で厳しいものであったこと   が窺えます。「オリンピックのマラソンは強いものが征するのではなく、それを征した人が真に強   い」とも言われています。とにかく、この頂点を究めるための高地・中国での十分な走り込みや、   体脂肪を極限まで落とし、筋肉強化の練習は想像を絶するものであったことに違いありません。   当初、日本代表の選考にもめた女子マラソンでしたが、こうして素晴らしい結果を出したことにより   わだかまりの全てを水に流せるのではないでしょうか。土佐・坂本両選手の入賞も立派です。   それにしても今日は日中、睡眠不足で多くの方が、居眠りが出ているのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月20日(金) NO.625 便利なETCの抱える問題     私どもも日頃、社用車で使用しているETC(ノンストップ自動料金収受システム)ですが、この   夜間割引の表示が不具合で少し問題となっているそうです。   知らなかったのですが、今年4月から、その夜間割引制度が再開し、午後10時から午前6時まで   の間に首都高を利用したETC搭載車が対象となり、10%から30%の割引がされているそうです   しかし、ゲートに入った際の装置の表示や社内装置の表示は、従来のままとなっているため、いく   ら割引になっているか判らないために起こっている問題です。   このプログラムの変更が複雑で改善が難しいのが理由です。タクシ-などは領収書を出せないた   めに、客とのトラブルを嫌って、この夜間に限っては利用を控える会社も増えているそうです。   使用している方なら感じていることと思いますが、面倒な料金収受の手間が省かれ、入口の渋滞   も避けることができる便利なシステムです。この普及も兼ねた夜間割引が、かえって足を引っ張る   皮肉な結果となっています。この先、日本道路公団が管理する高速道路でも、時間限定の割引を   実施する予定があると言われますので、何とか前向きな対策をお願いしたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月19日(木) NO.624 アッパレ・ニッポン     久しぶりのカキコミです。暑い夏の工事がやっと終わりました。頑張ってくれた社員の皆さんに   感謝!感謝!です。その言葉以外、他に相応しいものがありません。熱中症にも掛かることなく、   連日の猛暑に耐え、本当によく頑張ってくれました。   私達が額に汗して働いている間、アテネでも日本選手が凄まじい勢いです。連日のようにメダル・   ラッシュが伝えられ、嬉しい限りです。やはり日本人なのですね。日本の活躍が自分達をウキウキ   させてくれます。柔道を除き、勝敗の行方が深夜の関係で、とても勝利の瞬間には付き合っていら   れませんが、毎朝、決まって嬉しいニュ-スが届いています。体操ニッポンも見事に復活しました   ね。28年ぶりの偉業と言いますから、強かったニッポンを知らなかった世代の金星です。また北島   選手も2冠達成ですか。本当に凄いものです。そのプレッシャ-と言ったら、想像できないくらいの   大きなものだったと思います。重圧をはねのけ、皆の期待を自分の力に変えて、そして最大の成   果をあげた、この人は今までにないタイプです。そうそう、ヤワラちゃんも同じですね。旦那さんの   谷選手の嬉しそうな顔がいつまでも忘れられません。本当に良かったと思います。   17日に開かれた駿沼学生協の総代会の挨拶でも述べたのですが、オリンピックが始まると愛国   心が復活するようです。でもいつでもその心を持っていたいものです。その気持ちさえあれば、私   達の周囲はもっともっと綺麗になるでしょうし、人に優しくなり他人の痛みも知ることができるもので   す。自分の国に誇りを持ち、もっともっと良くなるように自国に愛着を持ちたいものです。   その意味ではずっとオリンピックが続いていてくれと、願いたくなってしまいます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月11日(水) NO.623 頑張れ大リ-ガ-松井その7     イチロ-選手はもう4年連続の200本安打が目の前で、その達成が間違いない、相変わらずの   好調ぶりです。さすがに天才と呼ばれるだけのことはあって、バットコントロ-ルは本当にうまいで   すね。   そして、ゴジラこと松井選手も、ここにきて、ますますその打撃に冴えを見せています。   5日前、アスレチックス戦で放った第20号は、外よりの球にもかかわらず、真ん中高めの球と、   本人がコメントするほど、甘い球として捕らえているからです。昨シ-ズン苦しんだ外角球への対   応が確実に進歩している証拠です。日米のストライクゾ-ンの違いにも慣れてきたのでしょう。   そしてチ-ムにも溶け込んできて、余分な気遣いなく野球に打ち込めている表れではないかと思   います。その1試合置いた次の試合も2打席連続の21・22号、そして昨日が23号と、ここ6試合   でホ-ムラン4本、6試合連続安打の活躍です。   もともと器用なバッタ-ではないと言われています。以前にも触れましたが、バッタ-ボックスで靴   の半分だけ前に出るだけで、かなりのこだわりを持った人です。またいつも本塁打への意識はない   そうです。確実性と飛距離を求め、打つための手段がその意識を抑え、結果良い方向に表れて   いると言われています。まだまだ、この先大リ-ガ-松井選手を待ち受けるものは少なからぬもの   があると思いますが、少なくとも2年目の今年、初年度と比べても技術的な進歩も著しく、着実にそ   の道を歩み始めているのではないでしょうか。これも日頃の練習の賜物です。   「努力に優る天才なし」の言葉どおり、楽をしていただけではとてもこのレベルには到達しないもの   でしょう。   明日、12日から18日までは客先への夏期工事で出張のため、お休みさせて頂きます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月10日(火) NO.622 日本語の難しさ     昨日は59回目の長崎の「原爆の日」でした。その3日前、広島で行われた平和記念式典で、   秋葉市長が読み上げる予定だった平和宣言の中で、「唯我独尊主義」の言葉を「自己中心主義」   に訂正したとの記事を見つけました。   この「唯我独尊主義」とは、小型核兵器の研究を再開した米国について表現しようとしたものです   が、どうやら宗教的な意味合いで差し障りが出たようです。宗教的には「どれ一つとして尊くない命   はなく、だからこそ尊い」というお釈迦様の言葉であるそうです。私達が捉えている「ひとりよがり」   という意味合いとは全く違ったものになってしまいます。   これは宗教的なものですから、知らなくても仕方ないかもしれませんが、日本語って結構難しいと   ころがあります。先日も70%もの多くの人が、間違ってその意味を把握しているとの記事が掲載さ   れていました。ぶぜん、姑息、げきを飛ばす、などの言葉についてです。   まず、それぞれの正しい意味です。順番に「失望してぼんやりとしている様子」「一時しのぎ」「自分   の主張を広く人々に知らせ、同意を求めること」が正解とのことです。   腹を立てている様子や、卑怯なという意味や、元気のない者に刺激を与えて活気づけることという   意味で捉えていたのがほとんどです。本当に難しいものです。でもその誤りに気がついた以上、少   しづつでも正しく使っていこうと思います。何よりも我が民族が誇る、他に類を見ない綺麗な言葉で   すから... --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月 9日(月) NO.621 国民性     土曜日の晩は日本人の多くの方々がテレビに釘付けになったのではないでしょうか。   見事、我々の期待に応えてくれました。あっぱれ!ニッポンです。   前回、触れましたが、これで日本のサッカ-の実力が証明されました。それにしても、あの異様な   雰囲気の中、よく自分達のサッカ-がやれたものです。   終了間際、だめ押しの日本の3点目が入った時、中国人観衆がぞろぞろと帰り始めたのをテレビ   では写していました。あれがある意味では中国の国民性を表しているのではないでしょうか。   単なる勝ち負けにこだわっているのです。一方、私達はと言うと、決してその応援を途中で放棄す   るようなことはないと思います。たとえ敗れたにしても、最後まで頑張った選手達に、惜しみない拍   手を送るのではないでしょうか。   はっきり言って、そのやっている愚行は発展途上の国そのものです。スポ-ツに政治を持ち込む   ばかりではなく、負けたからと言って日の丸を焼いたり、選手やサポ-タ-を結果的には閉じこめ   るような真似は言語道断です。事前に中国の良識ある新聞が「我々は日本を見ているが、世界は   我々を見つめている」と、注意を促しました。でも結果は、ご覧の通り、まだまだ世界の一流として   オリンピックなどが開けるまでに至ってはいないのではないでしょうか。世界の信頼を勝ち取るの   は、中国国民一人ひとりの、今後の心がけしだいだと思います。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月 6日(金) NO.620 ニッポン・バッシング     何と言っても、話題は明日のサッカ-・アジア杯の決勝でしょう。度重なるニッポン・バッシングの   中、選手達は本当によくやっているのではないでしょうか。準々決勝の対ヨルダン戦、追いつめら   れたPK戦でも何とか、凌ぎました。そして準決勝のバ-レ-ン戦、後半40分を過ぎ、2-3でリ-   ドされているのを、通りすがりのテレビで眺め、ここまでかと思っていたら、家に戻ったテレビでは   見事な延長戦の勝利を伝えていました。その凄まじい執念を感じさせる、日本の勝利です。   強い民族主義に育まれ、反日感情むき出しの中国に、こちらもむきになっているわけではありませ   んが、こうなったら決勝の中国戦も是非ものにして”日本ここにあり”を見せつけたいものです。   ジ-コ監督が言っているように、66000対11人の勝負かもしれません。でもこれを制すれば、   本当の日本の実力が認められるのではないでしょうか。   それから、国家演奏中でも見せた中国の激しいブ-イングですが、来る2008年の北京五輪が   心配になります。本来、そこまでは入り込まないはずのスポ-ツの領域にまで、日本憎しの感情   が蔓延っていることを自覚しなければなりません。かつて戦時中、日本が中国人民に危害を与え   たことを考えると、やむを得ないかもしれませんが、こちらのTOPの姿勢如何でいくらでも和らげる   ことができるのではないでしょうか。その意味でも、わざわざこちらから火を付けるような、靖国神   社参拝など、よく考え慎んでもらいたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月 5日(木) NO.619 政治家の合言葉     1億円もの小切手をもらっておいて、「記憶にない」とはよく言ったものです。   最大派閥の領袖を退くことになった橋本さんの話です。日本歯科医師連盟からの、例の1億円提   供問題で橋本派会長を辞任することとなり、現在その後任人事で揺れ動いています。   これで、田中・竹下・金丸・小渕・橋本と繋がってきた、自民党最大派閥の事実上の解体とも思わ   れます。いや、それより小泉首相が前から言っていた「自民党をぶっ壊す」の言葉のように、自民   党の派閥政治の終焉かもしれません。私達が考えても、小選挙区になった現行で派閥に属する   うまみなども大してないと思えるからです。とにかく、なぜこの会長を退くのか、はっきりとした理由   も述べず、辞めていく橋本さんの態度は相変わらずのふてぶてしさです。   ポマ-ドが悪いと言っているわけではありませんが、ギンギラに固めたあの頭で、いつも人を小馬   鹿にしているような、高慢な態度が気に入りません。この人には「稔るほど頭を垂れる稲穂かな」   と言っても、きっと馬耳東風でしょう。以前の金丸さんの東京佐川急便事件・5億円資金提供の時   のように、「臭いものに蓋」ではなく、徹底的に調べ上げてもらいたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月 4日(水) NO.618 勇気ある行動     ヤクルトスワロ-ズ・古田選手が頑張っています。ご存知、1リ-グ制問題で、選手会長の立場   で、その役目をしっかりと果たしています。しかもそればかりではなく、選手としても、現在打率部門   でリ-ディングヒッタ-を争っているほどの活躍も見せています。本当に大したものです。   その姿勢は見上げたもので、試合の合間でも夜、テレビ出演し、選手としての立場を代表し、その   主張を伝える努力をしています。さすが、立命館大学を野球ではなく、本来の実力で入学しただけ   のことはあります。   「私達に今、できることをしよう」、こういう合言葉に同調し、各球団の選手達も署名運動等に積極   的な動きを見せています。こうした選手の結束は、今までにないようにも感じます。やはり、現場の   人間しか掴むことのできない危機感の表れではないでしょうか。   あるオ-ナ-に見られるような、こうした現場の声を一切、無視した発言は言語道断です。何回も   言うようですが、「ファンあってのプロ野球」のはずです。素直にその耳を傾けてもらいたいもので   す。その意味でも、拘束があるべきはずの、高橋由伸選手をはじめとした巨人選手の署名活動は   本当に勇気ある行動ではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年 8月 3日(火) NO.617 携帯依存症     先日の「職場の教養」に取り上げられていた、携帯依存症についてちょっと触れたいと思います   ① 携帯を忘れると遅刻覚悟で家に戻る   ② 「圏外」ではイライラする   ③ メ-ルの返事がないとイライラする   ④ トイレや風呂に持っていく   ⑤ 握ったまま寝る   以上がその依存症の傾向で、複数当てはまる場合は重症とのことです。   私などはまだここまでではありませんが、確かにこの携帯に限らず、メ-ルなどの返事がないとき   はイライラとまではいかなくても、何となくスッキリしないものです。   こうしたものに、知らず知らずの間に頼って、のめり込んでいるかもしれません。   やはり、程度ということを考えなければなりません。そもそも、人間が機械や器具に振り回されるの   は主客転倒の話です。極端な話が、お互いすぐそこにいるのに、メ-ルでなければ会話ができな   いとなると、ちょっと深刻な問題です。できない場合はこの携帯などを利用しなければいけません   が、会話はそもそもお互いの目をしっかり見つめて話したいものです。   近年、人の目を見ながら話のできる人が減ってきたのは、こんなところに原因があるかもしれませ   ん。 --------------------------------------------------------------------------------