--------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月30日(火) NO.687 有意義な休日     一昨日の日曜日は久しぶりに全員が休みを取ることができ、社員それぞれが有意義な休日を   過ごしたものと思われます。休みもなく、忙しい仕事に振り回されているだけですと、どうしても毎日   が流されているように過ぎ、切替ができずメリハリがなくなってしまいます。   私も今シ-ズンまだ1勝もできず、ここで勝たないと来季は2部に降格になってしまう、ソフトボ-   ルの試合に駆り出されました。沼津市のソフトボ-ル連盟に登録されている、町別クラスの1部の   試合です。25歳以上の選手で構成され、1部16チ-ムが年間4回、ト-ナメント制で戦っている   ものです。抽選の組合せの運・不運もありますが、どういうわけか今年は3回の大会を終え、まだ   1勝もあげることができなかったのです。   55歳になろうともしている私が、このクラスで試合に参加というのも、年寄りの冷や水のようなもの   ですが、まだまだ私以上の方が多く活躍しているのが現状です。   幸い、我がチ-ムも降格の危機感から、何とかこの大会で2勝をあげることができました。   なかなか若返りができないチ-ムですから、2部に落ちたら当分這い上がることができないと思っ   ていただけに、まずはやれやれほっとしています。   もちろん、ひさしぶりの勝利で夕方街に皆で繰り出し、飲んだお酒のおいしかったことは言うまでも   ありません。この”たかがソフトボ-ル”がストレス解消と毎日の良い切替になっているものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月29日(月) NO.686 携帯メ-ルの弊害     よくテレビゲ-ムなどばかりに熱中していると、アルツハイマ-に似た脳になりやすいと言われ   ていますが、このゲ-ムばかりでなく携帯電話のメ-ルにも同じような現象が表れると載っていま   した。電車の中や街でも行き交う若い人達の視線が、このメ-ルに釘付けになっている現在、衝撃   的な事実です。   発表したのは2年前「ゲ-ム脳の恐怖」の著書を出し、注目された日本大学の森昭雄教授です。   この携帯メ-ルの影響はゲ-ムによるものより、もっとひどいと指摘しています。   過去2年間、携帯電話漬けの全国の中高生を調査したところ、その60%に脳波のβ波の低下が   見られ、教科書を10分以上集中して読めない、簡単な漢字が思い出せない、忘れ物が多いなど   の傾向が見られたと言っています。また一見、メ-ルなど文章を作っているから、頭を働かしてい   るように見えますが、実際には一覧表から言葉を選んでいて、ほとんど前頭前野は働いていない   と指摘しています。   これがその通り事実だとすると、日本のこれからを背負っていく世代のほとんどに関することだけ   に由々しき問題です。ちょっと考えてもあの小さな画面に釘付けになっているのですから、良いこと   はないかもしれません。続けても1日15分程度が限度という指摘を信じて、私達親の世代が未来   ある子ども達に、しっかりとこのことを伝えていかなければなりません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月26日(金) NO.685 素敵なヨン様     ヨン様こと、韓国のトップスタ-、ぺ・ヨンジュンの来日に、成田空港に集まった人達が3500人   だと言われています。この数は空港開港以来最多とのことで、このニュ-スを聞いたとき、つくづく   日本は平和だなと思いました。   徹夜組も100人ぐらいいたそうです。そして午後1時から2時ぐらいと言いますから、世の亭主族   は仕事の真っ最中です。しかもちょっと不便な成田空港です。ほとんどがこのオバタリアンの人達   でしょうが、この国同様、平和ボケしているように思えます。   別にこのヨン様にケチをつけるつもりは全くありません。私達同姓から見ても、本当に格好良いし   よく言われている、歯の白さも爽やかで素敵なことには違いありません。でもニュ-スなどで聞い   ていると「この世のものとは思えません」などと答えている人もいるくらいですから、何か異常さまで   感じてしまいます。しかし、よくよく考えてみると、子育ても終わり人生が熟年期を迎えた、この年代   の方々にとって、夢中になるものがあまりにも少ないのかもしれません。   そして、ある意味では一時でも煩わしい現実から逃避できる、ささやかな夢の世界と言えるかもし   れません。そのように考えてみると、この責任はあまりにも夢の世界からはかけ離れた、私達亭主   族にあるようにも思えます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月25日(木) NO.684 国語力低下     人(他人)が憂える(嘆き悲しむ)から、優る(まさる)という意味になるのでしょうか。その意味は   定かではありませんが、近頃の大学生はこの”憂える”を喜ぶの意味で捉えている人が多いと、   指摘されていました。   びっくりするような話ですが、国語力低下もここまで来たかという感じです。   またその他にも、懐柔する(手なずける)が賄賂(わいろ)をもらう、露骨に(あらわに)が大袈裟に   と間違えている人が多いと載っていました。いやはやといったところです。   先に藤原正彦さん(新田次郎さんの息子で数学者、改めて触れます)が講演で話されていた通り   です。ゆとり教育とか、個の尊重などと言っている間にこの始末です。今、盛んに小さな頃から   英語やコンピュ-タ-などの情報教育などと、叫ばれていますが、大いに見直す必要があるので   はないでしょうか。母国語である日本語もよく解らないのに、何が外国語だと思います。   またグロ-バルというものも、自国にプライドを持ち、それに基づいているからこそ成り立っている   ものと考えます。もっともっと生まれ育った、自国の言葉である日本語を大切にしなければいけな   い必要を痛感しています。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月24日(水) NO.683 目標にこだわること     京都では紅葉が見頃で大勢の人が繰り出したとのことです。朝晩はめっきり冷え込んできました   一昨日が”いい夫婦”、そして昨日が”勤労感謝”の日でした。どちらもその対象に心から感謝しな   ければなりません。    『目の前の小さな目標の達成にとことんこだわれ!』とメルマガに載っていました。   指摘されて、日々の具体的な目標や1ヶ月、半年後、1年後の目標が十分でないことに気が付い   ています。会社はどういう方向を目指すのか、また何の為に働くのか、そしてどういった社会にお   役立ちを図ろうとしているのか、こうしたものを具体的にまとめて示したものが経営指針です。   経営理念・経営戦略・経営計画の3つから成り立っているもので、今では必要不可欠なものとされ   ています。この「経営指針を創る会」を中小企業家同友会の県レベルの有志で立ち上げました。   既に3回もの研修会が開催され、来月は1泊研修と称し、2日間朝から晩まで缶詰研修が行われ   る予定です。   このメルマガでも指摘されていた「小さな目標を達成できない人に、大きな目標は決して達成でき   ません。そして小さな結果を出すことにこだわらない人が、大きな結果を出せるはずがないのです   。」との項を信じてこだわっていきたいと思います。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月23日(火) NO.682 痛風予備軍     尿酸値が高く、痛風予備軍である私ですが、心地よいニュ-スを耳にしました。   それはビ-ルを飲んでいても痛風が治るという話です。ご存知の通り、プリン体を多く含むビ-ル   は痛風患者の天敵と言われています。しかし鹿児島のある教授が、自ら痛風を患った身でビ-ル   を飲み続け、実験をしたそうです。   その結果、「薬を正しく服用すれば、ビールをいくら飲んでも尿酸値は正常に保てる。痛風にはスト   レス解消が大切だが、1日に750ミリリットル以下のビールなら、むしろストレスを和らげ尿酸値が   下がることが多い」と発表しています。   ちょっと嬉しくなるような話ですが、安心ばかりはしていられません。一利あって百害の薬など飲み   続けたくないものです。またこれから年末にかけ、お酒とますます親しくなる機会が増えます。   このビ-ルに限らず、他のお酒でも飲み過ぎては同じ結果です。私はまだその経験がありません   が、痛風が発病した時の痛さは半端ではないと言われています。   最悪の結果にならないよう、くれぐれも自己管理に努めたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月22日(月) NO.681 第44回沼商吹奏楽部定期演奏会     第44回沼商吹奏楽部定期演奏会が先週の土曜日、市民文化センタ-で開催されました。   さすがに伝統ある沼商吹奏楽部に相応しい、会場に詰め掛けた大勢の皆さんを大いに魅了した、   素晴らしいコンサ-トでした。   第1部がクラシック、そして今年の第2部は何と、「オペラ座の怪人」と称し、専門歌手2人を交えて   の本格的なオペラに挑戦しました。歌も素晴らしかったのですが、バックを務めたメンバ-の演奏   もしっかりと聴き応えがありました。たぶんここまでのレベルだとは、誰も想像できなかったものと思   われます。さすがに、先の全国大会で最優秀の6校に残り、表彰されただけのことはあります。   そして第3部がお馴染みの、ディズニ-やらテレビ主題歌を集めたメドレ-、またソロ演奏でしっか   りと聴かせてくれたラテンの名曲の演奏です。本当にレパ-トリ-の広さに感心したものです。   何回ものアンコ-ルに応えた後、エンディングはいつもの通り、冬をテ-マにした曲のメドレ-で、   最後は”なごり雪”で締めくくります。毎回会場の全員に配られる、何色もの発光スティックの美し   い光(ペンライト)による感動的なフィナ-レでした。   真ん中の娘が3年生で最後を迎えることから、一族郎党大挙して今年は繰り出しました。遠く小豆   島からも両親が、そして東京からも妻の妹夫妻が、またその他親戚、知人も多くの方々が忙しいと   ころを縫って詰め掛けて頂きました。有り難いものです。   またまた親バカになりますが、この演奏会で引退する3年生のメンバ-紹介の時、娘の番が迫っ   てくるに連れ、なぜかこみ上げてくるものがありました。勉強は大してしなくても、早朝より夜遅くま   でこのクラブ活動に明け暮れた彼女の学生生活を思い出したからです。何よりも充実した時代を   過ごすことができたのではないでしょうか。   上の娘から引き続いて5年間、これで関わってきた吹奏楽部ともお別れすることになると、ちょっと   寂しい思いがしています。改めて、子ども達の為に多くの時間を費やして頂いている、指導者の   川口先生に深く感謝申し上げます。   併せて沼商吹奏楽部の益々の発展と、更なる大きな飛躍を祈念申し上げます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月19日(金) NO.680 高齢者の運転免許     我が静岡県が、運転免許の自主返納制度を利用して、その返還をした人が全国一というニュ-   スを耳にしました。まじめなお年寄りが多いと言えるかもしれません。   内輪の話になりますが、私どもの会長でもある、父親が今月末に満81歳を迎えます。先日夕食の   時にこんな話をしていました。「今度の誕生日前に運転免許の切替になるのだが、もう辞めようと   思っている」聞いていた私達は、即座に返事ができませんでしたが、しばらく時間を置いてから   結局はその方がよいと思い、異議なく賛成をすることにしました。   よく考えてみると、最近ではほとんど自分で運転することもなく、必要とあらば妻や私がその足に   なっていることから運転免許もさして必要としません。それに高齢のためか、本人も細かな注意に   欠けることもあって、運転したがりません。   このように、その必要がなければ無理に高齢者が運転しなくてもよいのではないでしょうか。免許   を返納すれば事故の加害者になることは全くありません。父も賢明な選択であると思います。   しかし、この父も日常の仕事には現役で、まだまだ受け継がなければいけない、固有な製作技術   を備えています。会社としても早くそのノウハウを継承し、社内体制の整備を図らなければなりま   せん。まだまだ高齢の会長に頼っている私達も情けないかもしれませんが、ある意味では”自分の   出番がある”ことがその生きがいになっているかもしれません。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月18日(木) NO.679 2004ドラフト会議より     史上最年少のプロ野球選手が誕生しそうです。   昨日のドラフト会議で、15歳の辻本賢人投手を阪神が8巡目で指名したからです。   この辻本くんは中学1年でアメリカに留学していたとのことですが、根っからの阪神ファンで、早く   野球を思い切りやれる環境に身を置きたいと言っていることから、まず入団が間違いないところで   す。   また15歳の右腕で142kmのスピ-ドボ-ルを投げると言いますから、将来性豊かな楽しみな   存在です。テレビでちょっと眺めたところ、ルックスも良くスタ-性も兼ね備えています。   そして学業も優秀と聞きますから、球界の将来にわたり注目される存在になるのではないでしょう   か。   この辻本くんの他、今年のドラフトは特に波乱というか話題性は乏しかったと思います。   各球団が特定の選手をめぐって競合するということもなく、いわば無風だったと言えます。これも   選手獲得を巡っては事実上、ドラフト以前に既に終わっているようにも思えます。そこにはたぶん   少なくない裏金も飛び交っていることでしょう。   もっともっとプロ野球を面白く、エキサイティングにしていくのには、自由獲得枠を含めた、このドラ   フトそのものを見直していく必要が不可欠と考えます。この形骸化されてきたドラフトを改善しない   限り、まだまだ日本のプロ野球の明日に明るい兆しが灯らないのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月17日(水) NO.678 西武株の上場廃止     西武鉄道株が来月で上場廃止になるとのことです。私もこの西武のやったことが何に抵触する   のか、よく解らなかったのですが、ようやくその事実関係を知りました。   まず上位10位までの大株主の持ち株比率が80%を超えてはいけないという事項に触れたことと、   有価証券報告書の重大な虚偽記載があったからです。しかも40年ぐらい前から継続していたとい   うから責任は重いと思います。   その手法を調べてみると、西武グル-プのコクドがその株を、個人名義株として実質保有していま   した。堤義明氏の父である、創業者の故堤康次郎氏が考案したとのことですが、名義借りの手法   です。コクドでは社員持株会の株を会社が管理し、実質的にはコクド株を堤家が管理していたとい   うやり方です。言い換えれば、康次郎氏は自分の資産をコクドに移管し、コクドは大株主として   各社の頂点に立ちます。そして株の名義を社員らに分散させながら、実際はコクドの株を掌握する   といった、オ-ナ-家がグル-プの資産と経営の支配を続けるという狙いのものです。   莫大な相続税対策と、一時期起こった故横井英樹氏による西武鉄道株買い占めなどによる、危機   感から安定株主対策を図ったと言われています。   もう1つ、いけないのはこの上場基準をクリヤ-できないことを知ってから、何も事情を知らされて   いない取引先企業に西武株の購入を組織的に要請したことです。しかもこの売却は市場を通さな   い相対取引でした。これがインサイダ-(内部者)取引に値するのかは、まだ調査段階でよく判りま   せん。   私は株のことは全く解りませんが、とにかく、投資家の信頼を大幅に損ねたことには違いありませ   ん。またそれにより投資家に大きな損失を与えた責任は免れません。天下の西武の堤さんとあろ   うものが、お粗末な話です。最終球団決定オ-ナ-会議以前に、西武球団の売却をライブドアに   持ち掛けた話といい、名だたる経済人としての自覚を促したいものです。とても一流とは言えませ   ん。自己保全に走るより、もっと社会貢献を考えていたのなら、結果は違っていたように思えます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月16日(火) NO.677 こころのコンサ-ト     沼津市内門池中学校創立30周年記念として、教育講演会に招待を頂き、行ってまいりました。   講演会と言っても、梅原司平さんという、シンガ-ソングライタ-による素晴らしい感動的な    ”こころのコンサ-ト”でした。   素敵な甘い歌声と共に、現在の日本や私達親が今のままでいいのか、といった熱いメッセ-ジが   私達の胸に染みわたりました。あまりテレビやマスコミでは知られていない梅原さんですが、出来   の悪かった人間でも生きていけるという教訓から、年間100回を超えるコンサ-トの半分近くは   こうした学校・教育関係で占められているとのことです。   また、知る人ぞ知るという存在らしいのですが、NHKのラジオ深夜便で取り上げられて以来、氏の   CDはネット上でのオンラインショッピングで第3位の売上げとも聞きました。   以下、私がメモした、コンサ-トの中での素敵な語録を挙げます。   大人が明るくなければ子どもも明るくなるわけはない。  どんなにイタズラした自分でも、先生は   1度も見捨てたことがなかった。  この国は本当に優しいのか、何が豊かか、豊かさと便利さとは   違う。  人間なんて大自然のほんの1部、小汚いのはむしろ私達(モンゴルで馬乳酒を飲んで)   知ることより感ずることの方が大事、知りたがる道を開いてやろう。感性なき教育は教育にあらず。   小さな子どものうちから、さまざまな芸術に触れて欲しい。心を育てないで詰め込みの教育だけで   世界に通用するでしょうか。(建築家・安藤忠雄氏の言葉より)   優しさが子どもを変える。  人は人の中にあってこそ命が輝く。   被爆者との出会いから生まれた、梅原さんの”折り鶴”という歌は、今は世界中に拡がっているそう   です。商業的に世界に広めるといったら数億円も掛かると言われている今、一銭も掛けずして、   世界のあちこちで唱われるのは、優しさと愛と平和を考えている人達がもたらしたものだと言い切   っていました。名が知られていなくても、ホンモノのこころのコンサ-トに出会い、清々しい想いで   会場を後にすることができました。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月15日(月) NO.676 義援金     すっかり冷え込んできて中越の被災者の方々が気になる季節になりました。疲労死など、何と   かこれ以上の犠牲者を出したくないものです。   この被災地に向けて、コツコツと貯めた年金の中から1000万円もの多額の義援金を出された方   がいます。仙台に住む佐藤さんという、86歳にもなるお年寄りの方です。   「家を失ったお年寄りや不便な暮らしに耐えている子どもたちを支援したい」と語って、日赤に寄付   されたそうですが、聞くと妻を亡くしてから、衣食住すべてつつましく暮らしているとのことで、本当   にその温かい気持ちには胸を打たれます。   私達も今、あちこちの機会ある毎に、この義援金募集に出くわし、協力しているところですが、一人   で1000万円ともなると話は別です。自分さえ良ければいいという人が増えている今日、まだまだ   世の中捨てたものではないと、とても嬉しくなるものです。差し障りがあったら謝りますが、こうした    嬉しい話もお金が有り余っている人にはあまり聞くことがなく、こうした生きるだけで精一杯という   方々から出てくるのも不思議な話です。      いつ何処で自分達にも同じように降りかかるか判りません。困ったときはお互い様、東海大地震が   予想されている地域の私達も人事ではありません。金額の大小は問わず、大勢の善意を是非届   けたいものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月12日(金) NO.675 頑張れ!元近鉄選手     今朝のニュ-スなどを聞くと、巨人の清原選手が戦力外で来季構想から外れているような報道   がされていて、いよいよスト-ブリ-グの佳境に入ってきたような感があります。   このプロ野球ですが、先日、楽天球団が正式に認められ、オリックスバッファロ-ズとの間で分配   ドラフト(両球団で選手を分け合う)も終わりました。   結果は悲喜こもごもだと思いますが、判官びいきのこちらとしては、元近鉄の選手の去就にどうし   ても目が行きます。近鉄の選手会長で、合併には最初から強い反対姿勢であった磯部選手は、   本人が望んだ通り楽天に、またエ-スの岩隈投手は本人の希望とは裏腹にこの合併球団に決ま   りました。両球団のメンバ-構成を眺めると、どうしてもオリックスバッファロ-ズに中心選手が偏   り、楽天は磯部選手他一部の選手しか、名前が知られていないように思えます。   それから数日後に発表された合併球団のユニフォ-ムです。誰が見ても元オリックスのユニフォ-   ムそのもので、近鉄とバッファロ-ズはただ名前だけが申し訳程度に入っていたにすぎません。   これには元近鉄の選手もショックだったようです。この事実からも両球団合併は統合ではなく、オリ   ックスへの吸収と思わせられてしまいます。これは心機一転を図ろうとしていた選手達にとっても、   スタ-トから出鼻をくじく、水を差すものになったのではないでしょうか。   まだまだこのように、私達素人では計り知れない問題がこの先待ち構えているようにも思えます。   ただ1つ言えるのは、愛着のあった近鉄のユニフォ-ムがなくなったのですから、両球団に分かれ   た元近鉄選手の口惜しさから、プロとしての意地を見せてもらいたいものです。   一昨日、日米野球で見せた、最後の近鉄のユニフォ-ムを着た岩隈投手の快投は、まさにこの   表れのようにも思えます。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月11日(木) NO.674 ちょっと良い話 part5     歌手の中島みゆきさんがこんなことを書いてありました。   学生時代、寄宿舎によく家から小包が届いていました。近くのお店で何でも売っているのに、チョコ   レ-トだの缶詰だのが送られて来るわけです。   その頃に、一遍の詩を目にしました。サト-ハチロ-さんの「おかあさん」という詩集です。   あの子が東京へ  住むようになってから  買物籠が軽くなった  おやつがいらなくなったから   夕餉(ゆうげ)の仕度がカンタンになったから   その代り  小包みをつくるのが上手になり  郵便局に通う日が多くなったのです   親から何かしてもらうことばかり望んでいた私には「そろそろ親の気持ちも考えてみたら」という   警鐘のようでした。あいにく親にはならなかった私ですが、親になっていたとしてもとうてい立場が   逆にはなりようがないのだなと、返しきれない恩というものを、今は思われてなりません。   いつも言っていることですが、親の子どもへの愛は空よりも高く、海よりも深いものをつくづく感じて   います。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月10日(水) NO.673 前置き     あるコラムに『言わずもがなの切り出しをしない』と載っていました。私などは大いに参考にしな   ければいけないことがあるようです。以下その要旨です。   人前で話をするのに、あえて言わなくてもいいようなことを口にする人がいる。聞き手にとっては、   なんの役にも立たないようなことを、なんのために話すのだろう。それは、話をつまらないものに   する原因にはなっても、けっして聞き手を満足させはしない。   よくあるのが「私ごとき者が、こういう高い席に立つ柄でもございませんのでございますが……」と   いう出だし。また、「はなはだ僭越ですが……」という言い方をする人もいる。自分ではけっして   僭越などと思ってもいないくせに、形式的にこういう決まり文句を言う。   それから、「実は、昨夜来少々熱を出しておりまして……」とか「なにせ忙しさにまぎれ、準備不足   で大変申しわけなく思っております」などと、言い訳をする人がいる。そんな言い訳がましいことを   言ったところで、だれも同情してくれないし、そのヒマがあったら、さっさと話の本論に入ることだ。   その他、「私は、元来口下手でして……」「あまり時間がありませんので、簡単にお話させていただ   きますが……」「なにせ、急に指名をされたものですから……」――これらの言い訳や弁解は、聞   き苦しいだけであって、話の効果にはなんのプラスにもならないことを知っておこう。   とても厳しい指摘です。言われることは全くその通りですが、こうしたことは今までの日本人では   慣例になっていたようなことです。中にはその言葉どおり、へりくだったそのままの自分もないこと   はないでしょう。言い訳や弁解は聞き苦しいかもしれませんが、日本人が元来引き継いできた、   謙譲など一切捨てるのはどうかと思います。それだけ現代が前置きを許さず、時間に追われた忙   しい時代になっているかもしれませんが、何でも結論を急ぐアメリカ的になっていくのもどうでしょう   「狭い日本、そんなに慌ててどこへ行く」もっとゆとりを持ってもいいのではないでしょうか。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月 9日(火) NO.672 才能以外のもの     先の日本シニアオ-プンゴルフは、50歳になった中嶋常幸選手のデビュ-戦で注目を集めま   したが、プレ-オフの末、高橋勝成選手が見事、2連覇を果たしました。   この高橋選手がグリ-ン上での優勝インタビュ-時、号泣するという感動的場面がありました。   というのも、この8月、次男の8歳になる勝紀さんを急性リンパ性白血病で亡くしたばかりだったか   らです。以前発病した白血病が6月再発して以来、ゴルフにも全然力が入らず、クラブを振れない   日があったと言われています。そして今大会、ポケットにも亡き息子の写真を偲ばせ、心身ともに    立て直す意味で再起をかけていたとのことです。   本当に良かったと思います。こういう話を聞くと、こちらまで涙腺が弱くなってしまいます。   またこの高橋選手は、こうした世界には珍しいほどの人格者だと言われています。インタビュ-に   もしっかりと丁寧な言葉で、いつも応えてくれるとラジオでも話していました。そしてこの会場になっ   た茨城GCはプロになる前の研修生時代、2年間ぐらい過ごした所だと聞きました。   少し名前が売れてくると、昔のそうした所にもなかなか顔を出さないものですが、この人は少しも偉   そうなところがなく、気軽に立ち寄り、キャディさん達にも人気があり親しまれているとのことです。   こうしたところがコ-ス中の大きな声援に繋がり、無形の力になったのでしょう。   そうそう、10代で初めて1億円プレ-ヤ-になった宮里藍ちゃんも、いつも相手の目をしっかりと   見つめ、きちんと話すと言われています。両親がこうした面までもしっかりと教え込んだのでしょう。   いつまでもその姿勢を貫いて欲しいものです。高橋選手といい、藍ちゃんといい、こうした話を聞く   と、ますます応援したくなるものです。 --------------------------------------------------------------------------------  ◆2004年11月 8日(月) NO.671 今、私達に求められているもの     ひさしぶりのカキコミです。昨日まで1週間、切替工事で小田原に詰めていました。詰めていたと   は言っても、現地に泊まりこみではなく、毎日車での通いですから、なかなか大変です。   今日も早朝より運転立会に出掛けてもらっていますが、朝早くから夜遅くまで、社員の皆さんの頑   張りに本当に感謝しています。   私はその間、1日だけ先日工事を行ったモノレ-ル制御の試運転で、軽井沢まで出掛けました。   片道4時間掛かりますから、朝4時の出発で帰着は夜11時過ぎでした。先日もちょっと紹介させて   頂きましたが、千葉大名誉教授の多湖輝様の別荘です。先生が頭の体操などの本を書き、テレビ   に出ていたのは、もう何年か前のことになるのでしょうか。話を聞くともう78歳になられるそうです。   この別荘の玄関が斜面に建てられている中段にあり、しかも下から登っていくのにはご高齢の方   ではちょっとしんどくなっていることから、門の入口から上まで乗用台車のモノレ-ルを設備されま   した。この制御の引き合いを日頃、中小企業家同友会で親しくさせて頂いている、清水の先輩経   営者から頂いたのです。お話を頂いてからすぐ処理しなければならない、納期がない仕事で大変   でしたが、お客様の要求どおりのものが何とかできたようです。   このように、今、私達に求められているものは、迅速にお客様のニ-ズに応えていくことです。   またこうした小回りが利かなければ、逆に言えば私達の出番がないということです。   この制御がうまくいけば、次は三重でも同じような仕事があると聞いています。   仕事を終えて軽井沢からの帰りは大変のようにも思いましたが、技術的にも何とかお客様の望む   仕事ができた安心感と満足感から、その長い距離を感じさせない、爽やかなものがありました。 --------------------------------------------------------------------------------