株式会社 アイソー




2005年02月の日記

思いやり

[2005年02月28日(月曜日)|No.738]

 最近、運転していて何か感ずることがありませんか。右折するのか左折するのか、全く方向指示器(この漢字変換ができないくらいだから、相当古い表現なのですね)も出さないで曲がる人が増えたように思えます。
 
なぜかと考えてみたのですが、例えば相対している道路など、先に交差点で右折しようと待っている車のケ−スです。早めに対向車が左折の信号を出すと、先に右折することが可能です。
また狭い道路などは右折車が1台あると後続車が繋がってしまいます。その為、できる限り速やかに曲がろうと努めるためか、左折車があるとそれよりも前ではないが一緒のタイミングで右折しようとします。これが嫌で対向車がウィンカ−を出さなくなったように思えます。これがある程度習慣化されて常時、こういった癖がついてしまったのではないでしょうか。
 
やはり時代の多様化でしょうか。自分さえ良ければいいと、自分のことだけ考えている人が多いように思えます。ちょっとした相手への思いやりが安全運転にも繋がります。そして何よりも爽やかな気持ちに満たされます。「狭い日本、そんなに慌てて何処へ行く」できる限り、優雅に思いやりを持って運転に努めたいものです。


詩「子ども」

[2005年02月25日(金曜日)|No.737]

 皇太子様が子育ての基本としている、ドロシ−・ロ−・ノルトさんの「子ども」という詩をインタ−ネットで見つけましたので紹介します。
 
批判ばかり受けて育った子は非難ばかりします
敵意にみちた中で育った子はだれとでも戦います
ひやかしを受けて育った子ははにかみ屋になります
ねたみを受けて育った子はいつも悪いことをしているような気持ちになります
 
心が寛大な人の中で育った子はがまん強くなります
はげましを受けて育った子は自信を持ちます
ほめられる中で育った子はいつも感謝することを知ります
公明正大な中で育った子は正義心を持ちます
思いやりのある中で育った子は信仰心を持ちます
人に認めてもらえる中で育った子は自分を大事にします
仲間の愛の中で育った子は世界に愛をみつけます
 
この詩からも教えられるように、改めて家庭と環境の大切さを知らされています。


花束

[2005年02月24日(木曜日)|No.736]

 過日、本年度最後となる市PTA母親代表委員会がありました。
会長会と併せて、私にとっても欠かせない会合ですから、5回全て出席させて頂きました。
市母親委員長から最後の挨拶にもなりますから、少し長く時間を取りますので思いの丈を話して下さいとの依頼を受けました。
 
4年間のPTA活動を自分なりに総括する意味で、拙い話をさせて頂きました。話の引き出しは全てこのカキコミです。こういう時には結構この積み重ねが役に立つものです。
ニ−トの話、夢を追いかけたいこと、失敗を怖れず挫折してもよいこと、一小燈、一隅を照らすという言葉などなど、限られた時間ではとても話し足れなかったような気がします。
 
話し終わってから思いがけないことが起こりました。母親代表から大きな花束を頂いたのです。
振り返ってみると、この55年間の自分の人生で花束をもらったことがあるだろうか、必死に記憶を辿ってみても見つかりません。そうです、情けないかもしれませんが初めての体験だったのです。
でも嬉しかったですね。花束より、そうした皆の想いが心を打ちました。大したことはできませんでしたが、自分なりに精一杯やってきたことが、皆さんに評価して頂いたように思えました。
1つの花束が人の心をこんなにも打つものだろうか。凡人の悲しい性(さが)でしょうか、1週間過ぎた今でも、小さな胸は大きくときめいています。


逆韓流

[2005年02月23日(水曜日)|No.735]

 ヨン様などの韓流ブ−ムに引っかけて、逆韓流という耳慣れない言葉を聞きました。
ゴルフのプレ−を日本でする、韓国人のツア−が増えているとのことで、それをそう呼んでいたのです。
 
ご存知の通り、バブル崩壊後今の日本ではゴルフ熱はすっかり冷めてしまいました。また会員からの預託金返還の時期が迫り、あちこちで倒産するゴルフ場が相次いでいます。
この倒産した1ゴルフ場の買収にたった数億しか掛からないと言われ、これに目を付けたのが韓国の事業家グル−プです。
 
地元韓国ではパク・セリなどの女子プロの活躍に刺激され、ひと頃の日本のようなゴルフブ−ムが起こっていると言われています。しかしゴルフ場の数が日本の1/10しかなく、押し寄せるゴルフ客を十分捌くことができないのが現状です。会員権の価格も高騰し、プレ−がしにくくなっていることから、この日本に目を付けたのです。
 
夏場は北海道や東北、また冬の時期は温かくて近い九州がその対象地となっているそうです。
ゴルフ三昧の4泊5日ツア−もあると言われ、温泉やグルメとセットになっているものが人気を呼んでいます。こう聞いてくると、いまいち元気のない日本と、国力が逆転したような気にもさせられます。このゴルフに限らず、油断していると様々な分野でこうした逆転現象が見られるようになるのではないでしょうか。「出る釘は打たれる」の言葉の通り、大勢でホリエモンをバッシングする日本の風土では、残念ですがそれを予感させられてしまいます。


根から絶つ

[2005年02月22日(火曜日)|No.734]

 大阪・寝屋川の小学校でまた悲惨な事件が起こりました。犯人は17歳のこの学校の卒業生だと言われています。事件から1週間経った今日でも、この動機とかがはっきりせず未だに解明されていません。
 
こうした事件が起こると、マスコミはじめ挙(こぞ)って、学校の不審者に対する警備体制の問題を指摘します。でも普通に考えてみても、その学校の卒業生ですから何の拘束もなく入ることができて当たり前です。逆に言うと、たまたまこの犯人は例外中の例外だったのですが、多くの卒業生にとって、母校に入るのにも今までのようにスンナリ入ることができなくなる方が問題だと思います。
 
果たして事件が起きる度に、学校ががんじがらめに締め付けられていくようなやり方でよいのでしょうか。私は本末転倒のような気がします。この被害に遭われた先生にはお気の毒で、慰めの言葉もありませんが、警備とかの予防の策にただ走るのではなく、もっと根っこの問題に目を向けなければなりません。一部突然やってきた大臣が覆すような発言が見られますが、学校は今、総合学習などを通して地域にも積極的に開放されようとしています。親そのものに多くの問題残す現在そうした地域の力は不可欠です。安易にただ対応策を練るのではなく、なぜ起こるのか、どうしたらこの種の事件がなくなるのか、事の真相をもっと追求すべきだと考えます。


出張が終わって

[2005年02月21日(月曜日)|No.733]

 ひさしぶりのカキコミですが、10日も会社を留守にすると本当に大変だというのが実感です。お陰様でJT小田原工場様、JT平塚工場様の工事切替作業も無事終わりました。と言っても平塚はまだ試運転を残し、工場稼働はこれからですが、あらかた先が見えたからです。
 
両工場で工番が5件、いろいろな工事が輻輳(ふくそう)していた関係で、ちょっと大変でした。10日間と言っても、今回の工事と違って1つの工事で集中している方が、比較的楽なものです。気持ちも1つに集中できるからではないかと思われます。
 
幸い、部品の欠品もなく、設計的にも特に問題がありませんでした。出張作業と言っても、それに直接携わる人ばかりではなく、資材とかパ−トさんを含めた社内製作部署の総合的な力が左右するものです。たった1つの欠品でも作業的に結構振り回されます。また当社の心がけている1つとして、現地での作業をできる限り少なく楽にさせるため、社内製作でまかなえるものは準備しておきます。そうしたちょっとの差別化が功を奏し、効率を高めているものと思います。
また比較的早期からの取り組みも無視できません。早め早めの対応からは余裕を持って臨むことができるし、問題が少なくなるのではないでしょうか。
 
このJT様も、工場統廃合による合理化で予想以上の希望退職者が出たなどとニュ−スに取り上げられていました。でも私達にとっては何と言っても、長いお付き合いですし最大の顧客でもあります。こうした中、今回の工事に限らず、いつもご愛顧頂いていることに改めて感謝しております。
自分が社会人となって、最初に就いたのがこのお客様の仕事ですし、いわば育てて頂いたと言っても過言ではありません。それ以来のお付き合いで多くのお世話になった方々が、この3月で辞められるのは誠に寂しい話でもあります。しかし唯一私達にできることは、その方々への恩返しの意味でも、与えて頂いた仕事を誠心誠意施工することしかありません。今後益々の、最大顧客であるJT様の繁栄を願ってやみません。


対北朝鮮戦

[2005年02月10日(木曜日)|No.732]

 今日の話題は何と言っても、昨夜の対北朝鮮戦でしょう。
出掛ける用事があった為、残念ながら試合は観ることができませんでした。でも勝てて本当に良かったですね。
 
後からテレビで繰り返しやっているニュ−スを眺めたのですが、結構危ない試合でびっくりしました
戦前では4−0とかで楽勝と言われていましたが、これが本番の怖ろしさでしょう。ロスタイムの得点でかろうじて勝てたものの、観ていたら冷や冷やものではなかったかと思います。
 
力は日本の方が断然上のような気がします。でもそれが得点差に反映しないのは何でしょう。
北朝鮮の選手の生活を賭けた必死さでしょうか。とにかく勝てた直接の原因である、途中出場の大黒選手に感謝します。若いけどさすがJリ−グの得点王、トラップなしの振り向きざまのシュ−トにその非凡さを感じています。
 
政治の世界をスポ−ツには持ち込んではいけませんが、今回の北朝鮮戦ほど、その勝ちを願ったことはありません。選手には全く罪がありませんが、もし北朝鮮が勝っていたら金正日の傲慢ぶりがますますエスカレ−トするような気がしてなりません。それを考えても本当に良かった日本の勝利です。
 
昨日、友人からメ−ルでニ−トの語源を教えて頂きましたので付け加えておきます。
「学校にも行かず、働いてもいないし、職業訓練にも参加していない若者を意味します。
NotinEducation,EmploymentorTrainingの略語で、1990年代末のイギリスで生まれた言葉ですが、1年ほど前から日本でもよく使われるようになっています。
 
明日11日より20日まで、JT小田原工場様、及びJT平塚工場様の工事切替で出張のため、会社を留守にしますのでこのカキコミを休ませて頂きます。


お断りの辛さ

[2005年02月09日(水曜日)|No.731]

 この春、高校2年生になる息子の関係で、またPTAの役員になってもらえないかとのお誘いを頂きました。何か地区が順番でその役に当たることになり、来年度が副会長、そして18年度が沼津よりPTA会長を出さなければいけないとのことです。
 
誰かに聞きつけ、私がPTAの役員経験者と知り何度か足を運んで頂いたのですが、お断りをさせてもらいました。この同時期にPTA以外の役職と重なる関係で、始めからその旨言い続けていたのですが、何度か足繁く会社まで通って頂く内に、ちょっと気の毒に感じ、グラグラし出したのです決定的な理由が息子です。私には直接言うことはありませんでしたが、母親経由で「俺はそうなったら、もう学校には行かないよ」と言い出したのです。
 
言葉どおり、そのまま受け取らなくても、本人の気持ちの中で今までずいぶんとプレッシャ−を感じていたことを悟りました。親は勝手にいい気になってその活動をやっていても、息子の立場は違います。末っ子の長男の気質からは尚更のものがあります。
現在、本人は勉学にそしてクラブ活動に、のびのびと高校生活を楽しんでいるように思えます。
それを端から眺めていても、良い選択をしたと感じさせられています。たぶん進学先も、そして野球に対しても、親の呪縛から解き離れ自分自身で切り開いた喜びからでしょう。
 
これに水を差すことはないとが大きな理由です。何回か足をわざわざ運んで頂き、結局はお断りするはめとなり、心苦しいものを感じました。当てにしていたのでしょう、見送る後ろ姿はガックリと肩を落としていました。こちらにしても引き受けるより、断る方が結構辛くなるものです。


ニ−ト

[2005年02月08日(火曜日)|No.730]

 ニ−トという聞き慣れない言葉が新聞に載っていました。働かず通学もせず、社会を前にして立ちすくむ若者が52万人もいると言います。
 
その語源は何かということで、英語の辞書を持ち出したところ、よく解りません。neatという単語はあるのですが、意味がきちんとしたとか、要領を得たという意味になるから、これは当てはまらないように思えます。
 
まあ、そんなことは置いといて、この現象が日本だけではなく、中国や韓国でも深刻だというからちょっと考えさせられてしまいます。記事によると、豊かな社会が抱える文明病とも言えるもので、自分に合った職業、自分の好きな道を探していると言います。会社のブランド、年収なども気になり、やっと見つけた仕事も、対人関係が苦手を理由にさっさと逃げ出してしまうそうです。
 
私などは今さら、こんな事を言っても仕方ありませんが、今の道は自分が望んで就いたものではありません。二人男兄弟の長男に生まれ、自分の大学時代、父が独立して今の会社の前身を築いたことから、否応なく就いたようなものです。密かな別の夢を持っていたものの、黙々と働き、さほど豊かではない収入からやりくりし、自分の学費を捻出してくれていた父の背中を見ていたらそんなことはおくびにも出せない状況でした。
 
そして今日があるわけですが、1つだけ自分自身に言い聞かせていたことがあります。望んだ道ではないとはいえ、言い訳をしない生き方をしようと誓ったことです。たった1回しかない人生、歩く道は取り返しがききません。それをいちいち言い訳していたら自分がみじめです。
ニ−トだか何だか知りませんが、私から言わせればこの働かずして立ちすくむ若者は本当に甘いと思います。どんな道でも、そのひたむきさの中から活路が生まれるのではないでしょうか。
立ち止まっていては何も生まれません。そして「一芸に秀でる者、全てに通ずる」と言われている通りです。


ありがとう

[2005年02月07日(月曜日)|No.729]

 月曜日ですから爽やかにいきたいと思います。
友人から定期的に届けて頂くはがきコラムに、「ありがとう」の言葉の効用が書かれていました。
 
それによると、「ありがとう」を繰り返し唱えると、人間関係や仕事関係など不思議な絶大効果があるそうです。毎日「ありがとう」と感謝し、その言葉を他人にも捧げれば、先方も感謝してくれます
 
また、マクドナルドの故・藤田社長も「人はありがとうと言われると0.5秒間恍惚となる」と言われたと指摘していました。
 
簡単な「ありがとう」という言葉の実践を、多くの人達が心がければ、世の中もっと今よりギスギスせず、穏やかになるのではないでしょうか。「言うは易し、行いは難し」少しでも恍惚の時間が長くなるよう、その実践に努めたいものです。


メインバンクとは

[2005年02月04日(金曜日)|No.728]

 立春ですか、暦の上では春ですが、まだまだ遠きにありて想うもののような気がします。
今週は日本列島寒波の到来で、すっかり冷え込んでおります。新潟の方では本当にお気の毒で相次ぐ災害に、また大雪とのことです。心よりお見舞い申し上げ、少しでも被害が小さいものでありますよう、お祈り致します。
 
過日、日頃お世話になっている会計士の先生からの紹介で、経営者セミナ−に出掛けました。
過去2回とは異なり、今回は外部講師として中村中さんという、上から読んでも下からも同じ先生を招聘(しょうへい)されました。ずいぶん、面白い話が多かったように思えます。

中小企業を取り巻く最前線という話ですが、その1部を紹介いたします。
企業にご存知の通り、金融機関からの格付けというものがあります。それは決算書などの変えようもない定量分析と、中小企業のみとも言える定性分析によって決められます。
定性分析は決算書などには出ない、その会社特有の強みが測られるわけです。定性分析で重要な経営者の資質は次の6つです。
 
(1) (現在)借りた金を返すこと(キャッシュフロ−に責任を持つ)
(2) (過去)決算書を明確に説明できる(情報開示ができる)
(3) (未来)経営計画を作れる人
(4) 会社のブランドを高める人(ISOなど)
(5) 教育研修に熱心な人
(6) 後継者のいる人
 
格付けによって貸出条件が変わるのはご存知の通りです。結果が出た後ではどうにもならない定量分析に比べ、この定性分析は経営者の努力次第で変えることができ、この格付けも改善できるというものです。また企業にとって金融機関の担当者がいれば、そこがメイン銀行だと指摘しています。そう言えば業績の良いときには足繁く通ってくる、銀行の足が遠のいているようにも感じます。それよりも指摘があった通り、地域に根ざした金融機関とのお付き合いをより大切にしなければと感じています。明日はこの取引先で作られている同友会の新年会です。少しその挨拶でも触れてみたいと思っています。


ちょっと嬉しくなる一言

[2005年02月03日(木曜日)|No.727]

 便利な世の中になったものです。カキこんだ通り、昨日は仕事に精出すことができました。
そんな中、技術的な情報を得るため、オムロン技術相談窓口に問い合わせをしました。もう、それこそ瞬時に答が返ってきます。そして依頼した情報も電話を切るや否や、メ−ルにて送付して頂きました。
 
そして更に嬉しくなったのは、こちらへの応対がとても感じがよく、素晴らしいことです。これでは何かあればまた問い合わせたくなるものです。よくあまり電話での応対が良くないと、次に掛けたくなくなるものですが、その反対です。妻に聞いたのですが、前にお歳暮の時期でしょうか、三越に依頼したとき、やはり同様にとても丁寧な返事が返ってきたと言います。
 
一流企業はやはり一流たるところがあるように思えます。それは私達、零細企業が逆立ちしても及ぶものではありませんが、こうしたソフト面ではいくらでも学ぶところがあるのではないでしょうか。
蛇足ですが、この女性担当者の返信メ−ルに「3行日記拝見しました。ステキですね。失礼しました。」と付け加えられていました。その一言がとても嬉しくなり、明日に繋がるものです。


飲み過ぎ注意報

[2005年02月02日(水曜日)|No.726]

 早いものですね、もう2月です。何度目の新年会になるのでしょうか、昨夜も商工会議所青年部OB会の賀詞交換会に出掛けました。この時期に「おめでとうございます」と言うのもちょっと変なものです
 
その流れで大勢して2次会のスナックに繰り出したのですが、最近、私はちょっと変です。
と言うのも途中知らない間に眠ってしまい、勘定を払ってきたのかどうかも全然憶えていません。
でも財布の中を朝覗いたら、それらしき分は無くなっているからきっと払ったのでしょう。
勘定も皆で割り勘ですから、きっと頭割りしたものと思われますが、全然その記憶がありません。
この事と全く同じようなことがつい先日もありました。一体どうしてしまったのでしょうか。
 
朝、妻に注意されたのですが、最近飲み方がきたなくなったように思えます。きっと飲み過ぎ注意報の発令でしょう。またいくらお付き合いと言い、忙しい仕事で社員の皆さんが毎日夜遅くまで頑張っている中、ちょっと恥ずかしい話で、申し訳なく思います。
今日、明日は幸い何処にも出掛ける用事がありません。取り返す意味でも仕事に精出したいと思っています。


現職警官の告発勇気

[2005年02月01日(火曜日)|No.725]

 世の中はまだまだ捨てたものではないと思いました。現職警官が内部告発をした愛媛県警の不正支出問題です。
昨日、お昼のテレビ番組にこの巡査部長が出ていましたが、改めて巨大権力にたった1人で立ち向かった勇気を感じさせられました。できそうで、なかなかできないことではないでしょうか。
 
でも報復人事というのでしょうか、地域課鉄道警察隊という部署から同課通信指令室という所にここで移動となったそうです。ご本人に言わせれば、今までないポストで、全く机に向かうだけのやることのない、しいてあげれば無線のステッカ−張り替えぐらいとのことです。また警察官の命という言葉を使っていましたが、個人所有の拳銃まで取り上げられたそうです。
その理由が自傷の恐れがあるからとのことです。全く何をかいわんやですね。
 
不正の手口とは、永年にわたり、警察官それぞれが偽造領収書を1人につき2,3枚作らされ、その拠出金で幹部が飲み食いをしていたというものです。相次ぐ不祥事で、何を今さらと言ってもしょうがないような警察ですが、私達大人の視点ではなく、果たして子どもの眼から眺めたらどうでしょう。きっと彼らは、世の中の不正を正すのが警察の役目と答えることでしょう。その世の中の基準が大きく崩れようとしているのが現代です。いつの日か、この子ども達からも、どうせ警察は言うばかりで実行が何も伴わない所と、冷めた眼で眺められる日が来るのが一番問題ではないでしょうか。「看脚下」いつも自分の足下を、しっかりと見つめていたいものです。