株式会社 アイソー




2005年07月の日記

突然の不幸

[2005年07月28日(木曜日)|No.833]

 人間の不幸は突然やってくるから大変です。私の小さな頃から可愛がってくれていた、叔父が亡くなりました。肺気腫を患い、半年近く入院していたのですが、先週の末から危篤状態が続き、昨日の昼、その81年の生涯を閉じることになりました。
 
世話になった叔父に文句を言うわけにはいきませんが、予め予期していたこととは言え、突然の訃報を受けると予定が狂い、何かと大変となります。従兄弟である施主がずっとこの地を離れ、都会住まいの為、近所に住む私が隣組との連絡や相談係などを引き受けたからです。
またお通夜が明日、葬儀が明後日と、しばし日を置くことになり、30日などは出張予定も組んでいたこともあり、こちらの仕事予定とも調整しなければならなくなりました。
 
従って27日から30日までの予定をキャンセルしたのが全部で4件、恐らく今までにないケ−スです。でも人間の崇高な死に対し、こちらがいちゃもんをつけるわけにはいきません。
私が物心ついてからは口うるさい、この叔父に対し鬱陶しく思ったこともありますが、こうして亡くなってみると、良い思い出ばかりが目に浮かぶから不思議です。野球に深く関わったのもこの叔父の強い薦めです。また高校時代、その主将を引き受ける際にも何かと相談に乗ってくれました。
そのお陰で様々な人生体験のスタ−トを切れたようなものですから、やはり私にとってはかけがえのない人だったのでしょう。安らかな眠りにつくことを願っています。そして微力ながら施主である息子のサポ−トをこの数日間、務めることが何よりも叔父への供養だと思っています。
(この為、明日と明後日は休ませて頂きますので、よろしくお願い申し上げます)


夏バテや夏太り

[2005年07月27日(水曜日)|No.832]

 幸いにも我が静岡県では大きな被害もなく、台風は通り過ぎていきました。大型台風ということで、自宅がちょっと低く、家の前がすぐ水浸しとなることから、昨日は土嚢まで積み上げ備えましたが何事もなく良かったと思います。
 
テレビで先日やっていましたが、この暑い夏のシ−ズン、血糖値の急激な上げ下げに要注意と言われています。ビ−ルのおいしい季節、空きっ腹で一息に飲み干す、そのうまさは何とも言えない言葉の要らない世界です。でもこれが悪いそうです。またこの時期、食欲の乏しい方はどうしても麺類、例えばそばとかソ−メンだけで済ませがちです。これも血糖値を一時的に急激に上げる原因となっているそうです。
 
よく知られているのが、この血糖値が高いのが続くと「糖尿病」と診断されます。これを患うとあちこち余病を併発するから要注意なのですが、血糖値は食事を摂ると一時的に上がります。これを下げる役目を果たすのが膵臓から分泌されるインシュリンです。前述のような飲食を繰り返すと、急激な血糖値の上昇に対し、多くのインシュリンが分泌され、余ったものは元へ戻ればいいのですが全て脂肪に蓄えられます。これが夏太りの原因と言われています。また不規則な食事や、空腹にいきなり甘いものやビ−ルなどが入ってくることが繰り返されることにより、インシュリンの分泌が追いついていけない場合があり、これが食欲不振や疲れやすくなる夏バテの症状を引き起こすと言われます。
 
要は不規則な食事を避け、必ず野菜やタンパク質などを摂りながら、アルコ−ルやそば類などの食事を摂取することです。私も暑い夏になぜ太るのか、疑問だったのですがようやく解りました。
規則正しい生活を心がけ、お互い暑い夏を快適に過ごしていきましょう。


社長が変われば社員と会社が変わる

[2005年07月26日(火曜日)|No.831]

 中小企業家同友会しんぶんからの記事です。
今年4月に、長野県同友会6番目の支部としてできた、アルプス上伊那支部の初代支部長の会社です。
 
会社は急成長の葬祭業、そして社長は1999年同友会に入会。入会当初は、ボス型経営者の典型で、社員に対しても人前で平気で怒鳴り散らしていました。そのような時、大手2社が参入し売上が激減、会社は建てかえたばかりでしたが、社内では不平不満が噴出、地域からは下水道と生ゴミの苦情が出てくる有様でした。このままでは会社がダメになると感じ、勉強会に熱心に参加し、一番の転機となったのが、2001年の富山で開かれた全研(第31回中小企業問題全国研究集会)です。記念講演の話で、同族とのあり方、ガラス張り経営の大切さ、社長と社員の目線が合っているか、社長の仕事とは何か、などについて強い印象を持ち、早速帰って自社で実践をしました。
当時の社長の月給は数百万円、ガラス張りの経営を目指し社内公開したところ、あんなに社長は取っていたのかと蜂の巣を突付いた騒ぎになり、話し合いの結果、月給50万円になりました。
しかしこれ以来、社長と社員の信頼関係が徐々につくられ始め、特に「経営指針をつくる会」を受講してから経営理念を確立し、会社は着実にその業績を伸ばしていきました。
 
という話で、中小企業はまさに社長の姿勢次第で変わっていくという典型です。同友会の強く言われている、「共育」の概念です。社員と共に生きて、苦楽を分かち合う姿勢が大切です。そして業績が上がってくれば、それを皆で公平に分配し、少しでも豊かな明日を築くよう努めることです。
弊社もそれをめざし、少しづつ積み上げているものの、なかなか一朝一夕には難しいものです。


親の心子知らず

[2005年07月25日(月曜日)|No.830]

 過日、東京板橋区の社員寮で両親を殺害した、高校1年生の少年が母の温情に気づき、涙を流したとの記事が載っていました。
 
亡くなった母親がこの少年のために、内証で約20万円の預金をしていることが分かったからです
この少年は自分が両親から十分な愛情を受けていないという「思い込み」から、今回の犯行に及んだと言われています。社員寮を土日でも空けられない関係で、両親は休みを取れず、小さな頃友達がディズニ−ランドや海に遊びに出掛けても、家族で行こうとは言い出すことができなかった状況だったと言います。従って両親との楽しい思い出はほとんどないとのことです。
 
また、「お前は頭が悪い」と父親に言われたことが、犯行の直接の引き金になったと言われているようですが、少年が両親からの愛情を渇望し、それが適わず、不満からあきらめに変わっていったとも指摘されています。
 
可哀想な境遇だったと思います。そして子どもはこのように親に対し、愛情の確認を求めているものです。でも「親の心子知らず」で、よくそれが伝わらなかったかもしれません。親子の間でもその心の機微が難しいところです。でもやはり「子を想う、親の心に優るものなし」ではないでしょうか。
とにかく子ども達にも、親が精一杯生きている姿をいつも見せていたいものです。


国語の誤用

[2005年07月22日(金曜日)|No.829]

 文化庁が発表した国語の世論調査で意外な結果が出ました。
それは若者より、むしろ中高年に間違って国語を使っているケ−スが多いとの指摘です。
 
「青田買い」よりも「青田刈り」、「汚名返上」よりも「汚名挽回(ばんかい)」などと、使っているのが中高年に多いそうです。また本来は「伝家の宝刀」なのですが、「天下の宝刀」と誤ってよく使われると言います。そう言われてみれば、「汚名挽回」は私も無意識に使っているかもしれません。
「青田刈り」という言葉は辞書によっては容認しているとのことですが、後の2つの言葉は本来の慣用句ではなく誤用とされています。
 
この現象は中高年は若者に比べ、言葉を知っているが為に混同しているようにも思えます。
知識はあっても年をとるに連れ、だんだん記憶が定かではなくなってきます。余分なことですが、私も以前はどちらかと言えば、出会った人の名前は憶えている方だったのですが、最近では全然駄目です。顔は覚えているのですが、名前がなかなか出てきません。やはり脳細胞(シナプス)がどんどんと劣化しているためでしょう。
それにしても、若者がよく使う言葉「うざい」「きもい」「ちょ−・・・」なども、どうしても素直に聞けず、少なからぬ抵抗を感じてしまいます。これも時代の波にすんなりと乗れない老化現象なのでしょうか。


坂本光司教授講演

[2005年07月21日(木曜日)|No.828]

 昨日出張で出掛けた軽井沢は気温20度、やはり避暑地と言われるだけあって、暑さを凌ぎやすい快適な場所です。平日とはいうものの昨日も、通り1つ隔てたメインストリ−トには多くの観光客が押し寄せていました。この地は夏本番のこれからに、前述の観光客や多くの別荘住人等が訪れるため、工事規制があり、7月25日までしか一般工事をやらせてもらえません。従って私達工事も最後の追い込みとなったのです。試運転等で夕方まで掛かりましたが、お陰様で無事戻って来ることができました。
 
その1日前の夜、久しぶりに坂本光司教授のお話を聴く機会に恵まれました。私達、中小企業の応援団長的存在で、静岡文化芸術大学や福井県立大学等の教授で、知る人ぞ知るという方です
 
お話の中のごく一部を紹介致します。
福井県にある、ホンダプリモ・カワムラという自動車ディ−ラ−が非常に勢いがよいとのことです。
美浜町と言って、原発でも知られた所ですが、世帯数3500ぐらいのこの町の33%の方々が、このホンダプリモの車に乗っていると言われています。もちろんトヨタもあるし、日産のディ−ラ−もないわけでもないのにこの結果です。よくこうしたショ−ル−ムには車をいっぱい並べてあるわけですが、ここのホンダプリモには1台の車もありません。その代わり、広いショ−ル−ムにはテ−ブルや椅子が所狭しと並んでいて、訪れた方は自由にコ−ヒ−などを飲むことのできる、喫茶店のような無料接待が施されているそうです。
 
「自動車屋が自動車を売っている時代は終わった」お話を聴きながら、まさに先日も指摘を受けた同業種と戦っている時代は終わりの実践版のような気がしました。いかにお客様のウォンツを捉えそのニ−ズに添った戦略の有無が問われているか、私達への命題は限りなく続いています。


ハ−ドな3日間

[2005年07月19日(火曜日)|No.827]

 初日が仕事、そして後の2日間が同友会の研修から、野球応援へと続き、ちょっとハ−ドな3日間でした。
 
まず朝4時に会社を出発して、夜10時過ぎに戻ってきた軽井沢出張工事で始まりました。今度は前日本バレ−ボ−ル協会選手強化委員長でもあった方のお宅です。歩いてのぼっていくと、50m近くあるのでしょうか、私だって上がると息切れしてしまうような所です。ご本人がちょうど別荘にいらしていて、乗用モノレ−ルの出来上がるのをとても楽しみにしていました。
しかし残念ながら都合で試運転調整ができず、もう1回、明日また出掛けていかなければなりません。(従って明日のカキコミは休ませて頂きます)
 
それから2日目が東京ディズニ−ランド体験研修です。中小企業家同友会沼津支部が行ったもので、家族などのゲストも含め、ほぼ40人の参加です。先日も紹介しましたように、お客がもう1度行ってみたくなるノウハウを、少しでも遊びながら体験してこようとしたものです。朝7時に集合し、夜中の1時過ぎに戻ってくるハ−ドな行程ではありましたが、やはりもう1度行ってみたくなるものがありました。詳しくは後日まとめて報告させて頂きます。
 
そして眠たい目をこすりこすり、駆けつけた3日目の富士球場は本当に暑い夏の1日でした。
我が高校が延長戦でやっと勝ったからいいものの、負けていたのなら3日間のツケがどっと体に出ていたかもしれません。梅雨明け宣言も発令となりました。全国でも熱中症で死亡された方まで出てきています。いよいよ暑い夏の到来です。しっかり体調管理しながら、これからの忙しい夏を乗り切りたいと思っています。ご自愛下さい。


自転車泥棒

[2005年07月15日(金曜日)|No.826]

 今週の月曜日、家に帰ると以前盗まれて行方不明だったはずの自転車が戻っていました。
どうしたのかと聞くと、この日は部活が休みで比較的早く帰ってきた息子が、通っている駅・片浜駅で見つけたと言います。それも駐輪場にしゃあしゃあと置いてあったとのことです。
 
しかも昔の鍵は外され、新しく前輪にバンドのような鍵まで付けていたと言います。ですから、紛失してしばらくは形(なり)を潜めていたのかもしれませんが、そのうち、しっかりとこの自転車で通っていたみたいです。ずいぶんと図々しい話です。
 
元々は息子が鍵を掛けないで置き去りにしたのがいけないのですが、入学祝いにと妻の両親がプレゼントしてくれたものです。ですから本人も周囲も結構、当時は落ち込んだものです。
 
この近くの交番に事情を話して譲り受けてきたらしいのですが、盗んだ当人はこの日、あるはずの自転車がなく、戸惑ったのではないかと思います。意味合いは違うかもしれませんが、無くなった人の気持ちが少しは解ったのでしょうか。2,3日後新しく鍵も購入して付け直し、家にいた私の父親があちこち錆ついていた箇所も綺麗に磨き直してくれ、新品同様に生まれ変わりました。
これでは盗んだ当事者が同じ駐輪場で見掛けても、自分が使っていたものとは気がつかないかもしれません。でもこの話、この図々しい人間を見つけ出してやりたい気持ちもあってか、腹立たしい気持ちと併せて、何だか複雑な思いに駆られているものです。


アスベスト

[2005年07月14日(木曜日)|No.825]

 アスベストについて、いろいろと騒がれています。体内に入ると中皮腫や肺ガンを引き起こすと言われているからです。ただ厄介なのはこのアスベスト、体内に入ってからの発病するまでの潜伏期間が非常に長く、またアスベストそのものも、髪の毛の5000分の1とも言われ、ごく小さいため普通のマスクなどでは効果なく、簡単に吸い込んでしまうからです。
 
でも海外でのこのアスベストの弊害についての着目は、比較的早くから為されていたのに比べ、我が国では対応が遅く、全面使用禁止を打ち出したのはつい最近と聞きます。ここでも何か問題が起こってからという、お役所仕事が顔を覗かせています。
 
そのほとんどが建築材に使用されていて、かつての家には全体の7割近く、何らかの形で使用されていると言います。通常はセメントや樹脂などで固定されているため、それだけでは問題がないのですが、古くなったり穴をあけたりすると周囲に飛散するから要注意とのことです。
 
そう言えば昔、学生時代にこのアスベスト(石綿)の入ったスレ−トを扱うアルバイトをしたものです
記憶は定かではありませんが、”モクモ”などと呼ばれていたかもしれません。今あちこちの体育館などでも、こうした使用材が古くなり、問題が少しずつ大きくなりつつあります。
とにかく家などで穴があいたら、ガムテ−プでも何でもいいからすぐ塞げと言われています。
これ以上、被害が拡大しないことを願っています。私など、この昔のバイトが影響していたのなら、もうこの世にいなかったかもしれませんね。


会話の持つ力

[2005年07月13日(水曜日)|No.824]

 「駆け込み乗車はおやめ下さい。そんな乗り方でけがをした時はお客様の責任です」
このJR中央線の車掌の放送について、過日の天声人語で触れていました。
 
乗り合わせたお客が「不快な言い方だ」と苦情を寄せたわけですが、報道後、JRに届いた、たくさんの意見ではほとんどが車掌支持だったと言われます。押しつけるような物言いは反感を買うだろうが、乗務歴30年近いベテランの、無謀な乗車に憤る車掌の熱心さもわからなくはないというのがその大勢を占めています。
 
一瞬、頭に血がのぼったとき、どう対処するか、これはやはりアドリブの力が大切だと指摘していました。とっさの一言で救われたり、その場が和んだりすることがあるわけです。
そしてユ−モアが必要なのでしょう。これは日本人に一番欠けている要素でもあるわけですが、アメリカなど、一流人たる者必ずこのウィットさを兼ね備えていなければ認められない、とも言われています。お互い無関心を決め込むことなく、ギスギスしないで、楽しく毎日を過ごしていきたいものです。そうした意味でもやはり会話は大切なものであることに違いありません。


信頼残高その1

[2005年07月12日(火曜日)|No.823]

 弊社の財務会計の統括をお願いしている会計事務所から、ご参考にということで、読まれた本の一部コピ−を送っていただきました。
その中に”信頼残高”という記載が面白かったので紹介させて頂きます。
 
口座にお金を預け入れ、そこから自由に引き出して使うという銀行口座は、誰しもご存知のところです。それと同じように、礼儀正しい行動、親切、正直、約束を守るといった信頼残高を積み重ねていれば、人間関係において、コミュニケ−ションは簡単で、効果的で、即時にできるものであると指摘しています。言い換えれば、こうした継続的な預け入れによって、高い信頼残高が維持されていなければ、それぞれの関係は悪化するという指摘です。
 
ところが、折角その預け入れをしているのにもかかわらず、人間は悲しいもので、本人が気がつかないうちに自動引き落としのように、引き出しが頻繁に行われています。
例えば、息子に対して一面的に「部屋を掃除しろ。シャツが出てるぞ。ステレオの音を小さくしろ。勉強をちゃんとしろ」といったものが日常会話だとしましょう。こうした関係では息子が本当に自分自身の問題に直面したときでも、親の助言を拒否しかねないとも言われています。
 
それは引き出しが預け入れをはるかに上回ってしまう、残高不足に陥っているからです。この息子に対しては、少しでも心遣いをするとか、彼の趣味に触れてみるといった、預け入れを始めなければなりません。そして何よりも大切な預け入れは、子どもの話を聞くといった、理解しようとする行動によってもたらされるのです。この信頼残高を増やすためには、6つの大切な預け入れがあると言います。また追って順番に紹介させて頂きたいと思います。とにかく会社同様不渡りとならないよう、その残高に十分気をつけていかなければなりません。


7.7悲しいテロ

[2005年07月11日(月曜日)|No.822]

 最有力候補パリを押しのけて、ロンドンに2012年五輪が正式決定し、喜び返っていたロンドン市民を天国から地獄のように、奈落の底に突き落とす事件が起こってしまいました。同時爆発テロという、これ以上卑劣極まりのない犯行です。
 
しかもラッシュアワ−時での地下鉄やバスに乗った、多くの市民を狙った犯行で全く許し難い、言語道断の話です。折しもその期間はイギリス・スコットランドで行われていた、主要国首脳会議・サミットの真っ最中でもあったわけです。
 
いわば五輪決定で喜びに湧くロンドン市民と、このサミットの2つが標的にされ、全世界の視線を意識した犯行と言ってもよいでしょう。全く腹立たしい限りです。
同時多発テロと言ったら、ニュ−ヨ−クで起きた9.11の悲劇が思い出されます。あれから、もう4年の歳月が流れようとしています。今回の7.7事件もまた忘れられない事件になってしまうのでしょうが、果たして全世界の安全は大丈夫なのでしょうか。繰り返される、中東をその初めとしたアメリカの世界戦略がその起因となっているのでしょう。
 
対岸の火事とはしていられません。今のように、アメリカ追随のべったりのままではいつ火の粉が飛んで来るかもしれません。世界で唯一の被爆国として、悲しい貴重な体験を活かしていく、戦争を放棄した独自の平和路線を貫いていかなければならないでしょう。そうでもない限り、日本もその一蓮托生の標的仲間にもなりかねません。とにかく世界中で繰り返されている、この卑劣なテロを一刻も早く、撲滅していきたいものです。


夏の大会に向けて

[2005年07月08日(金曜日)|No.821]

 いよいよ夏の高校野球選手権大会の県予選が始まります。我が県では16日に開会式、そして母校・沼津東高は18日、1回戦、富士球場で静岡大成高と対戦します。
 
創部100周年を迎えた昨年、惜しくも2回戦で優勝した東海大翔洋高に競り負けた試合は、今でも口惜しい思いを残していますが、今年は悲願達成に向け、その足掛かりとなる結果を期待したいものです。それというのも、3年生に県下中学野球で優勝したメンバ−が3人、そして2年生にも同様に沼津勢他の連続優勝した中学からも4人、入部したことから、戦力的には近年ないチ−ムと言われ続けてきたからです。
 
その割にはいまいち結果が伴っていませんが、昨年秋はひさしぶりに県大会出場でき、丁寧な試合運びができれば全く可能性がないとも言えません。先月中旬、市立沼津との定期戦のあと、部員100人以上を誇る、神奈川・藤沢翔陵高(旧・藤沢商)戦でも、エ−ス友田が8回まで無失点に抑え、9回惜しくも2点は取られたものの完投勝利を挙げました。
 
従って、コ−ナ−ワ−クを突きながら、緩急をつけた丁寧なピッチングを行えば、急速はそこそこと言えども、強豪とも渡り合えるのではないかと思っています。
昨夜もこの母校運動部OB会長が集まる会が催されました。席上、同窓会長の話にもあったとおり甲子園出場という、一歩づつでも夢の実現に向け、後輩達の更なる健闘を祈りたいと思います。


ミスタ−の復帰

[2005年07月07日(木曜日)|No.820]

 4日前の日曜日の夕方、ミスタ−こと、あの長嶋さんが東京ド−ムに帰ってきました。私もテレビで観ていた一人ですが、多くの人達がその復帰を喜んだのではないでしょうか。
 
長嶋さんって本当に不思議な方だと思います。そこにいるだけで周囲が賑やかになるし、華のある人です。おまけに野球をやめてからもおシャレだし、とってもダンディ−です。ときどき何を言っているのか、解らなくなるときもありますが、またそれが人々の話題にも上るものです。
 
復帰して初めて見せたその姿は、右手をポケットに入れたままで、右足は引きずりながら歩いていて、ファンにとって、かつての格好マン・長嶋さんのイメ−ジからは耐えられなかったかもしれませんが、元気な笑顔を見せてくれていました。スタイルは相変わらずのダンディ−な出で立ちです。
やはり野球界にはなくてはならない存在ではないでしょうか。
 
つまらない巨人の商業主義に振り回されることなく、いつまでもお元気で過ごして頂きたいと思っています。折しも今日は7月7日、七夕です。曇り空で素敵なお星様が拝めるかどうか、わかりませんが、心の短冊にただ一言、「健康」と書いて祈りたいと思います。


郵政民営化に向けて

[2005年07月06日(水曜日)|No.819]

 郵政民営化法案が5票という僅差で、衆議院において可決されました。文字どおり、薄氷を踏む思いで見守った人達が多かったのではないでしょうか。
 
この民営化法案、いまいち国民には具体的なものが伝わってきません。4つの会社に分けて、貯金・保険など金融を扱うところはよいのですが、本来の郵政業務など果たして過疎地域に十分なサ−ビスを施していけるのだろうか。またこの赤字部分を相互にどう補っていけるのか。
こうした国民の疑問に丁寧に応えることなく、ただ賛成・反対の駆け引きだけがクロ−ズアップされているような気がします。
 
でもこうした問題を棚上げにしても、郵政族というのでしょうか、反対する議員達の浅はかさというか、横暴さを感じています。元を正せば、この人達にしても、ただ人気だけの小泉政権にあやかって議席を増やしたようなものです。その親方が初めから郵政民営化をお念仏のように唱えていたはずです。従って今となってジタバタするのは見苦しいし、国民に対しても約束違反というものではないでしょうか。
 
とにかく親方日の丸では、企業存続、発展させていく上でも全く危機感がありません。それと集めたお金の無駄遣いにも、もっと私達が目を凝らせていかなければなりません。伝えられている道路公団や社会保険庁の無駄遣いを見れば、全く腹立たしい限りです。
 
蛇足ながら、オ−ストラリアに留学した娘に、5月の連休前、この郵便局を使った国際便で送った荷物が未だに届かず、行方不明です。そして再三再四、問い合わせた結果、つい先頃、亡失(紛失ではありません)したとの連絡で、ただ係の者がおざなりにやってきて、それで済ませようとしています。これがお役所仕事というものです。こちらと言えば、依頼荷物と一緒に詰め込んだアルバム等、お金では換えられない、過去からの尊い歴史の積み重ねが葬り去ろうとしているわけです。
民間ではこうはいきません。こうした姿のままでいいのでしょうか。


差別化その7

[2005年07月05日(火曜日)|No.818]

 世の中が、衆の時代から個の時代へと変わっている。みんなが同じものを欲しがった時代、頑張ったら程度の差はあっても皆が成功できる確率が高かった時代、人の真似をしていても成功できた時代から、個人のニーズが拡大して、自分だけのオリジナルを欲する時代、人の出来ないやらないことをやる時代、頑張っただけでは成功できず、みんなと違ったやり方や考え方が成功する時代へと変わってきている。
 
1週間毎に送っていただくメルマガに、上記のような指摘があります。また先日出掛けた研修会では、「以前と違って今は投機経済社会、勝ち組と負け組が大きく墨分けされ、同業種と戦っている業種は異業種にやられる。同業種と戦っている時代は終わった」と指摘されていました。
 
このように私達、中小企業にも一層の差別化が求められております。社会の構造そのものが大きく変化しているわけですから、今までのやり方を根本的に見直さなければなりません。
例えば、セブンイレブンでは冷やし中華が日本中で一番売れる時期の、7月の末には商品を大量に置かず、1ヶ月前の6月下旬を目安に並べると言われています。
それは他が力を入れていない時期だからこそ、一歩手前で本気で売り出しができるということからです。よく異業種のことについては良いアイディアが浮かぶとも言われます。また自分達の業界常識はお客様の常識ではないと指摘されます。従ってもっともっと自分達の領域に留まることなく、異業種に目を向け、そのノウハウをフィ−ドバックできる柔軟さが求められているところです。
そうした意味でも、これから着目したい問題解決や不安解消といったテ−マは、大きな我が社のヒントになるものと思われます。


天皇の役割

[2005年07月04日(月曜日)|No.817]

 友人から送られてくる、同窓生への配信メ−ルにこのように書かれていました。
 
今朝ほどテレビでチラッと見たのですが、両陛下がサイパンを訪問され戦没者の慰霊をされた映像は、普段皇室には全く感心がなく、日頃の言動から共産党員に迷惑にも“お仲間”とさえ思われている私でさえしばし感動を覚え、目頭が熱くなりました。この時期ああいう形で英霊をお慰めになられたのは、誰が何と言おうと靖国だと肩肘張って愚公を繰り返す誰かさんに、戦争犠牲者を慰める方法は靖国参拝だけではありませんよと無言のメッセージを送っているような気がしてならなりません。もしそうだとしたら何と素晴らしい天皇でしょう。感激もひとしおです。戦後の象徴天皇は政治に介入しないのが原則であるが、こういうメッセージは大歓迎・・・恐らくかつての敵国の人々も好感をもって受け入れたのではなかろうか?しかしながら、あの何の感性ももっていないような御仁に果たしてこの思いが届くであろうか???小泉さん、是非天皇の背中を見てください、と一言申し上げたい。
 
天皇・皇后両陛下がバンザイクリフを望む地に立ち、深々と拝礼されている姿、そして予定にはなかった韓国人慰霊碑への立ち寄り等、私もこのニュ−スを眺めながら、ぐっとくるものがありました
おそらく今まで、これほどまでに象徴的な存在である、天皇の役割を考えたことはありませんでした。友人も指摘してるように小泉さんに対し、ある種の不安や嫌悪も抱かれたのでしょう。被害国への配慮を、できる限り政治に関与しない形で、あのような行動で表したのは見事です。何よりもその言動に戦争の犠牲者に対しての責任や気持ちが表れていました。友人や私だけでなく、両陛下の率先垂範で取られた行動に対し、今の時期だからこそ、このように爽やかな想いを持たれた方は少なくなかったのではないでしょうか。


高齢化社会に向けて

[2005年07月01日(金曜日)|No.816]

 今日は我が社の、新しい分野で取り組んでいる仕事のPRをさせて頂きます。
昨日は社員共々、この工事で軽井沢まで行ってまいりました。
この地は兼ねてから別荘地が多く、夏場での避暑で賑わっているのはご存知の通りですが、近年その所有者がご多聞に漏れず、どんどんと高齢化しています。ここにもその波が押し寄せているわけですが、この問題解決型のビジネスです。
 
別荘は所によっては急斜面に建っています。従って道路から、別荘の玄関まではかなりの勾配に階段をつけ、迂回しながら登っていきます。足腰が達者で若かった時はこれでもよかったのですがやはり寄る年波には勝てないもので、高齢ともなるとこの階段の上り下りがままなりません。
 
そこでモノレ−ル方式の、乗用ワゴンに人を乗せて昇降するシステムに、着目して頂いたのです。
第1弾は多湖輝教授邸(千葉大名誉教授・かつて、頭の良くなる本等の著作者でも知られる)です
昨年11月頃から工事を開始し、いろいろな要求等にお応えしながら、5月連休を挟み、先頃ようやく完成致しました。6人乗りワゴン、下段・中段(玄関入口)・上段(将来的に露天風呂設置計画)各ステ−ションに停止・発進、停止前低速切替等の制御を兼ね備えています。
これが呼び水となり、昨日の工事は第2弾です。多湖邸とは一部制御方式も異なりますが、今度は旧軽井沢のど真ん中です。ちょっと歩くとすぐ軽井沢銀座ですから、賑やかな場所のすぐ裏にこんな所があったのか、驚かされます。
 
企業を営んでいる以上、少しでも人々のお役に立てたらと望んでいます。お客様の喜ぶ姿を頭に描きながら、取り組める仕事はすこぶる楽しいものです。またこの完成がまた次のお客様の呼び水となれば、少しづつ夢は拡がり嬉しいものです。一方では今、巷で騒がれているリフォ−ム詐欺など言語同断で、企業の風上にも置けない、不届きな話です。とにかく、お客様の喜ぶ顔を少しでも見ることのできる仕事に努めていきたいと願っております。