株式会社 アイソー




2006年05月の日記

足利への旅 最終編

[2006年05月31日(水曜日)|No.1008]

 旅でのとんだハプニングです。足利市役所の手厚い歓迎にすっかり気分を良くしていたゆえに起こった出来事です。
 
2日目、朝6時から足利市街を散歩することになっていました。前夜の心地よいお酒が手伝ってか約束の時間にホテルのロビ−まで降りてきたのは4人だけでしたが、昨日とはうって変わった気持ちよいお天気に、予定どおり外に飛び出して行きました。
昨日廻った、足利学校の周辺にある、この地に住んだ、あいだみつを氏がよく通ったという、割烹・なか川などの家並みを抜け、鑁阿寺、織姫神社まで足を延ばした後、一度は行ってみたかった高福寺を尋ねながらやっと見つけることができました。このお寺は、あいだみつを氏が先代住職を師と仰いで通いつめたという謂われを聞いていましたが、予想に反してずいぶんと古いお寺に見えました。
 
朝早いので誰もいないと思いましたが、本堂に近づくとちょうど現住職が扉を開き、中には昨日美術館でお会いした方の顔も覗かれたのです。聞くと毎日曜日の朝6時半から30分座禅を組まれているとのことで、ちょうど終わったので是非中にどうぞと勧められました。
勧められるままに厚かましく中に入っていった我々を待ち受けていたのは、座禅を終わった一同への住職からの法話でした。そして終了後、どこから来たのか、また足利になぜ来られたのか、私達にいろいろと尋ねられたのです。このやりとりの中で、私が余分なことを言ってしまったのです。
 
「足利という街は、とても人に優しく、行政の対応も素晴らしく良い所ですね」心底そのように感じ、また社交辞令からも、そのように申し上げました。ところが住職をはじめ、それぞれの方々からは全く無反応で言葉がありません。何か変だなと感じていましたら「外から来た人にはそのように感じるかもしれませんね。行政のどこがいいのでしょうか」と重い空気の中、住職が口を開きました。
そこでようやく、お寺を取り巻くその地が行政の区画整理の対象であることを知らされました。そう言われてみて、確か入ってきた時、お寺の入口に絶対反対などと掲げられた看板があったことに気がつきました。そうなのです、現在行政側と対立している人達だったのです。聞くとこのお寺の檀家総代は現市長とのことです。ややこしい話になっていたのです。
 
私のとんだ一言より、話が展開してしまったわけですが、駅高架で揺れ動く我が町同様、どこでもやはり事情があることを知らされたわけです。どこまで信じていいのか判らないのですが、市の財政も逼迫(ひっぱく)しているとのこと、見かけだけの表面上では解らないものです。そうした意味では、まんざら余計な一言ではなかったかもしれません。こうした予期せぬハプニングもあった足利への旅でしたが、また行きたくなる、とても有意義で、楽しい思い出を綴るものでした。


麻垣康三郎

[2006年05月29日(月曜日)|No.1007]

 ポスト小泉の座をめぐって、以前から騒がれていた麻生、谷垣、福田、安倍の4氏に、最近出馬を表明した河野太郎氏を加えて、麻垣康三郎と呼ばれています。
9月に任期切れとなる総裁選に向け、それぞれの水面下での動きがそろそろ活発になろうとしている昨今ですが、ある人に言わせればどの方も”大モノ”ではないそうです。
 
それでは言われる”大モノ”は自民党内にいるかと問えば、答えはノ−とのことです。最近は話題に上らなくなりましたが、いわゆる郵政民営化造反で党を出てしまった人の中に、本来の総裁候補がいるとの指摘です。そう言えば亀井静香、平沼毅夫、野田聖子さん等いましたね。やはり党を出てしまうと影が薄くなるのでしょうか。特に平沼さんなどは強い信念をお持ちの方ですから、ご指摘の通り、総裁向きかもしれません。
 
でも覆水盆に返らずで、今となっては幻に終わることと思われます。河野太郎氏の父親もご存知洋平氏ですが、この方も今は復党しましたが、かつては新自由クラブを興した方です。この離党がなければ、総理大臣になっていた人かもしれないと言われているくらいです。
 
同じ派閥内で争うことになるかもしれない、安倍さんと福田さんの対決も、私達外野にとってはちょっと面白いところですね。既に出馬を匂わせている片方は靖国強硬の、いわゆるタカ派ですし、対する、もうお一人はまるっきり反対の政策の、外交的慎重路線で関係修復の態度を貫いています
結局はこの二人の一騎打ちになるものと思われますが、前述の指摘どおり、どちらになっても大したことはないかもしれません。大きな変化は望めません。いっそのこと、民主党に政権を執らせて小沢総理の方が結構面白くなるかもしれません。でもそうはならないでしょうね。
 
明日は一日出張のため、カキコミをお休みさせて頂きます。


愛国心

[2006年05月26日(金曜日)|No.1006]

 教育基本法の改正で、愛国心という表記が問われています。私はそんな表記などよりは、実態にもっと目を向けるべきだと思っています。
愛国心とはその名の通り、国に感謝する気持ちと、自国を何よりも誇りに思う心です。新聞の論説にアメリカでの愛国心について、下記の記事が掲載されていました。
 
最初に表面化したのは、米植民地が英国本土からの独立戦争に勝利した時だった。当時は多民族国家ではなかったが、英の支配から脱した新しい国への夢と希望を表す感情、これが愛国心だった。だが第2次世界大戦後の愛国心は、この夢と希望が実現して世界最強で最も豊かな国を築いたことへの自負心、として表現されるようになった。
米の小学校では、アメリカは最も強い国(ストロンゲスト)、最も豊かな国(リッチェスト)、だから最良の国(ベスト)と教えている。これが3つのest教育の本質で、米国人の強い愛国心の源なのである。
 
これと同じことを我が国でやろうと押しつけても、それは無理ということは皆が理解できます。
それでは日本人が日本人であることを誇りに思えることって何でしょうか。それは我が国でしか固有していないもの、つまり古来からの日本文化の良き点を愛する心ではないでしょうか。
優しさ、謙譲、優雅、思いやり、感謝、奥ゆかしさ、ものの哀れを感ずる心、数えればいっぱいあります。また永年、そうした良き日本文化に支えられてきたこそ、今日があるのではないでしょうか。
それが高度経済成長に伴い、生きていくことに必死になっていた時代と共に、少しずつ失いかけてしまいました。そうしたものを取り戻さなければいけないのが現代です。親とは何か、人の上に立つ者の姿勢、等の基本的なことをしっかりと見直さなければいけない時でもあり、問われているものです。
 
上記論説にこうも書かれていました。「国が自分に何をしてくれるかではなく、自分が国に何を為し得るかを問え」ケネディ大統領の就任演説だが、米国人が国に感謝する心はこの言葉に表れている。日本の政治家に同じことを言える人がいるか。
 
まさにその通りで、会社の経営指針にも示されていると同様、日本が世界に誇れる将来の目標を明確に打ち出していかなければなりません。それは日本にしかできないことによってです。また蛇足ですが、愛国心というものはこうして自然と身についていくもので、決して強要されて養われるものではないように思います。


ネットオ−クション

[2006年05月25日(木曜日)|No.1005]

 私達の仕事に関する受発注で、初めてネットオ−クションなるものを体験しました。
一口に言って、発注主ばかりが良くて、事後虚しさのようなものと、そのやり方にえげつなさを感じています。
 
これはエンドユ−ザ−様の紹介による、あるお客様からの引き合いから発展したものです。
当初、先週の半ばぐらいの締め切りで見積書の提出を受けました。それもNET金額で提出せよとの通達です。そして製作納期がないことから、先週ぐらいで引き合いのあった各社からの提示金額で決まるものと思っていましたが、今週になって月曜日の夕方近くになって、メ−ルにネットオ−クションの開催というお知らせが入りました。これも最近、様々な仕事以外の不要なメ−ルの受信が多発していることから、思わず見逃すところでした。そして意味合いが解らなかったことから、依頼先に尋ね、23日の午前10時から30分間開催された、このオ−クションに臨んだのです。
 
その引き合い先は6〜7社とのことでしたが、各社がそれぞれ指定されたIDとパスワ−ドを入力すればこのオ−クションに参加できるのです。そして予め発注主から提示された開始の最低金額が表示されていて、いよいよスタ−トです。この最初の表示金額も、私達がNETとして提出した見積提出金額を既に50万円を下回っているものでした。
でも悲しいかな、仕事が少し薄くなっているときは、こうした状況でもいくらかのチャンスに掛けて臨みたくなるものです。開始後、この画面を睨んでいたのですが、各社とも様子を見ているのか、20分過ぎても表示金額が最初と一向に変わりません。そして残り5分ぐらいになってようやく動き出したのです。参加者が物を購入するオ−クションと違って、こちらは入札金額が表示額を下回れば金額が入れ替わるシステムです。また残り5分を切ってから、この応札反応があれば終了時間がさらに5分間延長されることになっています。
 
こうして各社が残りの数分間の駆け引きやら攻防を繰り返した結果、結局、当初の開始額を70万円下回る金額に決定したのです。私のところは途中までは、はかない抵抗をしてみたのですが、金額はどんどん下がる一方ですので、最後は傍観者に回らざるを得ませんでした。
このシステムは人間の闘争心や競争心を煽っているようで、置かれている状況によっては、金額はただ下がる一方のように感じました。そしてそこには、各種の繋がりや実績は何もなく、金額だけが全てを決めるものです。大手にとってはこれから益々こうした傾向が強まるものを感じましたが何か異質なものを感じたのも事実です。品質的なものより、ただ安ければよいのかなと...
でも私達にとって一番必要なことは、このように誰にでも作れるものではなく、もっと会社が携わる部分で付加価値を上げていくことです。またこうした差別化なくして、なかなか生き残りは難しいことを強く感じさせられました。


相次ぐ小学生被害

[2006年05月24日(水曜日)|No.1004]

 あちこちで小学生が相次いで被害に遭う、凄惨な事件が続いています。全く目を覆うばかりの事柄ばかりで腹立たしい限りです。
秋田では小学1年生の男子が首を絞められて殺害後、自宅から8kmも離れた川岸で見つかるという惨いものです。またこれに先立ち、やはり近所の小学4年生の女子が先月、同地区で水死したという事故も、ここにきて事件との関連性を疑われ始めています。
 
また佐賀県唐津でも、車でひいた小学5年生の男子を現場から連れ去り、2kmも離れた林道に放置するというひき逃げ事件が起きています。こちらの方はほぼ犯人も特定され、現在逃亡中のようですが、逮捕されるのも時間の問題のようです。
テレビ等によると、この容疑者は普段おとなしくて気が小さい人間のように伝えられています。
おそらく罪の大きさに自分自身が慌てふためき、どんどんと抜き差しならないところまで自分を追い込んでいるのでしょう。潔く非を認めて、せめて自分から出頭するぐらいでなければ、家族の怒りはとても収まらないのではないでしょうか。
 
それにしても、なぜ近年こうした子ども達を巻き込んだ卑劣な事件が多発するのでしょうか。警察力が以前と比べ、特別変わったようにも思えません。世の中の多様化と言ってしまえば、その言葉で全て片付けられてしまうかもしれませんが、かつてはこの種の事件は稀だっただけに考えさせられてしまいます。保護者達もPTAとして、地域ぐるみでその対策をしっかりと考え、実行に移しているのを、よく目にします。お揃いのベストとか、高齢者の方々までパトロ−ル中などと記した腕章をつけて歩いているのを見かけると、ちょっと前までその当事者だっただけに、嬉しくなって思わずお礼の言葉まで掛けたくなるものです。
 
とにかく、数ある犯罪の中でも子ども達を巻き込むものは一番卑劣なものです。そもそも子ども達に防犯ブザ−を持たせるとか、知らない人から声を掛けられても相手にしないなどと、教え込まなければならないのも尋常ではありません。こうしたことを教えなくても済むような世界にならなければなりません。子どもは子どもらしく、何も気にせず、自由に外で遊べる環境を大人である私達が心がけていかなければ、彼らにほんとうの意味での教育ができないのではないでしょうか。


足利への旅その2

[2006年05月23日(火曜日)|No.1003]

 前夜、江戸時代の面影を残す、黒板塀に囲まれた隠れ里との触れ込みのある、地元のレストランでフランス料理とワインを堪能した後、翌日はまずココ・ファ−ム・ワイナリ−に出掛けました。
小さなワイナリ−ですが、ここで作られたワインが沖縄サミットでも使われたという、おいしい上質なワインの製造元です。
 
見学コ−スで丁寧な説明を受けたのですが、何よりもここが素晴らしいのがその運営です。
すぐ近くにある、こころみ学園という、知的ハンディを背負う子ども達(中学生)の手によって開墾されたブドウ畑がその始まりです。平均斜度38度のぶどう畑は、陽当たりや水はけがよく、ぶどうにとっては最良の条件です。でも最大で45度もあるこの急斜面では、機械は一切入ることができず剪定(せんてい)から収穫まで全て手作業によるものです。
こころみ学園には現在90名の利用者がいて、そのうちの半分以上は50歳以上で、この作業に従事しています。
 
特殊学級を卒業した子ども達の2割は、社会に出て仕事ができないのが実状のようです。こうした彼らとここで一緒に働きながら暮らしたら楽しいだろうなと、園長である川田さんが考え、スタ−トしたのがブドウ畑作りです。川田園長は子ども達への熱い想いを、そのHPで下記のように述べています。
 
私たちは、伝統や名声を誇る外国のシャトーのように、潤沢な資金を持つことができません。大手のワインメーカーのように、大量生産することもできません。
しかし、ぶどうを育てワインを醸す仕事に、名もない(自分の名前さえ書けない)人たちが中心になって取り組んできたことを・・・どんなに辛くても、一年中空の下でがんばってきた農夫たちがいることを、ひそかな誇りに思っています。ここにご紹介するワインは、ぶどうづくりに、ワインづくりに頑張ってきた知的障害の仲間たちが、のんびりとぶどう畑で自分にあった仕事−草取りや、石拾いや、カラス追い−をしながら、自然に囲まれて、安心して年をとっていけますよう、そんな願いが込められています。
 
とても真似のできない真摯な取り組みに、いたく感動させられました。社会貢献とは何か、企業・団体はかくあるべきものと学ばせて頂きました。


差し障り

[2006年05月22日(月曜日)|No.1002]

 同友会は「本音で語る」ところに、他の会とは根本的に違う良さがあります。そしてその中から、いろいろな経営者の学び方の違いを学び、自社に活かせるところを採り入れていくのが手法です
 
この「本音で語る」という点では、時には当事者に対して厳しい指摘や叱咤激励もあるでしょう。
でもいつもその底辺には、相手に対しての思いやりがなければなりません。いくら厳しい指摘でもその内容に対象が少しでも良くなってもらいたいという願いや、愛がなければそれは傷つけるだけのものに終わってしまいます。
 
そうした意味では、今月の5月例会の内容については少し差し障りがあったかもしれません。
以下がその一部の報告内容です。
 
結婚は世代を引き継ぐという義務を伴うもので、結婚が自由ということではなく、自由なところは相手を選ぶという点。またそれには適齢期があるもので、その時期は3年ぐらいしかずらせることができない。それは子育てが終わってから介護というものが控えていて、あまり適齢期から外れてしまうと、子育てと介護がだぶってくるという理由によるもの。平和と経済成長が続いたからこそ、核家族が保たれたが、今後は核家族が成立しない。また自分の少子化対策として、子どもを産み育てたら何らかの得があり、独身を貫き通したら重税を課すという腹案。
 
その他、結婚して子どもを産み育てるのはよしとする一方で、我慢ができないから離婚するという点や、少子化や離婚は義務と責任がおろそかになっているという、短絡的結論とも捉えかねない話のようにも感じました。会員やゲストの中にも聴き方によっては、差し障りのある方も少なくありません。好きでそうした状況に置かれているわけでもない人のことを考えたら、発言はくれぐれも慎重を期し、思いやりを持たなければなりません。こうした意味でも、ぶっつけ本番の報告ではなくやはり事前での内容精査やリハ−サルが求められるもので、支部長として大いに反省しなければなりません。


パ−トから社長に

[2006年05月19日(金曜日)|No.1001]

 時給600円のパ−トから社長に昇進という話題が今、賑やかになっています。
古本買い取り販売で知られたブックオフで、この6月に女性パートから入社した橋本真由美常務が社長に昇格するという人事です。
 
橋本さんは主婦だった1990年に、ブックオフ1号店にパ−トで入社し、1年後に正社員となり、今日まで急成長した事業をよく支えてきたという、功績と実力が創業者社長に認められたものですパ−トで入社と言っても、その9ヶ月後には別の店の店長として立派に手腕を発揮していたというから、元々その潜在能力を秘めていたのでしょう。
 
ちょうど2日前の夕方、出張で小田原から帰社する途中、ラジオからこの橋本さんの声が流れていました。その話し方からして、至って謙虚な方のように感じられ、好感を抱きました。この会社の急成長の原因の1つとして挙げられている人という点では、他社との違いを働くアルバイトのレベルの違いを取り上げていました。私はあまり行ったことがないのですが、どこの店でも挨拶や返事が元気よく返ってくるとのことです。また社長になってからめざす点については、6ヶ月で店長になれるプログラムを社内で確立したいと言われていました。誰にでも自分のように、やる気のある人にはチャンスをあげたいのでしょう。
 
橋本さんによって、普通の人でも頑張れば上場企業の社長まで昇りつめることができるという、大きな夢を人々に与えることができました。またその功績や実力をしっかりと認め、大抜擢した創業者も見事です。同社の益々の繁栄を祈念したくなるものです。


継続とは

[2006年05月18日(木曜日)|No.1000]

 このカキコミもとうとう1000回に達しました。何よりも愛読して頂いている皆様のお陰です。
心より深く感謝申し上げます。やり始めたのが2002年の1月ですから、4年5ヶ月を迎えるわけですが、正直言って、よくここまで続けることができたと思っています。
この内容はすこぶる自分勝手なもので、その日の思いつくままに書き並べているわけですが、いくらかでもそこに皆様のご意見やらご感想、また時にはお褒めの言葉まで頂戴できるから継続できたとも言えるわけです。豚もほめれば木に登るというやつです。
 
この欄はブログというものが今のようなポピュラ−になる前に開始したので、ブログではないのですが、近年このメディアに登録されている方が、実に900万人弱もいると言われています。
しかし、なかなかその継続は難しいらしく、作っただけで更新されないというケ−スが多く、1ヶ月ぐらいでやめてしまう人がほとんどだとのことです。
 
そこでこのブログを更新し続ける、極意というようなものが載っていましたので紹介します。
 
(1) 生活の中にブログを書くことを組み込む
   毎日の生活の中に歯を磨くように、このブログを書く時間を組み入れる習慣を持つこと
 
(2) ブログのテ−マをネタ帳に書きためる
   何か思いついたり、面白そうな話題があったら書きとめておくこと
 
(3) 身近なことで“しっくり”くるテ−マにする
   テ−マ選びも重要で、一段上の「鳥の視点」で見る工夫
 
私にとって(3)の項目は何とも言えませんが、営業日はほとんどその習慣となっていますし、また運転していてもラジオなどから聞こえてくる、面白い話題にはメモをとるようにしています。
またメモをとらなければ、その時ばかりですぐに忘れてしまいます。やはり老化現象なのでしょうか
とにかく一番大事なのは、自分自身がそうすることによって楽しいからできるのではないでしょうか
 
1000回を記念してのお知らせではないのですが、弊社ホ−ムペ−ジが近々、ヒット(アクセス)数20000回を迎えようとしています。これを記念して20000回時でのHP来場者には粗品を進呈したいと思っております。お名前・ご住所を記入し、達成ヒット時のコピ−をFAXでお送り下さい。


危機遺産

[2006年05月17日(水曜日)|No.999]

 広島で原爆が落とされた事実とその恐怖を世界に発信している、象徴的シンボルである原爆ド−ムが世界遺産から危機遺産に変わるかもしれないとの報道を目にしました。
 
危機遺産とはその名前のとおり、かけがえのない世界遺産が様々な危機にさらされているものですが、貴重な自然環境や文化財、歴史的事実をその危険からいかに守り、後世まで伝えていくことができるかが、私達人類に課せられた義務でもあるわけです。
 
危機遺産となる可能性がある原爆ド−ムとは、周囲をマンション等の高層ビルで囲まれ、その景観が損なわれようとしていることです。市の建築条例があるとは言え、建築禁止の一画を外れた周囲には、こうした貴重な遺産を知ってか知らずか、近年の商業主義で高層ビルが乱立しつつあります。
 
史料によると、昭和20年8月6日、人類史上初めての原子爆弾によって破壊された旧広島県産業奨励館の残がいが、この原爆ド−ムと呼ばれているわけです。爆弾はこの建物のほぼ直上約600メ−トルの空中で爆発し、その1個の爆弾によって20万を超える人々の貴重な生命が失われ、半径約2kmに及ぶ市街地が一瞬にして廃墟と化したのです。
 
日本人だったら、いや世界中の人々が、この事実をいつまでも受け止めなければいけません。
戦後60年以上も経過し、こうした事実はどんどんと形骸化しつつあるのが現代です。その為にもそうした事実さえ知ることのない世代にまで、史上まれにみる愚行を私達がしっかりと伝えていかなければいけません。それがまた犠牲者の声なき声であり、現代の人間としてせめてできる必要最低限の義務ではないでしょうか。


足利への旅その1

[2006年05月16日(火曜日)|No.998]

 ワ−ルドカップ日本代表選手が決まりました。前々回のカズこと三浦知良選手、そして前回の中村俊輔選手の落選ほど、サプライズ選考はありませんでしたが、代表で一番多いゴ−ル数を誇る久保選手の落選はちょっと寂しかったですね。でもケガによる体調不十分とのことですので、仕方がないところでもあります。
 
さて先週の13,14日と2日間、足利の街を訪れました。これは同友会沼津支部有志10数名による、現地ビジネスパ−ク(工業団地)に進出した同会員企業でもある、(株)日本ベルト工業の関東営業所の見学と、歴史の街・足利を散策しようという企画を兼ねて行われたものです。
まず何よりもびっくりしたのが、足利市役所の心のこもった歓迎です。前もって同社・藤原社長よりそのような趣旨で話はしていたこととは思われますが、滞在中の2日間、誠心誠意のおもてなしを頂くことができました。
 
正直、この春に竣工した同社の見学とそのお祝いを兼ねていたものの、半分以上観光要素が大きいものでしたので、その対応にはとても恐縮したものです。
初日は生憎の雨でしたが、足利市役所の企業振興課の小宮さんという主任が同社にまでわざわざお迎えに出ていて頂き、工場見学のあとも市内にある足利学校、鑁阿寺(ばんなじ)、織姫神社市立美術館等、くまなく案内して頂きました。当日が土曜日でしたので、役所もお休みで気の毒に思い、「休出で申し訳ありませんね」と声を掛けましたら「私はこうしたことが好きでやっていますから」と笑顔で爽やかな返事が返ってきました。そのやりとりは言葉どおり、仕事を超越したものに感じ、とても快く思ったものです。
 
もちろん同社の足利進出に、行政側がこぞって大歓迎し、社長にも期待するところが大きいからこその配慮だと思いますが、人を迎え入れるのはかくありきと教えられました。
とにかく初日の雨が全然気にならないほどの、楽しい2日間でしたが、中には予期せぬハプニングもありました。追ってまたその珍道中を紹介したいと思います。


頑張れ大リ−ガ−松井 その7

[2006年05月15日(月曜日)|No.997]

 思わぬアクシデントが松井選手を襲ってしまいました。レッドソックス戦の守備でのケガです。
診察で左手首の骨折と判明され、その後の手術も成功したようでホッとしていますが、残念に思っています。
 
それというのも、ご存知の通り、日米通算の連続出場記録がここで途切れてしまったからです。
大リ−グではデビュ−以来518試合、巨人への入団1年目から続いていた日本からの記録としては、実にその数1768にまで伸びていました。「無事、これ名馬」という言葉もあるとおり、先日のフルイニング出場を誇っている、阪神・金本選手同様、ただ強靱な肉体だけではなく、裏に隠された努力やただの連続出場だけではない見事な実績が、人々から畏敬の念を抱かれていたところでもあるわけです。
 
でも起きてしまったことは仕方ありません。もう前向きに考えていきましょう。テレビで、日本での最多安打数を誇る張本さんが、「守備ではイチロ−や田口選手などと比べると、決してうまいとは言えないが、これで松井はホ−ムランが増えるのではないか」と述べられていました。
どうしても左手が強いため、かぶってしまって打球が上がらず、ゴロになりやすいという指摘です。
従ってうまくケガが完治すれば、このケガした左手を前以上に使うこともなく、むしろかばうようになれば、かつての王選手のように右手1本でフォロ−にもっていけ、高い打球が増えるとのことです。「人間万事塞翁が馬」悪いことばかりありません。今まで頑張り続けてきた体をここでゆっくりと癒し、これをきっかけにまたホ−ムランの増産等、新たに羽ばたいてもらいたいと思います。また是非そうなって欲しいものです。


私達の忘れてしまったもの その1

[2006年05月12日(金曜日)|No.996]

 先のゴ−ルデンウィ−クの5日間での出来事です。弊社中国人研修生、王くんと徐くんがその内の3日間を利用し、何と東京まで自転車旅行に出掛けていたのです。
移動に掛かった時間は実に54時間、また宿泊2日は野宿とのことです。
 
事後の休み明け、二人に会ったところ、ずいぶんと日焼けしているのに気がつきました。そこでどこかに出掛けたのかと聞いてみたところ、上記事実が判明したのです。
どうやら国道1号線をひたすら東京方面に向かい、往復とも横浜辺りで泊まったらしいのです。
 
そう言えば、休前日に一緒に出張に出掛けた際、5日間の休み中は何するのと聞くと、東京に行きたいと言っていたのが思い出されました。そして安い交通手段は何ですかと、本人達から聞かれたのでやはり電車ではないかと答えておきました。でも少し気になっていたので、その時に彼らの受け入れの世話を焼いてもらっている、スタッフである中国の友人にその場で電話を掛け、その日の夜にでもアドバイスをお願いしたのです。
 
後で聞いたところ、このスタッフの友人でさえ、自転車での東京行きは知らなかったと言います。
宿泊も公園等と聞かされ、ちょっと無謀にも感じたので一応一言だけ、あなた達の体は会社が中国にいるご両親から預かっているものだから、くれぐれも大切に無茶のないようにと、業務日報で注意をしておきました。でも本心では若いのだから、これくらいの冒険はするべきだと思っています。彼らにはいくら電車が安いと言っても、鈍行でも往復で4000円以上する東京までの運賃が安くはなかったのでしょう。何しろ3人でのアパ−トの共同生活が、月に一人1万円ちょっとで済ませてしまう彼らです。
 
この話を聞いたとき、とても若者らしく、すがすがしい思いがしました。単なる節約のためではなく時間と暇が十分あるのだから、このくらいのチャレンジをして自分達の願いを叶えさせるべきだと考えます。私を含め、今、多くの日本人に対しても、彼らから豊かさとは何かを問われた思いがしています。


続く原油高

[2006年05月11日(木曜日)|No.995]

 世界的に続いている原油の高騰で、この5月からはガソリンもいよいよ130円台に突入しました
先月の終わり、車にも残り少なかったことから入れようと思ったのですが、月末でもあることゆえ、月が変わってからにしようとしたのが大間違いでした。何と5月に入った途端、一挙に8円ぐらい上がってしまったのです。長い意味ではト−タル的にその違いは五十歩百歩かもしれませんが、やはり庶民の生活を脅かされるものには違いありません。
 
新聞等によると、この原油価格上昇は需要の問題と投機的な動きによって起きていると言われています。需要面では中国経済の高成長と、アメリカ経済の石油浪費体質が主原因とのことです。
でも一番大きな原因はやはり投資ファンドの投機的な動きであると指摘しています。
これは核にこだわるイランが国連制裁を受けた場合、必ずこの原油を武器に使うだろうとの予測です。つまり、世界経済がこの石油に大きく依存している現状では、産油国イランが大きな命綱を握っているとの見方です。
 
今朝の新聞でもトヨタ自動車が今期、過去最大の20兆円を超える売上げで、凄まじいほどの業績を残したと報道されていました。私達零細企業からは雲を掴むような数字です。こうしたことからもまだまだ車離れなど、到底考えられない現状ですので、この原油高は今後私達の生活にどのような影響がもたらせるか、予測不能で大きな不安要素でもあるわけです。
でも車を使わなくてもよいときに歩くことに努めるとか、個人レベルでできることぐらい、私達も最低限心がけたいものです。明日はこうした視点で、私達日本人に失いかけているものについて、少し触れたいと思っています。


監督の采配

[2006年05月10日(水曜日)|No.994]

 今年も昨日よりセ・パ交流戦が始まりました。ここまで快進撃を続け、昨夜もオリックスを下した巨人ですが、先日の新聞に、原監督の随所に光る好采配という記事を見つけました。
 
低迷が続いたチ−ムを鮮やかに上昇気流に乗せた、その手腕についてです。
第1には4番にどっかりと据えた李承燁(イ・スンヨプ)にまで、バントを命じる「ベンチ主導の野球」です。この一番高い確率で点を取れる選択に徹して、昨年までの一部選手に遠慮しチ−ム一体感を損なったものを一切排除した、選手を自由に動かせる手法に徹し、また選手もそれにしっかりと応えている采配です。一説にはこの送りバントを多く命じられる選手ほど、監督の信頼が厚いとまで言われています。
 
また意識的にライバル心を強く植え付けていることです。オ−プン戦終了時、不振の矢野に2軍行きを通告し、開幕戦にライバルの亀井を先発右翼で起用しました。これが矢野の心に火をつけ、やっと出番が回ってきたチャンスに結果を出し、現在の好調に繋がっているのです。このように、一度は下に下げられても、二軍から上がって来たばかりの選手をすぐに起用します。以前は有名選手を優先してきたやり方をがらっと変え、実績より現状の実力を重視したフェアな方針を打ち出し、若手のやる気と台頭を促しているのです。
これを「監督はチ−ムの和を実力至上主義でしか守れない」と、自身で説いています。
 
こうしてみると、たかが野球と言ったら叱られてしまいますが、こうした野球の采配からも私達が学べることが少なくないのではないでしょうか。人はやはり心がなければ動かないものです。


成分解析

[2006年05月09日(火曜日)|No.993]

 今日はラジオから拾った話題です。
「成分解析」ってご存知ですか。この言葉をweb上で入力すると、それらしきHPが登場し、解析作業をしてくれるのです。例えばエジソンという人名を入力してみると、解析結果は次の通り、表示されます。
 
エジソンの98%は微妙さで出来ています
エジソンの2%は成功の鍵で出来ています
 
何ともその結果どおり、微妙な解析結果ですが、このホ−ムペ−ジが1日30万件のアクセスがあるほど、人気を呼んでいるとのことです。
試しに自分の名前”秋山和孝”と入力してみました。結果は下記の通りです。
 
秋山和孝の44%は花崗岩で出来ています
秋山和孝の40%は知恵で出来ています
秋山和孝の8%はマイナスイオンで出来ています
秋山和孝の8%は心の壁で出来ています
 
ちょっと意味不明な解析結果ですが、それぞれの項目を自分にとって前向きに受け取ればいいのではないかと思いました。差詰め、私の目差すところは頑なな理屈だけを振り回すことなく、心を広く開けよという意味ではないでしょうか。どうですか一度試されては?


連休の過ごし方

[2006年05月08日(月曜日)|No.992]

 ゴ−ルデンウィ−クも終わりました。聞くところによると、この期間中海外旅行等に出掛けた方々も過去最高との話で、8500億円を超える経済消費額と言われています。とにかく凄いものです。
 
当方はと言いますと、旅行などとはとんと縁もなく、期間中はすこぶる侘びしいものです。
鬼の居ぬ間の洗濯ではないのですが、4,5,6日の3日間はその全てというわけではありませんが、会社に出て仕事をさせて頂きました。今まで後回しにされていたものに、ようやく着手したのです。でも仕事がこんなに進むこともなかなかありません。電話はないし、会社内は他に誰一人としていないことから、邪魔されることがありません。ある意味では溜まっていた仕事を片付けるのには、絶好の機会だったかもしれません。
 
そんな中、友人に誘われ3日は一日、山登りに行きました。私にとっては楽しみな久しぶりのハイキングだったのです。富士五湖の1つである本栖湖まで車で出掛け、キャンプ場の横から竜ガ岳(1485m)に登るコ−スです。
当日は幸いお天気にも恵まれ、絶好のハイキング日和でした。総勢で23人ぐらいだったと思われますが、全員が竜ガ岳山頂に到達したのは、まだお昼前で、風もなく穏やかな時間帯でした。
この山頂からの眺めはまさに絶景とも言えるもので、360度の展望が開かれ、眼下には本栖湖の青々とした湖面が照らし出され、また南に雄大な富士がそびえ立ち、北には南アルプスの北岳はじめの山々が、また遠くには八ヶ岳連峰までくっきりと望むことができます。
この素敵な眺望が待ち受けているからこそ、止められないというものです。
 
しかしながら、こうした陰では折角の連休と言えども、犠牲になっている人もいるものです。家内など認知症が進む母親を抱えて、なかなか家を離れることができません。改めてこうした介護に携わる方々の苦労を知らされました。お天気には恵まれなかったものの、最終日になって、ようやく息子の野球応援かたがた、清水まで連れ出すことができました。それはほんの一時でしたが、当人にとっては、やはりしばし解放された安らぎに充たされていたのでしょう。帰りに寄ったエスパルスドリ−ムプラザなど、何気ない買い物にしても、やっと久しぶりの笑顔が覗いていたものです。
とにかく、人それぞれ、いろいろな連休の過ごし方があることに、今年は気づかされたものです。


温泉について

[2006年05月01日(月曜日)|No.991]

 いよいよ風薫る5月となりました。今日などは汗ばむほどの天候で、もう夏間近と思わせられる一日でした。先日、法人会の講演会で、温泉についてのうんちくを聴いてきましたので、ちょっとご紹介致します。
 
まず温泉とは25℃の温度で、その成分(19品目)が1品目でも含まれているものを、全て定義しているとのことです。その正しい入り方としては、特に冬場などは血管収縮で事故が多いことから少し血行を良くして脱衣場に向かった方がよいとされています。
まず心臓から遠い部分から素洗いして体を温めます。この時に石鹸で洗ってはいけないそうです
そして湯舟には、お湯が出ている場所の一番遠い箇所から、ゆっくりと体を沈めます。
お湯に浸っている時間は、額に汗がにじむぐらいがよいと言います。あんまり大汗をかくほど入っているのはよくないとされています。従って汗がにじんできたら、半身浴とか腰浴に切り替えていくのです。
要はゆっくりと入り(30〜40分)、温泉成分を皮膚吸収させるのです。このときに体の表面だけを温めても、成分が体に入ってこないからです。こうして吸収した後は、よく言われている、出るときにシャワ−で流すのは成分を洗い落とすということにはならず、流しても一向に構わないとのことです。
 
また、この他、旅館に行ったら何回温泉に入るのが効果的とか、風呂から出たらアルコ−ルより何よりいっぱい水を摂った方がよいなど、いろいろと細かなことまで教えていただきました。
日頃、この種の肩の凝らない講演はあまり聴く機会が少ないだけに、結構興味を引き、面白く聴けたものです。私も温泉は嫌いではないだけに、これからより効果的に楽しめたらと思っています。
とにかく、人里離れ、のんびりとした温泉場で、朝晩ただ鳥のさえずりを聞きながらゆっくりと何日も過ごせたら、何も言うことはないでしょうね。でも悲しいかな、今は夢物語に過ぎません。
 
明日、2日は工事で出張します。また3日より7日まで弊社も連休をとらせていただきますのでカキコミは8日より再開致します。