株式会社 アイソー




2006年09月の日記

のびのび楽しく

[2006年09月29日(金曜日)|No.1077]

 早いものでもう9月も終わりです。本格的な秋の訪れですが、この秋って結構短く、あっという間に過ぎ去ってしまうものです。食欲とかスポ−ツ、読書の秋と呼ばれているだけに、過ごしやすい素敵なシ−ズンでもあるからでしょう。
 
夏休みが終わった9月のある1日、高校野球を卒業した息子たち野球部の3年生と、その親父達との親睦ソフトボ−ル大会がありました。もちろんその母親達の応援のもとでのことです。
ビックリしたのは彼らが今まで見せたことのないような、のびのびとしてプレ−を楽しんでいることです。今まで取り組んできた真剣な野球との違いはあるのでしょうが、こんなにのびのびとした彼らを見るのは初めてのような気がしました。
 
彼らの学校が特にそうだったかもしれませんが、管理野球の性質が特に顕著な高校野球の一端を垣間見たような気がします。人によっては変に締めつけることなく自由にプレ−させた方が結果がよいかもしれません。でもまだ人間として精神的にも発展途上にあるゆえ、いろいろなことも教え込んでいかなければいかず、その兼ね合いは難しいとも思えます。
まあ、このへんをうまくコントロ−ルしていける指導者に出会えたチ−ムは、それなりの結果を残していくものではないでしょうか。
 
ときどき少年野球では気になる指導者を見掛けます。子ども達を頭ごなしに叱っている人です。
あれでは子ども達が好きな野球まで、嫌いになってしまうのではないかと危惧するほどです。
先日も書きましたが、やはり指導者というのは大切ですね。この素晴らしい出会いにめぐり会えるのと、そうでないとでは大きな違いが出るものです。晩年、私の密かな夢なのですが、こうした子ども達と、教えていきながら共に楽しむことができたらと願っています。蛇足ですが、野球とは勝手が違ったのか、ソフトボ−ルの結果は私達、親父の面目を保つことができました。


時効

[2006年09月28日(木曜日)|No.1076]

 テレビで見掛けたのですが、ちょうど今から2年前に犯行を自供し、26年前に人を殺した人間がたった330万円の賠償請求命令だけで、普通に、しかも年金までもらって生活しているというのもおかしな話です。
 
法の上ではもう時効が成立しているからと言って、何のおとがめなしです。当時29歳の小学校の女性教諭がある日突然行方不明になったもので、26年経ってから同小学校の警備員の男(現70歳)が殺して自宅の床下に埋めていたと自供したものです。
 
遺族にしてみればたまらない話です。先生がある日突然子ども達を置き去りに姿を消してしまったのですから、当時はいろいろと言われたことでしょう。この亡くなった教諭や遺族にしてみても、名誉毀損にまで繋がります。一方では殺した犯人が何のきっかけがあったのでしょう、26年も経ってから名乗り出たのです。おそらく時効を知った上での、人間として罪の意識に耐え切らなくなってのことでしょう。それでも卑怯なのはそこにしっかりと計算が働いていることです。
 
どうでしょうか、この類の人間に時効などと減免する必要があるのでしょうか。アメリカやイギリスなどでは時効はないと言われます。本人にしてみればいくら時効だと言っても、一生引きずっていかなければいけないものでしょうが、社会的にも犯した罪への制裁が加えられないというのもおかしな話です。世の中にはこのようにまだまだ矛盾がいっぱいありますね。誰もが被害者の立場になれば、きっと黙ってはいられないことでしょう。


凡事徹底

[2006年09月27日(水曜日)|No.1075]

 ほとんど論功行賞とも言える安倍内閣が誕生しました。もう少し思い切ったことをやるかなと期待していただけに、ちょっと残念な思いです。でも自分の力で首相になった小泉さんとは違い、周囲の力でその座に就いた人だけに、過剰な期待だったかもしれません。
 
さて今週の月曜日、1F工場のトイレの便座が割れてしまった関係で、その交換を兼ねながら久しぶりにトイレ掃除を行いました。一口に言って、継続は力なりとはよく言ったものです。
もう何年も経ってしまいましたが、1年半余りその掃除を毎日欠かさずやっていた、その頃に比べ一番の違いは不潔感です。当時は毎日やっていたこともあって、ほとんど汚れも目立っていないことから、たとえ便器の中の水をスポンジで吸い取るにしても、こういった思いは少しもなかったものです。
 
でもやはり継続していないと駄目ですね。まず汚いという先入観が立ってしまいます。それでも昔とった何とかで、そういった思いを必死に押し込め、その掃除に励みました。
またこうしたこともあって、継続時に比べて余分な作業もしなければなりません。日々の作業の積み重ねというものの大切さを改めて知らされます。
 
よくこのトイレ掃除のような凡事徹底から学ぶことが大きいと言われていますが、こうしたことかもしれません。その日のうちにできることは翌日に持ち越すことなく処理しなければなりません。
明日があるからと言って、そのまま先送りしていれば、やがては溜まってしまい身動きできなくなってしまいます。便座もこの機会にウォッシュレットのタイプに取り替えました。少しでも現場の方々が快適になってくれたらという思いからです。併せて、日々の雑事の忙しさにただかまけているのではなく、たとえ1週間か2週間に1回でもよいから、自分のためにもこの凡事徹底に努めなければと強く感じました。


運命の日

[2006年09月26日(火曜日)|No.1074]

 高校生ドラフトが行われました。駒大苫小牧の田中投手、愛工大明電の堂上内野手、八重山商工の大嶺投手ら4人が複数球団で1位競合の抽選となり、田中投手の運命を握る交渉権は4球団の中で楽天が獲得しました。また堂上内野手は中日、大嶺投手がロッテ、そして埼玉鷲宮高・増渕投手はヤクルトがそれぞれ交渉権を獲得しました。
 
自分の運命を握る就職先が抽選とは、ちょっと可哀想な気がしないわけでもないのですが、これも力の均衡を図るためにはやむを得ない措置でもあります。巨人などのように金の力で、自分のところだけ良ければいいといった、傍若無人のように振る舞う球団がなければ必要ないかもしれません。でも今のシステムでは当分は無理ではないでしょうか。
 
さてその運命についてですが、やはり悲喜こもごもの光景が見られます。親子3人が揃って中日入りの堂上選手は、満願適ったりで何も文句がないことでしょう。
でも一方では八重山の大嶺投手など、ほとんどソフトバンク入り確実と言われていたのですが、直前になってロッテが名乗りを挙げました。このことを何も知らされていなかった本人や関係者はさぞ当惑を隠せないのではないでしょうか。
 
そして今年の甲子園を騒がせた一人でもある田中投手は、楽天と決まっても少しも嫌な顔を見せることなく、とても爽やかな対応でした。指名されればどこでも行くと、極めて潔い姿勢が好感を持たれます。野村監督も将来のプロ野球を背負っていく選手として、大事に育てていくと言ってくれているし、そのまま順調に伸びていって欲しいものです。それにしてもこの楽天、巨人を退団すると言っている桑田投手とすこし接触を持っているようだし、来期は注目の存在で面白い目玉になるかもしれません。とにかく何年ぶりかで高校生豊作の年と言われた今年、それぞれの進路での活躍がみものです。


下川浩二さんセミナ−より

[2006年09月25日(月曜日)|No.1073]

 先週の終わり、(株)ホロスプランニング・下川浩二さんの研修セミナ−・講演をお聴きしました。
下川式成功手帳術などでお馴染みな方ですが、まずその名刺で驚かされます。
 
サイズは普通ですが、織り込まれた部分を開くと何とその大きさが6倍に広がります。いわゆるビックリ名刺というか、ご本人が言われるのにはドリ−ム名刺ということで夢がいっぱい広がります。
とにかくこのように考え方もユニ−クで、紹介されたお話の数々はとても面白く、その一部をご紹介したいと思います。
 
・ 目標を持ち、実現させたければ紙に書き留める。思っているだけでは妄想に終わり、紙に向かって書くということは神に向かうとも取ることができ、実現に向け応援してくれるものである。

・ 楽しかったこと、面白かったこと、感動したことを日々書きとめたい。瞬く間に記憶が薄れるもので、また同じことが実現するわけである。閃いたアイディアも同様である。

・ こうしたものの書き留めに加え、感動的なシ−ンや尊敬などしている人の写真を並べたり、また素敵な言葉などを織り込んだのが下川式成功手帳術である。

・ これは通常私達が使っている他人とのアポイントではなく、自分とのアポイントを手帳いっぱいに並べたものである。また面白いものでなければならず、面白ければ続くもの。

・ 手帳の面積は人生の面積とも言え、やりたいことがあればいっぱい自分の字で書けばモチベ−ションがどんどん上がっていくものであり、手帳が膨らんでいるのは夢も膨らんでいるからである。

・ 手帳の中に書き留めた、中学2年生の息子からのメッセ−ジである。
  「パパへ、人生には試練がある。その試練を乗り越えろ」またその下の弟からの分は
  「やらないとできない。やったら報われる。これからも仕事頑張って」

・ CHANGE(変化、革新)の中のGの文字で、T(トラブル)を省けばCとなり、CHANCEに変わる
  逆に言えば新しいことをやろうとすれば必ず障害に突き当たるものである。

・ 5円(ご縁)を10円(重縁)に変える法則。5円×10円=50円(ハガキ)であり、必ず葉書を書くことである。

このような内容ですから、あっという間にセミナ−の時間も過ぎ去りました。学んだらまず実践ありきです。楽しかったこと、感動したことを、薄れる前にまず書き留めていくことに努めます。


飲酒運転

[2006年09月22日(金曜日)|No.1072]

 全国各自治体で今盛んに、飲酒運転をしたときの職務上の罰則が取り上げられています。
でも何か変ですね。今頃になってそういう話が騒がれるのもおかしな話です。
これも福岡での市職員による、3人の子ども達を巻き込んだ飲酒死亡事故が発端になっているのでしょうが、自治体以外での各職域ではとうにその責任が大きく問われているはずです。
 
教育の分野でも先生達、教職員しかり、私達経営者の端くれでも飲酒運転などして万が一のことになったら、社員まで路頭に迷わせるような死活問題にまで発展します。もちろん大切な子ども達に手本を示さなければならない先生にしたって、飲酒運転と懲戒免職は背中合わせの関係で、自分の一生を左右する問題として少なからず捉えているはずです。
 
でもこうした危機意識が低いのか、それとも全くないのか、全国で情けない事例が頻発しています
酒に酔った自衛官がパトカ−の検問にあい逃走し、電柱に激突するとか、飲酒運転で人をはねた後、そのまま逃げ去るひき逃げ等が多発しています。
これもどうも法の盲点をついたようなところがあり、最高で20年もの厳罰に課せられる危険運転致死傷罪を避け、それよりも現行では5年以下の懲役と罰金刑という、比較的罪の軽いひき逃げを選ぶ、いわゆる「逃げ得」のケ−スが増えているとのことです。
 
早急に法を改正する必要があるのではないでしょうか。とにかく酒が入ってなくても、とかく人格が豹変する車の運転です。増してその酒が入ったらどうなることか、自明の理で判らないはずがありません。酒によって一生を台無しとするケ−スが少なくないだけに、自分達周囲でも時に見掛ける飲酒運転に勇気を持って注意を促したいものです。


指導者

[2006年09月21日(木曜日)|No.1071]

 予想通り、何の番狂わせもなく安倍政権が誕生しました。でも麻生さんと谷垣さんはどちらも100票以上獲得していましたから、大いに善戦したと言えるのではないでしょうか。この政治ではないのですが、指導者のことを少し考えてみました。
 
先週、母校・沼津東高の野球部練習を2日ほど眺める機会がありました。この23日から始まる秋季県大会に4年連続で出場が決まっている関係で、1週間強化練習として、普段は7時半下校のところ、8時半まで練習時間を延ばしていたからです。
この時期、比較的見逃しがちなのが、やはり秋なのでしょう、夕方はつるべ落としのように宵闇が迫ってきます。従ってこんな時期だからこそ、創部百周年のときに贈った夜間照明設備が役に立つというものです。
 
少し前置きが長くなりましたが、たった2日ですが練習を眺めてみて、我が野球部変わってきたなというのが実感です。野球学校ではないので、練習はより効率化を求められています。見たところ守備練習でも様々なバリエ−ションを採り入れられています。また全体的なフィ−ルディング練習でも、より実践的に監督自らがひとつ一つ丁寧に教えながら進めています。そして何よりも一番好ましいと思ったのが、選手諸君が前向きで実に明るく、この指導者の声に従順でどん欲に全て吸収しようとする姿勢が見られるからです。また私達に対しても気持ちよい挨拶や返事が返ってきます。
 
こうしたものも全てこの指導者である監督の思いや方針に基づいてのものでしょう。決して前監督がどうのこうのと言った問題ではないのですが、明らかに以前とはその違いが見られます。
やはり指導者に見られる、このような様々な工夫を凝らした練習方法の研究とか、野球に対する強い情熱の表れではないでしょうか。こうなってくると私達外野でも一生懸命応援したくなるものであり、近い将来それなりの成果も表れて来るのではないでしょうか。高校野球はやはり指導者次第だと強く感じました。


安倍政権誕生

[2006年09月20日(水曜日)|No.1070]

 いよいよ今日は自民党総裁選挙です。巷で言われているように安倍総裁誕生が間違いないものと思いますが、安倍さんが総裁イコ−ル日本の首相として、これから先果たしてどんな手腕を発揮してくれるのでしょうか。
 
51歳ですか、首相が大幅に若返るのは確かに良いことだと思います。でも、この安倍さんという人爽やかな風貌の割にはいまいち中身が伝わってこないような気がします。
北朝鮮問題で官房副長官として一躍脚光を浴びました。また靖国参拝も他国に配慮することなく、当然とし憲法改正も強く訴えているタカ派でもあります。この安倍さんをアメリカのジャ−ナリズムは典型的なナショナリストとも伝えています。
 
でもいまいち心配なのは強烈な政治家としての個性を感じないのです。その育ちの良さから来るものでしょうが、果たしてうるさ型がわんさか揃っている自民党の中で、強いリ−ダ−シップを発揮できるのか心配になります。今、圧倒的な支持をとりつけているのも、皆そのポスト狙いがあるからでしょう。それが一段落した段階がみものです。おそらく多少の不平分子が現れるのではないでしょうか。
 
そうしてみると小泉さんという人は、今さらながら個性のかたまりだったようにも思えます。18日の夜だったでしょうか、テレビでこの小泉さんの2000日と称したドラマを観ました。その誕生から郵政民営化を貫くまでなどの秘話を紹介していました。その中で自分に送られてきた贈答品は一切手にせず、送り返していたとの話がありました。まさに変人と呼ばれた小泉さんならでの独特な人生観の表れでしょうが、これだからあれだけの支持率を最後まで維持できたのではないでしょうか人に媚びない、自分の信念を貫き通す、なかなかできそうでできないものです。
 
さあ、この安倍さんですが、この小泉さんを引き継ぐのだから大変です。もちろん同じ手法は使えないでしょうし、どんな独特の色を出していくのか興味が持たれます。イメ−ジ的なものから少し期待が大きいだけに、それが外れてしまうと落胆が大きくなるものです。とにかくお手並み拝見です。


台風の怖さ

[2006年09月19日(火曜日)|No.1069]

 連休中、九州・中国地方を襲った台風13号は多くの犠牲を払うことになりました。
佐賀では高校生の娘2人を模擬試験のため、車で送っていった父親とその娘一人が道路脇の斜面から流れ出た鉄砲水で、がけ下に流され死亡するという痛ましい事故も起こってしまいました。
この事故も可哀想なもので、国道が通行止めのため迂回してこの農道を通ったばっかりに巻き込まれたものです。
 
また台風の中心からはかなり離れていたにもかかわらず、延岡市ではこの台風が原因で発生したとも思われる竜巻により大きな被害が出てしまいました。わずか15分の間に6kmを駆け抜けたというもので、通り道にある建物のガラス窓は全て砕け散り、瓦やがれきなど、中にはソファ−まで高々と空中に舞い上げる、凄まじいものでした。また特急列車の脱線・転覆もこれが直接の原因のようにも言われています。
 
私達がまだ小さな頃、地元でも狩野川台風という大きな台風があり、多くの人命が失われました。
沼津の街中に住む人に聞いたのですが、この上流で家ごと巻き込まれ狩野川に流された人の多くは流木などにつかまり、この下流となる沼津市街までは必死に生き延びていたと言います。そしてここまで来ながら御成橋とか永代橋の支柱や欄干に激突し、力尽きたと言われています。今でもその時の「助けてくれ」という必死の叫び声が、この狩野川台風を思い出す度に耳についているそうです。
 
この天災もそうですが、本当にいつどこで何が起こるか判りません。自分自身でその身を守るためにも「備えあれば憂いなし」で、日頃から防災の心の準備を是非怠らないようにしたいと思います。
被害者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


清水支部例会報告者

[2006年09月15日(金曜日)|No.1068]

 来月に開かれる中小企業家同友会清水支部・10月例会の報告者の依頼を受けました。
「我が経営を語る」形式で、約40分ぐらいの講演というか発表を行うものです。2年前に県で立ち上げた経営指針を創る会で、初めて指針を成文化し、会は今期で3期目を迎えていますが、スタッフとして残っていることもあり、また沼津の支部長を務めていることからも要請があったものです。
 
しかし経営指針を成文化したからと言って、決してまだ会社の業績にすぐ反映しているものでもなく「指針を成文化して会社がこんなに良くなった」という発表はとてもできないからと言って、一旦は固く辞退したい旨お伝えしたのですが、ありのままでよいからと、引き受けざるを得なくなりました。
 
元々我が支部と清水支部は交流が深く、自分とあちらのスタッフで8年前ぐらいになりますか、立ち上げた親睦の支部対抗ソフトボ−ル大会も1年に1回は開いていることから、メンバ−との交流は自支部のようでもあります。そんなことから、弊社の実態もあからさまに知ってもらい、「今なぜ経営指針か」とか、「その実践と戦略・計画の必要性」を曲がりなりに少し話ができたらいいかなと思っています。
 
こうした発表を引き受け、何よりも良いのは現時点での会社を再度見つめ直し、分析ができることです。また発表からはいろいろな経営的アドバイスも頂くことができ、それに自社の業務内容や取り組みを知ってもらえることから営業にも繋がるということです。
とにかく前向きに捉え、この報告を良い機会として、まさに「経営指針を成文化して会社がこんなに良くなった」といつの日か言えるよう、少しでも業務改善に繋げていきたいと思っています。


頑張れ大リ−ガ−松井 その8

[2006年09月14日(木曜日)|No.1067]

 いやはや驚きました。4ヶ月ぶりで打席に戻ってきて、何と4打数4安打ですか。松井選手の持っている潜在的な力というか運みたいなものに、驚異的なものを感じています。
 
日本人の誰もがこの復帰にかける初戦、ハラハラどきどきして眺めていたのではないでしょうか。
それをものの見事に、第1打席で少し詰まってましたが、タイムリ−の中前安打を放ってくれましたほっとした瞬間です。またこの打席を迎えたときのスタンドの観客の反応が素晴らしかったですね。
この時を待っていたと言わんばかりのスタンディングオベ−ション(総立ちで拍手)です。一見ク−ルに感じられるアメリカ人ですが、こうしたときの反応というか声援はとても我々日本人が適わないものを持っています。こちらまで胸が熱くなるような感動を覚えたものです。
 
それにしてもこの声援にものの見事に応え、結果を出す松井選手も大したものです。たしか今年の開幕戦も同様な結果を残したものと思います。ここ一番といった大試合に強いばかりでなく、追い詰められたときに、いとも簡単にピンチをクリヤ−してしまいます。少し私なりに分析してみたのですが、この人は追い詰められたとか、ピンチなどとは少しも思っていないのではないでしょうか。
 
マスコミなど周囲が勝手にそのように騒ぎ立てるだけで、本人は至って冷静でしかも前向きのように思えます。ゲ−ム後のインタビュ−を聞いても「ひさしぶりのゲ−ムに出られるのが楽しみで、打席に立てるのが嬉しかった」と危機感など微塵も感じられません。伝えられていた、ケガで不出場の間、代役を務めていた選手の活躍など、さして気にも留めてないようです。それだけ実力の裏付けがあるからとも言えるのでしょうが、スポ−ツに志す者、ある意味では大きな教訓とも言えるのではないでしょうか。良い結果をあげるのには、打てなかったらとか自分がエラ−したらなど、否定的な事柄は一切排除し、自分が絶対決めてやるといった、絶えず前向きな強い意欲を持たなければいけないということです。このことは私達会社経営にもそのまま繋がるかもしれませんね。


念には念を

[2006年09月13日(水曜日)|No.1066]

 ある大型の電器ショップの開店に併せての出来事です。このオ−プン記念としてNTTのひかり電話への切替を、特別キャンペ−ンとして勧めていました。
 
今加入すれば、ボ−ナスポイントとして何万点が一挙にもらえるといったものです。そして毎月の電話基本料金(弊社の場合は3530円と別に2350円の2本立て)がどちらか一方500円に下がり、しかも通話が全国どこに掛けても一律3分8.4円になるといったものです。
 
本当にそんなにおいしい話があるのか、少し疑問に思ったので、この設備をやってもらったNTTの方に昨日会社に来て頂き、相談しました。予感はやはり的中し、現実はそんなにこちらに都合良くはいきません。まずひかり電話の基本料が500円と言っても、光フレッツという回線を持たなければならず、当然そこには月々の利用料(5460円ですが最初の1年度だけは3150円に減額)が発生します。ですから、盛んに勧めていた基本料金が減額になるという話は当てはまらないのです。
 
このように、何かうまい話があるときは、念のために細部まで確認しなければなりません。キャンペ−ンとか言って、特典を盛んに紹介していても、触れたくないものは敢えて掲げていないことも多いのです。安くなり、特典もいっぱい付き得するといった、消費者側の心理を巧みに捉えています
それにしても、さすがだと改めて見直したのは、以前から私どもの設備を知り尽くしている、NTTの営業担当者です。私どもにとって、その導入のメリットがあるかどうか、即座に分析してくれました。
月々の使用料、その他付加機能から出た結論は、売り手のNTT側の都合ではなく、あくまでも買い手の立場になって考えて頂きました。これがまさにお客様の立場になって営業するということです。このことが長いお付き合いができる信頼関係を生み出し、お客様を自分のファンにできるということではないでしょうか。


藍ちゃんの活躍

[2006年09月12日(火曜日)|No.1065]

 宮里藍ちゃんが昨年の日本女子オ−プンに続き、先週行われた日本女子プロ選手権にも堂々たる優勝を飾りました。これで日本メジャ−2勝目、しかも最年少優勝とも言われています。
またアメリカツア−から帰ってきたばかりで、難コ−スな上に雨や風に悩ませられたコンディションの中での結果です。本当に大したもので、びっくりさせられてしまいます。
 
藍ちゃんの帰国第1戦となったこの試合は、今期女子ツア−の最高視聴率を記録したとも聞きました。藍ちゃんの人気の凄さと、依然として藍ちゃん人気に頼っている現状を知らされます。
もう日本では敵なしとも思える発言も飛び出しました。このコ−スでの優勝想定スコアを主催者側は当初イ−ブンパ−から良くて5アンダ−までと踏んでいたのに、あっさりと6アンダ−で廻り、しかも「アメリカツア−の選手ならこのコ−スでは2桁ぐらいのスコアは出るものと思い、それを目標にやっていた」と言うのです。明らかに目標としているものが違うのです。ですから結果からしても、アンダ−で廻ったのがたった2名しかいなかったことからも、勝つべくして勝ったように思えます。
 
8月後半の試合でしたか、お客様にチケットを頂いたお陰で、箱根までこの女子プロの試合を久しぶりに観戦に出掛けました。もちろん藍ちゃんはいませんでしたが、以前観たときに比べ、クラブ等のせいか、女子と言えども結構ドライバ−など飛ばしていたように思えます。
でも、この藍ちゃんのように、高いレベルのアメリカツア−に果敢にチャレンジするような若手選手が何人も出てこなくてはいけません。また数試合すればアメリカに戻る藍ちゃん人気にいつまでも頼ることなく、ツア−そのものの底辺のレベルを上げなければなりません。そしていつの日か、メジャ−リ−グのように、決勝の場面で日本人同士が争うようになったら、どんなに楽しみになるかしれません。そして藍ちゃんそのものは、今のひたむきさを貫いている限り、向こうでの1勝はそんなに遠い先のことではないと思っています。とにかく弱冠21歳、体は小さいがたいした大物です。


遅かりし祝勝会

[2006年09月11日(月曜日)|No.1064]

 あの惨劇の同時多発テロから丸5年が経ちました。息子の誕生日だったゆえに、今でもその時の悲惨な状況が目に浮かび、恐らく一生忘れることのできない一日になるでしょう。
犠牲者のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
 
さて遅かりし祝勝会ですが、昨夜沼津東急ホテルで、春の甲子園・選抜大会で見事優勝を果たした横浜高・白井史弥くんを囲む会を開催しました。かつてこの欄でも触れましたが、同級生親の会が中心となって彼の甲子園出場を祝い、横断幕を製作し、地元に掲げてその応援を送っていました。それが予想もしていなかった、まさかの優勝となり、その気はあったのですが、夏の大会へと更に精進を積み重ねていた彼の都合等もあり、なかなか祝勝会は開くことができなかったのです。
 
そしてご承知のとおり、激戦の神奈川を勝ち抜き、見事、春夏連続出場を果たしたものの、甲子園1回戦で強豪・大阪桐蔭高に敗れ去ってしまいました。やっとここで野球を一旦抜け、一段落したことから、かつてのジュニアソフトと中学野球部の親の会と地元の支援者に呼び掛け、彼と同級生である野球仲間の集いということで、昨夜の開催に至ったのです。
 
これは彼の父親の「自分達だけが晴れがましく脚光を浴びるのではなく、小学生時代からお互い仲の良かった仲間の集いということで開催していただけたら」という要望があったことにもよります。
14〜15人のそれぞれは高校も異なり、一部は野球から離れた者もいるのにもかかわらず、ほとんど全員が顔を揃えてくれました。最後に一言ずつ、これからの進路とか、野球をやって、また史弥くんに一言など、述べてもらいましたが、彼らをよく知っていた中学時代から経過した3年の期間は重く、貴重なものでした。高校野球に学んだものも少なくないものがあったのでしょう。成長したそれぞれからは前向きな素晴らしいコメントを引き出すことができました。口々に飛び出した、テレビに出てくる史弥くんの活躍はだいぶ刺激になったようです。また当事者、史弥くんもこの後は、しばらくノンプロ(実業団)でお世話になるということです。
 
またメンバ−の一人からは「このような会を開いていただき、ありがとうございました。今度は自分達がこうした会を開くことのできるよう、頑張りたいと思います」との力強い言葉も聞くことができました。親が思っているほど、彼らの成長はのんびりとしたものではありません。逞しくなった彼らを眺め、一人の活躍がその仲間に刺激となり、火をつけて、それぞれの道を立派に歩んでくれたらとただただ願っていました。自画自賛かもしれませんが、意義深い会だったと思います。


ミヨちゃんと10円玉の話

[2006年09月08日(金曜日)|No.1063]

  先日ご紹介したコンサルタントの中山さんから頂いたハガキに掲載されていた話です。
 
ミヨちゃんという知恵遅れの女の子が広島の施設にいました。その施設を卒業するには、1円玉、5円玉、10円玉、50円玉、100円玉、500円玉の価値の違いを言う卒業試験がありました。
知恵遅れの子でもお金に騙されないように、先生方がそんな試験を考えたのです。
普通では、2・3年で卒業できるのにミヨちゃんは7年経ってもまだ卒業できません。試験にパスできないからです。毎年、卒業試験で先生が「ミヨちゃん、この中で一番価値のあるお金はどれですか?」と聞くと、ミヨちゃんは必ず10円玉を握ってしまいます。
「自分達の教育が間違っているんじゃないか」先生達は悩んでいろいろ話し合いました。そしてミヨちゃんのことをもっとよく知ろうということになりました。調べてみたら、ミヨちゃんの小さいとき、お母さんは亡くなっており、お父さんは体が弱くて入院していました。ミヨちゃんは親戚のオバサンの家に預けられていたのです。
ミヨちゃんの楽しみは、毎晩10円玉を持って赤電話に行き、病院のお父さんに電話をかけること。
それがミヨちゃんにとっては一番素敵で価値のあることだったのです。それを知った先生方は、それまでの試験のあり方に後悔しました。ミヨちゃんにとって一番価値のあるのは、500円玉ではなく10円玉だったのです。ミヨちゃんは最後の最後まで10円玉を握ったまま卒業していきました。
 
とても良い話ですね。ただありきたりの概念では物事は量れないものです。また価値を考えたら、お金などではとても及びがつかない貴重なものがあるはずです。


秋篠宮妃紀子様ご出産

[2006年09月07日(木曜日)|No.1062]

 秋篠宮妃紀子様が無事男児を出産されました。多くの国民の方々が思っていることでしょうが、大変喜ばしいことです。心よりお祝い申し上げます。
 
皇室では41年ぶりの男子誕生とのことですが、妊娠からここに至るまで、私達がとても想像できないほどの大きなプレッシャ−があったことと思われます。ちょうど妊娠が判明される前、時はまさに皇室典範改正論議で真っ盛りでした。次世代の天皇をめぐって、皇太子、秋篠宮のお二人を除いては皇位継承を愛子さまに頼らざるを得なかったからです。そうなると、永年続いてきた男系天皇の制度を崩すことになり、多くの人達の白熱した議論を呼んでいたのです。
 
私はその是非はここでは問いたくありません。いろいろな考え方があり、一概には決めつけることができないからです。ですからここでは素直にそのご誕生を喜び、そのことがいくらかでも改正論議の緩和に繋がることができるのではないかと思っています。
 
私達、一般庶民と違って、今回のように産む前から自分に対する多くの期待を背負っていたら、どうでしょう。とても計り知れないもののように思えます。ですから紀子様の症状であった、胎児の出口が塞がり、子宮摘出の恐れもあると言われ、自然分娩では賄うことができず、帝王切開による出産という事実が想像以上に大変だったということも理解できるように思えます。
全ては精神的なものからではないでしょうか。それに加え、ある程度の高齢出産です。とにかく男女を問わず無事出産できて何よりです。
 
そしてさすがだなと感じたのが、臍帯血(さいたいけつ)の提供です。そのような困難な中、国民への普及を願ってのことだと思われます。こうしたことへの着目を考えても、果たす役割は少なくないものと考えます。第3子が親王様ということになり、これからが帝王学等への取り組みなど、予期せぬものも生まれてきます。いつまでもこのように国民に愛される皇室であり、その健やかな成長をお祈りしたいと思います。


頑張れ!日本プロ野球

[2006年09月06日(水曜日)|No.1061]

 はっきり言ってプロ野球が面白くないですね。パリ−グは善戦しているようですが、あまりテレビ放送もなく、放送がかすかに残る(こういう表現が当てはまってきました)セリ−グはほぼ中日の優勝が確定的で、他のチ−ムの覇気も感じられません。
 
新しいポストシ−ズンゲ−ム(PSG)として、セリ−グも日本シリ−ズ出場決定戦を導入し、従来のパリ−グの実施していたプレ−オフ制を改め、セ・パ同じ条件で日本一を決めることになりました。
ややこしいのはリ−グ優勝はあくまでシ−ズンで1位となったチ−ムであり、今後はリ−グ優勝をしてないチ−ムが日本一となることもあるわけです。
 
こうした取り決めも、魅力が薄れ少しファンの目が遠ざかりつつある現状を憂いての措置でしょうが付け焼き刃にならないでしょうか。ただ目先を変えた、小手先のテクニックに走るのではなく、野球そのものの中身を見直す必要があるように思えます。要はもっと野球そのものをエキサイティングで感動あるものとしなければなりません。
 
高校野球に多くの人達が惹きつけられるのは、まさにここです。何点負けていようと、最後まであきらめず、常に精一杯のプレ−を見せることです。人が一生懸命に打ち込む姿は周囲に感動を与えるものです。それは高校野球のような一時的な期間とは違い、年間144試合もやらなければいけないプロ野球と言えども、同じではないでしょうか。それが何しろ仕事だからです。
 
ですからそこには、ちょっとスライディングキャッチしたら火傷をするような人工芝ではなく、天然芝で思い切ったプレ−ができるような環境も当然求められることになります。
とにかく表面をいくら取り繕っても中身を変えないことには始まりません。野球そのものへの意識を高めるような質の改善と感動あるものを求めたいものです。


中村文昭さん講演その3

[2006年09月05日(火曜日)|No.1060]

 先月より着々とその準備を進めていた、中村文昭さんの講演を正式に開催することができることになりました。この度、会場も沼津市民文化センタ−より許可が下り、工藤教育長に直々に話を聞いていただき、その素晴らしさを知ってもらったところ、どうやら沼津市教育委員会の後援もとりつけることができそうなのです。
 
作成したチラシにも書いたのですが、6月に一度講演を聴いてから、自分だけが知るのではもったいないと思い、何よりも多くのこれからの若い人達、特に中学・高校生に聴かせてあげたいと強く思うようになりました。知り合いのコンサルタントに相談したところ、瞬く間に先方の予定を把握し、空いている講演日をすぐ教えてくれました。中山さんという女性のコンサルタントですが、とにかく行動の素早い人です。お呼びするのかどうか迫られ、また私がそれに加わらなくても自分一人でもお呼びしたいとまで言われて、もう動かないわけにはいきませんでした。
 
こうした言葉で、いくらその講演の素晴らしさを伝えようにも限界があります。それならいっそのことご本人をお呼びし、この耳で直接確かめて頂いた方が何よりも確実です。日頃、「人生って良い学校に入って、良い会社に就職するだけがその目的ではない」と考え、説いていても「それでは何のために生まれてきて、何のために生きているのか」と彼らから問われても、なかなか説得できる言葉が見つかりませんでした。この中村さんの話を持ってくれば、とにかく全てご自身の体験からのものだけに、若者達に強い説得力を持ちます。
 
中村さん自身が田端さんという、人生の師と出逢い、大きく変わっていった体験からの話はきっとこれからの若者達のハ−トを捉えることでしょう。何もできない自分達ですが、こうした素晴らしい人生を送っている人の紹介ぐらいは可能です。それからそれぞれが何を掴み、どう生きていくのかは勝手です。ですが、こうした生き方を知ると知らないとでは大違いとなります。たった一度しかない人生だけに、これからの時代を背負っていく若者達に是非知ってもらいたいと考えています。
また講演から、むらむらと火がつき、心が突き動かされ、新しい命が発動するスイッチが入ることを期待します。12月22日(金)沼津市文化センタ−小ホ−ルで19時より開催します。
詳しくは弊社までお問い合わせ下さい。


惜しまれるスカンジナビア

[2006年09月04日(月曜日)|No.1059]

 我が街の海の上に浮かぶフロ−ティングホテルとして親しまれてきた、スカンジナビヤ号が沼津を離れた途端、その寂しさが抜けきらないうちに、何と和歌山沖で沈没してしまいました。
誠に残念な話で、とても悔やまれることです。
 
スカンジナビア号は元々「ステラポラリス」(北極星)と呼ばれた、スウェ−デンで造られた豪華客船です。それを西武系列である伊豆箱根鉄道が購入し、今から36年前、日本最初のフロ−ティングホテルとしてオ−プンしました。しかし長年の停泊で老朽化が目立ち、昨年の3月一杯で営業を閉ざしていたのです。その後、なかなか身の振り方が決まらないでおりましたが、スウェ−デンの会社がストックホルムで新たに海上ホテルとして購入することが決まり、この度、改修工事を予定していた上海に向け、タグボ−ト2艘により曳(えい)航されていく途中だったのです。
 
駿河湾を挟み、沼津の海岸線より、このスカンジナビア越しに富士山を望む景色はとにかく素晴らしいものがありました。従ってこの地を去る8月31日には関係者によりお別れのセレモニ−も開かれ、出航には多くの市民が別れを惜しんで見送ったものです。
それだけに、”たられば”の話で今からではどうしようもないのですが、むざむざこのように沈没するのなら、沼津市が買っていたらと思わざるをえません。
 
近い将来、東駿河湾環状道路として、沼津のグルメ通りも通らず北に大きく迂回し、愛鷹山の懐から長泉、三島経由で伊豆に抜けていく道路が建設され、益々沼津市街から観光客が途絶えようとしている今日、海岸線での1つの観光スポットとしても、まだ十分役目を果たすことができたのではないでしょうか。駅前では老舗でもあるぬまづ軒が自主廃業し、あの親しんだレストランももぬけの殻となってしまいました。野球をやっていた高校生時代、電車での遠征試合の後で、いつも皆で食べていた”小倉ホットケ−キ”の味が忘れられません。青春の1ペ−ジだっただけに、極めて寂しい限りです。まだ海の物か山のものかも分からない”駅高架”などに、うつつを抜かしているより、まだまだ目先のものでやらければいけないものが、いっぱいあるのではないでしょうか。
このままなら我が街・沼津まで沈没です。


マナ−研修より

[2006年09月01日(金曜日)|No.1058]

 先週の末、同友会支部共育委員会が開催され、委員長でもある会員コンサルタントによりマナ−研修が行われました。その一部をご紹介したいと思います。
 
(1) こちらケチャップになります
(2) 1000円からお預かりします
(3) おタバコのほう、お吸いになられますか
(4) 秋山様でございますね
(5) 以上でよろしかったでしょうか
 
上記5項目の表現について何か違和感を覚えますでしょうか。私達年代ではまだその不自然さが判るのですが、同席していた若い方の話ではおかしく思えないと言われていました。
正解は下記のようになるのですが、これは大手ファミリ−レストランチェ−ン・ロイヤルホストで必ず研修する5大禁止語とのことです。
 
(1) こちら(が)ケチャップでございます
(2) 1000円をお預かりします
(3) おタバコを吸われますか(1つのセンテンスの中に敬語のおという言葉は多用しない)
(4) 秋山様でいらっしゃいますね(ございますは謙譲語)
(5) 以上でよろしいでしょうか(最近多用され、よく聞かれるが過去形は不自然)
 
何気なく使われ、耳に飛び込んでくることが増えていますが、やはり日本語は正しく使いたいものです。よく聞かれる”ちょ−○○”や”うざい”などの若者言葉も時と場所によっては控えたいものであり、さりげない注意も必要のことと思います。とにかく世界に誇れるとも言える、この美しい日本語とその文化を私達の世代で途絶えることなく、しっかりと継承していきたいものです。