株式会社 アイソー




2006年10月の日記

ポータビリティー制

[2006年10月31日(火曜日)|No.1095]

 ソフトバンクが予想外割と称して、通話とメールが0円という戦略を打ち出しました。これはソフトバンク同士の時に限るものですが、思い切ったことをやりだしたものです。
 
でもここにきて、他社からの契約変更やら既存契約の機種変更等が殺到したことから、一時契約の停止をしなければいけない不具合も生じています。相手方のドコモやAUにしても、とんだとばっちりとも言えるものでしょう。それにしても私は携帯がソフトバンクではないのでよく解りませんが、ソフトバンクの携帯に以前から加入していた人達はどうなるのでしょう。
恐らくタダにはならないのでしょう。また同社内での機種変更も同様にいまいち判りません。
 
この0円という戦略、このように大きくうたわれている割にはよく解らない部分もあるわけです。新規顧客の0円契約も期限付きとも言われているみたいだし、また同じソフトバンク同士と言っても片方は以前の契約では不公平感が増すでしょうし、それにソフトバンクから他社に掛けるのには以前より割高になるとも言われています。
 
このように、今後この3社による顧客獲得競争がますますエスカレートしていくものと思われますが私達ユーザーにとってみれば、一番の願いはもっとより安く通話やメールが利用できることです。
そうした意味ではよい傾向に向かっていると言えるかもしれません。でも余分な話ですが、ポータビリティ制などと横文字でわざわざ難しい表現をなぜするのでしょうか。番号持ち越し制ではいけないのでしょうか。こう言っている私はやはり野暮なのでしょうね。


もったいない その4

[2006年10月30日(月曜日)|No.1094]

 過日の新聞広告欄にこんなメッセージが掲載されていました。
 
「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う」
自宅の冷蔵庫の中に新しい牛乳と古い牛乳があれば、どちらから飲みますか?
古い牛乳からですよね。賞味期限が過ぎて、棄ててしまうのがもったいないですから。
 
しかし、スーパーでは新しい牛乳を選んで買っていませんか?新しい牛乳から売れていくと、その分古い牛乳は売れ残ってしまいます。日本では毎日約2000万人分の食料が、賞味期限切れなどの理由で棄てられています。
 
できるだけ、売り場の手前にある古い牛乳を買いましょう。飽食や贅沢を見直すことで、食糧輸送や焼却処分時の環境負荷を減らすことができます。ムダを減らして、CO2排出量を減らしましょう。

 
なるほど、全くその通りですね。私も奥から選んでいた一人です。このことがこんな”もったいない”ことを引き起こしていたなんて全く気が付きませんでした。今日から改めることにします。
いつも言うことですが、日本人のように美食飽食を繰り返していると、将来そのつけが自分達に回らなければいいと危惧しています。世界にはこの食料すら事欠く人々が多く存在します。それを考えれば、毎日食卓に何不自由なくつける有り難さに感謝しなければなりません。その気持ちを持つことができれば、スーパーで前から順番に取っていくことなんて容易いことです。やはり一人ひとりのそうした意識の改革と行動の積み重ねではないでしょうか。


日本ハムの優勝

[2006年10月27日(金曜日)|No.1093]

 日本シリーズは4勝1敗でパリーグ・日本ハムが優勝しました。これで4年連続でパリーグが征したことになりますが、決してセリーグが弱いということではなく、日ハムが勝つべくして勝ったような気がします。
 
今シーズン限りで現役引退を決めている新庄選手の涙もありました。現役最後のバッターボックスになるかと思われた8回の打席と最終回センターの守備位置に着いたときです。
万感溢れるものがあったのでしょう。その後の胴上げにも見られたとおり、ナインから慕われ惜しまれてこのように去っていけるのは、ある意味では野球人としてこんなに幸せなことはないはずですまた引退試合が日本シリーズなんて、滅多にありません。そういった意味でもやはり強運の持ち主と言えるのではないでしょうか。
 
この新庄選手が自分の後継として可愛がっていたのが、レフトを守った森本稀哲(ひちょり)選手です。スキンヘッドで知られていますが、この森本選手、若いときから頭の毛が抜け落ちる難病を抱えていたとのことです。そうした自分と同じような境遇の人間を励ます意味でも、現在もそのままのいでたちでプレーを続けていると伝えられていました。一見、派手な選手のように見えますが、結構苦労して今日があるとのことです。
 
知人から聞いた話なのですが、この日本ハムというチーム、とっても素晴らしい選手の集まりであるそうです。伊東のある旅館での納会時、とかくプロ野球の選手というと偉そうだったりするものですが、そんな素振りは全く見せず、マナーも素晴らしく性格のよい人間集団だったとのことです。これだから他球団から移籍した稲葉選手などが活躍できるのでしょう。類は友を呼ぶとも言われていることから、良い相乗効果が生まれるのでしょう。蛇足ですが、ここでFA宣言をする小笠原選手何とか留まってもらえないのでしょうか。せめて日ハムと言わなくてもパリーグに...


勘違いとその対応

[2006年10月26日(木曜日)|No.1092]

 旅先での出来事です。先方は観光客に対して好意でクッキーを配っていました。それをこちら側は物売りと勘違いして、素っ気ない素振りを見せてしまったのです。その後自分以外の人に対して配っている姿で気が付いたのですが、後の祭りです。ずいぶんと感じが悪いお客だと写ったことでしょう。でも状況からして謝りの言葉も掛けようがありませんでした。本当にこちら側はばつが悪いものです。
 
また会社などにはかなり不要な電話も掛かってきます。先日、朝の出社時うっかりしてこの電話転送の解除をし忘れてしまい、出掛けた打合せ先までいつもはそんなにない電話が多発していました。もちろん打合せ中だった為、電話に出られなかったのですが、幸い午前中には会社に戻れ、女子社員にその旨告げて携帯電話に記憶された番号を調べてもらったのです。
 
このうちの2件は仕入先との業務電話と判りすぐ対応できたのですが、1つは判明できなかったので、女子社員が先方まで問い合わせしてくれました。聞いてみたところ、弊社のような会社を求めて頂いていた新たなお客様だったのです。
前述のとおり、業務に関係ない、いろいろな電話が多く掛かる昨今、改めてその応対の大切さを知らされました。このケースもどうせまた不要なものだろうと言って、そのままにしてしまっていたら新たな展開も生まれないというものです。
このように人と電話にはこちら側の思い込みだけではなく、よく見極めてくれぐれも誠意を持って対処したいものです。


栄えある金メダル

[2006年10月24日(火曜日)|No.1091]

 4日ぶりに出社しています。会社を3日空けるというのは結構大変なものです。さて香川の技能五輪全国大会に出掛けたわけですが、何と私達が応援していた沼津東高3年生の岡田朋子さんが最優秀の金メダルを獲得しました。
 
今回の香川技能五輪視察は来年同時期に、我が地元・沼津で行われる、この技能五輪国際大会のキャンペーンPRが一番の目的でした。そして国際大会に出場するのには、この香川で開かれた国内大会で各部門、1位にならなければ出場資格が得られず、広告美術部門で昨年も敢闘賞を受賞していた、岡田さんに地元の大きな期待が寄せられていたのです。
 
素晴らしい快挙です。20日の夜、バス2台でこちらを立ち、現地入りしたのが翌朝の8時半頃、広告美術部門の会場であった、このサンポート高松中心に他会場にあまり移動することなく、岡田さんの進行具合を見守らせて頂きました。昨年も同大会でお会いし、すっかりそのファンになった指導者である、アカツキ工房の遠藤さんのお話ではちょっと遅れ気味とのことで、友人共々祈りを込めながら見つめていたものです。
 
それにしてもあの小さな体のどこに、あんなパワーが潜んでいるのかというくらい、彼女は凄いものを持っています。競技開始の21日が朝8時から18時まで、そして翌日が9時から12時までといった、本当に限られた時間内に何もないキャンバスに、下書きから規定と自由課題のデザインを織り込んだ色つけ、そしてクロス張りまで処理しなければなりません。また彼女の場合は地元から駆けつけた私達の他、別ルートで視察研修をしていた市会議員の一行等、大応援団の無言のプレッシャーまで、小さな肩に掛かっていたのです。
 
本当に良かったと思います。私は途中から抜けさせてもらい、折角こちらまで来たのだからと、高速艇で30分で渡れる小豆島の家内の実家に向かい、翌日は仕事で防府のお客様までご挨拶をと足を延ばしたわけですが、その途中で嬉しい朗報を伝えられたのです。これで当初の目的であった、地元での開催を少しでも盛り上げることができるでしょう。それにしても、我が身を削り彼女をここまで育て上げた遠藤さんの指導力と、会場でもいつも控えめに彼女を温かく見守っていた優しさに、改めて心より敬意を表したいと思っています。
 
明日25日は早朝より工事で一日出張のため、カキコミを休ませていただきます。ご容赦下さい。


早起きの効用

[2006年10月20日(金曜日)|No.1090]

 今週は仕事とアフターの用事が重なっていたため、ほとんど毎日会社に早朝5時出勤でした。今日の夜から、また沼津市の職員と香川で行われる技能五輪国内大会の視察に出掛け、会社を来週月曜日まで留守にすることも手伝って、よけい忙しさが増したものです。
 
でも朝の2〜3時間の仕事のはかどりというものは昼間の1日に相当すると言ってもよいくらい、能率が上がるものです。誰にも邪魔されないし、気分的にも優雅にできるものです。
余分なことですが、可哀想なのは愛犬クーです。日課の散歩がこの数日途絶えてしまっているのです。げんきんなもので、夜帰ってもいつもの愛想をいまいち振りまかないように思えるのは気のせいでしょうか。とにかく夜型より朝型の方がずっと仕事もでき、爽やかでいいものです。
 
こんなわけで今日の夜から23日まで会社を留守にするため、カキコミは休ませていただきます。


人に活かされている

[2006年10月19日(木曜日)|No.1089]

 最近、人に活かされていることをつくづく感じています。一昨日の清水支部例会もそうだったのですが、お会いする多くの方々が温かい声を掛けて頂けます。また事後にしても本当に嬉しくなるメールを何通も頂きました。その一つひとつに感謝の思いを込めて、直ちに返信させてもらいました
 
この報告にしても、そもそも清水支部との馴れ初めがもう10年ぐらい前になりますか、交流のソフトボール大会を開催してからのご縁です。そして毎年継続し、雨での中止もはさみ、数えること8回が過ぎました。たかがソフトボールに過ぎませんが、懇親と言った意味合いではその役割は少なくないものです。それがまさか例会の報告者として呼ばれるなど、夢にも思いませんでした。
 
また12月に弊社が主催で開催することになった、中村文昭さんの講演会にしても、ちょっと前までやっていたPTAの時の仲間が全市的に協力してくれています。何かにつけて集まっていただき、本当に素敵な仲間です。そして子ども達に対しても、今でも現役でお世話している方も含め、皆熱い心の持ち主です。まあ、それだからお互い波長が合うとも言えるわけですが...
 
この”人に活かされている”と感ずることができるのは、自分の方も今が幸せだからかもしれませんとにかく人とのご縁は大切にしたいものです。回り廻って皆、自分のところへ帰ってきます
人生や社会って、意外とどこかで繋がっているものではないでしょうか。


清水支部例会報告その1

[2006年10月18日(水曜日)|No.1088]

 昨夜、中小企業家同友会清水支部10月例会の報告者として「我が経営を語る」発表をさせて頂きました。この清水支部では卓話と呼ばれているものですが、時間的にはおよそ45〜50分間自社を取り巻く現在の環境やその取り組み等を語るものです。
 
11年間の同友会活動で、自支部では過去に2度ほど話をしたことがありますが、もちろんこのように他支部まで出掛けて発表したのは初めての経験です。日頃この清水支部とはかなり懇意にしている関係と、やはり沼津の支部長になったことも少なからぬその要因となったのでしょう。
 
でも発表の機会を得て、本当に良い勉強になりました。まず自社をもう一度整理して見つめ直すことができるからです。ある主要な顧客に頼っていた依存率なども、この際に前期の売上げから算出してみました。改めて数字を出してみて、意外な発見があるものです。弊社の場合、ピーク時では90%近い数字でしたが、前期の分析では12%という、当人でもびっくりするような値を知らされたのです。
 
また自分以外の方に説明するのには、要領よく簡潔に発表しなければなりません。これが私の場合は苦手で、どうしても前置きが長くなったり、回りくどくなったりするからです。今回は自分への課題として、とにかく約束の時間を守り、時間内に予定分を話し終えることをテーマとしました。
曲がりなりに何とか一応話し終えましたが、後で振り返ってみると肝心なことを言い忘れていることもありました。でも一部の方からは嬉しいメールも頂くことができましたので、まあまあ、よしとしています。沼津から応援に駆けつけて頂いた会員の有志の方からは、ちょっと生々しく赤裸々すぎるとの指摘もありましたが、これもある意味では自分らしかったということになるかもしれません。
とにかく終わってホッとしています。


核保有論議

[2006年10月17日(火曜日)|No.1087]

 先日も触れましたとおり、やっぱり核保有の議論が出てきました。自民党の中川昭一政調会長が15日のテレビ朝日の番組で「(日本に)核があることで、攻められないようにするために、その選択肢として核(兵器の保有)ということも議論としてある」と述べたものです。
 
北朝鮮の核実験が挙行された関係で、必ずこうした発言が特に与党・タカ派と呼ばれる人達から 出るものと思っていましたがやっぱりです。でもいささか、短絡的で思慮深くない発言だと思います核には核をもって対抗するなどとは、前世紀の遺物的な考えです。地球温暖化現象が顕著な現在地球そのものの永続的な存続が問われている中、全く時代の洞察を誤ったものです。
 
そもそも北朝鮮そのものが世界の異端児であるわけで、こんな国を相手にまともな議論など無理でしょう。海岸で遊ぶその国の子女が、ある日突然さらわれて他国に存在するなどと誰が考えられますか。常識ではとても考えられない国なのです。その国を相手にただ核には核を持ってなどと、即座に打ち出すなど、こちらまで同レベルな国のようで、あまりにも浅はかで配慮にかけるものではないでしょうか。
 
翌日になって、私は核武装反対論者などと一生懸命、その釈明に努めていますが、極めて軽率な発言です。何度も言うようですが、世界でこの核によって多くの国民が殺戮されたのは我々日本だけなのです。世界でこの核抑止は私達に課せられている使命のようなもので、被害を受けた当事者である国民の声だけが、唯一説得力のあるものではないでしょうか。


美しい涙

[2006年10月16日(月曜日)|No.1086]

 中日ドラゴンズがセリーグの優勝を果たしました。一時期9ゲームもの差がついていたものの、阪神の猛追で2ゲーム差まで追い詰められた、終盤は本当に苦しい展開で勝ち取ったものです。
 
優勝決定の巨人戦、延長12回表ウッズの確定的な満塁ホームランの後、優勝がまだ決まらないうちからベンチで涙をこぼす落合監督の姿がありました。もちろん優勝後のお立ち台でもボロボロの涙です。本当に決まるまで苦しかったのでしょう。そのコメントにもあった通り、キャンプでは地獄の特訓の毎日が続いたそうです。それだけやって、なおかつ9ゲームも離し、この独走の体勢からペナントレースを制することができなかったらという、不安と焦りからだったのでしょう。
 
美しい涙でした。この落合監督という人、オレ流などと表現されていますが、監督になってからの方が選手からも慕われ、気遣いがあるように感じられます。結構、見掛けでは恐妻家で、現役時代のマイペースさがそのイメージに植え付けられていますが、どうしてどうしてなかなかの人間性の持ち主です。当初はプロボーラーを目指したと言われているように、その雑草のような生き方からやはり苦労人なのでしょう。そして三冠王を何度も獲得するくらいのバッティングの持ち主ですから裏付けられたその技術も折紙付きで説得力も増すことでしょう。
また前にも触れましたとおり、投手交代の時も自分がわざわざマウンドまで行って、交替投手に配慮を示しています。
 
このようにやはり人はこの気持ちで動くのではないでしょうか。気持ちよかったのは優勝のコメントで急追していた阪神の健闘を大いに讃えたことです。スポーツマンの正直な清々しさを覚えました蛇足ですが、開幕時の勢いから今年は優勝間違いなしと誰もが思った巨人、指揮官は爽やかですが、その育ちの良さからなのでしょうか、なぜかあっさりとし過ぎているようで、選手がこの監督の為にという必死なものが伝わって来ません。この違いは何なのでしょうか。


改ざん

[2006年10月13日(金曜日)|No.1085]

 ちょっと古い話になってしまいました。別に13日の金曜日だからというわけではないのですが、嘆かわしい話題です。昨日からゴルフの日本オープンが始まりましたが、この予選会でのことです何と22歳のNプロが3ホール分の自分のスコアを改ざんして提出したのです。
 
今では猫も杓子もやるという、このゴルフですがかつては紳士のスポーツと呼ばれていました。プレーは全て良心に基づく自己申告の上に成り立っています。最近ではゴルフ場でも目を覆いたくなるようなマナーのプレイヤーも少なくありませんが、この見本となるべきプロがやることではありません。ホールアウト後、腹の調子が悪いと言ってトイレに行き、スコアを改ざんして提出したと言うのです。
 
何とももはやと言うものですが、ちょっとした出来心でしでかしたようには思えません。たぶん今までにも、このようなことがあったと思われても仕方がない話です。
仮に他人をこのような姑息な手段で誤魔化すことができても、絶対偽ることができないのが自分自身です。ゴルフのような自分だけが頼りのスポーツでは、自分を誤魔化しては何も前に進むことはできず、いわばやる資格がないと言ってもよいのではないでしょうか。
 
もっとも、このゴルフ、以前には格調高いゴルフ場では服装もうるさく言われていました。必ず襟付のシャツを羽織り、半ズボンの時は長めのストッキングをはき、また来場の際は必ずジャケットを着用するなどと教えられてきました。ところが今はどうでしょう。お手本ともなるプロのいでたちはそれこそ、滅茶苦茶、特に女子プロなどはジーンズまがいのスラックスまではいている始末です。
 
今の時代、こんなことにこだわっている私の方がおかしいと言われるかもしれません。でも規則と言って、一般客だけにその目が向けられているようにも思えます。以前、あるゴルフ場の食堂で人気のある有名な歌手が帽子を被ったまま食事をしているのを目にしました。何もお咎めなしですもし一般客だったらどうでしょう。おそらくすぐ飛んできて注意をされることでしょう。
こうした特権とか特別扱いというのが私の一番嫌いなところでもあるわけです。
話が知らない間に逸れてしまいました。13日の金曜日と言っても、今日は仏滅ではなく大安です。今日も張り切って元気よく一日に挑みたいと思っています。


ディープインパクトの引退

[2006年10月12日(木曜日)|No.1084]

 いやー残念ですね。ディープインパクトが今年限りで引退と聞きました。オーナーの決断のよるもので、調教師の池江さんも会見で無念さを隠せませんでした。
 
ファンの私達も先日も触れましたとおり、もう1回凱旋門賞に挑戦して世界最強の馬であることを来年証明してもらいたいと思っていました。またそれができる馬で、まだまだ今年のような結果を残す馬ではなく、その飛び抜けた力を世界に是非見せつけて欲しいと願っていました。
 
でも仕方がありませんね。オーナーとしてみれば、今が一番華があり売り頃の時期ですから、種付け馬としても最高の価値があるのでしょうね。また名馬で最強ゆえに常に足下に不安を抱えていることから、無事なうちに引退させたいかもしれません。
 
こうなったら、その子に期待するしかありませんが、世界を十分狙えた馬だっただけに返す返すも口惜しい話です。最後のレースとなる引退試合が有馬記念なのか天皇賞か定かではありませんが、その二度と見られない勇姿を温かく見守ってやりたいものです。


翌月巡回監査率100%達成

[2006年10月11日(水曜日)|No.1083]

 難しいタイトルで解りにくいでしょうが、弊社の会計指導をして頂いている会計事務所がこの達成で全国表彰を受けたと聞きました。お世話になっているのはTKC全国会に所属している永田税務会計事務所と言います。この事務所が全国の加盟会員9400名のうち、標記の名目で達成を果たした8社の中に選ばれたのです。
 
私達はその巡回指導を受ける立場で、何も功績を果たしてはいないのですが、やはり関わっているだけに嬉しい話です。毎月、月次決算の監査で指導を頂いているのですが、その関与先が1社も残らず決められた翌月に、監査業務を1年間も継続的に行っているということはなかなか容易いことではありません。このTKCの発行する全国紙に掲載されていましたが、所長以下スタッフの日頃の努力の賜物と言えるのではないでしょうか。
 
私達企業側でも言えることですが、こうした他社とは異なる差別化を打ち出していかなければなりません。現在、この事務所の協力で、弊社も経営革新計画の申請手続きを遂行中です。チャレンジする中小企業の位置づけとして、少しでも自社の新たな事業展開を周知してもらい、具体的な取り組みの中で有利な支援を仰ごうとするものです。またこの月次の監査に併せて、税務署からの企業内部調査を委託され、全くないとは言えませんが煩わしい税務調査を軽減化するシステムも採用しています。お陰で精神的にも負担が軽くなり、ずいぶんと気楽になっているのも事実です。
 
とにかく先日も少し触れたように、弊社もより前向きに会社PRをしていかなければなりません。過日映画でも知った、このTKCの創業者である飯塚毅氏の、頑張る中小企業を応援する「不撓不屈」の精神にも学び、少なからず実践し、成果を上げていかなければいけない必要を覚えています。


地下核実験の愚行

[2006年10月10日(火曜日)|No.1082]

 馬鹿なことをしたものです。北朝鮮がついに核実験をしでかしました。まさに自分で自分の首を絞めるようなもので、ますます国際社会から孤立していくのではないでしょうか。
 
折りもおり、ちょうど我が国の安倍首相の中国・韓国訪問の時期、ここまで意識されていたのかどうかは定かではありませんが、北朝鮮にとっては最後の切り札を出してきました。
ただ当事国以外の国々との認識がかけ離れているのは明らかです。伝えられているところによると、北朝鮮の読みはこれで核保有国として、アメリカを中心とした世界からそれなりに脅威の存在になるという目論見でしょうが、私は全く逆の展開になるのではないかと推察します。
 
日本の国内の一部でも読みを誤った、これで日本もその脅威から核を持たなければという議論が沸き上がるかもしれませんが、全くそんな必要もないでしょう。むしろ今まで唯一、何かとフォローしていた中国にしたって、駄々っ子のようなこの北朝鮮をカバーしきれなくなっていくのではないでしょうか。またアメリカにしても、実験が成功したかどうか判らない、現在の初期段階のうちにこの核施設を潰してしまうかもしれません。そうなると金正日独裁政権の崩壊が意外と早く訪れることになるのかもしれません
 
このように”核を持たない国は核にいつも脅かされるから、保有しなければ優位に立てない”といった論理はもう過去の話で時代に明らかに逆行しています。今、それでなくても地球環境をしっかりと考え、守っていかなくては地球そのものの未来はないということからも、世界中で全く相手にはされない愚かな推考にすぎません。とにかく目を覚ましてもらいたいものです。それでなくてはこうした愚かな為政者の巻き添えとなる、国民一人ひとりがあまりにも可哀想でなりません。


PR不足

[2006年10月06日(金曜日)|No.1081]

 昨日は終日工事で出張していたため、カキコミができず失礼致しました。
この工事を終え、予定されていた片浜産業クラブという、地元各種企業から成る異業種団体の会合に駆けつけました。この日は飲み食いの懇親は一切なく、事務局より各種説明があった後、会員企業2社より会社PRの時間を設けたのです。
 
当初、この事務局である沼津商工会議所の担当者より、この会社PRをやるか否かアンケートがあったとき、確かどちらでもよいと答えたはずなのですが、なぜかこの2社に選ばれ、気易く引き受けてしまったのです。
 
でも昔からよく、「人には添ってみろ、馬には乗ってみろ」と言われている通り、何事も前向きに捉えなければいけないことをつくづく感じました。我が社の発表の時間で、今までの経緯や現在の自社の置かれている環境を述べた後、少しでも差別化をと取り組んでいる二,三の業務事例を発表しました。そうしたところ、後でもう少し話を聞いてみたいという方も現れたのです。工場の照明制御や各種新規開発品への技術応援についてです。
改めて自社の手掛けている分野についての、もう少し前向きなPRや紹介の必要性を知らされました。
 
早速、来週にはこの企業さんを訪問し、一部現場調査もさせて頂きたいと思っています。発表でも述べさせて頂いた通り、弊社は電気に関するあらゆる問題につき、まずNOとは言わず、誠意を持って対応していきたいと考えています。この積み重ねが、何よりもお客様に我が社のファンになって頂くことではないでしょうか。蛇足ですが、それなりの懇親会場で飲み食いのない勉強会というものも、少なくなっているだけに、ある種新鮮で爽やかなものを覚えました。


H議員の愚行

[2006年10月04日(水曜日)|No.1080]

 話題にしたいようなことではないのですが、あまりにも軽率ではないかと憂慮し、敢えて取り上げさせて頂きました。ご存知、民主党のH議員の不倫問題です。
 
お相手はこの秋からスタートしたばかりの民法ニュースキャスターです。発覚時、番組にも2日ぐらい登場していたのですが、その反響が大きいためか、今週になって体調不良を訴え休養しています。このお相手はともかく、人気のあったH議員自身についてです。
 
このH議員、我が選挙区のお隣を地盤とされている方です。ご存知の通り、その甘いマスクに加え京大卒のインテリ、しかも例の永田問題の時の会見でも歯切れの良い言葉が返ってきて、好感を持たれていた議員です。地元でもこの人気は根強く、落下傘候補と呼ばれ初めて選挙に出たときから、他の候補を寄せ付けず圧倒的な人気を得ていました。また選挙運動中でも自転車に乗って廻る姿や、当選後でも毎週欠かさず駅前などで街頭演説をするほど、そのエネルギッシュな活動が若者にも幅広く支持を得ていたところです。
 
それがなぜ、と思わせる今回の愚行です。かつても二世議員の船田何某さんと女性ニュースキャスターとのこの種の問題がありましたが、これが響き次の選挙には確か落選したのではないかと思います。そして結局はこの二人結ばれて結婚したのです。これはさておき、H議員の今回の対応には少し潔いところも見られますが、今までの積み重ねや苦労が水泡に帰すような思いさえ抱かせます。「百日の説法、屁一つ」という言葉もあります。「H議員」などとその名の通りレッテルを貼られることなく、くれぐれもこんなことで嘱望されている将来が無にならないことを願っています。


これでいいのかニッポン その2

[2006年10月03日(火曜日)|No.1079]

 家計にゆとりがあるのに給食費を払わない保護者が増えているという記事を見つけました。以下がその概要です。
 
「高級外車を乗り回し、携帯電話に何万円も払っているのに、給食費は払わない保護者がいる」。
文部科学省にはこんな報告が相次いで寄せられている。外車に乗るような世帯だけではない。国や自治体は所得により生活保護に給食費分を上乗せして支給しているが、それでも給食費を滞納する保護者も多いという。
広島県や東京都でも悪質な未納事案が横行。学校側の再三の説得にも支払いに応じず、教員がポケットマネーで負担した例は日常茶飯事。教師や校長、PTAの役員が給食費を立て替えたものの、子供たちが卒業した後に踏み倒されてしまった例が絶えない。
滞納する保護者の多くが「義務教育だから払いたくない」の一点張り。なかには「給食を出せと頼んだ覚えはない!」「給食を止められるものなら止めてみろ!」などとすごむ保護者もいるという。こうしたことにより、給食費の未納は、給食の質や量を低下させるという事態を招いている。

 
何とももはやここまできたか、というお話です。それも少なくないと言います。安倍首相が美しい国へと説かれていますが、それには何よりもまず家庭のあり方から見直さなければなりません。
このような保護者に育てられた子どもが、果たしてどこまでの良識を持つことができるのでしょうか全て自分勝手な都合で、自分にとって有利か不利かで動くだけの人間にならないでしょうか。
 
ある雑誌か新聞で目にしたのですが、阪神淡路大震災があったとき、世界中の人達がこの日本の治安の良さに驚いたそうです。この惨劇のどさぐさに紛れての略奪とかが一切なかったからです。このことは日本人が先祖代々から守り通してきた、困っているときはお互い様という美徳の文化が育まれているからでしょう。でも上記のような、自分さえ良ければあとは知らないといった人達が、どんどん増えてきたらどうなるのでしょう。本当にどこへ行くのかニッポンはと考えさせられてしまいます。嘆かわしいことだけに、家庭のあり方だけではなく、親そのものへの啓発にも早急に手を入れていく必要があるのではないでしょうか。


世界の壁

[2006年10月02日(月曜日)|No.1078]

 ディープインパクトが負けてしまいました。昨夜というか、今日の深夜1時30分過ぎ、フランスで行われた凱旋門賞においてです。これは世界最強馬を決めるヨーロッパ最高峰のGIレースと言われ、2ヶ月前から現地に渡り、ほぼ万全の体制で挑んだものです。
 
日曜日の昼間、同友会の支部対抗ソフトボール大会があった関係で、夕方早く帰宅した後、疲れたのかすぐに休んでしまいました。これが幸いし、深夜に行われたこのレースにはバッチリと目も覚め、こちらも万全の体制で観戦することができたのです。
 
しかし本当に残念だったのですが、ゴール前のいつもの驚異的な、”空を飛ぶ”とも形容される差し足がいまいち伸びず、3着と終わってしまいました。でも十分善戦したと言えるのではないでしょうか。当初その戦いの相手と見なされていた対抗馬は1,2着の馬ではなく、4着と8着に敗れ去った中、1,2着との差はわずか3/4馬身です。しかもディープインパクトは4歳馬なのですが、1,2着の馬はどちらも3歳馬のため、鞍上は3.5kgも重いハンディを背負わされていたのです。
またこうしたこともあり、この賞はこれで3歳馬が4年連続で制覇しているくらい、3歳馬有利と言われていたのと、他のどこの国の馬も勝っていない門外不出のタイトルというジンクスもあったのです
 
調教は万全だったというから準備不足ではなかったと思います。でもいつもの最後のキレが見られなかっただけに完全な力負けでもありません。ゆっくり休んで、また世界制覇の機会をうかがい、捲土重来を目指してもらいたいものです。現地で単勝1.1倍という人気も凄いもので、やはり見る人は見ているもので、この馬が並々ならぬものではないことは証明されました。あとはこの世界の厚い壁を乗り越え、いつの日か世界の”空を飛ぶ”その勇姿を是非眺めたいものです。