株式会社 アイソー




2007年04月の日記

ちょっと良い話part14

[2007年04月27日(金曜日)|No.1205]

能登半島地震での話です。よく邪魔者扱いをされることがある、缶ジュ−スなどの自動販売機が人々の命を救ったと伝えられていました。
 
こうした災害時、ライフラインがすぐ遮断されてしまいます。その中でも飲み水の確保ということは特に重要で、水が貴重な役割を占めています。また緊急の飲料水が手元に届くまでには数日を要します。こんな中で、この自販機が活躍したのです。
 
嬉しいことに自販機が無料で人々に提供されました。最近ではこの自販機も災害対応型のような最新のものが増え、自販機の上に電光掲示のメッセ−ジが流せることができ、無料提供中のサインが灯されたのです。
 
被害者がこのような時、すぐ目の前にお茶や水の飲料水があっても飲めないという、口惜しい体験をした阪神大震災の教訓がありました。それが今回活かされたのです。
 
もちろんこれには、自販機を提供している飲料メ−カ−の奉仕と協力があったからこそ、実現できたのですが、とても温かい、嬉しくなる話です。また自販機のメッセ−ジにはあちこちの災害状況や被災者へのお知らせも流せるとのことです。
 
現在日本中で550万台もあると言われている、この自販機ですが思っても見なかった活躍ができるものです。困ったときはお互い様です。以前から東海地震が来る、来ると言われ続けている我が地域も他人事ではありません。対岸の火事をただ興味半分に眺めているのではなく、このように嬉しくなる人助けを是非したいものです。
 
明後日の29日から5月6日までは、出張工事で3日間ほど出掛けますが、会社はゴ−ルデンウィ−クのためお休みとさせていただきます。また明日は同友会支部行事のため、1日会社を離れております。このためカキコミは5月7日より再開させていただきますのでご了承下さい。


世襲

[2007年04月26日(木曜日)|No.1204]

長崎市長に市役所出身の田上富久氏が当選しました。(たうえ)さんと読み、決して何処かの市議を永年やり続けていて、もういい加減辞めればよいのにと言われている、(たがみ)さんではないので、念のため付け加えておきます。
 
ご存知のとおり、凶弾に遭い死亡した先の市長の娘婿に当たる、新聞記者の横尾誠氏との事実上の一騎打ちとなったのですが、50歳の市役所課長を務めていた田上さんが晴れて市長の座に就いたのです。
 
この田上さんも横尾さんも伊藤市長の死亡後、急遽立候補したのですから、わずか3日間の選挙戦だったのですが、他の候補を圧倒し二人の決戦でしたからそれなりの評価ができるのではないでしょうか。
 
でも長崎市民は賢い選択をしました。普通、このような悲劇が起こると、つい同情的にこの娘婿の方に投票したくなるものです。しかし人間の持つこうした感情的部分と政治はやはり別物ではないでしょうか。
 
当選した田上さんはこの世襲的なやり方に強く疑問を投げ掛け、短い選挙戦で有権者に訴えました。それに加え、アイデアマンとして、先に行われた「長崎さるく博」では、市長ともその進め方で衝突するほどの手腕の持ち主とも言われています。こうした実績が市民の間でも浸透していたのではないでしょうか。
 
一見、ドラえもんののび太のような風貌を連想しがちですが、元の上司によると「市役所で市長を務められるのは、あいつぐらい」と言わせるほど、行政能力は市役所内でもピカ一とのことです。
 
一方の横尾さんは心情的には十分理解できるところですが、伊藤市長の行政手腕をそのまま引き継ぐことはできないし、やはり状況的にも準備不足の感が歪めないところです。しかも私は常々思っていることですが、世襲的制度は果たして人民や社会にとって有効なのかという疑問です。
 
父が一国の総理大臣をやったとしても、果たしてその子が同じような能力に長けているかということです。政治家の家系は子々孫々までやり続けているようですが、それは自分達だけの都合ではないでしょうか。以前と違い、世の中は日々刻々と変わっています。私達の分野でも旧態依然としていては取り残されると同じように、政治の世界でも差別化のない世襲はやはり改めるべきです。


差別化その9

[2007年04月25日(水曜日)|No.1203]

テレビから拾った話題です。赤ちょうちんバンドってご存知ですか。赤ちょうちんと言っても、私達団塊の世代が好んで歌った、南こうせつさんの赤ちょうちんの歌ではありません。
 
今、東京の新橋の夜では、これが大変受けているそうです。新橋の夜、道行くサラリ−マンにはこの腕に赤いバンドをつけている方が少なくありません。但し、彼らも昼間の仕事中には付けることなく、夜になるとこのバンドを付け始めるのです。さあ、いったい何でしょう。
 
というふうに、面白おかしくこの話題を取り上げていました。正解は加盟店、たしか五十数店だと思ったのですが、このお店に行けばおつまみなど1点、無料の提供サ−ビス等を受けることのできる、新橋にお客の誘致を図った一環なのです。
 
他にもこの赤バンドを付けていれば、初めて訪れたお店でもスタッフや常連とフレンドリ−な関係になりやすいと言われています。かつてはこの飲み屋は大変多いのですが、オヤジの街と言われていた新橋が新たに様々な客層にタ−ゲットを当て始めたのです。
 
この結果、最近では女性客も急増しているとのことです。2006年から始めた「新橋に飲みいこ!」というプロジェクトの一環なのですが、ユニ−クで面白いことを考え出したものです。赤いリストバンドというのもなかなかファッショナブルで、女性にも人気が出やすいものです。
 
やはりこのように斬新な企画を奏し、旧態依然としているのではなく、新たな差別化を打ち出していかなければなりません。これは一新橋の問題ということでは決してなく、様々な地域、また各種業種にも共通して言えるのではないでしょうか。
 
先んずれば人を制すという言葉もあります。単なる人真似ではなく、人々を魅了できる斬新な発想がそこには求められています。私達も他人事ではなく、自社経営理念にも掲げられているとおり、絶えず創造を追い求める姿勢がいつも課せられているものです。


春の県大会

[2007年04月24日(火曜日)|No.1202]

春の県大会組み合わせが決まりました。先日もご紹介したとおり、母校・沼津東高は東部地区1位出場のため、1回戦は西部地区4位の小笠高との対戦が決まりました。28日の第2試合、地元あしたか球場での試合で、全体を見回しても比較的よいクジを引いたのではないかと思われます。
 
この県大会、興味深いのは春の選抜で優勝した常葉菊川高が推薦出場しており、県下各校との力の差がどの程度なのか測る意味でも、その見所があるというものです。
 
もっとも新聞によると、甲子園組は温存し夏に向けて地力を増すため、2年生主体のチ−ムで臨むとも言われていることから、必ずしもガチンコのぶつかり合いは期待できないかもしれません。活躍したエ−ス田中君も休ませるということですので、ちょっぴり残念に思っています。
 
それでも中部1位の静岡高、西部1位の浜名高や掛川西高等、強豪がひしめく各校を相手に、我がチ−ムがどんな試合を見せてくれるか、楽しみなところです。
 
ちょっと話が古くなってしまいましたが、この常葉菊川が優勝した選抜の決勝戦、不振にあえいでいた2人の選手がいました。1番の高野君と3番の長谷川君です。準決勝までの4試合で長谷川は15打数1安打(0割6分7厘)、高野は17打数2安打(1割1分8厘)と、強打を誇るチームにあって、主軸のこの2人が蚊帳の外の状態だったのです。
 
それでも森下監督はあきらめず彼らを使い続けた結果、7回に1点差に迫る2塁打を長谷川が、そして8回には同点に追いついた直後、決勝となる勝ち越しのセンタ−前タイムリ−を高野が放ったのです。
 
これは監督がかける、選手への厚い信頼以外の何ものでもありません。日頃は期待に応えてくれている彼らだから、必ずいつかは打ってくれると固く信じていたとも、後で言われています。こうした監督と選手との強固な信頼関係が大旗をもたらしたとも言えるのではないでしょうか。
 
我がチ−ムも新監督となってから、この信頼関係がいろいろな方面で発揮されています。そうした結果がこの成績にも繋がっていることと思われます。28日の1回戦に勝つと、夏の大会でのシ−ドが決まります。いっぺんには無理かもしれませんが、悲願達成に向け、少しずつでもよいから後輩諸君には着実にステップアップしていってもらいたいものです。


悲喜こもごも

[2007年04月23日(月曜日)|No.1201]

金曜日は何十年ぶりかで、弊社の恩人ともいえる方が仙台からお見えになった関係で、日曜日までご一緒させていただきました。よく夜遅くまで客先の工場で仕事をしていた、当時の懐かしい昔話にも話が咲き、本当に楽しいひとときを過ごすことができました。
 
来られる前はその日が待ち遠しいくらい、楽しみが募っていたわけですが、あっという間にこの数日間は過ぎ去ってしまうものです。よく小豆島の父が話すことですが、別れがあるだけに会えるまでが一番かもしれません。そんなわけで、このカキコミも休ませて頂きましたのでご了承下さい。
 
さて悲喜こもごもの話題が尽きない、統一地方選の最終盤である全国の市長選やら、我が町の市議選の結果が出ました。残念ながら入ってもらいたいと思っていた人が落選したり、この人はもういいのではないかと懸念している人が、しぶとく議席を確保したりしているもので、なかなか選挙は望みどおりにはいかないものです。
 
我が町の市議選は1400ぐらいの得票を境にして当落が分かれたわけですが、次点との差がわずか9票というのも、なかなか厳しい選挙をものがたっていたものです。現職が3人落選し、定数34人のところへ47人が挑戦し、13人が落選するというのも当人達にとっては想像以上に大変だったのではないでしょうか。
 
これで一連の賑やかだった選挙活動に終わりを告げるわけですが、晴れて議員となった方々には改めて姿勢を正してもらいたいものです。選挙期間中だけは米つきバッタのようにペコペコと頭を下げっぱなしで、いざ当選してしまえば元に戻ってふんぞり返るのでは、有権者は訝しく思い信頼も生まれません。
 
またその打ち出した約束事を是非果たしてもらいたいものです。近年、特に市議などサラリ−マン化している人が少なくない関係で、自己保全に走ってもらいたくありません。また有権者は見ていないようで、その働きをしっかり観察しています。とにかく多くは期待できないでしょうが、これからお手並み拝見です。
 


電話を切ること

[2007年04月19日(木曜日)|No.1200]

比較的気がつかないことでもあります。何気なく電話を切っていても、それが相手にどう受け止められているか、考えたことがあるでしょうか。
 
特に最近の電話は昔と違ってコ−ドレスや携帯電話が多くなっていますので、受話器を置く時間より手に持っている電話の切のボタンを押す方がずっと早くなっています。ここが味噌なのですが、自分の話が終わるや否やこのボタンを押してしまうと、相手には耳障りなこのピッという音が聞こえてしまいます。
 
ここに何らかのル−ルやマナ−が必要となってくるのではないでしょうか。相手が客先などの場合は特にその配慮が求められることになります。
 
まず意識して必要最小限の時間を置いてから、通話切のボタンを押さなければなりません。それで思い出したのですが、昔よく見た光景で、深々と頭を下げてから受話器を置く姿があります。相手はそこにはいないのですが、その気持ちが表われているのでしょう、電話機に向かい深々と一礼している姿です。
 
でも姿は見えずとも、この思いや気持ちはきっと相手に伝わっているものと思われます。かえって姿が見えないからこそ、繊細なニュアンスを感じ取ることができるのではないでしょうか。
 
それからやはり電話を掛けた方が、最後に切るということも必要なような気がします。最近の方達はこんなことにお構いなく、用事が済めばさっさと切る方が多くなっています。時代が忙しくなっていると言えばそれで済まされてしまいますが、相手が仕事先や目上の方なら余計求められているものです。
 
とにかく無神経に通話が済めばさっさと切るのではなく、たった電話を切ること1つとっても、そこに相手へのいたわりや思いやりとかいった配慮の有無が感じられることになるわけです。そうしてみると、お金の掛からない、こんな差別化を採り入れていくのも決して難しくなく、無駄ではないと思うのですが...


長崎市長撃たれる

[2007年04月18日(水曜日)|No.1199]

昨夜残念なニュ−スが飛び込んできました。長崎市長、伊藤一長氏が暴力団の凶弾に倒れたのです。そして今日未明、誠に残念ながらその死亡が知らされました。
 
何とも腹立たしい話です。聞くとこの犯人は暴力団山口組系の会幹部とのことですが、自分のベンツが道路の穴ぼこに落ち、傷ついたと言って、それ以後ずっと市役所に抗議を続けていたとのことです。
 
当初、長崎市長撃たれるとの緊急ニュ−スのフロップが飛び込んできたとき、前の市長の襲撃同様、政治的な思想犯でその平和活動に異議を唱える者の仕業かなと思っていました。でもそうではなく、単なる自分中心の逆恨みに過ぎませんでした。
 
それだけに市長の死亡が何か虚しく、あっけないものに感じられたものです。以前に撃たれた本島元市長は天皇に戦争責任があると言って、右翼に襲われました。また最近では自民党の加藤紘一元幹事長が、当時の小泉首相靖国参拝を巡って批判的な発言をしたことにより、実家と事務所に放火され全焼となる事件も起きています。
 
こうした暴力に訴えたテロ行為はもっての他です。ただ自分の目的を成し遂げたいがゆえに、卑劣な暴力的な手段をほって置いては民主主義の崩壊に繋がってしまいます。断固たる処置と今後に向け、二度と再発されない、警備等十分な対策が求められています。
 
長崎と広島は日本が世界に唯一大きくアピ−ルできる都市でもあります。またその取り組まれている平和活動は何人たりとも侵されてはならないものです。今回のことは誠に残念な出来事ですが、こうした理不尽な凶行に屈することなく、勇気を持ってその姿勢をいつまでも貫いていって欲しいものです。
 
亡くなった伊藤市長はまだまだ志半ばで口惜しいものと思われますが、後に継ぐ人が是非この遺志をしっかりと引き継いでもらいたいものです。生前のご功績を偲び、心より伊藤市長にお悔やみ申し上げます。


専大北上問題

[2007年04月17日(火曜日)|No.1198]

我が母校がとうとう東部大会で優勝してくれました。前回同様、県総会と結婚式がそれぞれの日にあった為、応援にはいけなかったのですが、準決勝で富士宮北、そして決勝で三島高を倒したのです。まだ東部大会に過ぎず大騒ぎすることではないのですが、久しぶりの躍進で今後に大いに期待を持てるところです。
 
さて専大北上高の野球部が解散しました。現在の野球部諸君には本当に気の毒な話ですが、先の西武球団が早大野球部選手に現金を授受していた問題で、その出身校でもある、この学校に飛び火したのです。
 
当時の専大北上高野球部のコ−チが、同様に報酬として現金を受け取っていたのが発端で、学校が定期的に行っていた野球部生徒への特待生制度がクロ−ズアップされたからです。私も知らなかったのですが、現在高校野球というか日本学生憲章では、特待生制度で学費等を減免することは禁じられていたのです。
 
でも多くの人がこの問題に首を傾げたのではないでしょうか。この高校に限らず、野球で特待生として名門校に招かれて(引っ張られているという方が適切かもしれませんが)いるのは既成の事実です。大阪の人間が沖縄に行ったり、名古屋から青森の高校に行ったりして高校野球をやっているのは少なくありません。
 
その多くが学費免除で野球特待生としてプレ−しているのに、いったい今更なんだと言うのでしょうか。決して私はその制度を肯定しているものではありませんが(むしろ反対の立場の人間なのですが)この専大北上高だけに全てを覆い被せるのも酷というものではないでしょうか。
 
このように現在甲子園に出場してくる多くの私学の学校が、似たり寄ったりのそのような特待制度を採っている以上、あまり事を表ざたにすると、高校野球そのものが空中分解する恐れがあるものです。関係者にとっては本当に頭を痛める問題に発展してきたのではないでしょうか。とにかく専大北上高だけに全てを被せるのは、一生懸命取り組んでいる選手諸君にあまりにも可哀想な気がしています。


結婚式披露宴

[2007年04月16日(月曜日)|No.1197]


昨日は家内ともども結婚式披露宴に招かれ列席させて頂きました。と言うのも、本当に珍しい組み合わせだと思うのですが、中小企業家同友会の会員同士のカップルが誕生したのです。
 
我が沼津支部の中山友乃さんと、お隣の富士支部で天ふじという天婦羅やさんを営む高田さんです。中山さんは以前にも紹介したとおり、中村文昭さんの講演会開催でも当初からその中心メンバ−となって活躍して頂いた、いわゆる行動派のキャリアウ−マンと言ってもよい方です。
 
一方、新郎の高田さんは県で主催している、経営指針を創る会でもご一緒しているメンバ−のお一人で、いつも前向きで天婦羅という日本固有の食文化にこだわり、少しでも差別化を図っている好青年です。
 

こんなわけで新郎新婦どちらも親しく付き合っていることから、とても楽しい賑やかな披露宴となったわけです。結婚に至るまでの経緯を聞くと、新郎の一押し、二押し以外の何ものでもなかったみたいですが、披露宴でも本当に嬉しそうな様子を全く隠すことなくさらけ出していたものです。
 
ですから最初からもう尻に敷かれっぱなしでちょっと心配なのですが、披露宴でも終始見せていた列席者への気配りと優しさがあるから大丈夫でしょう。
 
それにしてもこの披露宴、お昼の12時過ぎに始まり、終わったのが何と4時半という、私もかつて経験のない長時間に渡るものでした。参列者の中には一部酔っ払って大声を上げたり、新婦の横のひな壇で横になってしまう不届きな人もいないわけではなかったのですが、考えればこのカップルらしい企画だったかもしれません。
 
少しでも参列の方々にのんびりと楽しんで頂こうという、二人して精一杯、日頃の感謝の気持ちを表わしたかったのでしょう。天婦羅やを営む旦那を支えながら、新婦はこれから今までどおりの経営コンサルタントを務めていく、二足のわらじを履いていかなければなりません。
 
想像以上に障害となるものが生まれるかもしれませんが、是非両立していってもらいたいものです。祝辞で少し述べさせて頂きましたが、これからの人生、そんなに良いことばかりではありません。人間は一生のうち、1000回、転ぶと言われています。
 
転んだとき、お互いの立場になって考え、支えあっていくのが夫婦です。また今までより一つ大きく跳び上がるためには、1回沈むことも必要です。こうしてその絆が少しずつ強くなっていくのではないでしょうか。こんな二人ですから、ただのありきたりの夫婦にはなってもらいたくありません。末永い二人のお幸せを祈念いたします。


社員旅行その3

[2007年04月13日(金曜日)|No.1196]

旅行2日目は自由行動のため、それぞれが思い思いのコ-スに分かれることになりました。私達年寄り組は5人で、銀閣寺から哲学の道を経由して南禅寺に下るコ-スに決めました。
 
前日と比べ、やはり平日のためか、いくらか少なめとなっていましたが、それでもシ-ズン真っ盛りの影響で決して少ない数とは言えない観光客だったと思います。京都駅に荷物を置き、最初にタクシ−で飛ばした銀閣寺はいつ来ても、落ち着いた情緒たっぷりの素敵な場所です。庭内一面にきれいに生え揃うコケの種類が多く、よく手入れされていることからも、優雅でのんびりとした気分にさせてくれます。
 
銀閣寺はその正式名を東山慈照寺と言うのですね。このお寺のお土産所で、今回来ることができなかった家内へのおみやげを求めることができ、やっと少し胸のつかえがとれ、ここを後にして哲学の道に向かいました。ここもご覧のとおり、満開の桜並木がずっと続いています。
 

 

哲学者・西田幾多郎氏が好んで散策したことから、この名が付いていると言われていますが、約1.8kmの疏水べりの小道はまさに桜のトンネルで圧巻でした。またこの疏水に流れ行く花びらも、ひとしおの風情を醸し出し快い気持ちにさせてくれたものです。
 
こうして哲学の道を抜け、南禅寺に向かったわけですが、そうそう途中ちょっと横道に入った法然院というお寺も、古くて素朴な風情を感じさせていただき、なかなか良かったものです。
 
 
 
南禅寺の三門(山門というのが一般的ですが正しくはこう呼ぶそうです)に初めて上がりました。22mもあるという、楼上からの眼下に望む景色もまた見事なものです。そして腹が減っては戦ができないということもあり、三門近くで食事をとりました。
 
有名な湯豆腐料理を是非1回味わってみたいと思っていたのです。しかし、正直言って、価格はたいそうなものですが、あまりその価値は認めませんでした。私の舌が高級志向でないからかもしれませんが、沼津の地元でもおいしい豆腐屋さんはいくらでもあるので、その違いが分からなかったのが事実です。
 
それでも南禅寺近くから食後歩いたインクラインの道の桜は見事でした。この桜の見事さが少々物足りなかった昼食の不満を難なくかき消してくれたのです。お天気が良かったことから、行き交う人々のどの顔にも笑顔がいっぱいだったものです。
 

 
こうして桜も十分堪能し、歩き疲れたこともあって、3時半過ぎの新幹線に乗り込み、素敵な京都のたびの幕を下ろしたのです。仕事の区切れもよかったのですが、とにかく最高のシ-ズンにも当たり、今回の社員旅行は何も言うことがないくらい、十分満足のいくものでした。「そうだ、京都へ行こう」JRの殺し文句ですが、また何度でも行ってみたくなる良さが、古都・京都にはいつも秘められているものです。


頑張れ!後輩達

[2007年04月12日(木曜日)|No.1195]

同じ静岡県の常葉菊川高が春の選抜を制覇したのはご存知の通りですが、その裏で進められていた春の高校野球地区予選で母校・沼津東高が頑張っています。
 
私は支部総会や社員旅行があったため応援に行けなかったのですが、先週末も準々決勝で、この東部大会本命と見られていた日大三島高を破った沼津城北に勝ち、早々に県大会出場を決めることができました。
 
エ-スは松浦君と言うのですが、中学3年のとき沼津選抜チ-ムのエ-スとして、県大会で優勝した原動力の隠れた逸材です。投球フォ−ムも私も好きなオ−ソドックスな投げ方で理想的なものです。この松浦君が昨年からこの春にかけての冬季期間、十分走り込んだと聞いたから楽しみです。
 
見るからに腰周りもがっちり安定してきたとのことです。こうなれば今週末に行われる準決勝・決勝を勝ち抜き、久しぶりに東部優勝を飾って県大会に出場してもらいたいものです。
 
これに先駆け、数年前いつの間にやら変更されていたユニフォ-ムの胸マ-クを、伝統ある沼津中学からのものに戻そうとの、OBを中心とした前向きな活動に、学校側や保護者の温かい協力を得て、この県大会に間にあわせることができたのです。
 
やはり昔懐かしい、筆記体のユニフォ-ムはよいものです。県下でもこの古い筆記体のマ-クは静岡高、清水東、そして我が高の3校だけとも言われています。決してこのユニフォ-ムの力ではなく、OBでもある羽切監督の情熱的な指導のお陰なのですが、ようやく学校側と私達OB会のような取り巻きとの、良好な関係が築かれようとしています。
 
こうならなければ、やはり駄目ですね。指導者と支援団体の信頼関係はとても大切なものです。いつの日か甲子園のアルプススタンドで校歌を歌うことが私の夢でもあります。いつ訪れるか判らないその日にに向けて、着実に一歩踏み出したと確信しているものです。
 
蛇足ながら、この春卒業していった野球部3年生達の進路も見事なものです。現役で東京大学1名、京都大学1名、横浜国立大1名(但し今年は浪人して来年東大をめざすとのこと)、静岡大3名etcに合格しています。いくら練習時間が違っていると言っても、勉強をしなかった私たちの時代のことを考えれば驚異的なことです。野球学校ではないだけに、野球と勉学、それぞれに差別化されたものを目指したいものです。


休肝日

[2007年04月11日(水曜日)|No.1194]

新聞がお休みの休刊日ではなく、体を休める方の休肝日のお話です。先日、アルコ-ルを好む、いわゆる酒好きな人においては、この休肝日の少ない人より多い人のほうが死亡率が低くなるとの情報を耳にしました。
 
飲酒の習慣がある人を追跡調査したわけですが、それによるとこの期間中に死亡した約3900人のうち、1週間あたりのエタノール摂取量が300グラム(毎日日本酒2〜3合)以上になると、同じエタノール摂取量でも休肝日なしのグループの方が、休肝日ありのグループより死亡率が大幅に上がったとのことです。
 
年齢や喫煙、肥満度などのいろいろな死亡要素の条件を考慮しても、休肝日なしのグル-プはありの人たちに比べて、摂取量が450グラム未満では1.5倍、450グラム以上では1.8倍となっているそうです。
 
また死者の4割はガンと言われ、休肝日がないと酒の代謝後にできる発がん性を持つとされる物質が常に体内に存在し、その危険性が高まるのかもしれないと指摘されています。
 
私もそうですが、酒好きな人はそれを口にする、毎日同じような時間帯になると、やはり飲みたくなるものです。アル中とまではいかなくても、少なからずこのアルコ-ル依存症に侵されているのではないでしょうか。
 
こうして酒がなかなか抜けない日は多くなっているものですが、最近では委員会とか会議があるような日はわざと事前に軽い食事を済ませるようにしています。もちろん会議後にお誘いに乗って飲みに出掛けたら、それは何の意味も持ちませんが、まっすぐ帰って来れば抜きやすくなるものです。
 
自宅に戻ってきたときに自分を空腹にさせていればまず駄目で、お酒を飲みたくなるからです。それから外出時に限ってですが、飲まないと決めたら、わざと車に乗って出掛けるということも必要ではないでしょうか。
 
でもそうでなく、自宅にいるときなどはやはり口にしたくなるものです。ですから自分にしっかりとした理由付けを立てないと、なかなかこの問題は解決されないものです。とにかく薄弱な意志を何らかの方法で少しでもコントロ-ルしていかないと、いつまで経っても元の木阿弥ではないでしょうか。
 
私は抜いた日にはカレンダ−に○印をつけるようにしています。でも1ヶ月でその○は数えるほどに過ぎず情けないものです。いつまでもそのお酒を長く楽しむためにも、気をつけていかなければいけませんね。


社員旅行その2

[2007年04月10日(火曜日)|No.1193]

社員旅行で週の最初でもある月曜日からお休みを頂き、ご迷惑をお掛けしまして申し訳ありませんでした。お陰さまで無事、京都への旅を終えることができました。
 
とにかく向かった先はどこも桜、さくら、桜1色で圧巻でした。日頃の心がけが多分良かったのでしょう。お天気には恵まれるし、桜の開花は私達を待っていてくれたかのように、咲き誇っていたものです。この時期での京都へは初めてでしたので、百桜繚乱の古都をすこぶる満喫させていただきました。
 
初日は全員で市内観光バスに乗り、醍醐寺〜円山公園〜平安神宮〜東山山頂将軍塚のコ-スを、約6時間30分かけて回るものでした。
 
醍醐寺は、私達は時間的に観れなかったのですが、当日13時より豊太閤花見行列といって、秀吉が当時1300人もの女房衆を引き連れて行っていた花見行列の再現される日でもあったことから、大勢の人達で賑わっていました。やはりその作った三宝院のお庭は見事なもので、とても見ごたえがありました。(写真をクリックすれば拡大できます)


それから円山公園も園内中央に位置する、有名な「祇園枝垂れ桜」が際立っていましたが、とにかくどこを向いても人、ひと、人で、この限られた期間を堪能していました。
また平安神宮の神苑と言って、奥にある回遊式庭園も見事なものです。そして最後は東山山頂にある青蓮院大日堂というお寺にある、将軍塚を取り囲む庭園も隠れた花の名所となっているみたいです。またここからは京都市内が一望でき、素晴らしいパノラマとなって広がっているものです。
 

 

とにかく絶好のシ-ズンに行かせて頂きました。続きはまた次回紹介させていただきます。


社員旅行その1

[2007年04月06日(金曜日)|No.1192]

1192回、年号に直せば1192年、源の頼朝が征夷大将軍になって鎌倉幕府を興した年ですね。つまらない記憶は昔覚えただけによく残っているものです。もう1つ余分なことを言わせてもらえば、滅多に夢など見ない私ですが、昨夜は(と言っても明け方でしょうが)総理大臣の安倍さんと仲良く同行している夢を見ました。
 
夢の中の安倍さんはとてもフレンドリ−で、一切偉そうなところも見せず、好感が持てたものです。靴を出してやった時、なぜか靴に安倍晋三と書いてあったのが夢ながら印象に残っているものです。特別この方に好意を持っているわけではないのに不思議な話です。この前、家内の父からお借りした、その著書、美しい国へを読んだからかもしれません。
 
さて明日は同友会沼津支部の総会です。これも楽しみなのですが、それが終わった翌日の日曜日から、1泊2日の社員旅行に出掛けます。全員ではないのですが、社内外注さん2名を加え、総勢で11名の旅です。
 
今回は中国からの実習生2人が、日本に来てから未だ新幹線に乗ったことがないと聞きましたので、往復この新幹線を利用し、京都に行くことを決めました。この新幹線と日本の文化を知ってもらうためにはまず京都だと思ったからです。ちょうど時節柄、インタ−ネットで調べてみましたが、銀閣寺の近くの哲学の道など、桜が見頃とのことですのでとても楽しみです。
 
それにしても、この旅行、JR東海ツア−ズが出しているのですが、お手頃な価格となっています。自由席ですが往復の新幹線と併せ、全日空ホテルに泊まり、後は全てフリ−ですが全部で一人21900円です。もちろん出発日によって価格は異なりますが、通常の往復新幹線料金より割安となっているから嬉しくなるものです。
 
一番の新幹線で向かい初日のみ、市内観光バスを利用して全体で動きますが、フリ−ということもあり2日目は各自、自由行動で好きなように時間を使い、勝手に帰ってきてもらいます。仕事も何とか目鼻がつきましたし、その慰労の意味合いからも、それぞれに心おきなく十分楽しんでもらいたいと思っています。
 
月曜日はこんなことで臨時休業とさせて頂き、ご迷惑をお掛けしますがどうぞ宜しくお願い申し上げます


いじめのない教室

[2007年04月05日(木曜日)|No.1191]

火曜日のNHKテレビ、プロフェッショナルでは、いじめのない教室をつくり上げ、現在も奮闘している現役教師について紹介していました。中学教師の鹿嶋真弓さんという方です。
 
エンカウンタ−と呼ばれる、生徒同士のコミュニケ−ションを促し、お互いを近づけさせる取り組みを、総合学習や学活などを通して行っているものです。鹿嶋先生は何度目かで赴任した学校で大きな教師としてのピンチに立たされます。
 
教室に行くと「うざいよババア」とか「失せろよ」という言葉が自分に向かって投げつけられ、生徒達が机の上を飛び回って全然相手にしないのです。それこそ学級崩壊の危機に直面していました。こうしてどんどんと教師としての自信を失っていき、ある日などは登校中、校舎に掲げてある学校名を眺めた途端、気持ちが悪くなって吐きそうになり、そのまま自宅に引き返す始末です。
 
「教師やめますか、人間やめますか」と自分自身に問いかけ、同僚からあきらめるなんて鹿嶋さんらしくないと、背中を押されたこともあり、再度生徒に向き合うことを決心します。こうして生徒同士のコミュニケ−ションを増すため、もともとはアメリカで開発されたこの考え方を、現場の教育実践に採り入れていくのです。
 
例えば愛し愛される権利など様々な権利を先生が生徒達に提示し、その中で何が一番大切な権利なのか、6人ぐらいのグル−プに分け考え、話し合う場を作ります。様々な意見が飛び交う中、こうして話し合うことで、互いの価値観を知り、関係が深まっていくわけです。
 
これは先生の教師体験の中から感じている、生徒の変化が起因します。最近の生徒達は人付き合いが苦手で、ほっておくと、なかなかクラスメートと関わろうとしない生徒もいます。核家族化が進み、地域社会の結びつきが薄れている昨今、他人と関わる場として、学校の役割がますます大きくなっていると鹿嶋先生は考えているのです。
 
番組終盤の受験を前に不安を隠しきれない生徒達が、クラスで握手を交わしたり、まるくなってお互いに手を繋ぎ合い、気持ちを伝え合っているシ−ンには感動させられました。番組中示されていたいくつかの素敵な言葉を紹介します。
 
いつも見守っている。絆が人を変える。人と関われば人は育つ。
 
問題行動の子ども達は、苦しさのはけ口として結果的にそうせざるを得なかった。自分自身のもがきの中から抵抗していたのである。一人ではない、仲間がいる。「つながりが人を支える」

 
教育現場の実態をまざまざと見せつけられ、改めてそこに置かれている先生のご苦労を知らされました。番組でも紹介されていた、プロフェッショナルとは情熱がまず第1条件です。でもそれだけでは駄目で、そこに技がなくてはいけない。立ち止まることなく、勇気を持って突き進んでもらいたいと願っています。鹿嶋先生のように、指導者の関わり次第で、このいじめはずっと軽減していくものではないでしょうか


噛むこと

[2007年04月04日(水曜日)|No.1190]

とうとうやりましたね!県民全ての願いも通じ、常葉菊川高が春の全国制覇を果たしました。あっぱれな優勝です。地元・沼津静浦中出身の町田君による反撃の口火となる本塁打に始まり、7回に1点、そして8回にとうとう追いつき一気に逆転してしまったのです。準々決勝からのこの終盤の驚異的な粘りと反撃は本当に見事なものでした。静岡県もこれで野球復活のきっかけになればと願っています。
 
さてラジオで噛むことについて少し触れていました。最近では食事にかける時間が、以前に比べだいぶ短くなっているそうです。大昔の弥生時代では何と1時間も食事にかけ、おこわが主食だった関係で、噛む回数も4000回ぐらいあったそうです。
 
それがバブル期以前ぐらいまでは約20〜30分で1400回ぐらい、そして最近ではそれが半分以下となっているとのことです。食事が以前の米中心からパンやハンバーグ、スパゲッティなど柔らかく噛みやすいものに変わってきたからです。
 
そう言われてみると、自分も食事のとき特に意識はしていませんでしたが、噛むことに時間をかけていないような気がします。この噛むことは様々な良い効果をもたらしてくれるそうです。
 
まず肥満を防いでくれます。十分噛むことによって満腹感をもたらしてくれるからです。噛むことはダイエットの基本なのですね。それから歯並びを良くします。逆によく噛まないと噛み合わせが悪くなり、歯周病等の歯の病気にも繋がるとも言われています。
 
それから噛むことによって頭の働きが良くなるそうです。機械的な刺激が脳を活発にさせるからです。小さい子ども達はもちろんのこと、私達のこれからもボケ(認知症)防止にも繋がると言われます。
 
まだ他にも味覚が優れたり、言語明瞭や視力の向上等、いろいろな良い効果をもたらしてくれます。どうでしょう、ちょっと気が付かず何気なく通り過ぎていたような気がしますが、もう一度この噛むことについて見直してみたらどうでしょうか。忙しい現代ゆえに忘れてしまっていることですが、先人のいろいろと歩んできたことには間違いないような気がしています。


地元勢の大健闘

[2007年04月03日(火曜日)|No.1189]

いやはや、常葉菊川高は大健闘ですね。あれよあれよと言う間に決勝進出です。我が静岡県勢の選抜決勝戦進出はちょうど30年ぐらい前、浜松商が優勝した時以来です。
 
それにしても高校野球だなと実感しているのが、仙台育英、今治西と、1,2回戦から相次ぐ強豪を一戦一戦倒していくごとに地力がつき、勢いが増していることです。中田君率いる大阪桐蔭との試合でも、終盤に追いつき、土壇場のここぞという時に貴重な一本が出ていて、文句なしの見事な戦いぶりです。
 
昨日の準決勝はちょうどお昼だったこともあり、終盤の部分だけテレビで眺めたのですが、9回の逆転劇は胸のすく見事なものでした。ノ−アウトから2塁打で出たランナ−を、バントで送るかなと思いましたが強気で強攻策をとりました。その結果、期待に応えてレフトオ−バ−の連続2塁打で追いついたのです。
 
こうなればもう流れは常葉ですね。この同点タイムリ−を放ったのは終盤1塁の控えに入った、背番号13をつけていた選手で、この試合初打席でした。あとで判ったのですが、この浅原くんは昨年の秋までは4番を務めていた選手だったと言われています。やはり意地があったのでしょう。
 
今日の決勝も是非勝って、29年ぶりに静岡に優勝旗を持ち帰ってもらいたいものです。相手は昨年の秋の東海4県地区大会でも、準決勝で4−0で勝っている大垣日大です。本当にめずらしい東海勢どおしの決勝となりました。
 
また常葉の監督は森下さんと言うのですが、ちょうどこの浜松商が優勝したときの活躍したメンバ−です。やはりこうした運を背負っているというか、めぐり合わせみたいなものがあるのですね。
 
余分なことですが、当時春の選抜で優勝した、この浜松商を夏の1回戦で破ったのが我が母校・沼津東です。そんなことが昨日はふつふつと蘇ってきました。昔は野球王国と呼ばれたこともあった地元・静岡ですが、ここまできたら、ひさしぶりにその名を是非、全国に轟かせてもらいたいものです。


定額制時代

[2007年04月02日(月曜日)|No.1188]

4月になった最初の日、静岡市清水では何と気温が30度を超す真夏日を記録したと伝えられています。桜の花があちこちで一気に満開となり、春本番を迎えた途端の真夏日というのもどうかと思いますが、朝からよく晴れて気持ちのよい日曜日でした。
 
前夜の雨の影響でグランドは水浸しでしたが、気温の高さと風が強いことも手伝い、朝からこの水を吸い取りソフトボ−ルの試合も行われました。3月11日の試合が雨で流れていたため、いよいよ今シ−ズンの開幕です。でも良いのはお天気ばかりで、自分の成績はイマイチでした。還暦にだんだんと近づいている年のせいにもしたいところですが、まだまだ光っている人もいるだけに言い訳にならないものです。
 
さて、昨今は定額制の時代を迎えているとも呼ばれています。もともとこの定額制とは、利用時間に応じて課金される料金体系の従量制に対するもので、利用時間の長さに関わらず常に一定の利用料金が課金される料金体系のことを指しています。
 
ご存知、携帯のパケット料金などの通話料金は知られているところですが、その他にもいろいろとあるみたいです。ヨガやジャズダンス等のスク−ル、またエステやネイルサロンなどの会員制クラブにおいてもそのシステムを採用しているとのことです。
 
今まで1回でいくらと言われたものが、1ヶ月決まった料金さえ払えばあとは何回でもフリ−に使えるといったものです。人間の心理の一面を突いた、お得な割安感を誘うものです。ですから要は使用頻度に関わってくるものであり、利用価値も人によって大きく変わるというものです。
 
こうして少し着目され始めた、この定額制はDVDなどのレンタル業務にも導入され、だんだんと定着化されようとしています。また実際にネット上での仮想ショップを立ち上げ、この定額制で人気を呼んでいる企業も現われています。
 
そうしてみると、まだまだこの定額制を消費者に提供し、応用できる分野があるのではないでしょうか。多様化の時代ゆえ、顧客ニ−ズのコンセンサスは採りにくいものですが、隙間を縫ったニッチ的な提供はまだまだ受け入れられるはずです。やはり創意工夫と差別化されたものが、様々な分野で求められているものです。