会長の”三行日記”

2012.02.21

バックネット完成 No.2161

キャンプインしてから3週間が過ぎ、プロ野球は練習試合やオ-プン戦など、いよいよ本格的な実戦モ-ドになってきたようです。巨人の大型補強や新星・中畑DeNAが目立っていますが、他の球団の意地を何とか見せてもらいたいものです。
 
さて、同じ野球でもこれは母校・沼津東高の野球部の話題です。昨年11月ぐらいから着工していた、バックネット改修工事がようやく完成し、去る6日に引渡され、そしてOB会主催で17日に安全とこれからの健闘を祈り、完成安全祈願祭が行われました。
 
当初はもう少しささやかに行うつもりだったのですが、学校側副校長や教頭(校長は出張中のため)、そしてこの工事立ち上げにつけ、いろいろとご尽力下さったOBでもある地元の県会議員、また同窓会から運動部支援委員長などのご列席も賜り、それなりに厳かに執り行うことができました。
 
この改修工事は全て県からの予算で、2100万円近い工事費が掛かったと聞いています。それだけに立派なものが出来上がったと思っています。そもそも発端は、三塁側上部に位置する民家にファ-ルボ-ルが飛び込み、いろいろと迷惑を掛けていたことが起因します。
 
この民家が作られたのが、グランドが出来上がった時期の後のことにしても、それは今のこうした時代ゆえ、許されないことでもあるわけでしょう。それゆえ、これからはこうした煩わしい問題も解消されるのではないでしょうか。
 
そしてこのバックネット完成を機に、やはり3塁側ブルペン後方に、網に囲まれた打撃ゲ-ジを作ることににいたしました。これは現役野球部からの強い要請があり、半分の額は同窓会の運動部支援資金から援助していただき、残りをOB会で負担するものです。
 
総額で400万近い金額になる工事ですが、施工していただくところも高校OBの会社の方で、有難いことに比較的安価で考慮していただいています。
 
こうして実施することになったのですが、一番の理由が現役選手諸君のバッティング機会が少なくなっていることによります。私もグランドにあまり顔出しできないせいか、よく知らなかったことなのですが、グランドを共有しているサッカ-やホッケ-部の練習があると、野球部はバッティングをやめているとのことです。
 
かつて現在の香陵運動場が学校の練習グランドであった私たちのように、ホッケ-やサッカ-に限らず、いろいろなクラブがひしめき合って練習していた時代では考えられないことですが、これも今の時代を反映してのことでしょう。
 
それと7時半には完全下校しなければいけない学校の性質上の問題もあります。また部員数の増加という要素も加われば、やはり少しでもこうした施設を作って、その機会を増やしてあげたくなるものです。
 
でもその機会が少ない割には、練習試合などでもよく打っているものと感じています。こうしたことから、少しでも打撃練習の機会が増え、効率よく練習できれば、元々は素質のある子どもたち、もう少し良い結果を出してくれるのではないでしょうか。
 
その期待を持ちながら、悲願達成の日が来ることを待ち望んでいます。