会長の”三行日記”

2012.07.06

若々しく身体が老けない秘密その2 No.2242

いつまでも若々しくいられる秘訣の続きです。もう一つ番組で紹介していたのが、足腰の筋力を若々しく保つ秘密です。ここで89歳になる漫才師の内海桂子さんを採り上げていました。
 
浅草演芸のカリスマとも言われる、内海桂子さんはデビュ-したのが今から73年前、16歳の時です。今でも週3回、漫談、都々逸、日本舞踊を舞台で披露している現役バリバリの方です。
 
この内海さん、普段、浅草の街に飛び出したとき、人ごみの中でも実に歩くのが速いのです。番組ではその足の速さを短い区間を定めてテストしていました。その結果、思い切り速く歩いた速度が20歳代、また普段どおり歩いても30代の平均スピ-ドと同じというのです。
 
これは80歳代の人では考えられない数字を示しています。理由は強靭な筋肉量にあると言われていました。歳をとるとよく膝の痛みを訴えます。これは関節に伴う軟骨がすり減り、隙間が狭くなるためです。
 
また軟骨が磨り減るのは、主に支える腿の筋肉が落ちるためと言われています。内海さんの日常を見ると、布団の上げ下ろしは全て自分自身で、わざと何回もしゃがみ込みながらその作業を行っています。
 
このひざの曲げ伸ばしが腿の、大腿四頭筋という筋力をつけるのによいのです。そして嬉しかったのがこの筋肉をつけるための体操というのが、私たちが毎朝、会社の朝礼時行っている、スロ-スクワットだったのです。
 
注意するのはしゃがみ込む際、膝がつま先より前に出ないことです。そしてできるだけ、ゆっくり行うことです。私たちも毎朝10回おこなっているのですが、10回やっただけで腿がパンパンになってきます。
 
ですから結構、その効果があるのではないでしょうか。弊社の会長も今年の11月で89歳を迎えますが、残念ながら脚が極端に弱ってきています。ですから好きなゴルフも、もうできなくなってから3年ぐらい経っています。
 
気の毒なのですが、如何せん、どうしようもありません。内海さんのように89歳になっても、背中をピンと伸ばして矍鑠として歩ける人がとても羨ましいのではないでしょうか。内海さんを見習い、歳をとっても元気であちこち動き回れるように、日頃の鍛錬が何よりも大事だとつくづく知らされたものです。