会長の”三行日記”

2013.12.17

コインパ-キングの落とし穴 No.2501

 よく使う駐車場の中にコインパ-キングがあります。人がいなくて車体の下のバ-が上下して管理しているものです。駐車して数分するとこのバ-が上昇してきて、車の移動ができなくなるわけで、戻ってきたときに時間により精算される仕組みになっています。

このコインパ-キングで最近、トラブルが増えているそうです。よくその駐車料金表示には1日最大○○○円という看板を見かけます。この表示に少し注意をしなければいけないところがあるのです。

というのはこんなケ-スがあるのです。あるコインパ-キングでの話です。看板には「日祝24時間最大1500円」と書いてあるので、日曜祝日の連休に午前8時から48時間とめて、計3000円と思っていたのですが、実際にはその3倍以上の料金をとられたのです。

これにはカラクリのようなものがあって、24時間1500円は「1回限り」であり、次の24時間には単位時間ごとに料金がかかり、その表示どおり、午前8時~午後5時は15分200円、午後5時~午前8時は最大700円ということで、しめて9400円かかってしまったのです。

そして看板をよく見ると、小さな文字で「1回限り」と書かれていたのです。それも近づかなければ見えないくらいの小さな文字なのです。でも運営する業者側から言わせれば、「看板はデザイン性を考えてそうなっている。誤解するのは利用者がちゃんと確認していないからでは」とのことですが、如何せん不親切のようにも思えるものです。

言い換えれば利用者が誤解しやすいような表示にもなっているのです。こうしたトラブルは年々多くなっているみたいですが、実際よりも著しく良く見せかけて消費者を誤解させるため、景品表示法違反にあたる可能性があると言われているものの、業者側が今までに行政指導など受けた例はないと言います。

ですから利用者がその内容を確かめ、注意深くなる必要があるわけです。私も月に何回か静岡まで車で出掛けていますが、この駐車場には結構、敏感になっているものです。それは以前、少しとめただけで2000円近く駐車料金を取られた経験があるからです。

このときの表示は確か20分300円でした。ですから2時間近く駐車すればそのくらいの金額になるわけです。今はこうした失敗体験が活きているわけで、駅から少し離れたところにとめるようにしています。

このコインパ-キングにはいろいろな料金設定があるわけで、繁華街から離れた場所ほど安くなっているものです。従って無理に近くにとめる必要はないもので、健康にも良いし、少し歩いてもその方がずっとお得ではないでしょうか。

明日から2日間、年末の挨拶回り等で会社を留守にするため、カキコミは休ませていただきます。