会長の”三行日記”

2016.11.15

松山選手の強さ No.2921

 先週行われたVISA太平洋マスタ-ズにおいて、松山英樹選手が圧倒的な強さで優勝を飾りました。何と4日間で23アンダ-という、この大会での新記録を打ち立て、初日から首位を独走し2位とは7打差のぶっちぎりの勝利でした。

いや、まさに独壇場ですね。何しろティ-ショットも飛んで曲がらないから凄いものです。一緒に回っていた韓国選手2人が気の毒に思えるくらい、飛距離にも優っているしピンへの絡むショットにも違いを見せていました。

これが世界ランキング7位の実力なのでしょう。やはり見ていて、どうしても世界と日本のレベルの違いを感じさせられてしまいます。逆に言えば、この松山選手ぐらいでなければアメリカでは通用しないとも言えるのではないでしょうか。

10月に日本に戻ってきていきなり日本オ-プン優勝、そして米ツア-初戦のマレ-シアに戻って2位、続く第2戦の中国で行なわれた世界選手権シリーズ・HSBCチャンピオンズでは、マキロイら並み居る強豪を抑えて見事な優勝を飾ったのです。

このときのスコアが奇しくも今回の太平洋と同じ、23アンダ-で2位とは7打差と言いますから何か面白いものを感じます。このように約1ケ月で海外を含む4戦で3勝とは賞金も凄いものですが、それ以上に桁外れの強さを感じています。

優勝した世界選手権シリ-ズは4大大会に続く準メジャ-な大会と言われているだけに、来年のマスタ-ズを含むメジャ-が楽しみになりました。技術もそうですが、松山選手はハ-トも物怖じしない強いものをもっているだけに期待が持てるものです。

次週はオ-ストラリアに飛び、石川遼くんとペアを組んでワ-ルドカップという大会に挑むそうです。この大会は28か国が参加し、初日と3日目が自身のボ-ルを打つストロ-クプレ-、また2日目と最終日はペアが交互に打つ国別対抗戦と言います。

ちょっと遼くんは松山選手に大きく水を開けられたような状態になってしまいましたが、これを機に復活して欲しいものです。とにかく日本での優勝より、より高いメジャ-の優勝を目指している松山選手の活躍は、私たち日本人に勇気と希望をもたらしてくれます。

やはり夢は大きく、それに向けての弛まない努力の積み重ねに学ぶところが少なくないものです。