会長の”三行日記”

2011.12.05

ノンアルコ-ルの台頭 No.2121

12月に入り忘年会のシ-ズンとなっています。自分も既に2つほど済ませ、これから会社の分を予定に入れなくても5~6回入っています。嫌いではないだけに、つい飲み過ぎには注意したいものです。
 
そんなお酒のシ-ズンで賑わうこの頃ですが、ノンアルコ-ル飲料が俄然人気を博しているようです。これは飲みたくても体質的に飲めない人や、車の運転などの関係で飲めない人に、その場の雰囲気を壊さず楽しめているからです。
 
確かにいくら飲めないからと言っても、お酒の入るような場では会話も弾むし、楽しい話題も豊富に出てきます。そんなとき、一人しらけることもなく、普通の飲料よりノンアルコ-ルの方が一緒にその雰囲気を楽しみやすくなるからだと思われます。
 
このノンアルコ-ル飲料が登場して2年半、ビ-ルやワインは人気がうなぎのぼりで、その市場が3倍にも膨れ上がっていると言われています。
  
アルコ-ル度0.00%のビ-ル・キリンフリ-を初めて出したキリンでは、当初よく酒を飲む男性をその対象に想定していたみたいですが、蓋を開けてみると購入者は男女が半々で、女性からの人気も高いようです。
 
これは育児中の女性が、急に子どもを病院に送迎しなければいけなくなったり、また妊娠中のお母さんがアルコ-ルを飲めないことなどから、その用途は高まっているそうです。
 
また昼間からあまり酒などを飲むことのできない、お昼時の商談や接待にも活躍しているようです。気分だけ盛り上がって乾杯もでき、次の仕事に影響が出ないためには打ってつけの材料とも言えるわけです。
 
まあ、お酒などはある程度、その雰囲気で飲んでいるところもあるからでしょう。とにかく開発した人の先見性や技術力は優れたものです。その場にいる全員がフリ-で乾杯することなんて、一昔前では考えられなかったことです。改めて新市場の発見や開発の必要性を学ばせられたものです。