会長の”三行日記”

2012.05.23

東京スカイツリ- No.2213

東京スカイツリ-が昨日開業しました。生憎のお天気だったようですが、事前に予約のできた多くの人たちが押し掛けたようです。この入場者も7月10日までの50日間は完全予約制で、既に申し込みも締め切られています。
 
それ以降の11日からは、日時指定の個人入場者がインタネットでの先着順により、予約を受け付けているとのことです。また350mの高さにある天望デッキまでの料金は、7月10日までは日時指定の要素が含まれていることから大人2500円とのことですが、それ以降に発売する当日券は2000円となっています。
 
ただ450mの天望回廊の入場券はそれとは別で、事前での購入はできず、天望デッキで購入する当日券だけとのことです。ですからこのスカイツリ-ブ-ムが少し収まるまでの間は、入場は難しいと考えておいた方がよいのではないでしょうか。
 
もっとも私は天邪鬼(あまのじゃく)のためか、人が多く押し寄せる所には、あまり行ってみたいとは思わないものです。いつになるかは判りませんが、ブ-ムの沈着後、空いている時にでもゆっくりと訪れたいと思っています。
 
さて、ここで注目したいのはスカイツリ-建設に駆使した、日本企業の最新技術のレベルの高さです。まさに足元からてっぺんまで技術の粋が凝らされているのです。
 
まず塔の真ん中にある「心柱(しんばしら)」の制御システムです。設計した日建設計によると、日本古来の木造建築「五重塔」をヒントにしたとのことです。
 
鉄筋コンクリ-ト製の高さ375mのそれは、ツリ-本体とは分離して立つことにより、地震などでは本体と違う動きをして、ツリ-全体の揺れを抑える役目があると言います。
 
また東芝製の天望デッキまでのエレベ-タは、40人も乗れて約50秒で到達することができます。この分速600mというものは、一般的なマンションなどと比べ、10倍近い速さとのことです。
 
その他風に強いアンテナや、従来より強力な素材の鋼材など、日本企業の面子をかけた技術がふんだんに駆使されていると言います。さすがはその高さで世界一となった東京スカイツリ-です。名実共に世界に誇れる最高技術の結晶とも言えるのではないでしょうか。
 
この世界最高レベルの技術が、世界中で多くの受注を生み出し、日本経済が心機一転、大きな巻き返しとなって再活性化されることを何よりも祈りたいものです。