会長の”三行日記”

2012.06.19

巨人の独走 No.2230

プロ野球、セパ交流戦で巨人が優勝が飾りました。交流戦が始まって8年目にして、初めてセリ-グの球団が優勝したというのです。それだけ今まではパリ-グに圧されていたということなのでしょうか。
 
それにしても巨人は強かったですね。まあ、あれだけの選手を抱えているわけですから、これが本来の姿なのでしょうね。開幕から少し躓き、ひょとしたらと思ったのですが、やはり実力が抜けているのでしょう。
 
まず投手陣がいいですね。移籍入団の杉内投手は予想通りの活躍です。直前の楽天戦登板では、相手の高卒ル-キ-・釜田投手と投げ合い敗れましたが、その前の試合では9回2死まで一人の走者も許しませんでした。
 
あわや完全試合かと思われた試合でしたが、次打者に四球を出し、ノ-ヒットノ-ランになってしまいました。それでもノ-ヒットノ-ランの大記録です。この大黒柱の存在は他チ-ムにとって脅威て的なものではないでしょうか。
 
その他内海、沢村、ホ-ルトンと、先発4本柱の投手が揺るぎがなく安定しています。それに抑えの球団新となる、21試合連続無失点を達成した山口投手が加わっているのですから、磐石な体制となっているわけです。
 
そしてこの投手陣に加え、好調な打撃陣な揃っているわけですから強いわけです。でもその強さの裏には原監督の、繋ぎの野球に徹している方針転換があるようです。
 
当初からどこからでも出そうな、一発を秘めた打線を組んで、どちらかと言えば大味な野球をしていたのが今まででしたが、交流戦に入ってからベンチも積極的に動き、バント、エンドラン、盗塁を絡めた、点を取る攻撃に徹しているように思えます。
 
ですから主砲の村田、阿部の両選手にもバントのサインを出すくらいです。こうなれば強いわけです。でもこのまま巨人の独走ではペナントレ-スが面白くなくなってしまいます。
 
何とか楽天の釜田投手のような、強打者を少しも恐れず、強気でどんどん勝負していくような、若くて意気のいい投手の出現を望みたいものです。とにかく、このまま巨人の独走を許さない、特にヤクルトなど他のチ-ムの奮起を促したいものです。