会長の”三行日記”

2014.07.29

北岳挑戦その4 No.2600

昨日は一日、地元のお客様の工事で出張していたためカキコミは休ませていただきました。

山荘からの続きです。北岳山荘に一泊後、何とか日の出を見れないかとのことで、4時に起床。天気はすこぶる良かったのですが、生憎、日の出は八本歯の頭の方向でしっかりとは拝めなかったのですが、それでもご覧のような何とも言えない素晴らしい景色です。

7月6日(日)北岳山荘~北岳~肩の小屋

このあと登る北岳山頂でもそうですが、これだから皆、苦労してでも山に登るのですね。素晴らしい眺めを見れば今までの苦労が全て吹っ飛んでしまうというものです。

昨日とは違い、ゆっくりめの朝食をとり、6時10分に山荘を出発。いよいよ北岳に登ります。標高3193m、日本で二番目に高い山にはあとちょっとです。

とうとう北岳に登りました

7時35分、頂上に立つとその眺めの素晴らしさに圧倒されます。すぐ間近の眼下には数年前登った仙丈ケ岳、そして中央アルプスの山並みがくっきりと雲の上に望めます。

やはり苦労して登った以上の大きな喜びがそこには待っていてくれたのです

手前が仙丈ケ岳、そして向こうが中央アルプス

頂きを極めたらあとは下山するのみですが、喜びのあとに予期しない苦痛が待っているとはそのときは知る由もありませんでした。

7時55分山頂を出発、両俣分岐を経て8時40分肩の小屋に到着。

このコースは初日、もし天気があまりにも悪い場合とろうとした順路です。

でも幸いに何とか雪渓を登るのに雨は降っていましたが、霧などはなかったため、八本場のコル経由の選択が可能だったのです。

お陰でご紹介した綺麗なお浜畑にも遭遇できたのです。8時50分肩の小屋を出発。ここからの草すべりでも結構咲いていましたが、キタダケソウは見つかりませんでした。

足に異変を感じ始めたのがこのへんからです。以前にも涸沢からの下りで出た膝の外側の筋肉が痛み始めたのです。

7月6日(日)白根御池小屋~奈良田,帰宅

10時35分南アルプス市営白根御池小屋に到着。前回もそうでしたが重いザックを背負って今回が2回目、その影響がまた出たのでしょうか。

日頃ソフトボ-ルで鍛えていると言っても、だらしないものです。同行のご婦人方は誰一人として音を上げていないにもかかわらず、逆にバンテリンを出してもらったりで、お世話になる始末です。

でも痛みをこえながら、ダラダラと続く下りの道を降りるのは本当に辛いものです。

そんなわけですっかり時間が掛かってしまい、一行には迷惑を掛けてしまいましたが、温かく支えてくれたメンバ-に何よりも感謝しています。

こうして13時過ぎ広河原山荘に無事到着、お粗末ながらヤレヤレの山下りでした。その後バスに揺られて奈良田に着いてから入った温泉は、2日間の溜まった疲れを全て洗い落としてくれるような、とても気持ちの良い癒されるものでした。