会長の”三行日記”

2014.08.18

ちょっと良い話113 No.2610

 弊社は比較的短かったのですが、会社によっては9連休ぐらいのところがあったのではないでしょうか。そんなお盆休みも終わってしまいました。逆転の続く甲子園のように、私たちも気張ってこの残暑を乗り切り、夏の後半戦を頑張りたいと思います。

さて今日は久しぶりのちょっと良い話です。このところ絶好調で、全英オ-プン、全米プロゴルフ選手権と、メジャ-2連勝しているイギリスの生んだ名プレイヤ-,ロリ-・マキロイ選手の話です。全米プロの勝者マキロイが感激した理由として、以下のような記事が掲載されていました。

最終組に2打目を打たせるため、18番グリーン脇に移動するミケルソンとファウラー。優勝争いの中で見られた珍しい光景だった 。海外男子メジャー「全米プロゴルフ選手権」を制したロリー・マキロイは、闇夜に包まれた最終18番グリーンで、1組前を回り、僅差の優勝争いを演じたフィル・ミケルソンとリッキー・ファウラーに何度も感謝の言葉を贈った。

彼らが最終ホールで示した、スポーツマンシップに対してだ。豪雨による中断が響き、最終組のマキロイがスタートしたのは午後4時19分。バックナインに入った頃には夕闇が忍び寄り、刻々とその濃さを増していく。

終盤は1打を争うミスの許されない展開となっただけに、進行が遅れ、日没サスペンデッドを覚悟した大会関係者も少なくなかった。薄暮の中、17番のバーディで後続との差を2ストロークに広げたマキロイは、最終18番(パー5)のティグラウンドに上がった。

1組前のファウラーとミケルソンはまだティショットを打つ前だった。マキロイの脳裏には「18番ティで待っていたら、どんどん暗くなってしまう」との不安がよぎったという。プロゴルファーとはいえ、調子は日替わりなもの。もしサスペンデッドになって翌月曜日の再開となれば、たった1ホールでも流れが変わるかもしれない。

ところが、ここでマキロイは、ティショットを打ち終えたファウラーから思わぬ言葉を聞く。「合図をしたら(ティショットを)打ってくれ」。進行を早めるため、自分たちが2打目を打つ前にマキロイにティショットを打たせるというのだ。

「(サスペンデッドの)ホーンが鳴ったときに、ティショットさえ打っておけばホールアウトが許されるからね。だから打たせたんだよ」とファウラーはそのシーンを振り返った。 結果的に1打差の2位だったミケルソンと2打差の3位タイに終わったファウラーは、18番ホールで最終組にさらなる配慮も示していた。

ファウラーはイーグルパット、ミケルソンは3打目のアプローチを残しながら、わざわざプレーを止めてグリーンを空け、視界のあるうちにマキロイに2打目を打たせていたのだ。そんな気遣いもあり、マキロイは午後9時前に18番をパーでホールアウトして完走。日曜日のうちにカップを掲げることができた。

 「彼らの品位や人格をよく表していた行動だった。2人のすばらしいスポーツマンシップに感謝したくて、優勝スピーチで何回も(感謝の言葉を)繰り返したんだ」。夕闇の中、大詰めを迎えた緊迫の優勝争いと並行して、心温まるサイドストーリーが展開されていた。

やはりスポ-ツマンはこうでなくてはいけません。姑息な手段で揚げ足をとったり、隙を突いてくる輩とは大きな違いがあるものです。数ある政治家もこうした気遣いを見せる人がもっと増えれば、日本の国ももっと良くなるはずですが...