会長の”三行日記”

2014.08.27

ケチ No.2616

 今日はケチという話題です。お付き合いしている人の中にも、ケチな人がどこにでもいるようです。勘定を払う段階になると急に居なくなったり、タクシ-など乗り合わせても割り勘ではなく、何も言わずに先に降りて知らん顔なんて人もめずらしくありません。

そういったケチについて書かれていた記事を少し紹介したいと思います。それによると、元々日本人はケチの気質を持ち合わせた民族だというのです。遺伝子から見ても、不安感を抱きやすく慎重な国民性だと言われているのです。

この不安がケチを作り出すといい、将来の不安から何かに頼りたくなり、目に見えて価値があっていちばんわかりやすいお金に頼るというのです。この不安感が強い人ほどお金への執着心が強く、安心感を形に変え、お金を貯めることが唯一の喜びとなっていくのです。そしてその行動習慣がケチな性格となってしまうと言われているのです。

そんなケチな人にはなりたくないし、人からも思われたくないのが常でしょう。そこでケチ度のチェックをしてみようというのが次に挙げるリストです。

・どちらかといえば、人付き合いが嫌い。  ・占いを信じる。   ・物事は白黒ハッキリさせたい。   ・お弁当の好きなものは最後に食べる。  ・考え事があると、夜眠れない。   ・怒りっぽい。  

・ブランドものをたくさん持っている。  ・通帳の金額を確認するのが好き。  ・人にプレゼントやお土産を買うことが嫌い。  ・「やらなかったこと」より「やったこと」を後悔する。

その結果、それぞれの項目に当てはまる数が以下のようなケチ度が示されるようです。  ・1~2個……ケチではありません。  ・3~4個……日本人に多い「標準的なケチ」。   ・5~7個……結構周りは引いてます「危険なケチ」  ・8~10個……周りにも嫌われている「ドケチ」

さあ、いかがだったでしょうか。幸い私はそんなに多くの項目が引っ掛からずに済んだのですが、中にはドケチの人もいたかもしれません。ただこのケチと始末ということとは違っています。始末とは倹約とも言うのですが、無駄な浪費をしないよう気を付けることです。

弊社の中国出身の技術員を見ていると、彼はケチではないのですが、この始末という点ではこちらが学ぶことが少なくありません。いくらかでも自分たちの暮らしを豊かにしようとの表われなのでしょうが、私たち日本人に無駄の多いことに気づきます。

今流行りの大河ドラマの主人公である、黒田官兵衛もまたこの倹約家の一人だったと言われています。このことはまた後日触れさせていただきますが、私たちの日常生活でケチではなく、始末ということにもう少し見直さなければいけないかもしれません。