会長の”三行日記”

2016.06.01

コインパ-キング No.2843

 いよいよ衣替えの季節の6月になりました。5月が雨が多かっただけに短い梅雨になって欲しいものです。さて一昨日の新聞にコインパ-キングのトラブルが増えているという記事が載っていました。

県が静岡、浜松の繁華街にあるコインパ-キングの料金看板について、60カ所を抽出して調査を行ったところ、約3割が利用者の誤解を招く表現だったことが分かりました。利用者の見込みより高額の請求になりやすく、トラブルになりかねないものです。

たとえばよく見かけるのが1日最大1000円などという表記です。これだと2日間駐車していても2000円で済むと思いがちですが、看板の隅に小さく1日限りと記されていれば、1日目は1000円で済みますが、日をまたぐと翌日からは1時間200円などという別の表記による計算となってしまいます。

つまり「1日最大1000円」は初日「1日限り」の料金であり、2日目の料金は「1時間当たり200円」の計算で、たとえば夜の8時まで停めていたとすれば2日目の料金は20時間×200円で4000円となり、2日間合計の料金は5000円という高額になってしまうのです。

これなどはよく惑わされやすいものです。ですから24時間最大〇〇〇円という表記なら、日をまたいでもそのようなことはないはずです。でも前記の場合、大概が1日限りという表示が小さくて見えにくかったり、気がつかないような場所にありがちです。

管理者側に悪意があるのかどうかは判りませんが、このように誤解しやすいようなものが多いのです。またほとんどのコインパ-キングが無人なだけに釣銭が出なかったり、駐車券紛失の場合、不当に高い料金を請求されたりすることもあります。

この他にも清算時にボタンの誤操作によって、別の利用者の利用料金を支払ってしまって取り消しができなかったというトラブルもあるみたいですから、操作には十分気をつけたいものです。

また駐車料金についても街中の中心地はどうしても割高になるものです。従ってちょっと歩くのを苦にしなければ、少し離れた駐車場を見つけるのも賢い選択かもしれません。よく私が通う静岡市などの場合、街中では1時間300円や30分200円という高い料金の場所が少なくありません。

でもちょっと歩きますが、夜7時以降翌朝6時まで最大200円なんてところもあるわけで、よく利用するだけにその差は馬鹿にならないものです。歩くのも体にとっては良い運動ですし、料金が安く済めば一挙両得と言えるのではないでしょうか。