会長の”三行日記”

2013.03.27

北朝鮮との気になる仲 No.2368

鹿児島市にある宗教法人・最福寺というお寺が、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地と建物を落札する見通しとなったという、新聞の記事を読みました。

ここは東京都千代田区という都心の一等地にある、北朝鮮の大使館とも言える場所なのですが、その額は45億1900万円とも言われています。いったいなぜ鹿児島のお寺が、東京のこのような場所を取得するのか、その狙いは何なのか、大きな疑問を投げ掛けています。

最福寺は真言宗のお寺で、清原和博さんら元プロ野球選手が、火柱の前でお経を唱える護摩(ごま)行を重ねた寺として知られています。また法主である池口恵観さんという人は、日本の与野党の政治家との交流も盛んで、安倍晋三首相とも懇意にしていると言われています。

そしてその一方で北朝鮮に5回も訪れていて、日航機をハイジャックして亡命した過激派「よど号グループ」と面会したり、故・金日成主席の生誕イベントに出席して勲章を授与されたりもしています。

新聞の取材に対し、今回の取得目的を次のように語っています。「総連から依頼を受けての入札ではない。将来は英霊の供養と民族融和の拠点となるお寺を建立したい」。これは靖国神社が近いという立地条件からでしょうが、、「総連から貸してくれと言われた場合、政府の許しがあれば、優先的にお貸ししたい」とも述べています。

それではいったいどこから45億円もの大金の捻出があるのか、このお寺を知っている人には出どころが不思議がられています。一説には朝鮮総連から資金提供を受けているのではないかとも言われていますが、何しろ得体の知れない北朝鮮のことだけに、皆目見当がつきません。

でももし朝鮮総連からの資金提供であれば、落札の資格を失うとのことです。とにかくこの落札の真相は計り知れないわけですが、少なくとも北朝鮮とこのお寺とが全く無関係ではないはずです。

こうした一方では依然として北朝鮮との間で、拉致問題のその後が一向に進みません。横田夫妻をはじめとして、被害者家族の方々はそれぞれ高齢化し、せめて生きているうちにその解決をと焦りが見え始めている時期でもあります。

それだけに何とかしてあげたいと思うのが、私たち国民の共通した願いでもあるわけですが、このように北朝鮮と通じている人物が存在しているのなら、何とかそうした人間の力を借りることができないものでしょうか。

何もしないで、指をくわえて待っていたって、何の解決も図ることはできません。残された時間が少なくなっているだけに、政府の早急な問題解決への行動力が何よりも求められているものです。

明日28日は早朝より工事で秦野に出張します。このためカキコミは休ませていただきます。