会長の”三行日記”

2014年02月

2014.02.05

変質者 No.2523

 早朝から東京に取引先の元会長の葬儀に出掛けてきました。昨晩は雪だったみたいですが、私はこのお通夜を避け、今日の告別式に参列してきました。たまたま昨晩は他の用事と重なったためですが、参列者の多いお通夜より比較的少ない告別式の方が、関係先ともゆっくり話ができるし、参列した意味があるようにも思えます。

それにしても東京は寒いですね。14時前にこちらに戻ってきたのですが、体感温度が3~4度ぐらい違うように感じました。朝昼の違いはあるかもしれませんが、暖かな静岡に生まれ育ち本当によかったと思っています。

さて行方不明だった札幌の小学3年生の女子が無事、保護されました。26歳の無職の男に監禁されていたとのことですが、その期間は1週間にも及びます。少女漫画を持った不審な男がいるとの、タクシ-運転手の通報で逮捕することができたのですが、おかしな世の中になったものです。

女児を保護した際、特に拘束はされていなかったそうですが、行方不明時の服装も変わっていたり、食事やこの漫画などを与えていた様子から、長期の監禁目的があったように思えます。それだけに貴重な情報からの逮捕に結びつき、本当によかったと思っています。

それにしても怖い話です。普通に街を歩いていてもこのように誘拐されてしまうのです。私のところも二人の孫が女の子だけに、将来こうした危険も潜んでいると思うと、取り越し苦労も出てくるというものです。

また同じアパ-トに住む別の住人からは、悲鳴や泣き声も聞こえてこなかったと言いますから、目撃情報がなかったらずっとそのまま監禁されていたかもしれないのです。そして犯人は意味不明な供述をしているということですから、刑事責任能力を問えない人かもしれないのです。

そう考えると、こうした変質者のような人が野放しになっているのも怖い話です。もっとも聖職とも言われる先生が女子トイレに潜り、盗撮して捕まっている世の中です。ですから何があっても不思議ではないのですが、もう少し被害を未然に防ぐ手立てはないものでしょうか。

このような世の中だけに、子どもたちに見知らぬ人にも挨拶をしなさいと言っても無理なことかもしれません。とにかく女児に危害は加えられていないようで安心しましたが、周囲の人たちが自分のこと以外は無関心ではなく、もっと注意して目を配らせる必要があるように思うものです。

2014.02.04

STAP細胞と過激な報道 No.2522

 万能細胞「STAP細胞」で一躍、時の人となった理化学研究所の小保方晴子さんですが、研究とは何も関係ない報道が過熱しているようです。小中時の卒業文集からの伐採や読書感想文などが公開され、研究の邪魔になるような取材合戦が展開され、ご本人はいささか、うんざりしているみたいです。

以下のような報道関係者に送られたメッセ-ジも見ても、日本のマスコミのレベルの低さが示されています。STAP細胞研究はやっとスタ-トラインに立てたところであり、世界に発表をしやこの瞬間から世界との競争も始まりました。

今こそ更なる発展を目指し研究に集中すべき時であると感じております。しかし、研究発表に関する記者会見以降、研究成果に関係のない報道が一人歩きしてしまい、研究活動に支障が出ている状況です。

また小保方本人やその親族のプライバシ-に関わる取材が過熱し、お世話になってきた知人・友人をはじめ、近隣にお住まいの方々にまでご迷惑が及び大変心苦しい毎日を送っております。(以下省略)

何とも恥ずかしいことではないでしょうか。小保方晴子さんが30歳という若さに加えて、巻き髪にミニスカ-トという出で立ちで、しかも可愛らしいときています。ですからこれまでの研究者というイメ-ジからはかけ離れていることからでしょうが、もしこれが度の強い牛乳瓶の底のようなメガネがかけた人だったらどうでしょうか。

おそらくここまでの騒ぎにはならないことと思われます。まして発表者が男性なら尚更のことです。仕事の本筋とは全く関係ない「女」の部分が注目され、読者の興味をそそろうとしているのです。日本のマスコミの悪いところですね。

そんなことより研究者にしては意外だった、割烹着姿のところなどを注目してやった方がよいような気がします。これなどはまさに日本文化の傑作品で、袖口にゴムがついていることから洋服が汚れなくて済むというものです。

よく見かける研究者の白衣などに比べても、ずっと機能的ではないでしょうか。こうしたつまらない見掛けより、機能性を重視した着衣の選択1つをとっても、彼女の性格が窺えるというものです。おばさんくさいなどと言われるかもしれませんが、こうした日本的なところに好感が持てるものですね。

とにかくメッセ-ジでも述べられているとおり、先進的な研究だからこそこれからがいろいろと大変なことと思われます。それだけにつまらないことで大事な研究の足を引っ張って欲しくないものです。マスコミの自粛を促したいと思っています。

2014.02.03

楽天、嶋選手 No.2521

 早いものでもう2月です。先週、金曜日は納品等の関係で一日、慌しかったためカキコミができず失礼しました。今朝の散歩時、めずらしく朝もやが立ち込めていましたが、少し暖かいのでしょうか。でも明日からはまた気温が10度ぐらい下がって寒くなると言います。くれぐれもご自愛下さい。

さて今日は楽天、嶋選手の話題です。ご存知の通り、2011年の大震災の後、「見せましょう、野球の底力を」という感動的なスピ-チを放った人ですが、その翌年のオフ、史上最年少で日本プロ野球選手会長に任命されました。

そのくらい周囲からの信頼もあり、人間的にも少なからぬ人徳も持ち合わせていたのでしょう。その嶋選手が昨年のオフの契約更改で、念願の1億円プレ-ヤ-になりました。ダルビッシュや田中投手のように、3年も活躍すれば年俸が1億円を超える時代にあって、どちらかと言えば7年目での到達は遅いほうなのでしょう。

でも1億円プレ-ヤ-になることはプロ野球選手にとって1つの大きな目標でもあり、一流の証しにもなるわけです。そんな嶋選手に楽天球団が示した年俸は倍増の1億2000万円だったそうです。

2度目のゴ-デングラブ賞とベストナインの獲得に加えて、何よりも守護神として楽天の日本一に大きな貢献があったわけですから、誰にも文句のつけられないものでしょう。でもこうした野球のプレ-以外の活躍にも敬意を表しているのではないでしょうか。

選手会長として、例の統一球の問題やポスティング制度の見直しなど、結構、奔走することが多かったと思われます。こうした中でチ-ムを日本一へ導いたのですから、文字通り、昨シ-ズンはずっと球界の中心位置に居続けたわけです。

ですから心労たるものは半端なものではありません。そして結果的には新ポスティング制度など、ここでチ-ムを離れてしまいましたが女房役として支えた田中投手などは、契約で新制度の恩恵を蒙ることができたのです。

嶋選手会長様々というものです。思い出すのは昨年の日本シリ-ズで、巨人の4番打者・阿部選手を22打数2安打と、完全に抑え込んだことです。下馬評では誰もが巨人絶対有利というのを覆したのも、少なからずこのことが日本一の要因に繋がるのではないでしょうか。

そしてシ-ズン中も田中投手は、嶋捕手のサインにはほとんど首を振らなかったと言います。私たちには計り知れない、二人の絶対的な信頼関係があったのではないでしょうか。このように苦労人が報われることは大変嬉しいことです。

また1億円プレ-ヤ-になったわけですから、球界を代表する捕手として益々大きく飛躍していってもらいたいものです。ス-パ-スタ-ではない、叩かれ打たれ強い選手にスポットライトが当たるのは何とも気持ちがよいものです。