会長の”三行日記”

2015.03.18

老々介護 No.2702

 今朝の散歩の途中、今年初めてうぐいすの鳴き声を聞きました。いよいよ春の訪れ間近となりましたが、このまま暖かくなってくれればよいでしょうが、そうはいかず、まだまだ寒い日もきっとあることでしょうね。

さて私たち人間も、年寄り同士がお互いの介護をするという時代ですが、今、多くの人たちが飼っているペットにとっても、その寿命が延びてきて高齢者が老犬の世話をするという、老々介護という問題が出ているようです。

老犬ホ-ムなどと呼ばれる施設も現われているようで、30年以上前は数年だった犬の寿命が、現在は10~20歳ほどに延びていて、中高年が可愛いからと飼い始めたペットと人との間で、老々介護に陥る可能性が少なくないようです。

新潟市の動物ふれあいセンタ-では、犬や猫を飼いたいという希望者があっても責任を持って飼育できるか、慎重に調べて譲渡の可否を決めているそうです。

それは特に高齢者の場合、体調の変化などで飼い続けられなくなった時、代わって飼育する方がいるか確認するという、ペットが再び飼い主を失う事態を防ぐためだと言っています。

ペットが健康であれば手もさほどかからずお互い幸せに暮らせますが、ひとたび体調を崩すと飼い主まで病気になるケ-スも多いと言います。それでは高齢者がペットを飼うには何に気をつければよいかというと、ペットの健康長寿に不可欠なのは食事、運動、定期予防と指摘しています。

食事は動物本来の食べ物を考慮しなければならず、犬は人間の食事、まして健康食品を与えるなどはもってのほかで、由来のしっかりしたペットフ-ドを選ぶのが大切だと言います。

また運動も大切で、犬や猫は運動不足になると、ストレスで病気になってしまうとのことです。そして日頃から動物病院を受診し定期予防を心がけておけば緊急時も安心だと言われます。

そのように聞くと、我が家の愛犬はほぼ大丈夫だと胸をなでおろしています。朝は5時過ぎから早く散歩に行こうと、催促するようにバタバタと騒ぎ立てています。私が前の晩、飲み過ぎて帰ってきたときなど、結構辛いときもありますが、それでも1年中ほとんど毎日と言ってよいほど、散歩は欠かせません。

時間にして30分ぐらいでしょうか、特に休日などは約1時間しっかり一緒に歩いてきます。また、やはりペットフ-ドも相性みたいものがあるらしく、3~4年前まで食べていたものを変えてから、ほとんど吐くようなこともなくなりました。

このようにもう生活の一部に彼が共存していて、毎日が始まるリズムにもなっているわけです。ですから彼なしの生活は考えられなくなっているわけですが、やがては訪れるときのことも考えておかなくてはいけないものでしょう。

そのときの老々介護ということも、決して他人事ではないわけです。でもいつまでも共存共栄、お互い元気で暮らしていたいものですね。

明日19日は鎌倉山へモノレ-ルの最終運転調整で出張しますので、カキコミは休ませていただきます。